紅牙テンヤゲームEXKOHGA TENYA GAME EX

スライダーで表示する
一覧で表示する
  • S/MH-236SMT

閉じる

感度・操作性・パワー・クッション性など全てのバランスを高次元で実現し、地域ごとの最適調子をラインナップした一つテンヤ真鯛専用竿の最高峰。

感度・操作性・パワー・クッション性など全てのバランスを高次元で実現した、一つテンヤ真鯛専用竿の最高峰。
ブランクにはシリーズ初の超高密度高強度カーボンSVFコンパイルXナノプラスを採用。これを細身肉厚設計とすることで、更なる操作性と高感度化を実現するだけでなく、ファイト時の粘りが向上。魚の引きにスムーズに追従するだけでなく、タメているだけで自然に魚を浮かせるリフティングパワーを発揮する。また、ガイドには軽量・高剛性・トラブルレスのRタイプフレームと、薄肉・軽量のNリングを搭載した『AGS』を採用し、軽量化のみならず、高感度化と高い操作性に貢献。アイテムごとに理想の調子を追求し、穂先素材と継方式を変化させることでそれぞれのシチュエーションに最適化したアクションを実現した。

S/MH-236SMT 、MH-232=7:3調子
H-214、H-230SMT=8:2調子

ダイワテクノロジー

感性領域設計システム [ESS](エキスパートセンスシミュレーション)
ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生します。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要な要素と言えます。DAIWAは「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを独自に開発し「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、釣り人がもつ感性の領域をも設計に反映する事が可能となり、より釣り人が求めるロッドへと近づいていきます。
AGS
軽量・高感度を実現するAGS(エアガイドシステム)はカーボンフレームを採用しており、チタンと比較して約3倍の剛性をもつカーボンの特性から、ラインを通して伝わるわずかな信号を吸収することなくダイレクトにブランクに伝える高感度を有します。また、カーボンの軽量性によりロッド全体の軽量化にも貢献し、特に穂先部の軽量化につながることで感度の向上にも追加の効果が見込めます。
SMT(SuperMetalTop)
SMT(スーパーメタルトップ)とは、超弾性チタン合金素材をロッドの穂先に使用したDAIWA独自のテクノロジー。金属ならではの振動の増幅力から、カーボン素材では不可能な領域の感度を釣り人に提供します。弾性の高い金属素材の特徴である強度と外傷への強さに加え、わずかな動きにもしなやかに曲がる繊細な穂先を実現できることから、アタリを手元までしっかりと届ける金属ならではの手感度と目に見えるアタリの目感度に優れています。
※S/MH-236SMT、H-230SMTのみ。
MEGA TOP R(メガトップR)
繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッド「メガトップ」に東レ(株)トレカT1100Gをダイワ独自の製造テクノロジーで組み合わせ、樹脂の領域まで開発を積み重ね、大幅な感度の向上とハイレスポンスな操作性を実現した高弾性カーボンソリッド穂先。
※MH-232、H-214のみ。
SVF COMPILE-Xナノプラス
大幅に削減されたレジン、それに応じて多量に密入されたグラファイト繊維によって構成された超筋肉質ブランク。高い硬度と張りを持つことから情報伝達能力の高さに繋がり、水中を手に取るような感度をもたらします。また、削減されたレジン量は軽さとパワーのランクアップを意味し、同じパワーならはるかに軽いロッドを、同じパワー・軽さならはるかに細いロッドを作ることができます。バイトに対して瞬間的な反応が要求される釣りには不可欠なブランクで、鋭敏な感度と強力なバットパワーを感じることができます。細身のため、振り抜きやすく、狙ったスポットを外さない正確なキャストが可能で、その軽さは一日撃ち続けることが可能となります。この高性能ブランクがナノプラス技術によってさらに進化しているのです。
V-JOINTα
ジョイント部に高強度素材のナノアロイを採用し、DAIWA独自の精密加工技術を駆使することによりV-ジョイントαは誕生し、V-JOINTをさらに強く・軽く・きれいな曲がりへと進化させました。継ぎ数の多い竿では、ジョイント部を短くすることが可能になり、強さを実現しつつ軽さの実現に寄与します。
X45
キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどの動作の中で発生するネジレを防ぐため、長年の研究によりネジレ防止の為には従来構造(竿先に対して0°、90°)に加え「45°」のバイアスクロス(±45°に斜行したカーボン繊維等)を巻くことが最適であるとの結論に至りました。X45の搭載により、ネジレを防止し、パワー・操作性・感度の飛躍的な向上を実現しました。
ZERO_SEAT
ゼロシートはストレスなく、心から釣りを楽しんでもらうことを目指したリールシートの新たな設計思想。

