スティーズ ショアコンペティション(スピニングモデル)STEEZ SHORE COMPETITION(SPINNING MODEL)

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  • SC S69UL【KINGBOLT FINESSE SPEC 69】

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バスフィッシングに 本気で向き合う人々のために。

バスフィッシングこそがライフスタイルの中核に位置するような、本気でバスに向き合う人々と共感できるプロダクトを。DAIWAが持つバスへの本気をプロダクトとメッセージで共有できるような、心の通ったブランドを目指した開発陣の秘めた想いを具現化したもの。そのために、DAIWAが持つ技術と想いでストイックに創り込む。
ロッドだけではない、リールだけでもない、バスに立ち向かうためのすべてのものに想いをこめて。本気のバスアングラーの熱い想いと一緒に・・・それが「STEEZ」。
実釣至上主義
目の前に立ちはだかる壁は、栄光への道標。
まだ見ぬ1尾と出会うために、アングラーは地図になき道を突き進む。
ゲームはナマモノ、重圧は糧として消化。
ギラついた眼差しを抑えて挑み、拓いた先に訪れるのは忘我熱狂、新たな地平。
勝利の神は己自身に、そして細部に宿る。
いざ、その手で新たなページを刻め。

ダイワテクノロジー

AGS
軽量・高感度を実現するAGS(エアガイドシステム)はカーボンフレームを採用しており、チタンと比較して約3倍の剛性をもつカーボンの特性から、ラインを通して伝わるわずかな信号を吸収することなくダイレクトにブランクに伝える高感度を有します。また、カーボンの軽量性によりスイングスピードの向上とティップのブレの収束の速さにより、飛距離とコントロール性能が大幅に向上します。
CWS(カーボンラッピングシステム)
ガイドやリールシートをブランクに固定するダイワ独自の技術。
糸(スレッド)ではなく、強固に編み込んだカーボンクロスでパーツを固定することにより、パーツの取り付け部の軽量化を実現。また、このCWSは保持力(ガイド取り付け部のネジレ剛性)や耐久性(ひび割れ強度)も向上している。カーボンクロス特有の外観によって、存在感を主張する。
SVF COMPILE-X
ロッド性能を最も左右するカーボンシートにおいて、レジン(樹脂)量を減らしてカーボン繊維を密入することにより軽量化・パワーアップ・細身化を実現。強い反発力はシャープな振り抜き性能とルアーアクションが手に取るように分かる高感度をもたらします。
SVF NANOPLUS
軽さ・パワー・細身化を実現する超高密度カーボンSVFに東レ(株)ナノアロイテクノロジーをDAIWA独自の製法で組み合わせ、さらなる高強度化・軽量化を可能としました。
X45フルシールド(=X45コブラシールド)
キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどの動作の中で発生するネジレを、最も発生しやすいブランクの先端から45°のカーボンバイアスクロスで最も効果の高い最外層から締め上げた構造がX45フルシールド。これにより、ネジレ剛性が飛躍的に向上しました。これにより、今まで以上のキャストアキュラシーとロッドが持つ本来の性能が引き出すことが可能となりました。
3DX
3DXは、復元力という点に集中して存在感を発揮するサポート構造。安定性と復元力に優れたハニカム構造を、ロッドの形状復元力のために外周部に採用しました。竿は曲がるたびに負荷がかかり、竿の断面はやや扁平なカタチに変形します。ここから真円に戻る力が強ければ強いほど復元力が高く、穂先のブレを収束や飛びの安定性と飛距離の向上が図れます。
MEGA TOP
メガトップは繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドであり、どの方向にも同様の曲がりを見せます。結果、通常のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上しました。これにより細径で柔軟、ハイテーパーな穂先を作ることが可能になり、手に響く感度はもとより穂先に表れる視覚的感度に優れるアタリのとれる穂先を実現します。
MEGA TOP R(メガトップR)
繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッド「メガトップ」に東レ(株)トレカT1100Gをダイワ独自の製造テクノロジーで組み合わせ、樹脂の領域まで開発を積み重ね、大幅な感度の向上とハイレスポンスな操作性を実現した高弾性カーボンソリッド穂先。
V-JOINTα
ジョイント部に高強度素材のナノアロイを採用し、DAIWA独自の精密加工技術を駆使することによりV-ジョイントαは誕生し、V-JOINTをさらに強く・軽く・きれいな曲がりへと進化させました。キャストを繰り返す釣りでは、ジョイント部を薄くすることでブランク全体を細く仕上げ、振り抜きの良さと操作感が向上します。
ZERO_SEAT
ゼロシートはストレスなく、心から釣りを楽しんでもらうことを目指したリールシートの新たな設計思想。

