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STEEZ C68ML-SV【SKYRAY 68】 | |
スティーズ C68ML-SV【SKYRAY 68】 | |
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DAIWAベイトフィネスの祖が満を持してフルモデルチェンジ |
小さな変化を感じ獲るHERMIT、ボトムの抜け感に優れるSKYRAY
STEEZシーズン2開幕と同時に発売された21HERMITに続き、もうひとつのベイトフィネスモデルの雄が満を持して登場する。その名も『SKYRAY 68』。国内ベイトフィネス草創期の2011年、赤羽修弥が前人未到のバサーオールスター三連覇と共に完成させた11SKYRAYが、このたび2021年12月に行われたバサーオールスター・キングオブキングスの圧倒的勝利と共にフルモデルチェンジを果たすことになった。 「HERMITは硬いソリッドティップ。よりフィネスかつ繊細な操作でバイトを誘うモデル。対して、SKYRAYはフルチューブラー構造。世に存在するベイトフィネスロッドとしてはやや強めの設計で、ボトムにある障害物に対して“抜け感”を重視したモデルとして使ってきた」。 これが主戦場を関東のマッディウォーター・霞ヶ浦水系とする赤羽のベイトフィネスロッドに対する回答。その行間からは、より細かな使い分けの流儀が読み取れる。いずれも軽量リグが主軸。タフな現代に欠かせない即戦力たちだ。 「ラインは張らない。スラックを出した操作が基本。フォール時も自然な状態を演出できる」。 先端に張りを持ち、荷重が掛かり始めれば第3ガイド周辺からからベンドを始めるテーパーデザイン。俗に言う“への字テーパー”は、ボトムに点在する障害物周り、凹凸が激しい場所を細かく舐め上げるようにリグのトレースを可能にする。仮に、スタックした状態でもその場で誘える上に、ボトムから大きく離れずハングオフもできる。 「操作性の高さは初代SKYRAY譲り。カバーやストラクチャーのスタックを躱しつつ、水中でのコンタクトや、フォール中のバイトも明確。バスのバイトで絶妙に入って手元に伝えるティップセクションは、ボトムの小さな凹凸を感じ取るソリッドとはまた別のアドバンテージがある」。 ベイトフィネスロッドを使い分ける理由はリグの重さや引き抵抗の他にボトムでのスタック感にも起因する。そして、フッキング性能はどうか。 「曲がり込みながらの反発力。ファストテーパーデザインとバットパワーで掛けと寄せを連続してオートマティックにこなせるパワーを兼ね備えている。それこそがSVF COMPILE-Xの優位性」 超感度のみではなく、細身軽量ながら圧倒的な筋肉量による反発力がスムーズなファイトからのランディングを容易にする。それがDAIWA最高峰のカーボンテクノロジーがもたらす力量だ。 「X45フルシールドが全身を締め上げる。だから、軸がブレない。竿が細いほど捻れやすいものだが、それが抑えられてしっかりアワセが効く。しっかり力が伝わってくれる」 赤羽は逃げないパワーコンストラクションを活用して、次なるオーダーを求めた。 BACK TO BASIC。岸釣りが教えてくれた長尺の優位性 22SKYRAY 68はその名の如く、全長を6ft.8in.に設定。かつての11SKYRAYのパワーモデルとして知られる16SKYRAY Power Plusと同全長を赤羽は選択した。 「改めてこれまでをトータルで考えると、キャストしてからトレースして釣ることが主体。だとすれば、より飛距離を稼げた方がアドバンテージはさらに大きくなる」。 ピンスポットだけをかすめ取るボトムトレースは、今は昔。ロングレングス化によって遠投性能を高め、少しでも可能性を感じるゾーンがあるならば、応戦を辞さないのが令和のバスフィッシングだ。またキャスト後のラインメンディングにおいてはもちろん、フッキング時においても存分なストロークを稼ぎやすいことはプラス材料となる。 「混み入ったオダ、流れ着いた枝の隙間を引いてくる時、長めだと抜きやすい。高低差がある障害物でもう腕を伸ばす必要もない」 取り回しの良さを重視した初代11SKYRAYに対して、長さによるアドバンテージを求めたのが22SKYRAY 68だ。 厳しさが増す一方で、「意外にファーストフォールで食うことも少なくない」のが現代の傾向。個体数が少ない中でもフレッシュな魚が一級場所に入り込めば、即時のバイトもあるのだという。 「ハイギアを使っていたとしても、瞬間的な対応だけに意外とスラックを取り切れていないこともある。また自分のイメージ以上に魚が手前に走って、アワセが足りないことも」 ほんのわずかなストロークの差を痛感することが多くなったというここ数年。「改めて16SKYRAY Power Plusの68って意外と大事だなと」。赤羽の想いは固まりつつあった。 何より赤羽の後押しとなったのが岸釣りだという。艇の猛者が初心に還り、地に足を付けてバスロッドと対峙した時に再認識することがあった。 「足場はボートより低く、立ち位置も限られる。障害物から抜く動作において、長さは明らかにメリットになる。アワセのストローク、掛けるパワー、全てを煮詰めていくと、この長さに行き着いた」 BACK TO BASIC。厳しくなっている今の時代だからこそ、ベイトフィネスは欠かせない。それは艇でも陸でも不変だ。 |
調子比較 |
■調子比較:1
歴代スカイレイとの比較
■調子比較:2
21STEEZ・STEEZ RACING DESIGNのベイトフィネスアイテムとの比較 |
ベンディングカーブ |
LURE APPLICATION |
Neko Rig / Down Shot Rig / No Sinker Rig / Jighead Rig /Wacky Rig / Small Rubber Jig |
DAIWA TECHNOLOGY |
■SVF COMPILE X ロッド性能を最も左右するカーボンシートにおいて、レジン(樹脂)量を減らしてカーボン繊維を密入することにより軽量化・パワーアップ・細身化を実現。強い反発力はシャープな振り抜き性能とルアーアクションが手に取るように分かる高感度をもたらす。■X45フルシールド(=X45コブラシールド) キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどのダイナミックな動作の中で発生するネジレを徹底排除するのがX45フルシールド。ネジレが最も発生しやすいブランクの先端から45°のカーボンバイアスクロスで最も効果の高い最外層から締め上げることで、ネジリ剛性が飛躍的に向上。今まで以上のキャストアキュラシーとロッドが持つ本来の性能を引き出す。■AIR_SENSOR_SEAT[エアセンサーシート] 軽量化・高強度・高感度を実現するカーボンファイバー入り「エアセンサーシート」。用途に応じて専用設計することで汎用リールシートでは体験できない操作性を実現。 |
VIDEO |
スティーズ C68ML-SV【SKYRAY 68】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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※グリップジョイント仕様です。 |