製品詳細

船竿初の超高密度高強度カーボンSVFコンパイルXナノプラス採用
ブランクに超高密度高強度カーボンSVFコンパイルXナノプラスを採用。これを細身肉厚設計とすることで、更なる操作性と高感度化を実現するだけでなく、ファイト時の粘りが向上。魚の引きにスムーズに追従するだけでなく、タメているだけで自然に魚を浮かせるリフティングパワーを発揮する。
アイテムごとに地域の釣法に特化した穂先素材を選択
・SMTモデル
穂先の長さとテーパー(しなやかさ、曲がり)を改良し、目感度と操作性が向上。

・メガトップRモデル
シリーズの最高クラスの手感度と操作性を実現。
ゼロシートシームレスフィットをアップロックで採用
リールフットとの継ぎ目や隙間を感じさせないシームレスなパーミング性能を実現。これにより、従来より軽く握りこめることで、研ぎ澄まされた手感度を獲得。スピニングシートの概念を覆す新型リールシート。本作は、アップロックとすることで持ち軽さとファイト時のパーミング性能を向上させたグリップ部は短尺化し、手が小さいアングラーも容易でブランクタッチが可能な仕様となっている。これまでは緩みとブランクタッチの観点から、ダウンロック仕様としていた。今回のシームレスフィットはアップロックでも緩みにくく、更にブランクタッチを可能とするパーツを専用設計した。
理想の調子を実現する拘りの継方式
強度向上、軽量化、フッキングパワーを兼ね備えることに成功。
全アイテム変則2ピース設計(H-214はバットジョイント、他はワンアンドハーフ)。変則2ピース設計することで、継部がリールシート方向に移動する。
一つテンヤ真鯛において、従来の竿はフッキング時に竿の中央に負荷が集中するものがほとんどだった。この最も負荷かかる部分から、継部を逃がすことで、強度アップだけでなくスムーズに曲がりこむことで、バットパワーを最大限に活かすことを可能とした。
また、継部の慣性モーメントの低減も実現。
実釣性能と機能性を両立したナットリング
カーボンパイプと金属を組み合わせたナットリング。
手に直接あたる竿先方向には、手当たりの良い凹凸の少ないカーボンパイプを配置。
そして、竿尻方向には締め込みやすさと軽量化のために穴あき加工を施した金属パーツを配置。
本作はナットをアップロックとすることで、重量のあるナットをリールシート後方に配置。
持ち軽さがもたらす操作性向上を実現し、より集中力を高めることに成功。
アップロック仕様であるが、シームレスフィット専用フードを採用することで、緩み問題を払拭。
チタンと比べ、硬度が高く、高感度なカーボンフレームと軽量な薄肉リングを組み合わせた次世代『AGS』
また、ガイドサイズと配置を見直すことで軽量化と糸フケの少ない操作性向上。糸の収束が早く、気持ちのよいキャストを実現。
継部にV-JOINT α採用
ジョイント部のパワーロスを軽減しスムーズで綺麗な曲がりを実現。
ブランクにはピンク×ゴールドの特殊塗装採用
キャストをサポートするCCグリップ
リアグリップの両サイドにフラット面を設けることで、ロッドを振り抜きやすくなっている。また、リング部分の溝の幅と深さを最適化することで、引き手の動作が行いやすい。
煌びやかなダブルアルマイトリング×カラーカーボンクロスを随所に配置
ゼロシートシームレスフィットの特徴
リールシートに搭載した、ゼロシートシームレスフィットの特徴は赤枠部である。
リールシートとスピニングリールの隙間を埋める壁が存在することで、掌との一体感を体現。
また、リールシート全体(赤枠部)は逆R形状に削りこむことで、握りこんだ際も快適な指当たりを実現。