弾性率レースはもはや過去の遺物
極減樹脂量こそがブランクの“筋肉”

DAIWA ROD ENGINEER 今井亮介
「SVF COMPILE-Xは高弾性を示すテクノロジーではないことをまずは断言しておきたい」
 DAIWAバスロッド開発の司令塔、ロッドデザイナーの今井亮介はこう語り始める。カーボンシートの弾性率は『t(=トン)』が示す数字と共に高弾性化を示し、より硬くより軽くなることで感度を稼ぎ出すものと捉えられるのが一般的だった。DAIWAのテクノロジーで例えれば、HVF、SVF、SVF COMPILE-Xの順で高弾性化するものではない。
「レジンと呼ぶ樹脂量の差がカーボンシートの性質を決める。DAIWAはカーボン繊維が密になる度合いを段階的に名付けた」
 レジンを削いだカーボン繊維は、いわばアスリートの筋肉へと近付ける。優れた反発力は細身ながらも飛距離アップや優れたフッキング性能へと直結。その最高峰がSVF COMIPILE-Xなのだ。
ノーマルを100%とした場合、SVF COMPILE-Xは最大171.4%の感度を得ることができる。

AIR BEAM SEAT

攻撃力を高める新型AIR BEAM SEAT アングラーとロッド、直接の接点となるリールシートにもメスを入れ、21STEEZは攻撃の手を緩めない。 フォアのアンダー部分を逆Rかつ段差のない形状に仕上げることで、持ち替えやすさを追求した。 エルゴノミクスを追求し、より自然なグリッピングが勝機を掴む。

■最高峰ブランクを躍動させる“真”原動力

 STEEZ第2世代、2年目となる今季2022年。ここで、改めて強く訴えておきたいことがある。それはアングラーとロッド、直接の接点となるコンポーネンツ、リールシートだ。アイディアの源泉は、21STEEZ SC LIGHTNING 66開発時の川村光大郎のふとしたひとことに端を発する。


■妥協なき改良で進化する第2世代リールシート

「STEEZの優れたポテンシャルはブランクであることは間違いない。長らく使い込んできた中で、それと同等に、手放せなくなっていた理由がある。それが偉大なるAIR BEAM SEATの存在」。幼少期からDAIWAロッド及びリールに惚れ込んで代々を乗り継ぎ、気付けばいつしか自身が開発に携わっていた。振り返れば、自らの歴史がSTEEZの歴史。さらなる進化は自らが切り拓く必要がある。川村はそう踏んだに違いない。
初代AIR BEAM SEATは、長らく溺愛してきたWEREWOLFに採用されていた。貫通するブランクがシート内の中心ではなくオフセットして低重心化。グリッピングの安定性を向上すると共に、手の平に接触するすべての面を滑らかなアールに仕上げることによって、リールもろとも手で包み込む際に違和感を与えることがない。あらゆるフォームで自在なキャストを繰り出す一助となってきたことは明白だ。
「ただひとつ」。ある時、川村は敢えて改良を提案した。「どう持ってもフィットするように、さらに改良できるのではないか。常にアングラーが触れている部分に妥協はしたくない」。川村のSTEEZ第2世代はブランクのみならず、リールシートの開発も同時進行していったのだった。

