スティーズ (スピニングモデル)STEEZ(SPINNING MODEL)

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バスフィッシングに 本気で向き合う人々のために。

バスフィッシングこそがライフスタイルの中核に位置するような、本気でバスに向き合う人々と共感できるプロダクトを。DAIWAが持つバスへの本気をプロダクトとメッセージで共有できるような、心の通ったブランドを目指した開発陣の秘めた想いを具現化したもの。そのために、DAIWAが持つ技術と想いでストイックに創り込む。
ロッドだけではない、リールだけでもない、バスに立ち向かうためのすべてのものに想いをこめて。本気のバスアングラーの熱い想いと一緒に・・・それが「STEEZ」。
実釣至上主義
目の前に立ちはだかる壁は、栄光への道標。
まだ見ぬ1尾と出会うために、アングラーは地図になき道を突き進む。
ゲームはナマモノ、重圧は糧として消化。
ギラついた眼差しを抑えて挑み、拓いた先に訪れるのは忘我熱狂、新たな地平。
勝利の神は己自身に、そして細部に宿る。
2021年、層が厚みを増したSTEEZの新章が開幕。
いざ、その手で新たなページを刻め。

ダイワテクノロジー

SVF COMPILE-X
ロッド性能を最も左右するカーボンシートにおいて、レジン(樹脂)量を減らしてカーボン繊維を密入することにより軽量化・パワーアップ・細身化を実現。強い反発力はシャープな振り抜き性能とルアーアクションが手に取るように分かる高感度をもたらします。
SVF NANOPLUS
軽さ・パワー・細身化を実現する超高密度カーボンSVFに東レ(株)ナノアロイテクノロジーをDAIWA独自の製法で組み合わせ、さらなる高強度化・軽量化を可能としました。
X45フルシールド(=X45コブラシールド)
キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどの動作の中で発生するネジレを、最も発生しやすいブランクの先端から45°のカーボンバイアスクロスで最も効果の高い最外層から締め上げた構造がX45フルシールド。これにより、ネジレ剛性が飛躍的に向上しました。これにより、今まで以上のキャストアキュラシーとロッドが持つ本来の性能が引き出すことが可能となりました。
3DX
3DXは、復元力という点に集中して存在感を発揮するサポート構造。安定性と復元力に優れたハニカム構造を、ロッドの形状復元力のために外周部に採用しました。竿は曲がるたびに負荷がかかり、竿の断面はやや扁平なカタチに変形します。ここから真円に戻る力が強ければ強いほど復元力が高く、穂先のブレを収束や飛びの安定性と飛距離の向上が図れます。
SMT(SuperMetalTop)
SMT(スーパーメタルトップ)とは、超弾性チタン合金素材をロッドの穂先に使用したDAIWA独自のテクノロジー。金属ならではの振動の増幅力から、カーボン素材では不可能な領域の感度を釣り人に提供します。弾性の高い金属素材の特徴である強度と外傷への強さに加え、わずかな動きにもしなやかに曲がる繊細な穂先を実現できることから、アタリを手元までしっかりと届ける金属ならではの手感度と目に見えるアタリの目感度に優れています。
MEGA TOP
メガトップは繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドであり、どの方向にも同様の曲がりを見せます。結果、通常のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上しました。これにより細径で柔軟、ハイテーパーな穂先を作ることが可能になり、手に響く感度はもとより穂先に表れる視覚的感度に優れるアタリのとれる穂先を実現します。

弾性率レースはもはや過去の遺物
極減樹脂量こそがブランクの“筋肉”

DAIWA ROD ENGINEER 今井亮介
「SVF COMPILE-Xは高弾性を示すテクノロジーではないことをまずは断言しておきたい」
 DAIWAバスロッド開発の司令塔、ロッドデザイナーの今井亮介はこう語り始める。カーボンシートの弾性率は『t(=トン)』が示す数字と共に高弾性化を示し、より硬くより軽くなることで感度を稼ぎ出すものと捉えられるのが一般的だった。DAIWAのテクノロジーで例えれば、HVF、SVF、SVF COMPILE-Xの順で高弾性化するものではない。
「レジンと呼ぶ樹脂量の差がカーボンシートの性質を決める。DAIWAはカーボン繊維が密になる度合いを段階的に名付けた」
 レジンを削いだカーボン繊維は、いわばアスリートの筋肉へと近付ける。優れた反発力は細身ながらも飛距離アップや優れたフッキング性能へと直結。その最高峰がSVF COMIPILE-Xなのだ。
ノーマルを100%とした場合、SVF COMPILE-Xは最大171.4%の感度を得ることができる。

