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STEEZ RC S68MH-SV
スティーズ RC S68MH-SV

S68MH-SV

S68MH-SV

パワーとフィネスの傾かない天秤
 STEEZ Real Controlの展開に関して、藤田とDAIWAワークスエンジニアは「“ないものを創る”のが先でした」と口を揃える。
「これまでのパワーフィネスロッドでは、釣りをしていて“カバーを撃っている”という以上の感覚が得られなかった。ラインをカバーに引っ掛けてやらないと、ルアー自体の操作性はほぼゼロでした」
 藤田にとってパワーフィネスロッドは、言葉だけの存在だったのかもしれない。欠けていたのはフィネス(技巧的)な操作性だ。 「パワーは必須、長めのレングスも欠かせない。枝越しのフッキングになるので、テーパーはティップが入りすぎないレギュラー寄り。棒(硬いだけ)ではダメで、反発力でバスとファイトしたい。そのうえでフィネスであることを求めました」



―― 優美にして凶暴

 例えば鉄の棒にガイドとリールシートを取り付けて、そのロッドに「パワーがある」と感じるだろうか。「硬い」とは感じても、パワフルであることとは違うはずだ。ロッドとしてのパワーとは「反発(復元)する力」であり、それが発揮されるには「曲がる」ことが前提になる。藤田が手掛けるロッドはどれも、ティップからバットまでが連動して美しい弧を描くという共通した特徴がある。
 S68MH-SVも、ただ硬いロッドではない。しかし、そのパワーは凶暴だ。カーボン繊維密度が極めて高いSVFコンパイルXナノプラスを用いて、藤田が理想とするアクションに設計したところ、完成したロッドは3回連続で藤田のフックを伸ばした。 「ものすごいパワーなので使うフックは注意です。僕は以前より1、2ランク太軸を使うようになりました。それほどパワーがあるのに、従来の短めのLパワーロッド並みの操作性と軽さです。ボートに乗っていて、自分とバンクの間に立木やカバーがあるとしますよね。このロッドなら、ルアーをバンクに投げて誘って、途中でカバーを探って、さらに沖へダウンヒルで引いてくる、そのすべての過程でルアーをコントロールしてバイトを得ることができるんです。理想どおりではなく、理想を超えた出来です!」

ベンディングカーブ&ガイドセッティング

ロッド全体に張りを持たせながら、 ティップ部からバットまで負荷に応じて スムーズにベントするテーパーを採用

DAIWA TECHNOLOGY
ESS[エキスパートセンスシミュレーション]
■ESS[エキスパートセンスシミュレーション]
感性領域設計システム『ESS』ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。DAIWAは、この「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを開発。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域までロッドに反映する事が可能。理想を越える竿を作り出す、革新的ロッド設計システム『ESS』。
AGS
■AGS[エアガイドシステム]
軽量・高感度のエアガイドシステム『AGS』。カーボンフレームの軽量性は飛距離とコントロール性能を向上。チタンと比較し約3倍の剛性をもつカーボンはラインを通して伝わるわずかな信号を吸収することなくダイレクトにブランクに伝える高感度を有する。シングルフット、ダブルフットともに更にサイズ・形状のバリエーションが充実。さらに新開発の軽量リング「Cリング(コバルト合金)」、「Nリング(シリコナイト)」を搭載した次世代『AGS』が登場。『AGS』の進化からますます目が離せない。
SVF COMPILE-X nanoPLUS
■SVF COMPILE-X nanoPLUS[SVFコンパイルXナノプラス]
カーボン繊維をまとめる樹脂をナノメートル単位で混合する東レ(株)ナノアロイ®技術を、ダイワ独自の設計・製造方法でさらに昇華させたことで、SVFコンパイルXが進化。ブランク全体のムラがさらになくなり、ロッドの張り・シャープさがさらに向上。さらに軽く、さらに力強く振り抜けるロッドに仕上がっている。
X45フルシールド
■X45フルシールド(=X45コブラシールド)
ロッドのネジレが最も発生しやすいブランクの先端からカーボン繊維を±45°に斜行させたX45で最も効果の高い最外層から締め上げることでネジリ剛性の向上を実現。キャスティング、アクション、フッキングなどの釣りの基本動作の中で発生するロッドのネジレを徹底的に排除し、今まで以上のキャストアキュラシーの実現。パワーロスを抑えることでロッドが持つ本来の性能を引き出す。
CWS
■CWS[カーボンラッピングシステム]
ガイドやリールシートをブランクに固定するダイワ独自の技術。糸ではなく、強固に編みこんだカーボンクロスでパーツを固定することにより、パーツ取り付け部の軽量化を実現。また、このCWSは保持力(ガイド取り付け部のネジレ剛性)や耐久性(対ひび割れ強度)もさらに向上している。シンプルかつ、独自の外観によって、存在感を主張する。
3DX
■3DX
正六角形が並ぶ構造で、あらゆる方向からの力に対して同じ強さを持つため、優れた形状復元力(しなりの返りが早い)を有している3軸織物。
AIR_SENSOR_SEAT[エアセンサーシート]
■AIR_SENSOR_SEAT[エアセンサーシート]
軽量化・高強度・高感度を実現するカーボンファイバー入り「エアセンサーシート」。用途に応じて専用設計することで汎用リールシートでは体験できない操作性を実現。
スティーズ RC S68MH-SV
品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー重量 適合ライン テーパー カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格(円)
JANコード
(g) (oz.) (lb.) PE(号)
S68MH-SV 2.03 2 177 84 1.7-12.4 3.5-21 1/8-3/4 8-20 0.6-2.0 F 100 88,000 4550133305092