■シート内をオフセット貫通
 低重心化で操作性を向上

 川村が溺愛するAIR BEAM SEATの優位性は、先述の通り、ブランクがリールシートの中心ではなく下側へオフセットしたことに起因する。ブランクがシートの中心を貫通した物に比べ、リールが低重心化するため、よりコンパクトなパーミングを可能にして手首への負担も軽減する。トップウォーターゲームで愛好者が多いガングリップのリールシートは、丸型リールをオフセットすることでロープロファイル感を導き出すのと同様の原理だ。
 またAIR BEAM SEATのアウトラインは不用意な起伏を形成せず、リールシートに合わせた太いグリップ径を要さない。結果的にコンパクトかつ軽快なグリッピングを実現するのもメリットだ。
 では、なぜかつてのSTEEZはアイテム毎に異なるリールシートを採用したのか。例えば、川村が開発に携わった16SC FIRE WOLFや18SC KING VIPERはブランクがセンター貫通のオリジナルシートを採用していた。その最たる理由は、リールシートのアウトラインに対して、ブランクの径が占める割合が多く、オフセット率が稼げないためだった。リールシートの下側を削ぎ落としてブランクを露出するブランクタッチ式は、パーミング時のロープロファイル感に繋げるための策だったと言わざるを得ない。
「長い中指と薬指が収まる部分が細く、短い小指の部分が太いのは違和感」。川村は、アングラーの指とリールシートアウトラインにギャップが生じることを指摘。感度向上にも繋がるとされるブランクタッチだが、自然なグリッピングとは言い難い。またトリガー前後で段差が生じるため、スムーズな指の移動にも支障が出がちだった。21STEEZが元径の大小に関わらず、すべてのアイテムでグリッピングの向上を目指すには必要なこと。それは、ブランク貫通構造を根幹から見直すことにあった。
■ハンドルデタッチャブル化で見えた並継の有効性

 ここで21STEEZは全モデルがハンドルデタッチャブル仕様を採用した事実もまた改めて解説しておきたい。通常、元径が太くなる長尺モデルはハンドルデタッチャブル仕様を採用するのがセオリー。それは仕舞寸法を短くすることで携帯性を向上するためでもある。
 かつてのSTEEZであれば、ブランクとグリップ部の剛性差を防ぐべくインロー継を採用してきた。元側を太くすることなく、スムーズな曲がりを実現する設計。つまり1pcモデルのブランクスルー構造と同等の設計。ところが、そのインロー部分が自重増となることは否めない事実でもあった。
 21STEEZに先駆け、全モデルにハンドルデタッチャブル仕様を採用したのは、質実剛健モデルとして知られる19BLXだ。継ぎ方式は並継ぎを採用して、元側の径は太くなるものの、竿の曲げ剛性を大幅に向上。径の4乗に比例する曲げ剛性は、径の太さと共にグリップ部の剛性の確保に成功した。インロー継ぎで同様の設計を実現する場合はさらなる自重増となるため、並継こそがより軽く、より剛性を高めることが可能な継ぎであることを再確認した。
 グリップがさらに強化されたことで、パワーロスは大幅に削減。キャストやフッキング、ファイトにおいてグリップ部が曲がることなくアングラーは余裕の対応が可能となる。こうした継ぎ構造の設計思想が進化したことで、リールシートの設計に関してより自由度を生み出した。
■知られざるスピニング盲点
 川村光大郎の鋭い着眼点

 スピニングモデルの新型AIR BEAM SEATは、21SC FIRE FLASHの開発と共に同時進行していった。ベイトとは異なり、トリガーが存在しないスピニングのリールシート。ところが、そこに搭載されるスピニングのボディからリールフットへと繋ぐアーム部分が、トリガー同等の役割を果たしていることに気付ける。川村は持ち前のシャープな目線で、よりスムーズなグリッピングを模索し始めた。
 STEEZスピニングモデルはリアフードのナットでリールを固定するアップロック方式。グリッピング時はベイトに比べ、手の平が干渉する割合は低く、通常はリールのフットアームを指の間に挟み込んでロッドを支えるフォームとなる。そのため、肝要となるのはリールシートのアッパー側ではなく、アンダー側となり、それもフォアグリップがアングラーの指と密接な関係となる傾向にある。
「キャスト時にラインを人差し指で手繰る時、またリトリーブでのグリッピング時に干渉するのがフォアグリップのアンダー側。その部分で違和感がある原因は、指とグリップの形状が似通っていることにある」
 指の腹は外へ向かった外アールを描き、グリップも樽型である関係上から同じく外アール。となれば、互いに膨らんだアールが“点”接触となる。握り込んでこそ指の腹が潰れて“面”接触となるが、強く握るのはフッキング時やファイト時に限られ、幾度となく繰り返されるキャスト時や操作時は指を添える程度に過ぎない。フィット感が高いとは言い難い形状だった。
 スピニングロッドの歴史は少なく見積もっても100年を経過しているが、長きに渡り、不都合を承知で同じ形状が継承されてきた。悪しき慣習。その不便さに気付けた賢者は、おそらく川村光大郎をおいて他にはいない。「だとすれば、フォアグリップは内側にアールを描く形状にすべき。よりスムーズなグリッピングを実現できるはず」固定フードからフォアグリップのアウトラインを内向きアールに設計。自然な状態でピタリと指が沿う画期的な形状へと改良された。
 またこれまで単色で彩られてきたスピニングリールシートの樹脂部分は、DAIWA史上初となる透明樹脂を採用。ベイトの新型AIR BEAM SEATと意匠を同じくすることで、最高峰バスロッドSTEEZとしての整合性を図った。
 また21SC FIRE FLASHはエンド側グリップのアッパー側をフラット化。ファイト時に肘付近での干渉を和らげフィット感を向上する、これもまた川村のアイディア。すべてにおいて妥協のないスピニングが仕上がっている。「誰がどんなグリッピングでも違和感なくスムーズに。そこが最も大切だと思う」賢者、かく語りき。
 STEEZ第2世代に搭載された新型AIRBEAM SEATは、ブランクのポテンシャルを最大限に生かす一助となっていることは明らか。最高峰の“釣れる竿”がここにある。