AIR BEAM SEAT

攻撃力を高める新型AIR BEAM SEAT アングラーとロッド、直接の接点となるリールシートにもメスを入れ、21STEEZは攻撃の手を緩めない。 フォアのアンダー部分を逆Rかつ段差のない形状に仕上げることで、持ち替えやすさを追求した。 エルゴノミクスを追求し、より自然なグリッピングが勝機を掴む。

■最高峰ブランクを躍動させる“真”原動力

 STEEZ第2世代、2年目となる今季2022年。ここで、改めて強く訴えておきたいことがある。それはアングラーとロッド、直接の接点となるコンポーネンツ、リールシートだ。アイディアの源泉は、21STEEZ SC LIGHTNING 66開発時の川村光大郎のふとしたひとことに端を発する。


■妥協なき改良で進化する第2世代リールシート

「STEEZの優れたポテンシャルはブランクであることは間違いない。長らく使い込んできた中で、それと同等に、手放せなくなっていた理由がある。それが偉大なるAIR BEAM SEATの存在」。幼少期からDAIWAロッド及びリールに惚れ込んで代々を乗り継ぎ、気付けばいつしか自身が開発に携わっていた。振り返れば、自らの歴史がSTEEZの歴史。さらなる進化は自らが切り拓く必要がある。川村はそう踏んだに違いない。
初代AIR BEAM SEATは、長らく溺愛してきたWEREWOLFに採用されていた。貫通するブランクがシート内の中心ではなくオフセットして低重心化。グリッピングの安定性を向上すると共に、手の平に接触するすべての面を滑らかなアールに仕上げることによって、リールもろとも手で包み込む際に違和感を与えることがない。あらゆるフォームで自在なキャストを繰り出す一助となってきたことは明白だ。
「ただひとつ」。ある時、川村は敢えて改良を提案した。「どう持ってもフィットするように、さらに改良できるのではないか。常にアングラーが触れている部分に妥協はしたくない」。川村のSTEEZ第2世代はブランクのみならず、リールシートの開発も同時進行していったのだった。

■シート内をオフセット貫通
 低重心化で操作性を向上

 川村が溺愛するAIR BEAM SEATの優位性は、先述の通り、ブランクがリールシートの中心ではなく下側へオフセットしたことに起因する。ブランクがシートの中心を貫通した物に比べ、リールが低重心化するため、よりコンパクトなパーミングを可能にして手首への負担も軽減する。トップウォーターゲームで愛好者が多いガングリップのリールシートは、丸型リールをオフセットすることでロープロファイル感を導き出すのと同様の原理だ。
 またAIR BEAM SEATのアウトラインは不用意な起伏を形成せず、リールシートに合わせた太いグリップ径を要さない。結果的にコンパクトかつ軽快なグリッピングを実現するのもメリットだ。
 では、なぜかつてのSTEEZはアイテム毎に異なるリールシートを採用したのか。例えば、川村が開発に携わった16SC FIRE WOLFや18SC KING VIPERはブランクがセンター貫通のオリジナルシートを採用していた。その最たる理由は、リールシートのアウトラインに対して、ブランクの径が占める割合が多く、オフセット率が稼げないためだった。リールシートの下側を削ぎ落としてブランクを露出するブランクタッチ式は、パーミング時のロープロファイル感に繋げるための策だったと言わざるを得ない。
「長い中指と薬指が収まる部分が細く、短い小指の部分が太いのは違和感」。川村は、アングラーの指とリールシートアウトラインにギャップが生じることを指摘。感度向上にも繋がるとされるブランクタッチだが、自然なグリッピングとは言い難い。またトリガー前後で段差が生じるため、スムーズな指の移動にも支障が出がちだった。21STEEZが元径の大小に関わらず、すべてのアイテムでグリッピングの向上を目指すには必要なこと。それは、ブランク貫通構造を根幹から見直すことにあった。
■ハンドルデタッチャブル化で見えた並継の有効性

