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STEEZ S68ML-SV・ST【KINGBOLT】 | |
スティーズ S68ML-SV・ST【KINGBOLT】 | |
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フィネスの歴史を塗り替える68MLのDAIWAレジェンド |
パワー系フィネスの枢軸がついにソリッドティップ化
バトラー時代から数えて4代目となるフィネスの名機・KINGBOLT。現代のタフを攻略すべく、さらなる高感度化とさらなる繊細な操作性を身に付け、ここに生まれ変わる。 STEEZの前身時代からKINGBOLTの開発を担うのが、Mr.STEEZ・並木敏成。初代モデルが発表された頃に話題となったのは、そのレングス、そしてパワーだった。 「その頃は米国参戦の真っ只中。日米でフィネスの認識に差異があったことが思い出される」 当時のスピニングとしては異例のパワーランクとなるML、かつ6ft.8in.の長尺。今でこそパワー系スピンとして認知されるスペックだが、当時の日本ではビッグレイク専用と見る向きも多い一方で、米国ではツアープロの宮崎友輔らを始めこのモデルの支持者は殊の外多かったという。 続いて初代STEEZでもその名は初年度から君臨。優れた感度を継承して06モデルから、17モデルへと。時代の進行と共に日本の土壌に馴染んでいったのがKINGBOLTというレジェンドネームだ。 「しかし、近年のタフコンディションでは進化を加速しなければならない。今まで通りはもう通用しない」 使命感に駆られた並木が新たなるKINGBOLTの開発を推し進めたのは必然だった。 「いよいよソリッドの出番」 並木と言えば、90年代初頭にいち早くソリッドティップをバスフィッシングの世界に持ち込んだ存在として知られる。とはいえバスロッドではない。船の小物釣りで浸透し始めたソリッドティップモデルを流用。張りのあるベリー~バットに対して、食い込みを重視した柔らかいソリッドが礎だ。 「当時でもタフなコンディションでは、ソリッドが圧倒的な優位性を見せた」 アベレージサイズが小型だった当時の山梨・河口湖。まだダウンショットが世で隆盛する以前に、同等のリグを「(元DAIWA)社員リグ」と称してシークレット使用。穂先の微かな食い込みを察知できるシロギス竿の目感度を武器に圧倒的な成績を残したことは今でこそ語れるという。 「実はSTEEZの並木モデルとしては、意外にも初めてのソリッド。かつての食い込み重視とは異なるスタンス“硬いソリッド”で、現代のタフな状況に挑む必要が出てきた」 およそ30年の時を経た令和の時代に改めてソリッドの新たな可能性を模索。KINGBOLT歴代のフルチューブラー構造にメスを入れる時が来た。 1バイトを無駄にしない鉄壁のスペックアップ 22KINGBOLTは、超軽量かつ超感度をもたらすSVF COMPILE-Xのベリー~バットにMLパワーの硬いソリッドを組み込んだ特殊ブランク構造で設計された。 「柔らか過ぎず、張りをもたせた設計のソリッドは、誘い続ける際のラインスラックを作りやすい。常に釣れる状態をキープすることができる」。 チューブラーでは躱してしまう小さな変化を感じ取り、その振動を増幅して手元へと敏感に伝える。カバーやハードボトム、水中のストラクチャーの中をより細かく攻めることを可能にした上で、さらにはハングさせた状態でも誘い続けることもできるのだ。 「未曾有の手感度」 ソリッドは目感度のみではない。ロッド設計の妙が竿の本質を決定付けるのだ。 テーパーはSTEEZ初代、06KINGBOLTを踏襲。ソリッドティップはボトムのタッチ感と手感度を重視。チューブラーでは感じ取れず躱してしまう小さな変化をしっかりと把握。17モデルより高弾性化して張りを持たせたチューブラーのベリー~バットが、ティップの振動を増幅して手元へと伝える。MLパワー設定は歴代通りだが、全体的な印象は「06KINGBOLTよりパワーアップした印象を受ける」と並木は語る。 だとすれば、かつての軽快なキャストが損なわれるのかと言えば、それはNOだ。 「ソリッドティップのしなりが軽量なルアーでもウェイトをしっかり乗せて弾き出せる。その一方で負荷を与えた時の曲がり方はまるでフルチューブラーの様相」 美しい曲がりを見せながらも、ティップはソリッド。羊の皮を被った狼的構造は、従来の対応ルアーに比べ幅広さを増した。スモラバにジグヘッド、そして虫のカバーゲームに加え、高比重スティックベイトのノーシンカーやペンシルなど操作系、そしてライトリグではダウンショットやライトキャロはもちろん守備範囲。さらには、特に低水温期に出番を控えるメタルバイブ、シャッドなど、リアクション系の釣りでも存分な威力を発揮する。 「チューブラーでは弾かれがちなバイトを、身切れなく確実に食い込ませる。ショックアブソーバー的役割をソリッドティップが果たしてくれる」 ひとこと言うなら“獲れる竿”。1バイトをも無駄にしない現代のフィネス主軸スピニングが22KINGBOLTなのだ。 「誰もが感じることができる進化がここにある」 STEEZと並木敏成が見据えた現代に欠かせないロッドがここに。 |
調子比較 |
■調子比較:1
歴代キングボルトとの比較
■調子比較:2
21STEEZシリーズ内での比較 |
ベンディングカーブ |
LURE APPLICATION |
Neko Rig / Down Shot Rig / No Sinker Rig / Jighead Rig /Wacky Jighead Rig / Light Carolina Rig / Split Shot Rig /Small Rubber Jig / Bug Lure / Metal Vibration |
DAIWA TECHNOLOGY |
■SVF COMPILE X ロッド性能を最も左右するカーボンシートにおいて、レジン(樹脂)量を減らしてカーボン繊維を密入することにより軽量化・パワーアップ・細身化を実現。強い反発力はシャープな振り抜き性能とルアーアクションが手に取るように分かる高感度をもたらす。■X45フルシールド(=X45コブラシールド) キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどのダイナミックな動作の中で発生するネジレを徹底排除するのがX45フルシールド。ネジレが最も発生しやすいブランクの先端から45°のカーボンバイアスクロスで最も効果の高い最外層から締め上げることで、ネジリ剛性が飛躍的に向上。今まで以上のキャストアキュラシーとロッドが持つ本来の性能を引き出す。■3DX 3DX=3軸クロスとは、3方向からの力を均等に受け止めて作用する3軸織物のカーボン。正六角形が並ぶ構造のクロスはあらゆる方向からの力に対して同じ力を持つため、優れた形状復元力を有する。ロッド本体をストッキングのように覆い、キャスト時のブランクスの歪みを抑えてブランクス本来の性能を発揮させる理想的なサポート素材。細身肉厚ブランクとの相乗効果でランカーサイズをもジワジワと浮かせて確実に獲るポテンシャルを有する。■MEGATOP[メガトップ] メガトップは、繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドであり、どの方向にも同様の曲がりを見せる。更に通常のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上。これにより細径で柔軟、ハイテーパーな穂先を作ることが可能。カーボン素材特有の手に響く感度はもとより、穂先に表れる視覚的感度も大幅に向上。 |
VIDEO |
スティーズ S68ML-SV・ST【KINGBOLT】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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※グリップジョイント仕様です。 |