製品詳細

■テスター監修によるこだわりのグリップ仕様
ショアコンペティションS69ULのEVAグリップ、ラウンド形状仕様。上面フラット加工を施すことでファイト時のホールド性を高めている。
■フォージドカーボン風デザインを初搭載
DAIWAロッドで初めてフォージドカーボン風デザインを搭載。

上段:ネーム部
下段:セパレート部(ナットリングとリアグリップの間)※写真はS64UL
■ゼロシート(エアビームシート)を搭載
リールシート自体を忘れることができるようなレベルまで、STRESS“0”を目指した。フィット感、軽さ、操作性。そして、様々なファクターの最適なバランスを実釣での徹底的な検証で追求。
■フォアグリップ形状(バーサタイル系)
パワーが必要になる、バーサタイル系スピニングモデルはフレアタイプ。
SC S69UL、SC S64L-SV・ST、SC S64L-2・SV・STに採用された先端がフレア形状。軽く握っても人差し指が先端のクビレ部の形状にグリップしやすく、ホールド性に優れ、クビレ部を指の腹に沿う形状にすることで入力しやすく、人差し指を支点にアクションすることが可能。

アイテム紹介

■SC S62UL-SV・ST・AGS【FIRE FLASH F-SPEC】

Shore Competition SC SUPER FINESSE VERSATILE
近年のさらなるタフ化は超フィネスリグの必要性を増やし、キャスト精度や操作性において妥協が許されない状況へ。
今まで専用ロッドを用いていたスモールプラグにも対応し、ショアコンペティションモデルとして求めるバーサタイル性も適えたスーパーフィネスモデル、それがファイヤーフラッシュFスペック。
タックルが限られるオカッパリにおいて、スピニングタックルで扱うリグ・ルアーの大 半をカバーしてきたファイヤーフラッシュをベースに、より軽量なリグを扱うために、ティップは微かな抵抗感にも反応する柔軟性がありながら、手感度に極めて優れる「”へ”の字テーパー」のメガトップRを搭載。ティップでリグを繊細に操作出来つつも、バットまでパラボリックに曲がるマルチテーパーデザインにより
キャストのしやすさと、シャッドのノリの良さを両立。
綿密に調整したテーパーにULながらSVFコンパイルXの筋肉質ブランクの反発力も相まって、フッキングパワーも申し分なし。より軽量リグを狙ったスポットへ入れやすく、より繊細な操作性を求め、ファイヤーフラッシュから2”ショート化しつつもファイヤーフラッシュと併用する上での使用感の差異は最小限に。
ブランクのみならずグリップもさらなる軽量化を求め、新たにデザイン。ガイドもその軽さから、しなやかなブランクスをよりシャープに仕上げてくれるAGSを搭載し、釣り勝てるスーパーフィネスバーサタイルに仕上がった。

■LURE APPLICATION
Down Shot Rig / Neko Rig / Hover Strolling / No Sinker Rig / SmallRubber Jig / Jighead Rig / Wacky Jighead Rig / Shad / Small Minnow / Bug lure