 ここで21STEEZは全モデルがハンドルデタッチャブル仕様を採用した事実もまた改めて解説しておきたい。通常、元径が太くなる長尺モデルはハンドルデタッチャブル仕様を採用するのがセオリー。それは仕舞寸法を短くすることで携帯性を向上するためでもある。
 かつてのSTEEZであれば、ブランクとグリップ部の剛性差を防ぐべくインロー継を採用してきた。元側を太くすることなく、スムーズな曲がりを実現する設計。つまり1pcモデルのブランクスルー構造と同等の設計。ところが、そのインロー部分が自重増となることは否めない事実でもあった。
 21STEEZに先駆け、全モデルにハンドルデタッチャブル仕様を採用したのは、質実剛健モデルとして知られる19BLXだ。継ぎ方式は並継ぎを採用して、元側の径は太くなるものの、竿の曲げ剛性を大幅に向上。径の4乗に比例する曲げ剛性は、径の太さと共にグリップ部の剛性の確保に成功した。インロー継ぎで同様の設計を実現する場合はさらなる自重増となるため、並継こそがより軽く、より剛性を高めることが可能な継ぎであることを再確認した。
 グリップがさらに強化されたことで、パワーロスは大幅に削減。キャストやフッキング、ファイトにおいてグリップ部が曲がることなくアングラーは余裕の対応が可能となる。こうした継ぎ構造の設計思想が進化したことで、リールシートの設計に関してより自由度を生み出した。
■知られざるスピニング盲点
 川村光大郎の鋭い着眼点

 スピニングモデルの新型AIR BEAM SEATは、21SC FIRE FLASHの開発と共に同時進行していった。ベイトとは異なり、トリガーが存在しないスピニングのリールシート。ところが、そこに搭載されるスピニングのボディからリールフットへと繋ぐアーム部分が、トリガー同等の役割を果たしていることに気付ける。川村は持ち前のシャープな目線で、よりスムーズなグリッピングを模索し始めた。
 STEEZスピニングモデルはリアフードのナットでリールを固定するアップロック方式。グリッピング時はベイトに比べ、手の平が干渉する割合は低く、通常はリールのフットアームを指の間に挟み込んでロッドを支えるフォームとなる。そのため、肝要となるのはリールシートのアッパー側ではなく、アンダー側となり、それもフォアグリップがアングラーの指と密接な関係となる傾向にある。
「キャスト時にラインを人差し指で手繰る時、またリトリーブでのグリッピング時に干渉するのがフォアグリップのアンダー側。その部分で違和感がある原因は、指とグリップの形状が似通っていることにある」
 指の腹は外へ向かった外アールを描き、グリップも樽型である関係上から同じく外アール。となれば、互いに膨らんだアールが“点”接触となる。握り込んでこそ指の腹が潰れて“面”接触となるが、強く握るのはフッキング時やファイト時に限られ、幾度となく繰り返されるキャスト時や操作時は指を添える程度に過ぎない。フィット感が高いとは言い難い形状だった。
 スピニングロッドの歴史は少なく見積もっても100年を経過しているが、長きに渡り、不都合を承知で同じ形状が継承されてきた。悪しき慣習。その不便さに気付けた賢者は、おそらく川村光大郎をおいて他にはいない。「だとすれば、フォアグリップは内側にアールを描く形状にすべき。よりスムーズなグリッピングを実現できるはず」固定フードからフォアグリップのアウトラインを内向きアールに設計。自然な状態でピタリと指が沿う画期的な形状へと改良された。
 またこれまで単色で彩られてきたスピニングリールシートの樹脂部分は、DAIWA史上初となる透明樹脂を採用。ベイトの新型AIR BEAM SEATと意匠を同じくすることで、最高峰バスロッドSTEEZとしての整合性を図った。
 また21SC FIRE FLASHはエンド側グリップのアッパー側をフラット化。ファイト時に肘付近での干渉を和らげフィット感を向上する、これもまた川村のアイディア。すべてにおいて妥協のないスピニングが仕上がっている。「誰がどんなグリッピングでも違和感なくスムーズに。そこが最も大切だと思う」賢者、かく語りき。
 STEEZ第2世代に搭載された新型AIRBEAM SEATは、ブランクのポテンシャルを最大限に生かす一助となっていることは明らか。最高峰の“釣れる竿”がここにある。