付属品

・竿袋
・ロッドベルト

福田豊起テスターインプレッション

今回の紅牙テンヤゲームEXの開発にあたり、先に発売された紅牙テンヤゲームMXの存在は極めて大きかった。
MXでは、ひとつテンヤマダイロッドの基本性能を徹底的に見直し、従来の延長線上にある進化ではなく、目指すべき理想のロッド像を一から構築するための開発体制が整ったと、私は強く感じている。これまでのように部分的にテスターの声を反映するだけではなく、コンセプトの立ち上げ段階から企画・設計・テスターが一体となり、進化し続けるひとつテンヤマダイにおける理想のロッド像を徹底的に練り上げ、形にしていく体制へと移行したのである。
その結果として、ひとつテンヤロッドの基軸となる調子がMXで明確に形となった。このプロセスを経たうえで、今回のEX開発では、企画・設計・テスター陣が万全の体制で、DAIWAひとつテンヤロッドのフラッグシップに対する思いを余すことなく注ぎ込むことができた。
このことこそが、今回のEXの劇的かつ圧倒的な進化のストーリーにつながったと私は確信している。
最先端DAIWAテクノロジーを縦糸に、我々のひとつテンヤマダイへの情熱を横糸にして紡ぎ上げた今回の紅牙テンヤゲームEXには、手に取った瞬間に確かに伝わるものがある。フィールドで解き放たれたそのパフォーマンスは、ひとつテンヤマダイという釣りを次のステージへと押し上げてくれるはずである。
福田豊起テスター
■紅牙テンヤゲームEXの進化

今回の紅牙テンヤゲームEXの柱となるコンセプトは、「絶対的な軽さ+持ち軽さ」と「操作性」、そしてそれによって導かれる「圧倒的な感度」の飽くなき追求である。
これまでのEXも、絶対的な数値としての軽さは驚異的であった。しかし今回は、その軽さを実釣の中で真に活きる性能へ昇華させるべく、ロッドの基本構造からディテールに至るまで徹底的な見直しが図られている。
その進化の根幹を支えているのが、DAIWAが誇る最先端カーボンテクノロジー、超々高密度カーボンのSVFコンパイルXナノプラスである。
ロッドの仕事を担うのはカーボン繊維であり、それを束ね形にするのがレジンである。いかにレジンを減らし、カーボン繊維の密度を高めるか――それこそがカーボンロッド進化の歴史と言ってよい。
その究極形とも言えるのがSVFコンパイルXナノプラスだ。本来。キャスト性能や瞬時の操作性が求められるハイエンドルアーロッドに採用されてきた技術である。今回、船ロッドとして初採用されたその効果は圧倒的で、感度・軽さ・操作性・パワーのチート級の進化に私も舌を巻いた。
特に感度に関しては、ロッドに自分の感覚が延長されたかのような錯覚すら覚えるほどである。
さらに、細身肉厚設計によって操作性と感度を高めるだけでなく、ファイト時の粘りも獲得。鋭いマダイの首振りをしなやかに受け止めながら、ロッドをタメているだけで大ダイを浮かせるパワーまで備えている。
マダイの鋭い引きを強気で抑え込むファイトを信条としている私としてはいささか刺激が足りないとはじめは感じたが、スムーズなファイトは相手の大ダイも暴れる余地がなくなるのか?実際に取り込みに持ち込む実釣性能は大いに認めざるをえない。大ダイの激しい首振りと鋭い突っ込みにも誰もが臆することなく存分にヤリトリを楽しむことが出来るであろう。いつもよりドラグを締めることで、竿の性能を最大限に発揮したファイトが可能となるので、ぜひお試しいただきたい。新しく採用されたワン&ハーフ構造も、細身肉厚の一翼を担いを担いこの獲れるブランクスのスムーズなパワー特性に大いに貢献している。
■軽さへの執念

今回の紅牙テンヤゲームEXは、全モデルが100gを切る驚異的な軽さを実現している。だが、今回DAIWAが本当に追い求めたのは、単なる数値上の軽さではない。実釣においてアングラーが一日中ロッドを握り、誘い続け、掛けて獲るまでを通して体感できる“軽さ”、すなわち持ち軽さである。
数字だけを見れば軽いロッドは他にも存在するかもしれない。しかし、実際の釣りでは、ロッドの総重量だけでは快適性は決まらない。重要なのは、手元に掛かるモーメントをいかに減らし、振り出し・誘い・アワセの初動をどれだけ軽快に感じられるかである。その思想のもと、企画・設計陣は重量のかさむ部位を徹底的に後方へ配置し、ロッド全体の重心設計をゼロベースで見直している。
まず象徴的なのがAGSガイドのバランス設計である。軽量なガイドを適切に配置することで、穂先側の不要な重さを極限まで排除し、シャクリ後のブレの収束も著しく速くなっている。
さらに前述のワン&ハーフ構造も、単なる収納性や強度面だけの工夫ではない。ロッドの継ぎ部はカーボンソリッドが重なり重量が集中しやすいポイントであり、その位置をできる限り手元寄りに配置することで、先重り感を抑え、持ち軽さに大きく貢献している。
そして今回、私が特に高く評価しているのが、リールナットをダウンロックからアップロックへ変更した点である。
重量のあるナット部を後方へ下げることで、握った瞬間のバランスが明らかに変わる。これは単純な重量配分の話に留まらず、実釣中のロッドワークそのものを変える要素となっている。
もっとも、このアップロック化は簡単に採用できるものではない。ブランクスタッチのしやすさ、実釣中のナットの緩み、握り心地、ファイト時の力の入れやすさなど、少しでも詰めが甘ければネガティブな要素が出かねない部分でもある。実際、テスター陣としても当初は慎重な見方をしていた。しかし、ゼロシートシームレスフィットとの組み合わせによって、その懸念は見事に払拭された。
自然にブランクへ触れられるポジションが確保され、リールフットと一体で握り込んだ際のフィット感は、これまでにないレベルに達している。軽さだけでなく、力を入れるべき場面でしっかり入力できる握りやすさまで両立している点は見事というほかない。この圧倒的なブランク性能、すなわち感度、操作性、パワーを最大限に生かし、享受する重要な役割を担っている。
実際、初めて手にした時、その軽さには思わず違和感を覚えるほどであった。船上で他の釣り人や船長に何気なく手渡すと、こちらが何も言わずとも、誰もが一様に驚きの表情を浮かべる。その反応を見るたび、こちらまで思わず笑みがこぼれる。もはやちょっとしたいたずらをしているような感覚ですらある。そして決まって、その後はこのロッドの話で船上が盛り上がる。それほどまでに、この“軽さ”は、数字以上に強烈なインパクトを持っているのである。
■関東における主力モデル

