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戸澤流クロソイ攻略3パターン
昔から東北ではナイトルアーフィッシングお馴染みのターゲット「クロソイ」。近年はロックフィッシュゲームブームもあってさらにその人気が増している。そこで今回は、「バスフィッシングのように様々なスタイルで楽しめるのがクロソイゲームの魅力」と語る戸澤直彦さんに、クロソイの攻略法とそのゲームにおけるHRF AGSの利点をインタビューした。
写真・文/釣り東北&新潟編集部
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戸澤氏が使用するのは、「HRF AGS78ML」と「HRF AGS86M」。足下を中心にリフト&フォールで狙うなら前者、飛距離が必要な時、巻きで広範囲を探る時は後者と使い分けている。ラインはPE0.4~0.6号を使用し、リーダーとしてフロロカーボン12Lbを結束
まず戸澤さんがクロソイゲームに「HRF AGS」を使用している理由から解説しよう。
クロソイは通常の状況ならば比較的簡単に釣れる魚である。しかし、より多く釣る、タフコンディションの時も釣る、大型を狙って獲るとなると、より的確な状況判断、繊細なアプローチ、やり取り時のパワーなどが求められ、特にロッドの性能が大きく問われる。その点、「HRF AGS」はAGS(エアガイドシステム)、エアセンサーシート、ブランクそのものの優れた伝達力により超高感度で、地形、潮流、ショートバイトなど様々な情報を得ることができる。また、「HVFナノプラス」による筋肉質でパワフルな素材を、「X45」「Vジョイント」という素材の良さを最大限に引き出す構造によって優れたパワーも備える。以下解説する3パターンには勿論、クロソイのトーナメントにもエントリーする戸澤さんにとって必須のロッドなのだ。
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「HRF JKカーリー」に食った居着きの中型
例年11月中旬から3月までクロソイは冬の好シーズンとなる。釣れるクロソイのサイズは、基本的に25cm以下の小型は年中港湾に居着き、30cm以上はベイトフィッシュへの依存度が高く回遊性が強くなる。戸澤氏は、基本的にサイズを狙いながらも、場所や状況に合ったパターンで楽しんでいる。そのパターンとは主に「ボトムの釣り」「回遊狙いの釣り」「河口域の釣り」の3つ。各々について解説しよう。
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ボトムの釣りでは、「リフト&フォール」がメイン
【概要】
港湾エリアでは、クロソイは岸壁や防波堤の基礎となる捨て石(石積み)、テトラ、ケーソンなどのストラクチャーが沈んでいる場所に着きやすい。
【リグ】
リグはウエイトが軽め、かつ掛かりの良いオープンフックのジグヘッドがメインとなる。重さは、水深にもよるが3.5gをメインにし、風が強く、水深が深い時は5g、8gも使うが、あまり重くしないことを心掛けている。
ワームは、甲殻、小魚どちらでもいけるダイワ「HRF KJカーリー」をメインに、ベイトの種類によって甲殻系のダイワ「HRF KJホッグ」、ダイワ「鮃狂ダックフィンシャッドR」を使い分ける。
【攻め方】
アクションは、底の起伏を確かめられ、誘いと根掛かりを回避しやすい「リフト&フォール」がメインとなる。
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回遊を狙えば、こんな大型も狙える
【概要】
ベイトフィッシュが多く接岸する状況では、通常沖の深場に居るようなクロソイが回遊している可能性がある。
ポイントは捨て石の切れ目、ケーソンの角、防波堤先端の角、アンカー、単独的な浮き玉などの周りで浮いていることが多い。
【リグ】
水面がざわつくほどイワシなどの小魚が表層に群れている時は、シャッドパターンでダイワ「鮃狂ダックフィンシャッドR」3.5in、5inを使用する。ジグヘッドはレンジキープできる重さをセレクトする。
【攻め方】
明らかにベイトフィッシュが接岸しているなら、シャッド系ワームをただ巻きのスイミングから試し、まずクロソイが浮いていないかをリサーチし、反応を見ながら徐々にレンジを下げていく。
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刻々と変化する流れに対応するため、ジグヘッドのウエイトは数種類用意
【概要】
クロソイは完全に海の魚で淡水を嫌うイメージがあるが、実際は河川の中まで入ってくる。
潮止まりの前後に活性が上がりやすく、特に下げに入る時間帯は流れが強調され、ポイントがはっきりし、活性も高まりやすい。
【リグ】
基本的にはボトムの釣りと同様のリグで良いが、刻々と変化する流れに対してジグヘッドのウエイトを替えて対応する必要がある。甲殻、小魚どちらのパターンにも適応するダイワ「HRF KJカーリー」を多用する。
【攻め方】
基本的に流れがあるのでスイミングとドリフトの横の釣りとなる。
【ジグヘッド】
フッキング重視でオープンフックのジグヘッドをメインにする。重さは1.8~8gを使用する。
あまりに根掛かりが多くリズムが崩れる時にはオフセットタイプも使用する。
【ワーム】
甲殻、小魚どちらでもいける「HRF KJカーリー」3inをメインにする。モジャモジャとしたサイドの極薄リブによって水の抵抗を受けやすくよりスローに誘えると共に、全体的なボリュームの割りに食い込みも良い。
小魚の群れが回遊しクロソイがそれを意識している時はシャッド系のダイワ「鮃狂ダックフィンシャッドR」3.5in、5inを使用。
カニなどの甲殻類を食っている時は、甲殻系の「HRF KJホッグ」3inを使用する。
カラーは、適度な発光が気に入っている「ピンクグローマーブル」(HRF KJカーリー)、イエローと金ラメにほんのりグローが入った「チャートゴールド」(HRF KJホッグ)を好む。
これからクロソイは冬に向けて確実にサイズも上がっていく。是非貴方もHRF AGSならではの繊細さとパワーで警戒心の強いランカーを攻め落としてほしい。
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「HRF KJカーリー」3in、3.8in、「HRF KJホッグ」3in
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「鮃狂ダックフィンシャッドR」3.5in、5in
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ジグヘッドはオープンフックがメイン
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