アイテム紹介

■SC S62UL-SV・ST・AGS【FIRE FLASH F-SPEC】

Shore Competition SC SUPER FINESSE VERSATILE
近年のさらなるタフ化は超フィネスリグの必要性を増やし、キャスト精度や操作性において妥協が許されない状況へ。
今まで専用ロッドを用いていたスモールプラグにも対応し、ショアコンペティションモデルとして求めるバーサタイル性も適えたスーパーフィネスモデル、それがファイヤーフラッシュFスペック。
タックルが限られるオカッパリにおいて、スピニングタックルで扱うリグ・ルアーの大 半をカバーしてきたファイヤーフラッシュをベースに、より軽量なリグを扱うために、ティップは微かな抵抗感にも反応する柔軟性がありながら、手感度に極めて優れる「”へ”の字テーパー」のメガトップRを搭載。ティップでリグを繊細に操作出来つつも、バットまでパラボリックに曲がるマルチテーパーデザインにより
キャストのしやすさと、シャッドのノリの良さを両立。
綿密に調整したテーパーにULながらSVFコンパイルXの筋肉質ブランクの反発力も相まって、フッキングパワーも申し分なし。より軽量リグを狙ったスポットへ入れやすく、より繊細な操作性を求め、ファイヤーフラッシュから2”ショート化しつつもファイヤーフラッシュと併用する上での使用感の差異は最小限に。
ブランクのみならずグリップもさらなる軽量化を求め、新たにデザイン。ガイドもその軽さから、しなやかなブランクスをよりシャープに仕上げてくれるAGSを搭載し、釣り勝てるスーパーフィネスバーサタイルに仕上がった。

■LURE APPLICATION
Down Shot Rig / Neko Rig / Hover Strolling / No Sinker Rig / SmallRubber Jig / Jighead Rig / Wacky Jighead Rig / Shad / Small Minnow / Bug lure

SVFコンパイルX/X45フルシールド/AGS/CWS/メガトップR/ZERO SEAT

■SC S64L-SV・ST【FIRE FLASH】

陸のフィネスを司る新たなる守護神
 陸の王者、川村光大郎のフィネスゲームを司る新守護神がいよいよ完成。自らが指揮をとるShore Competitionシリーズの発足から6年目にして初、STEEZオリジナルシリーズとしては11SERGEANT、14KING BOLT F-specに続く3作目のスピニングモデルとなる。
 これまで川村のフィネスと言えば、即座に挙がるのが14KING BOLT F-spec。超軽量かつ高感度のSVF COMPILE-Xを採用した06KING BOLTのアドバンテージを踏襲しつつ、より軽量なリグへの対応力を引き上げたバーサタイルスピニングだ。
「「SVF COMPILE-Xの軽さと感度、そして反発力の高さはワームの釣りに欠かせない。しかし、その一方でティップの張りは弱めたい」
 使い込むほどに湧き上がる「よりバーサタイル化」への理想。タフを極めつつある現代フィールドにおいて、従来よりさらに軽いリグ、そして小さなワームへの対応力は命題となった。
「目指したのは1.8g以下。軽いとズル引きの際に手前へ引っ張り過ぎてしまうのが常。小さな変化で止め、気付いた時にシェイクで乗り越えている事態は避けたい。また3in.クラスのシャッドテールワームのただ巻きにバイトした時、魚が反転できる間も欲しい」
 如何に微かな変化でもリグを止めること。もたれた後に偶発的ではなく、意図的にハングオフさせること。さらには魚がワームを違和感なく口に収めること。川村の要望を満たすべくDAIWAと共に至高のフィネススピニングを求める旅が始まった。
「元々ソリッドティップは好みではなかった。目に見える変化だけのアタリでは不十分。また、極端なファストテーパーではなく、レギュラー寄りにできるのか。従来の不可能を可能に変えたかった」
 川村が活路を見出したのは、当初は首を縦に振ることはなかったソリッドティップ。優れた超感度を導き出すSVF COMPILE-Xベリー~バットの先に乗せたのは、敢えて弾性率を落とす英断を下したソリッドだった。
「引っ張ってからの戻りが遅い中弾性ソリッドティップは、軽いリグでも変化にもたれる。またSVF COMPILE-Xとのギャップを生み出す一方で、微かな振動を手元に伝えることも可能になった」
 しなやかさと感度を両立したテーパーデザインの勝利。レギュラー寄りのテーパーは、STEEZシャッドやガストネード70など、小型プラグとの相性も格段に向上した。そして、ブランクを彩るのは“川村レッド”。太陽の下で燃えたぎる赤が、士気を高揚する。

■LURE APPLICATION
Small Rubber Jig / No Sinker Rig / Down Shot Rig / Neko Rig / Jighead Rig / Wacky Jighead Rig / Stick Bait / Shad / Minnow / Prop bait / Bug lure