関東で主力となるのは、間違いなくMHクラスである。
その中でも、今回ご紹介したいのが MH-232 と S/MH-236 SMT の2モデルである。
同じMHクラスでありながら、その個性は明確に異なる。
関東のひとつテンヤは、大きく分けて「遊動テンヤをキャストして横に探る釣り」と、「固定テンヤをフォールさせて縦に探る釣り」の二軸で成り立つ。この2つのスタイルに、それぞれ最適化されたのがこの2モデルである。


■紅牙テンヤゲームEX MH-232

まずは、遊動テンヤによる“横の釣り”を強く意識して生まれた、今回注目の MH-232 からご紹介したい。
このモデル最大の特徴は、何と言っても穂先に メガトップR を採用した点にある。
一つテンヤロッドとしては初搭載となるこの超高弾性カーボンソリッド穂先は、すでにカワハギやテンヤタチウオの瞬鋭シリーズで高い評価を得ているテクノロジーであり、その圧倒的な手感度と操作性は、発売以来多くのアングラーを魅了してきた。
そのメガトップRとSVFコンパイルXナノプラスの細身高反発ブランクが組み合わさって、並みのロッドが生まれるはずがない。
軽さ、手感度、操作性、そのすべてが圧倒的である。
その恩恵は、一投目をキャストした瞬間からはっきりと感じられる。狙ったポイントへ低弾道でビシッと決まるキャストフィールは、これまでにないほど気持ちが良い。風や波の影響を最小限に抑えながら、テンヤの着水点とライン角度をイメージ通りにコントロールできるため、浅場を横に広く探る釣りでは大きな武器となる。
特に茨城や飯岡のようなフラットボトムを広範囲に探るエリアでは、この飛距離とコントロール性能の差が、そのまま釣果差につながると言ってよい。
また、メガトップRの真価は、ボトムを横に引く釣りにおいてさらに際立つ。
ボトムの凹凸とマダイのアタリは、穂先の目感度だけでは判別が難しい場面が多い。特に硬質な底質では、地形変化と噛みアタリの違いは極めて曖昧になりやすい。
そうした状況で、手元に鋭く伝わる「カツン」というメガトップRならではのシグナルは、フッキングへ持ち込むための決定的な手掛かりとなる。
さらに外洋では、ウネリや横風の影響でラインテンションが安定せず、穂先の目感度だけに頼れない瞬間が必ず訪れる。その一瞬で勝負が決まることも少なくない。その死角を、MH-232の圧倒的な手感度がしっかりカバーしてくれる。そして何より、このロッドの操作性は遊動テンヤの釣りにおいて一層際立つ。同じボトムを攻めると言っても、そのアプローチは実に多彩である。シェイクでアピールを強める、あえて重めのテンヤで底をディグ気味に引く、跳ね上げてフォール幅を稼ぐ――そのすべてに対して、思い描いた通りの動きをテンヤへ入力できる。
活きエビを使えるエリアであれば、よりシャープで力強い誘いが面白い。その強い入力だけでなく、ラインテンションを極限まで抜いた繊細なボトムステイや、ごく小さなテンション変化で食わせる釣りまで自在に対応できるのが、このMH-232の真骨頂である。
ここ数年、遊動テンヤの釣りのアワセに私なりのアレンジを加えて好感触を得ている。以前は遊動テンヤの小バリのすっぽ抜けを嫌って初速を抑えたストロークの大きいスイーブ気味のアワセをしていた。それに対してストロークが短く初速の速いアワセでハリ先をマダイの口に立てたのち、スイーブのアワセを大きくフォローに入れることでフッキングを完成させるイメージ。このアワセで私の遊動テンヤでのフッキング率はかなり向上した。こんな私なりのこだわりにもMH-232の操作性はしっかりと応えてくれている。
■紅牙テンヤゲームEX S/MH-236 SMT

