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![]() | ナノディス |

差別化のポイントは、耐摩耗性の向上 |
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『ナノディス300』を経て、『ナノディス1000』に至る |
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第3の素材を混入した技術力の高さがもたらした利点 |
少し詳しく説明しよう。まず、ナイロン分子の間に耐摩耗剤が入り込んで、それぞれの分子結合を強くする。きれいに均等に結合させることがポイント。それが耐摩耗力を向上させるキーとなる。ここまでが『ナノディス300』の技術。『ナノディス1000』は、さらに第3の素材を混ぜ合わせた。第3の素材とは、簡単に言えば分子の結合を強固にする接着剤のようなこと。耐摩耗剤とナイロン分子の表面を溶かしてくっつけるので、より強固に結合させることができ、耐摩耗力がアップするというわけだ。そして第3の素材の混入は、もう一つの利点を生み出した。耐摩耗剤の一部が外側に集まってきたのだ。ラインの外皮に耐摩耗剤の膜ができたような状態になり、さらに擦れに強くなり、なんと滑りさえも向上させた。 |
ミクロの進化が、釣りをもっと面白くする! |
2012年現在『ナノディス1000』を搭載したナイロンラインは、シーバス用と磯用のふたつ、『ナノディス300』搭載のナイロンラインは、トラウト、ソルト、バス、シーバス、磯用で展開している。『ナノディス300』と『ナノディス1000』では、技術の違いにより製品に若干の性格の違いも発生するとのこと。DAIWAでは、ラインにおいてすら適材適所を実現させようとしている。それを踏まえたうえで、「ラインが変われば釣りのスタイルが変わる。」リールもスプールも、ロッドさえも、そのカタチを変えていく。『ナノディス1000』のテクノロジーが、釣りの進化に少なからず役立つのは確かだろう。ラインという細い糸の中の、肉眼では見えないミクロの世界でも、釣りを楽しむための工夫が日進月歩で進化している。この事実を知っているだけで、明日からの釣りが、いつもよりちょっと楽しくなるはずだ。 |