SVF COMPILE-X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/メガトップ

ベンディングカーブ

■S64L-2・SV・ST【FIRE FLASH】


年々ハイプレッシャー化し続けるメジャーフィールドのオカッパリで釣り勝つ為の要素を凝縮し、スピニングタックルで扱うライトリグを一本でこなすことはもとより、 バーサタイル性を兼ね備えたフィネスバーサタイルスピン。
昨今のハイプレッシャー化に伴う魚の変化に対応すべく開発されたファイヤーフラッシュをベースにセンターカット2PCS化。 ファイヤーフラッシュはチューブラーに匹敵するスティッフな中弾性ソリッドティップを搭載し、より高弾性化したSVFコンパイルXのチューブラーにすることで、 ボトムやストラクチャーにもたれ、絡みつくようなタイトなトレースを可能にしつつ、チューブラーでは感じ取れない小さな変化を捉え手元に伝達する感度と操作性を生む。 またソリッドの重みを生かしたシェイクのリズムがとりやすく、リトリーブ時に常にテンションが掛かりやすいハードベイトへの対応力をも格段に向上させた。 このファイヤーフラッシュの性能を維持したまま、センターカット2PCS化することで携行性を高めつつVジョイントαを搭載することで、 通常のセンターカット2PCSに比べ、パワー・レスポンス・感度が向上。釣り勝てるセンターカット2PCSに仕上がった。


■LURE APPLICATION
Small Rubber Jig /No Sinker Rig /Down Shot Rig /Neko Rig /Jighead Rig /Wacky Jighead Rig /Stick Bait /Shad /Minnow /Prop bait /Bug lure

SVFコンパイルX/X45フルシールド/Vジョイントα/メガトップ

■S65L+ -SV・SMT【SKYBOLT】

金属でしか獲れない超感度NEXT LEVEL
 DAIWA独自の穂先テクノロジー、SMT(=SUPER METAL TOP)は、曲がっても戻る超弾性特性を誇る超弾性チタン合金。カーボンとは異なり、金属ならではの振動伝達を活かした、いわば“金属的な手感度”を実現する。先代STEEZでは早くからこの特性を活用した究極感度を実現する数々のモデルが仕上げられてきた。
「開発を重ねるごとに、またさらに感度が極まっていく」
 14FASTHAWK、15FIREHAWK、そして16SKYFLASH SMT。それらの全てを吟味して、超高感度マシンへと仕上げてきたのが川口直人。STEEZフィネスの番人として知られる彼が、次なる極地を目指したのが12SKYBOLTの最終進化型とも言える“21SKYBOLT”という傑物だ。
 SMTの最大特徴とは、たとえラインスラックが出た状態でも金属的な振動を手元へと伝える感度を備えていること。先述の繰り返しにもなるが、この特性を何よりも強調しておきたい。そして、金属であるならば、カーボンに比べ比重が高くなる、ある意味ではデメリットが存在することも必然だ。
 従来であれば、そのマイナスをプラスへと変換するロッドデザインが求められてきたのも事実。ところが21SKYBOLTは敢えて、その比重を最大限に活かす、逆説的な発想へと切り替えたのだ。
「少ない入力で、ティップが勝手に連続して動いてくれる。マイクロピッチシェイクが自在に」
 一度のシェイクが振動を増幅して、反復運動へと変換。トップにはMNST、以降をKBガイドといった重量を増すガイドをティップ部に搭載したことも反復をサポート。SMTの金属的な感度は、ベリー~バットのSVF COMPILE-Xへと繋ぎ、些細な変化も余すことなく手元へと伝達することを可能にした。
「手にした瞬間はフワッとしたティップに強いバット。ところがひとたび水中にリグが入れば、驚異的なポテンシャルを発揮する」
 ミドストやボトスト、それにホバストといったスイミング系は無論、ボトムの微かな変化を感じ取るライトリグ全般に優れた対応力を発揮。全国各地で基軸となる1/16oz.シンカーの各種リグを中心に、フィネスアプローチで威力を発揮する。
「もうこれ以上はないと思っていたライトリグの世界がまた進化」
 川口の理想を遥かに超えた究極機に期待してもいいだろう。

■LURE APPLICATION
Down Shot Rig / Small Rubber Jig / Mid Strolling / Bottom Strolling / No Sinker Rig / Neko Rig / Wacky Jighead Rig / Jighead Rig / Light Carolina Rig