一方で、軽いテンヤによるフォールの釣りを極限まで突き詰めたモデルが S/MH-236 SMT である。
歴代の紅牙テンヤゲームシリーズにおいても、SMTは目感度・手感度の両面で大きなアドバンテージをもたらしてきた。今回のモデルでは、そのSMTのしなやかさと情報伝達能力をさらに高い次元へ引き上げるべく、これまでにないレベルまで徹底的に削り込み、さらに繊細な穂先部をやや長めに設計している。これにより、軽量テンヤのフォール中に生じるわずかな負荷変化、沈下速度の違い、いわゆる糸ふけレベルのアタリまでも穂先に明確に表現できるようになった。
さらに、糸ふけだけでは視認しにくい微細な震えや振動のアタリまでも、SMT特有の伝達性能によって目にも手にも伝えてくれる。この感度の進化によって、テンヤが着底してから釣りが始まるのではなく、着底前、マダイの泳層にテンヤが入った瞬間から気配を察知し、アタリへ持ち込める場面が格段に増えた。これは実釣で使えば、誰もがすぐに体感できるはずである。
その一方で、誘い・シャクリ・アワセといった操作面においては、あくまでシャープで思い通りの入力が可能であることも、このモデルの真価である。
SVFコンパイルXナノプラスの恩恵を最大限に受けた細身ブランクは、テンヤの操作、フッキング、ファイトの各シーンで新鮮な驚きを与えてくれる。
極繊細なSMT穂先と、高反発でシャープなブランク。その両立は本来非常に難しい。しかし、このモデルには一切の破綻がない。ここにDAIWA設計陣の技術力の高さを強く感じる。
また、このモデルの魅力は繊細さだけに留まらない。軽いテンヤのフォールに対しては過去のロッドを一段上の次元へ置き去りにする感度を見せながら、操作性の高さゆえに8号以上の重めのテンヤまでしっかりカバーできる守備範囲の広さも大きな魅力である。ひとつテンヤ発祥の王道とも言える、軽量テンヤのリフト&フォール。私自身、非常に思い入れの深い釣法であるが、この S/MH-236 SMT を手にした時、「ひとつテンヤロッドはここまで到達したのか」と感慨を覚えた。まさに、フォールの釣りを愛するアングラーにこそ手に取っていただきたい一本である。


■新しいデザインとその存在感

最後に触れておきたいのが、そのデザインである。
従来の紅牙テンヤゲームEXが、高性能カーボンのネイキッド質感を活かしたシンプルな意匠であったのに対し、今回のモデルはゴールドをアクセントにした華やかなデザインへと大きく進化した。フィールドで放たれる圧倒的な性能と、優雅さすら感じさせる外観。その対比が、我々釣り人に強い所有感と高揚感を与えてくれる。
ぜひ一度、釣り上げた美しい真鯛と並べて眺めていただきたい。その瞬間、ひとつテンヤの新しい時代が始まったことを、きっと実感できるはずである。

畑口将大テスターインプレッション

発祥の地である関東・大原エリアから、ロッドとリールを組んだタックルにひとつテンヤを結び、エビをセットするだけで気軽に真鯛を狙える――そのシンプルさと奥深いゲーム性が、多くのアングラーを魅了し、全国各地へ瞬く間に広がりを見せたのがひとつテンヤである。
西日本エリアでも、その楽しさゆえに高い人気を誇る釣種となっている。特に、素早いリアクションの効いた誘いを入れても頭の取れにくい活きエビが手に入りやすい環境であることから、各エリアの海況や潮流に合わせた独自のスタイルが確立されているのは周知の事実だ。瀬戸内、四国、九州ではすでに定着した釣りとなり、さらに細分化されたメソッドも生み出されている。近年では根魚やアマダイに照準を当てた出船も増え、釣りの幅はますます広がっている。さらに関西では、明石エリアに続き泉州エリアでも爆発的な人気を博しており、西日本のひとつテンヤは今まさに新たな盛り上がりを見せている。
畑口将大テスター
■25紅牙テンヤゲームMXとは

