DE-3123T トーナメント ウィンドブロックドライシャツDE-3123T

秋が深まり、木枯らしが吹く頃になると、いよいよ寒シーズンのカウントダウンが始まります。この頃から春にかけては防寒対策に思案する季節。特に晩秋や早春は昼と夜の寒暖差が大きく、ウエアの選択が難しい時期です。
近年は質のよいアンダーウエアやミドラーが出回るようになったこともあり、温かさの微調整が利くレイヤリング（重ね美）が防寒の主流となりました。しかし季節の変わり目は朝夕こそ寒くても、日が昇ると「着ると暑い、脱ぐと寒い」といった微妙な気候に悩まされることがあります。
ウエアの内部を常に快適な状態に保つこと。これを命題に掲げて開発したのが『トーナメント　ウィンドブロックドライシャツ』です。通常の防寒ウエアと何が違うのか。それは、ズバリ「保温構造」にあります。
輻射熱（ふくしゃねつ）という言葉をご存じでしょうか。輻射熱とは放射熱ともいい、太陽やストーブの温かさのように、遠赤外線などの熱線によって伝わる熱のことを指します。『トーナメント　ウィンドブロックドライシャツ』はこの輻射熱を利用して、効率よくウエア内部を保温する構造となっているのです。
もう少し詳しく説明しましょう。放射熱を利用するからには熱源が必要です。この場合の熱源は釣り人自身の体温。『トーナメント　ウィンドブロックドライシャツ』には、体温を反射する特殊な生地を用いています。ウエア内に釣り人が発した熱を輻射させることによって温かさを保つ。これが『トーナメント　ウィンドブロックドライシャツ』の保温構造なのです。

温かいインナーウエアと聞くと、汗を吸い取って発熱する吸湿発熱素材を思い浮かべる方も多いでしょう。吸湿発熱素材は優れた防寒マテリアルですが、汗を吸い続けると発熱もし続けるという泣き所があります。朝の寒い時間帯はちょうどよくても、日が昇って汗が滲むと途端に暑くなることも多々あります。いわゆるオーバーヒートと呼ばれる現象です。　しかし輻射熱タイプは、あくまで人間の体温を効率よく利用する構造で、生地自体が発熱するものではありません。温かくはあっても、暑くなりすぎることはない。これが輻射熱タイプ最大の特長といえます。温度調整が難しい季節の変わり目でも、ウエア内部が常に快適な状態にキープされるというわけです。
『トーナメント　ウィンドブロックドライシャツ』は単体でも使用できますが、レインウエアなどのアウターと重ね着したときに最も効能を体感できます。秋から春の磯釣りシーズンにおいては、フルに活躍してくれるはずです。
快適なレイヤリングは、メンタルの安定にもつながります。身体は温かく、心は熱く、戦術はクールに。『トーナメント　ウィンドブロックドライシャツ』は、釣り人のパフォーマンスを内側から支える一着です。