SVF COMPILE-X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/スーパーメタルトップ

ベンディングカーブ

■S66UL【GRAY GHOST 66】

感度で現代をリードするSTEEZのミドスト&ホバスト&ボトスト
 見えない遠方や水中の様子がややもすれば感覚的に表現されることも少なくない、現代シーンで注目されるホバストやミドストという釣法。ここでDAIWAが一石を投じるのは、感度の高さにフォーカスした操作系ライトリグロッドという革命機。水中の様子をアングラーの手元へと明確に伝えることで、操作時のアドバンテージを得るモデルが仕上がった。
「今まで中弾性ティップの操作性が良しとされてきた。だがしかし、バイトがあってもノー感じ。アワセも利かないのが常だった」
 従来のミドストロッドに警鐘を鳴らしたのは並木敏成だ。
「例えば春先などの低水温期。バイトなのか根がかりなのかを判断しづらい低活性で動かない魚。振り調子を優先し、弾性率を落としたティップでは感度がスポイルされ、手元へと伝達されない」
 かつて存在した06グレイゴーストは、チタンアロイという金属ティップを持つ高感度ミドストロッド。竿先が揺れるだけではない。しっかりと糸を動かし、ルアーに生命感を与え、感度もハイレベル。だが、用途が限られ、並木が常々口にする「現代フィールドが求める多様性」には一歩及ばないのも事実だった。
「ミドストやホバストは無論、あらゆるライトリグをあらゆるシーンで使いこなせる懐の深さが肝要。高感度を保ったまま、より操作性を高めるべくテーパーデザインの改善は急務だった」
 ここで並木の理想に辿り着いたのが、そう、これまで自身が手がけた他モデルでも採用されてきた「への字テーパー」。先端から曲がらないスティッフなティップを持ち、シェイクではラインの振動をティップがスポイルせずルアーへ伝達。タフな状況下で誰が振っても食わせるハイピッチなシェイクを可能にした。
「使い手を選ぶロッドでは意味がない。アングラーの技量でカバーしきれない部分をロッドがアシストする」
 スタックを躱しつつもバイトは弾かずに乗せ、先端から綺麗に曲がるロッドではスポイルしてしまう微かな情報も手元まで伝達する高感度化を実現。軽量ルアーをしっかりと乗せて投げやすく、遠投性も飛躍的に向上している。
 ホバストやミドストのみならず、他のライトリグにも順応するULパワーのグレイゴースト66。同レングスLパワーのスカイフラッシュ66と、ウェイト別にライトリグを使いこなせる。

■LURE APPLICATION
Mid Strolling / Bottom Strolling / Neko Rig / Small Rubber Jig / Wacky Jighead Rig / No Sinker Rig / Down Shot Rig / Light Carolina Rig / Small Plug

SVFナノプラス / X45フルシールド(=X45コブラシールド)/ 3DX

調子比較

ベンディングカーブ

への字テーパーが多様化を現実に

■S66L【SKYFLASH 66】

現代の芯を捉えた66Lへの原点回帰
「ありそうでなかった、バーサタイルスピン。最高峰のSTEEZならどんな竿を仕上げることができるのか興味が湧いた」
 究極の専用モデルがラインナップされるSTEEZにおいて、当初から着地点をバーサタイルに置いた異色の存在が“SKYFLASH66”。驚くべきコンセプトを仕掛けたのは、何とあの並木敏成。Mr.STEEZ、その人だった。
「6ft.6in.、Lパワーへの原点回帰。元々(99/06)のSKYFLASHは究極のライトリグバーサタイルだった」
 近年その名を背負うモデルと言えば、ライトリグの操作性を極める16同SMT、その名の如く強靭化した18同パワーチューンなどが知られる。1999年の先代バトラー時代、2006年初代STEEZで、かつてはスピニングの中心軸だったSKYFLASHのコンセプトが、現代のDAIWAロッドテクノロジーでの蘇りを並木は熱望したのだ。
 採用されたテーパーデザインは、かつての先から曲がるテーパーではなく、曲がり始めのベンドを先端寄りに配置した操作性重視の設計。張りを持たせたティップはボトムでスタックを躱しつつ繊細なアクションを伝え、軽量リグに生命感を吹き込む。
 バットでは3DXが芯を支え、X45フルシールドが全身を引き締める。軸ブレしないブランクはキャストアキュラシーを高め、パワーを秘めたバットはオフセットフックを使用するライトリグやジグヘッドでフッキングレスポンスが漲る。6ft.6in.のストロークも存分に機能して、サイトフィッシングなど瞬時の掛けを求めるシーンでは頼りになる強い味方に。
「軽量リグ全般はもちろん、小型ミノーやシャッド、ライトキャロにも好相性。さらには、近年注目の中層スイミングにも」
 リズミカルにジグヘッドやノーシンカーを踊らせるミドスト及びホバストも守備範囲。前述したテーパーデザインは、竿先だけを振動させ、1点に集中したベンドが受ける振動をSVFナノプラスが手元へと明確に伝達。優れた感度を導き出している。
「ルアーがより小さくなり、糸が細くなりつつある今だからこそ、繊細な竿の必要性が高まる。ただし、やっている釣りの根本は30年前と変わりはない」
 並木と言えば米国での華々しいキャリアに目は注がれるが、渡米以前の90年代初頭は国内シーンでタイトルを総なめにした礎がある。今で言うミドストは「当時から戦力のひとつ」。長年煮詰めてきたテクニックは、SKYFLASH66と共に再評価の時を迎える。

