
未来を拓く源流新時代の幕開け ~全国源流の郷協議会~
全国各地の河川の最上流に位置する自治体が結集し、平成17年11月に「全国源流の郷協議会」が発足しました。
日本の源流域は、国土保全や環境保全の最前線に位置しており、河川の流域だけでなく、我が国にとっても非常に重要な地域となっています。会員一同その責任を自覚し、源流域の環境などを保全に務めておりますが、源流の恵を共有する流域の皆さんと一緒に活動していくことが必要です。
当協議会では、源流地域の重要性を多くの方々に理解していただき、源流域が存続していけるよう源流基本法の制定などを提案し、その実現に取り組んでおります。
源流の郷、全国各地の源流域を訪ねて…
















2017年から立ち上がった源流探検部。
以来3年間、日本全国の源流部をまわってきた。
“源流の最初の一滴”を被写体とする貴重な機会にも恵まれた。
山から染み出る最初の一滴が、
小さな流れを作り、幾筋もの沢となり、
川となって、やがて海に注ぐことを考えると
自然の雄大さを感じずにはいられない。
源流域には、そこに暮らす人たちがいる。
清流を利用した耕作地があり、
よくこんなところを開墾したものだと感心させられる。
しかし彼らが、この源流部を守っているのだ。
日本の源流とそれを守る人たち。
源流探検部はさらに深く探り続けていくつもりだ。
そしてこの守るべき自然を、
これからも写真に収めていきたい。
写真=田丸瑞穂