そんな中、昨年リリースされたMXシリーズでは、私はとにかく「操作性の高さ」を最重要視した。企画者、設計者と綿密に打ち合わせを重ね、調子の異なるブランクスとソリッドを幾度となく組み合わせ、船上で何度もトライ&エラーを繰り返した。その結果、張りの強さを逃がすことなく復元力へと変換し、非常に快適で軽やかな操作性を実現する“本質的な操作性”を持つ調子を引き出すことに成功した。多くの反響をいただけたシリーズであった。
そこで今度は、MXシリーズで蓄積したデータをもとに、新EXシリーズでは現状のひとつテンヤロッドにおいて使える最先端テクノロジーを“全部乗せ”で作っていこう、という話になった。
しかし私の中では、MXシリーズの出来があまりにも良すぎたため、正直そこまで大きな差は出ないのではないか、という心境であった。

■紅牙テンヤゲームEXの進化点

とはいえ、MXシリーズをベースにしながらも、細かな変更点については企画者・設計者と打ち合わせを重ね、調整を施したHタイプ2本のプロトが数本手元に届いた。そしてまず初見で驚かされたのが、その見た目である。非常に細く、これでもかというほど軽い。フィールドへ向かう前の段階で、すでに大きな衝撃を受けた。ここまで見せられてしまうと、使いたくて仕方がない。急いで予定を組み、すぐに釣行テストへ向かったものである。本作は、ダイワの船竿では初となる超々高密度・高強度カーボン「SVFコンパイルXナノプラス」を採用した、細身肉厚設計となっている。この素材は、バスロッドやソルトルアーゲームロッドの最高峰モデルにすでに採用されている。テンヤを自在に操作し、アクションを入れ、アタリを取ってフッキングへ持ち込むひとつテンヤは、感覚としてルアーゲームに非常に近い。だからこそ、ひとつテンヤロッドの最高峰である紅牙テンヤゲームEXに採用されるべくして採用されたテクノロジーだと言えるだろう。

実際に使用してみると、ロッド全体のバランスの良さもさることながら、細身化によって空気抵抗が大きく減少し、振り抜き感が非常に良い。
その結果、誘いの鋭さと機敏さ、そしてフッキングのキレが明らかに増していることを実感できた。

そして何より驚いたのが、そのロッド性能の“両立”である。まず感じたのは、操作しやすい全体的な張り感。さらにベリー部から順々に美しく力を戻していく高い復元力によって、極めて高い操作性を実現している。その操作性を支える土台として、大型真鯛の硬い口をしっかり貫通し、そのまま楽にリフトできるパワーという“剛”の面を持っている。

一方で、テンヤの動きが破綻しないしなやかな復元によって、魚に口を使わせる自然な誘いを具現化し、真鯛が掛かった後はしっかりと曲がり込み、首振りにも追従してくれる粘りのある“柔”の面も備えている。

これまでは、張りはあるがしなやかさに欠ける、あるいはパワーはあるが曲がってくれない、といったように、どちらかを犠牲にするか、ある程度バランスを取ったところで調整するのが常であった。
ところが今回は、その剛と柔という相反する要素を、どちらも最善のレベルまで振り切って成立させている。これまで矛盾していたはずの要素を、ここまで高次元で正当化してしまったことに、とんでもない代物を作ってきたものだと驚嘆した。正直、大して変わらないだろうと思っていた自分が愚かであったと痛感し、日々進化する最新テクノロジーを最適に組み上げた設計者の力量に心から驚かされたものである。

この矛盾点を成立させた大きな要因のひとつが、継ぎ方を変則2ピースへ変更したことである。

■変則2ピース設計×SVFコンパイルXナノプラスの魔力

H-214はバットジョイント、その他はワン&ハーフ構造を採用している。
ひとつテンヤにおいて、フッキングやファイト時に最も負担が掛かるのはロッド中央部である。
この中央部からジョイントを排したことで、強度アップだけでなく、理想とするスムーズなパワー伝達を実現することができた。

このスムーズなパワー伝達は、フッキング時に大きな負荷が掛かった瞬間でも遅れなくバットパワーを伝え、瞬時のフッキングへとつなげてくれる。
さらにファイト時には、継ぎ目による力の分散を抑え、ロッド全体のパワーを活かしながら、美しい曲がりと粘りで安心感のあるやり取りを可能にしている。
この2点の恩恵が非常に大きいのは間違いない。

しかし私の中では、それ以上に“誘い”の場面で非常に大きな違いを感じている。テンヤを動かす誘いの動作ではロッドをシャクるわけだが、その際、テンヤの重さや水圧によってロッドはしなり、そのしなりが元に戻る復元力によってテンヤは動く。