■LURE APPLICATION
Small Rubber Jig / No Sinker Rig / Down Shot Rig / Neko Rig / Jighead Rig / Wacky Jighead Rig / Stick Bait / Split Shot Rig / Light Carolina Rig / Small Plug

SVFナノプラス/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX

ベンディングカーブ

■S68ML-SV・ST【KINGBOLT】

フィネスの歴史を塗り替える68MLのDAIWAレジェンド
パワー系フィネスの枢軸がついにソリッドティップ化
 バトラー時代から数えて4代目となるフィネスの名機・KINGBOLT。現代のタフを攻略すべく、さらなる高感度化とさらなる繊細な操作性を身に付け、ここに生まれ変わる。
 STEEZの前身時代からKINGBOLTの開発を担うのが、Mr.STEEZ・並木敏成。初代モデルが発表された頃に話題となったのは、そのレングス、そしてパワーだった。
「その頃は米国参戦の真っ只中。日米でフィネスの認識に差異があったことが思い出される」
 当時のスピニングとしては異例のパワーランクとなるML、かつ6ft.8in.の長尺。今でこそパワー系スピンとして認知されるスペックだが、当時の日本ではビッグレイク専用と見る向きも多い一方で、米国ではツアープロの宮崎友輔らを始めこのモデルの支持者は殊の外多かったという。
 続いて初代STEEZでもその名は初年度から君臨。優れた感度を継承して06モデルから、17モデルへと。時代の進行と共に日本の土壌に馴染んでいったのがKINGBOLTというレジェンドネームだ。
「しかし、近年のタフコンディションでは進化を加速しなければならない。今まで通りはもう通用しない」
 使命感に駆られた並木が新たなるKINGBOLTの開発を推し進めたのは必然だった。
「いよいよソリッドの出番」
 並木と言えば、90年代初頭にいち早くソリッドティップをバスフィッシングの世界に持ち込んだ存在として知られる。とはいえバスロッドではない。船の小物釣りで浸透し始めたソリッドティップモデルを流用。張りのあるベリー~バットに対して、食い込みを重視した柔らかいソリッドが礎だ。
「当時でもタフなコンディションでは、ソリッドが圧倒的な優位性を見せた」
 アベレージサイズが小型だった当時の山梨・河口湖。まだダウンショットが世で隆盛する以前に、同等のリグを「(元DAIWA)社員リグ」と称してシークレット使用。穂先の微かな食い込みを察知できるシロギス竿の目感度を武器に圧倒的な成績を残したことは今でこそ語れるという。
「実はSTEEZの並木モデルとしては、意外にも初めてのソリッド。かつての食い込み重視とは異なるスタンス“硬いソリッド”で、現代のタフな状況に挑む必要が出てきた」
 およそ30年の時を経た令和の時代に改めてソリッドの新たな可能性を模索。KINGBOLT歴代のフルチューブラー構造にメスを入れる時が来た。