■TECHNOLOGY
SVFコンパイルX/X45フルシールド/AGS/CWS/メガトップR/ZERO SEAT

■SC S64L-SV・ST【FIRE FLASH】

陸のフィネスを司る新たなる守護神
 陸の王者、川村光大郎のフィネスゲームを司る新守護神がいよいよ完成。自らが指揮をとるShore Competitionシリーズの発足から6年目にして初、STEEZオリジナルシリーズとしては11SERGEANT、14KING BOLT F-specに続く3作目のスピニングモデルとなる。
 これまで川村のフィネスと言えば、即座に挙がるのが14KING BOLT F-spec。超軽量かつ高感度のSVF COMPILE-Xを採用した06KING BOLTのアドバンテージを踏襲しつつ、より軽量なリグへの対応力を引き上げたバーサタイルスピニングだ。
「「SVF COMPILE-Xの軽さと感度、そして反発力の高さはワームの釣りに欠かせない。しかし、その一方でティップの張りは弱めたい」
 使い込むほどに湧き上がる「よりバーサタイル化」への理想。タフを極めつつある現代フィールドにおいて、従来よりさらに軽いリグ、そして小さなワームへの対応力は命題となった。
「目指したのは1.8g以下。軽いとズル引きの際に手前へ引っ張り過ぎてしまうのが常。小さな変化で止め、気付いた時にシェイクで乗り越えている事態は避けたい。また3in.クラスのシャッドテールワームのただ巻きにバイトした時、魚が反転できる間も欲しい」
 如何に微かな変化でもリグを止めること。もたれた後に偶発的ではなく、意図的にハングオフさせること。さらには魚がワームを違和感なく口に収めること。川村の要望を満たすべくDAIWAと共に至高のフィネススピニングを求める旅が始まった。
「元々ソリッドティップは好みではなかった。目に見える変化だけのアタリでは不十分。また、極端なファストテーパーではなく、レギュラー寄りにできるのか。従来の不可能を可能に変えたかった」
 川村が活路を見出したのは、当初は首を縦に振ることはなかったソリッドティップ。優れた超感度を導き出すSVF COMPILE-Xベリー~バットの先に乗せたのは、敢えて弾性率を落とす英断を下したソリッドだった。
「引っ張ってからの戻りが遅い中弾性ソリッドティップは、軽いリグでも変化にもたれる。またSVF COMPILE-Xとのギャップを生み出す一方で、微かな振動を手元に伝えることも可能になった」
 しなやかさと感度を両立したテーパーデザインの勝利。レギュラー寄りのテーパーは、STEEZシャッドやガストネード70など、小型プラグとの相性も格段に向上した。そして、ブランクを彩るのは“川村レッド”。太陽の下で燃えたぎる赤が、士気を高揚する。

■LURE APPLICATION
Small Rubber Jig / No Sinker Rig / Down Shot Rig / Neko Rig / Jighead Rig / Wacky Jighead Rig / Stick Bait / Shad / Minnow / Prop bait / Bug lure

■TECHNOLOGY
SVF COMPILE-X/ X45フルシールド(=X45コブラシールド)/ メガトップ

ベンディングカーブ

■SC S64L-2・SV・ST【FIRE FLASH】


年々ハイプレッシャー化し続けるメジャーフィールドのオカッパリで釣り勝つ為の要素を凝縮し、スピニングタックルで扱うライトリグを一本でこなすことはもとより、 バーサタイル性を兼ね備えたフィネスバーサタイルスピン。
昨今のハイプレッシャー化に伴う魚の変化に対応すべく開発されたファイヤーフラッシュをベースにセンターカット2PCS化。 ファイヤーフラッシュはチューブラーに匹敵するスティッフな中弾性ソリッドティップを搭載し、より高弾性化したSVFコンパイルXのチューブラーにすることで、 ボトムやストラクチャーにもたれ、絡みつくようなタイトなトレースを可能にしつつ、チューブラーでは感じ取れない小さな変化を捉え手元に伝達する感度と操作性を生む。 またソリッドの重みを生かしたシェイクのリズムがとりやすく、リトリーブ時に常にテンションが掛かりやすいハードベイトへの対応力をも格段に向上させた。 このファイヤーフラッシュの性能を維持したまま、センターカット2PCS化することで携行性を高めつつVジョイントαを搭載することで、 通常のセンターカット2PCSに比べ、パワー・レスポンス・感度が向上。釣り勝てるセンターカット2PCSに仕上がった。


■LURE APPLICATION
Small Rubber Jig /No Sinker Rig /Down Shot Rig /Neko Rig /Jighead Rig /Wacky Jighead Rig /Stick Bait /Shad /Minnow /Prop bait /Bug lure

