大きすぎず小さすぎず、ボートフィッシングでもオカッパリでも使いやすい「最もちょうどいい」サイズ。タックルを選ばずキャストできる適度なサイズ感と重量感は、ストレスを感じることなく、一日中テンポの良い釣りを続けることを可能にしている。またコンパクトなボディは風の影響を受けにくく、初心者の方でも簡単にキャストが決まる。コンパクトになることでさらに高まる障害物回避性能は、コース取りが制限されるオカッパリにおいても大きなアドバンテージとなるだろう。
■極薄ブレード
わずかな水流も逃さずキャッチし、レスポンス良く回転方向の力へと変換することができるのは、オリジナル超極薄ブレードのなせる技。着水直後から回るブレードは、従来のスピナーベイトでは感じることのできなかったピッチの早い明確なバイブレーションを生み出している。また半身部分にのみハンマード加工が施されたブレードは、スレに強い、複雑なフラッシングを発生させる。
■テーパードワイヤー ブレードが生んだ振動をヘッド部分に確実に伝達するのは、先細り型のテーパードワイヤー。金属疲労によるワイヤー折れを防ぐためにボディ側には太い線形を維持しつつ、ブレードに近づくにしたがって細くなるこの変則的な線径のワイヤーは、ブレードの振動を増幅させてヘッドに伝達し、スカートを強く艶めかしく揺らしている。リトリーブスピードを落とすとノー感じになりがちなスピナーベイト。デッドスローリトリーブ時には、特にこのワイヤーの性能を実感できるだろう。

立ち上がるように根元から大きくフレアしたシリコンスカートは、リトリーブ時にユラユラと大きくアクションし、周囲のバスに強くアピールする。またフックの存在を曖昧なものにするカモフラージュの役割も担っている。それを可能にしている秘密は「スカートキーパー」。太めに設計されたスカートキーパーに掘られた深い溝にシリコンスカートをきつく縛り付けることで、スカートを強制的に立ち上げ、広げ、水圧に負けず艶めかしく躍動するフレア感を生み出している。
■タンデムウィロー フロントに装着されたコロラドブレードにより、より明確なバイブレーションを生み出すことが可能なタンデムウィロー。やや濁りの入った水域でも広範囲のバスにアピールすることができ、最もオールマイティなブレードセッティング。コロラドブレードは水噛みが非常に強くスローリトリーブに対応しているので、よりゆっくり巻いて誘いたい場面でも活躍する。
■ダブルウィロー 前後ともにウィローリーフを搭載することで生まれるのは、巻き心地の軽さ。軽い抵抗でサラサラと巻くことが可能なので、フィーディングスイッチが入ったバスを高速リトリーブで食わせたい場面や、ストラクチャーをタイトに攻めたいときに活躍する。前後に大きなウィローリーフブレードを搭載することで、タンデムウィローと比較すると、よりフラッシングの効果があるため、クリアウォーターでより高い効果を発揮する。
 スピナーベイトのようにフックがボディに組み込まれているルアーは、フック自体の交換ができないというデメリットも持ち合わせており、搭載されたフックの品質が直接そのまま製品の完成度に影響する。スティーズスピナーベイトに採用されているのは、SaqSas(サクサス)加工が施された大型フック。長いテストを繰り返し調整されたシャンク長とゲイプ 幅の比率を持つこのフックは、トレーラーフックの必要性を感じさせないほどの高いフッキング率を誇ってる。
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