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未来を拓く源流新時代の幕開け ~全国源流の郷協議会~
全国各地の河川の最上流に位置する自治体が結集し、平成17年11月に「全国源流の郷協議会」が発足しました。 日本の源流域は、国土保全や環境保全の最前線に位置しており、河川の流域だけでなく、我が国にとっても非常に重要な地域となっています。会員一同その責任を自覚し、源流域の環境などを保全に務めておりますが、源流の恵を共有する流域の皆さんと一緒に活動していくことが必要です。 当協議会では、源流地域の重要性を多くの方々に理解していただき、源流域が存続していけるよう源流基本法の制定などを提案し、その実現に取り組んでおります。
水圏環境教育で東京湾を里海に
 日本各地の源流域を訪れ、水について考えていくと、視線は自ずと川から海へと向かっていく。山、川、海は繋がっており、海の現状を知ることで、水源でもある源流域を守る必要性を改めて考えることができる。
 水のつながりを俯瞰で考えることはとても大切だ。
 そして今、東京湾と周辺河川では「水圏環境リテラシー」を高めるための動きがあるという。水圏環境リテラシーとは何なのか、大都市・東京でなぜ、どんなことが行われているのか。東京海洋大学の佐々木剛教授に話を聞いた。
東京で海や川に愛着を抱いてもらうために
東京海洋大学の佐々木剛教授。「水圏」に着目し、研究・調査、環境教育を積極的に行っている。
 地球は「大気圏・陸圏・水圏」の三つに分けられますが、川、海、湖など、水がある場所はすべて水圏に入ります。水はあらゆる生命や自然をつなぐ場所。海の水が源流に雨を降らせ、それが森の土に染み込んで再び湧き出し、川となります。そうした大きな観点で水を捉え、水圏環境リテラシーを高めてもらう研究をしています。
 リテラシーとは「自ら進んで獲得した理解力、活用する能力」のこと。近年は、文部科学省の新学習指導要領(参考資料1)でも探究的な学びの重要性が強調されていますが、そこには体験+知識が必要です。子どもが自ら興味を抱いて体験して気づきを得て、学びを深めていけるプログラムを2007年から提案しています。
 その一つが、東京都港区の港南中学校で2010年から行っている「運河学習」です。港南中学校は港区で唯一、校区に運河があります。東京海洋大学の学生のサポートのもと、運河で水質調査や生き物の観察を何度か行い、そこで得た気づきを班ごとにまとめて発表し合うのです。
 ところで、なぜ運河が舞台なのか。  日本の学校ではこれまでも、臨海学校や海洋教育が行われてきました。しかし、その多くは、海水浴ができる海岸やカヤックができる場所などに出向くという形でした。しかし、人は水がないと生きていけませんから、人がつくった町にはたいてい水圏があるもの。港南中学校でいえば運河という身近な水圏に着目してそれを理解し、水のありがたさに気づくとともに、地域に愛着を抱いてもらいたいのです。  内閣府などの調査(参考資料2)でも、日本の子どもたちは自己肯定感が低く自信がないという結果が出ています。子どもたちには心の満たされない部分が存在しているのかもしれません。  一方で、生まれ育った場所は誰にとってもふるさとであり、原体験の場所。そこに愛着を抱いて生活することは、子どものエネルギーになります。だからこそ、東京の子どもたちにも、「ここで活動したい」「東京湾をきれいにしたい」という思いを抱いてもらいたいと思って運河学習に取り組んできました。  東京湾やその運河は、パっと見ではきれいではないかもしれません。しかし、水を汲んでみると透明で水質も保たれています。「江戸前」という言葉の通り、今でもウナギやハゼがいます。そうした体験を通して子どもたちに気づきが生まれ、「もっときれいにしなければ・・・」という思いが生まれてくるのです。  東京湾は戦後、大規模な埋立てによって物流や商業の拠点となりました。長らく経済活動の場所として捉えられてきました。しかし、東京湾には何本もの川が注ぎ込むなど、自然は残っており、その自然の下に私たちは生活を営んでいます。  だからこそ、水圏環境を理解することが大切です。