スムーズなパワー伝達が行われるということは、張りの強いバットやベリー部を基礎に、力を逃がすことなく穂先まで伝わり、レスポンス良く動いてくれるということだ。
つまり、ロッド全体が最適な力加減で、しなりと復元の動きをアシストしてくれるのである。

このロッドのしなりから復元への動きを誘いに使うことで、テンヤに絶妙で自然な自走アクションが生まれ、真鯛にスイッチを入れる“本質的に釣れる誘い”を実現できる。
それだけでなく、軽い力でロッドをシャクるだけで、ロッド全体がベリーからティップまでしなり、自然に復元動作を行ってくれるため、腕への負担が格段に減り、疲れにくい操作感を得ることができた。

SVFコンパイルXナノプラスという素材と、変則2ピース設計の相乗効果によって、新たな境地を切り開いたと言ってよいだろう。

ひとつテンヤは、まず真鯛に口を使ってもらわなければ成立しない釣りである。
ゆえに私は、誘いに大きな差を生む操作面に強くこだわってきた。
しかし忘れてはならないのが、感度面の進化である。

SVFコンパイルXナノプラスは、大幅に削減されたレジン(樹脂)と、それに応じて高密度に充填されたカーボン繊維によって構成されており、高い硬度と張りを備えている。
それが圧倒的な情報伝達能力の高さにつながり、大型真鯛特有の吸い込むような小さなアタリのシグナルを増幅し、大きく手元へ伝えてくれる。
さらに、深場や二枚潮など底を取りにくい場面でも、しっかりと着底の感覚を拾ってくれる底感度にも優れており、手感度は飛躍的に向上している。
この点もまた、本機の進化を語るうえで欠かすことのできない大きな魅力である。

■デザイン・リールシートについて

また、本作は性能面のみならず、所有する歓びを満たすデザイン面にも徹底的にこだわっている。
EXの名にふさわしく、ブランクにはピンク×ゴールドを基調とした特別感のある外観を採用。光の当たり方によって表情を変える華やかな発色は、船上でひときわ存在感を放つ仕上がりである。単なる装飾ではなく、紅牙ブランドの世界観、そして真鯛というターゲットを強く意識したカラーリングとなっている。

各部にはダブルアルマイトリングとカラーカーボンクロスを効果的に配置し、フラッグシップモデルらしい高級感を演出。注目していただきたいのはリールシートのナットの構成だ。手に直接あたる竿先方向には、手当たりの良い凹凸の少ないカーボンパイプを配置。そして、竿尻方向には締め込みやすさのために穴開き加工を施した金属パーツを配置した、実釣性能をとことん追求した構成となっている。このように、細部に至るまで妥協なく作り込まれており、手にした瞬間に特別な一本であることを実感できる。

リールシートには、操作性と快適性を高次元で両立するアップロック仕様を採用した。重量のあるナットを後方へ配置することで持ち重り感を抑え、シャクリ動作時のバランスを最適化。長時間にわたって誘い続けるひとつテンヤにおいて、この持ち軽さは大きなアドバンテージとなる。

さらに、ゼロシートシームレスフィットにより、リールとの一体感は非常に高い。手に触れる部分の段差や違和感を極限まで排除することで、繊細なアタリの伝達性を高めるだけでなく、ファイト時に力を込めても手が痛くなりにくい。掌が当たる部分は絶妙な膨らみを持たせた形状としており、一日中シャクリ続けても疲れにくい握り心地を実現している。まさに、実釣から逆算して作り込まれたリールシートである。

リアグリップ両サイドのフラット形状も秀逸で、脇挟み時にグリップエンドがずれにくく、安定したファイトを可能にしている。
■H-230SM

H-230SMTは、西日本のどのエリアにおいても、水深5m〜90mという幅広いレンジで“ど真ん中に釣れる誘い”を作り出せる調子を具現化した一本である。
一般的に、このレンジ幅を1本で高次元にカバーすることは非常に難しい。浅場で良い動きが出せても深場では操作性を失ってしまったり、逆に深場で良いと感じても浅場では強すぎてテンヤの動きが破綻してしまったりと、調子選びにはどうしても苦戦や妥協が付きまとうものだ。
しかし、前述の通り、SVFコンパイルXナノプラスという素材、そして変則2ピース設計の相乗効果によって、その矛盾点が一気に解消された。
なかでもH-230SMTは特にその恩恵を大きく受けており、本来であれば難しい調子設定において“良いところ取り”が可能となり、最良の調子を具現化することに成功した、まさに至宝の一本と言える。