1バイトを無駄にしない鉄壁のスペックアップ
 22KINGBOLTは、超軽量かつ超感度をもたらすSVF COMPILE-Xのベリー~バットにMLパワーの硬いソリッドを組み込んだ特殊ブランク構造で設計された。
「柔らか過ぎず、張りをもたせた設計のソリッドは、誘い続ける際のラインスラックを作りやすい。常に釣れる状態をキープすることができる」。
 チューブラーでは躱してしまう小さな変化を感じ取り、その振動を増幅して手元へと敏感に伝える。カバーやハードボトム、水中のストラクチャーの中をより細かく攻めることを可能にした上で、さらにはハングさせた状態でも誘い続けることもできるのだ。
「未曾有の手感度」
 ソリッドは目感度のみではない。ロッド設計の妙が竿の本質を決定付けるのだ。
 テーパーはSTEEZ初代、06KINGBOLTを踏襲。ソリッドティップはボトムのタッチ感と手感度を重視。チューブラーでは感じ取れず躱してしまう小さな変化をしっかりと把握。17モデルより高弾性化して張りを持たせたチューブラーのベリー~バットが、ティップの振動を増幅して手元へと伝える。MLパワー設定は歴代通りだが、全体的な印象は「06KINGBOLTよりパワーアップした印象を受ける」と並木は語る。
 だとすれば、かつての軽快なキャストが損なわれるのかと言えば、それはNOだ。
「ソリッドティップのしなりが軽量なルアーでもウェイトをしっかり乗せて弾き出せる。その一方で負荷を与えた時の曲がり方はまるでフルチューブラーの様相」
 美しい曲がりを見せながらも、ティップはソリッド。羊の皮を被った狼的構造は、従来の対応ルアーに比べ幅広さを増した。スモラバにジグヘッド、そして虫のカバーゲームに加え、高比重スティックベイトのノーシンカーやペンシルなど操作系、そしてライトリグではダウンショットやライトキャロはもちろん守備範囲。さらには、特に低水温期に出番を控えるメタルバイブ、シャッドなど、リアクション系の釣りでも存分な威力を発揮する。
「チューブラーでは弾かれがちなバイトを、身切れなく確実に食い込ませる。ショックアブソーバー的役割をソリッドティップが果たしてくれる」
 ひとこと言うなら“獲れる竿”。1バイトをも無駄にしない現代のフィネス主軸スピニングが22KINGBOLTなのだ。
「誰もが感じることができる進化がここにある」
 STEEZと並木敏成が見据えた現代に欠かせないロッドがここに。

■LURE APPLICATION
Neko Rig / Down Shot Rig / No Sinker Rig / Jighead Rig / Wacky Jighead Rig / Light Carolina Rig / Split Shot Rig / Small Rubber Jig / Bug lure / Metal Vibration

SVF COMPILE-X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/メガトップ

調子比較

■調子比較:1
歴代キングボルトとの比較
■調子比較:2
21STEEZシリーズ内での比較

ベンディングカーブ

ロッド適合表

■ロッド品番の読み解き方 新シリーズ(2021年~)

1. ロッドの種類:C=ベイトキャスティング S=スピニング
2. 全長:63=6ft.3in. 610=6ft.10in.
3. パワー:“ / ”のあるモデルは、“ / ”の前がティップ、後がバットのパワーを表示“ + ”のあるモデルは、表示より半ランクパワーアップモデル
4. 継数:1ピースの場合は表示なし
5. 特化モデル表示 : AGS=エアガイドシステム、SMT=スーパーメタルトップ、ST=ソリッドティップ、SV=SVF コンパイルX、G=グラス、FR=フロッグ、SB=スイムベイト&ビッグベイト…など

ルアー適合表

VIDEO

発売月

2024.12=SC S64L-2・SV・ST
2025.03=SC S62UL-SV・ST・AGS

製品スペック

アイテム コードネーム 全長(m) 継数 ジョイント仕様 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) ルアー重量(g) ルアー重量(oz) 適合ライン ナイロン (lb.) 適合ライン PE(号) カーボン含有率(%) テーパー メーカー希望本体価格(円) JAN *
スティーズ SC S64L-SV・ST FIRE FLASH 1.93 2 グリップジョイント 169 95 1.5/10.4 0.9~7 1/32~1/4 2.5~6 - 99 F 71,000 4550133066757 *
スティーズ SC S64L-2・SV・ST FIRE FLASH 1.93 2 センターカット 100 96 1.5/10.4 0.9~7 1/32-1/4 2.5~6 - 99 F 78,500 4550133455315 *
スティーズ S65L+ -SV・SMT SKYBOLT 1.96 2 グリップジョイント 172 87 1.6/10.4 1.4~9 1/20~5/16 2.5~6 - 99 XF 77,800 4550133066771 *
スティーズ S66UL GRAY GHOST 66 1.98 2 グリップジョイント 173 82 1.5/9.9 0.45~3.5 1/64~1/8 1.5~4 0.15~0.8 100 RF 60,900 4550133254413 *
スティーズ S66L SKYFLASH 66 1.98 2 グリップジョイント 173 91 1.4/11.4 0.9~7 1/32~1/4 2.5~6 0.2~1.0 100 XF 61,500 4550133066764 *
スティーズ S68ML-SV・ST KINGBOLT 2.03 2 グリップジョイント 175 93 1.5/11.4 1.8~11 1/16~3/8 4~8 - 99 F 73,000 4550133066740 *
スティーズ SC S62UL-SV・ST・AGS FIRE FLASH F-SPEC 1.88 2 グリップジョイント 165 68 1.1/10.4 0.45~3.5 1/64~1/8 1.5~4 0.15~0.8 99 XF→R 88,000 4550133442070 *
  • メーカー希望本体価格は税抜表記です。
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