■TECHNOLOGY
SVFコンパイルX/ X45フルシールド/ Vジョイントα/ メガトップ

■SC S69UL【KINGBOLT FINESSE SPEC 69】

PEラインを駆使することでフロロでは不可能だった幅広いバーサタイル性を兼ね備えたショアコンペティションのフィネスロングスピン、それがSCキングボルトフィネススペック69。
操作性に優れた初代STEEZ06キングボルトのテーパーバランスを踏襲し、Lパワーでは扱いにくい下限ルアーの操作性を向上させるためにULパワー化。
伸びの少ないPEラインを使う事でフロロでは扱えなかった領域のリグ・ルアーの使用が可能になり、「一本で幅広く」がさらに昇華。
リーダーの長さを調整することで連続トゥイッチなどのダイレクトな操作も可能。
『AGS』と「CWS」を採用し、DAIWAカーボン成形技術とSVFの『トレカ®M46X』が融合を採用することで、バットパワーを落とすことなく細径化と高反発化を実現し、
遠投性能、操作性、感度を飛躍的に向上させた。

■SVFナノプラス 1PC(グリップジョイント仕様)モデル

■LURE APPLICATION
Down Shot Rig /Neko Rig /Hover Strolling /Mid Strolling /No Sinker Rig /Small Rubber Jig /Jighead Rig /Wacky Jighead Rig /Small Plug /Bug lure /Metal Vibration

■TECHNOLOGY
SVF ナノプラス/ AGS/ CWS/ X45フルシールド/ ZERO SEAT

ロッド品番の読み解き方 新シリーズ(2021年~)

1. ロッドの種類:C=ベイトキャスティング S=スピニング
2. 全長:63=6ft.3in. 610=6ft.10in.
3. パワー:“ / ”のあるモデルは、“ / ”の前がティップ、後がバットのパワーを表示“ + ”のあるモデルは、表示より半ランクパワーアップモデル
4. 継数:1ピースの場合は表示なし
5. 特化モデル表示 : AGS=エアガイドシステム、SMT=スーパーメタルトップ、ST=ソリッドティップ、SV=SVF コンパイルX、G=グラス、FR=フロッグ、SB=スイムベイト&ビッグベイト…など

VIDEO

発売月

2025.12=SC S69UL

製品スペック

アイテム コードネーム 全長(m) 継数 ジョイント仕様 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) ルアー重量(g) ルアー重量(oz) 適合ライン ナイロン (lb.) 適合ライン PE(号) カーボン含有率(%) テーパー メーカー希望本体価格(円) JAN *
スティーズ SC S62UL-SV・ST・AGS FIRE FLASH F-SPEC 1.88 2 グリップジョイント 165 68 1.1/10.4 0.45~3.5 1/64~1/8 1.5~4 0.15~0.8 99 XF→R 88,000 4550133442070 *
スティーズ SC S64L-SV・ST FIRE FLASH 1.93 2 グリップジョイント 169 95 1.5/10.4 0.9~7 1/32~1/4 2.5~6 - 99 F 71,000 4550133066757 *
スティーズ SC S64L-2・SV・ST FIRE FLASH 1.93 2 センターカット 100 96 1.5/10.4 0.9~7 1/32-1/4 2.5~6 - 99 F 78,500 4550133455315 *
スティーズ SC S69UL KINGBOLT FINESSE SPEC 69 2.06 2 グリップジョイント 178 77 1.5/9.9 0.45~7 1/64~1/4 1.5~4 MAX0.8 100 F 85,500 4550133551604 *
  • メーカー希望本体価格は税抜表記です。
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※メタルトップご使用上の注意
■メタルトップの温度変化について
超弾性チタン合金は素材の特性上、5℃以下の低温環境では弾性が低下し、穂先の戻りが遅くなってくるという事象が起こります。早朝・夜間の極端な冷え込みや風の影響で、気が付く程度の曲がりが生じることがあります。更に0℃以下の環境で弾性低下は、より進行し穂先が曲がったまま戻らない現象が起こります。いずれの場合も気温が上昇すれば本来の超弾性に戻り通常のご使用が可能になります。
■過度な屈曲を生じるようなご使用はお避けください
メタルトップは、通常操作においては快適にご使用いただけますが、巻き込み・穂先の糸がらみ等外的要因による過度な屈曲には、クセ(塑性変形)が残ったり、また金属疲労により破損する可能性があります。
■万一のクセは、手で修正できます
万一クセが残った場合は、曲っている側と逆の方向にゆっくり曲げることで、修正ができます。ただし、クセの修正を繰り返しますと金属疲労の原因となりますので、巻き込み等クセが残るような操作はお避けください。

快適にご使用いただくため、取扱説明書は必ずお読み下さい。