日本の玄関口とも言える東京湾。世界中からコンテナ船がやってくる物流の拠点であり、商業の拠点だが、紛れもなく海である。
東京湾が抱える大きな「水」の問題
 東京湾の水に関して、大きな問題が一つあります。  それは越流水の問題です。通常、生活排水は水再生センターで下水処理をした上で川や海に流されます。しかし、処理能力を越える大雨が降ると、処理できないまま川や海に溢れ出てしまいます(参考資料3)。すると、悪臭が漂い、さらにはプラスチックや、油がボール状にくっついて固まったオイルボールをはじめ、さまざまなゴミが東京湾に溢れてしまいます。近年は世界的な気候変動による集中豪雨も増えており、事態は深刻です。それを解消する方法として考えられるのは、生活排水を流す現在の下水道に加えて、雨水を流す管を設置すること。1兆円もの費用がかかりますが、多くの人がその必要性を理解すれば、工事は実現するでしょう。  近年は自治体や企業も水辺に着目し、水辺を意識したまちづくりや都市計画を進めています。関わっていることを理解できる場所。そこに住む人が水圏に意識をむけ、水を汚さない仕組みをつくれば変化していくはずです。  人が手を加えることで生物多様性が高まる場所を里山里海と呼びますが、その意味では東京湾は里海の典型なのです。というのも、昔から東京湾では漁が行われ、江戸前寿司や江戸前のうなぎとして食べられてきましたよね。  私の夢は、人々が東京湾に目と意識を向け、品川沖を漁場にすることなのです。  近年、海離れや自然離れが叫ばれていますが、都市で生活する人が増え、自然に触れ合う機会が少ないのもその原因でしょう。だからこそ、東京で水圏環境への意識が高まれば、他の地域に波及するのではないかと考えています。  東京の子どもたちが水圏環境リテラシーを身につけることで地域に愛着を抱き、新しい産業をつくってふるさとを盛り上げていってくれたら嬉しいですね。
生き物の印象があまりない東京湾だが、運河などではサギをはじめ野鳥を観察することもできる。

東京の水辺を楽しく知る方法
 水圏の環境教育に力を入れる佐々木教授との共同研究で「TOKYO Sea School」を開催しているのは、株式会社Z E A L(ジール)だ。水中カメラマンの経歴を持つZEAL取締役社長の平野拓身さんは、「TOKYO Sea School」についてこう語る。 「日本は海に囲まれていますが、海について学ぶ機会は少なく、よく知られていません。そこで子どもの頃からもっと海に携わる機会があればと思い、20年ほど前から海洋教育プログラムを実施してきました。1年半前からは、佐々木教授との共同研究の一環として、親子で学べる『TOKYO Sea School』(参考資料4)を行っています。現在、新プログラムを考案中で、海洋プラスチック問題や自然環境への影響を学ぶために浮遊ゴミ回収や水質調査をしながら、東京湾と周辺河川をクルーズするというものです。水中の生き物や渡り鳥の観察など、海の楽しさも伝えたいと思っています。船に乗って海や河川から陸を眺めると、いつもと違う発見があります。クルーズを楽しみながら東京の海や河川について学び、オーシャンリテラシーを高めてもらいたいと思っています」
「TOKYO Sea School」を運営するZEALの平野拓身社長(右)と、プログラムのガイド役を務める片山亮さん(左)。
これまでに実施されたプログラムの様子。船で運河や川、東京湾を巡り、水質調査や生き物の観察などを体験できる(写真提供=ZEAL)。
  人工物に囲まれているがゆえに、守るべき自然であることを忘れられがちな東京の川や海。大切なのは、意識を向けてその姿を知ること。 そこで次回は、実際に船に乗り、佐々木教授とZEALによる「TOKYO Sea School」新プログラムへの体験会に参加した様子をご紹介しよう。 写真=OrangH 文=吉田渓
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