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キハダ & ヒラマサ x 佐野ヒロム |
トラブルレスでロングキャストを実現
キハダやヒラマサ、GT、クロマグロといった大型魚はもちろん、タチウオジギングなど繊細でテクニカルな釣りも得意とする佐野ヒロム。さらには淡水のサクラマスにも情熱を傾けるなど、様々な魚との出会いを求め国内外を問わず釣行を繰り返す、いま最も熱いアングラーのひとりである。そんな佐野が注力しているターゲットが、キハダとヒラマサだ。
キハダについては佐野の場合、相模湾をホームに三重や沖縄・久米島まで足を運ぶ。相模湾にキハダが毎年回遊して来るようになる以前は、イナンバや御蔵島、伊豆大島へ釣行を繰り返していた。 ヒラマサは玄界灘を中心に、同じ九州の五島列島、そして千葉・外房へも釣行する。海外はニュージーランドへも遠征した。 そんな佐野が、さらなる戦いの相棒として選んだリールが、20ソルティガである。 大型魚を求め遠征釣行を繰り返す佐野。道具、とくにリールに対するこだわりや要求は人一倍強い。 「まず重要なのは、絶対的な耐久性。遠征は次の一投で一生に一度のレコードフィッシュがヒットする可能性を秘めている。だから、遠征先で道具に起因するトラブルは絶対にあってはならない。確実な一投を約束し、そして掛けたら獲れる信頼性と耐久性、そしてパワー。それが絶対条件。この20ソルティガには、それがあります」 佐野のキハダゲームのホームは、激戦区・相模湾。ナブラ撃ちのみならず誘い出しでも“飛距離”とラインの“トラブルがないこと”が勝敗を決する。相模湾でコンスタントに実績を出すアングラーはみな、“キャスティングが非常に上手い”と断言していいほどだ。 「キャスティングゲームでは、言うまでもなくキャスティングが重要。相模湾のキハダゲームでは、飛距離が出ることは紛れもなくアドバンテージ。それを実現しているのが、20ソルティガの優れたラインの放出性能です。新形状スプールエッジは本当によく飛び、一発勝負の状況でもエアノットなどのトラブルを激減しています」 ヒラマサゲームにおいても、飛距離は重要だ。ブラインドキャスト(誘い出し)においてはショートに刻む方法もあるが、やはり飛距離が出せるアングラーのほうが圧倒的に魚を出す確率は高い。 ライントラブルが減少チャンスを逃さない!
魚をヒットさせるために重要なのがキャスト性能なら、魚を掛けた後に重要なのがドラグ性能だ。
「キハダゲームはファーストランのスピード感が最高にエキサイティング。ファイトはいわばマラソンです。止めるのではなく走らせますので、リールからラインがスムーズに出ることが重要です」 キハダのファーストランは大型になればなるほどそのスピードと走る距離はハンパない。そのときドラグは熱を持ちやすいが、ドラグの性能が悪いリールはこのときドラグがダレてしまう。ダレたドラグはアングラーにとって致命的。後半に魚が弱って来た際、アングラーはドラグを締めて勝負に出るが、このときしっかりと締まらなかったり、固着してラインが出なかったりしてしまう。ズルズルと出るようではいつまで経っても魚は上がらない。とはいえ、もちろんキハダはまだ走るので、確実に出なければジ・エンドだ。 「マグロゲームでは、出て欲しいときにスムーズに出て、締めたら適切に効く。長時間ファイトになりやすいので、安心してファイトできることはとにかく重要です」 逆にヒラマサの場合は、極力止める。かといって、ガチガチのフルドラグはNGだ。 佐野が狙うのは、レコードフィッシュ。厳密にいえば、30㎏以上の超マサだ。それを力の限りに止めれば、佐野や最新タックルは耐えられても、魚の口が耐えられない。口切れのリスクが高まるのだ。 「ヒラマサゲームのドラグ設定は、走らせたくはないが、口切れしそうな強さの負荷が掛かればラインが出る。そんな設定が理想的。そして、出るときはスムーズでなければならない。カクカクと出ればハリ穴に余計な負荷が掛かり、穴はどんどん広がる。穴が広がればそれはバラシに繋がる。 「キハダにしてもヒラマサにしても、ドラグ性能は非常に重要です。ただ、その設定はキハダとヒラマサでは真逆に近い。スムーズに出て欲しいときに出てくれて、止めたいときはしっかり踏みとどまってくれる。20ソルティガは、それを見事に両立しています」 釣り人の血を滾らせるビッグサウンドドラグ
PROFILE
キハダ、ヒラマサ、クロマグロ、GT等の大型魚を求め日本各地はもちろん、海外遠征経験も豊富。大物釣りのイメージが強いが、タチウオジギングやサクラマスプラッギングなど繊細な釣りも得意。狙いの魚をキャッチしたときなどに出る「ヨッシャ、ウォリャ〜!」という雄叫びがトレードマーク。
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COLUMN
Reel Technology
Angler's Impression
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