実際にH-230SMTのプロトを使い始めてからは、これまでよりも明らかに、その時々における最良の誘いを出力できる範囲が広がった。
その結果として、アタリの数、そして大鯛との接点が着実に増えてきたことを、目に見えて実感している。

特に大型真鯛は、誘いが合わなければなかなか口を使ってくれない。ロッドの真ん中、あるいは根元付近の硬い力を使って、思い切り“ビュン”とテンヤを飛ばしてしまうと、テンヤ自体が不自然な加速と動きになりやすい。そうなるとアタリが出にくくなり、とりわけ警戒心の強い大型真鯛は、まず口を使ってくれなくなる。

では、より自然な動きの中で機敏に真鯛へスイッチを入れる誘いとは何か。それは、しっかりとロッドの反発力を使い、ロッド全体を鞭のようにしならせ、入力した力を穂持ちから穂先へと伝え、その反発する力でテンヤを跳ね上げる動きである。

鞭のように竿をしならせてテンヤを跳ね上げることで、テンヤに素早い初速を与え、持ち上がったところでスッとテンションを抜く。するとテンヤは自然な自走状態に入り、まるでエビが跳ねて逃げた後に潮へ乗って漂っていくような、極めてナチュラルな動きを演出できる。私の中では、まさにそのイメージで使っている。
この感覚は、スロージギングで高反発ロッドを使用し、ジグを飛ばして自走させることで魚にスイッチを入れる動きにかなり近い。

もちろん、大鯛を狙う際には、より軽いテンヤで自然にフワフワとフォールさせた方が良い場面が多いことは分かっている。しかし、西日本では水深が深く、潮が速いポイントがメインになることが多く、現実的にはそのままでは対応しきれない。

だからこそ、底をしっかり取れる重いテンヤであっても、限りなく自然に近い動きを演出し、自ら真鯛のスイッチを入れてアタリを増やし、さらには大型真鯛にまで口を使わせる。その誘いを、西日本のどのエリアでも、水深5m〜90mでもオートマチックに再現できる調子に仕上がっているのが、このH-230SMTである。

穂先には、目感度・手感度の双方において非常に優れたSMTを採用している。
風が強く穂先が揺れて目感度が捉えにくい場面、大きなうねりでテンション維持が難しく手感度が感じにくい場面でも、しっかりとシグナルを目にも手にも伝えてくれる。そのため、大型真鯛特有の小さなシグナルを逃さないだけでなく、底取りが怪しい場面でもSMTならではの高い底感度によって状況を把握しやすい。結果として、根掛かりを減らしながら1ランク軽いテンヤを使うことも可能になり、SMTはひとつテンヤにおいて非常に大きなアドバンテージとなっている。

従来のSMTやMT穂先採用ロッドに関しては、私自身も持ち重り感を感じる面は正直あった。しかし今回は、その持ち重り感を徹底的になくすために、穂先の長さとテーパーを一から見直し、最適な調子を導き出している。
そのため、これまでのSMTロッドとはまったく別物のロッドだと思って、ぜひ一度手に取っていただきたい一本である。

最近、爆発的な人気を博している関西の明石・泉州エリアで使用するロッドとしても、まさに“ど真ん中”と言えるのがこのH-230SMTだ。明石エリアも泉州エリアも、シーズンの中で広い範囲の水深を探り、潮の速さも日によって大きく異なる。だからこそ、この守備範囲の広さを持つH-230SMTが基本となる1本になる。

明石エリアでは、潮の速い起伏のあるポイントを攻めることも多い。そのような場面では、50cm刻みで2段シャクリを入れ、底から1mほど誘い上げてテンションフォールを入れるパターンがハマることが多いのだが、この誘いも、しなやかな復元力の高さゆえに非常にやりやすい。
一方、泉州エリアでは起伏はそれほど大きくなく、砂地とゴロタが混じったポイントが多い印象である。こうしたエリアでは、底付近をべったりと機敏に攻め、小さく鋭くテンヤを動かして真鯛に口を使わせる誘いが非常に強い。その際も、軽い力でロッドをしゃくり、パワーを入力するだけで、スムーズなパワー伝達によってテンヤがしっかり機敏に動いてくれる。一日中誘いを入れ続けても疲れにくく、集中して釣行を楽しめるのも大きな魅力である。

もちろん、前記した状況が明石と泉州で逆になる場合もあれば、さらに異なるシチュエーションに遭遇することもある。実釣では常にさまざまな状況へ対応しなければならない。そのすべてに対応できる“ど真ん中の一本”として、まず関西エリアで手にしていただきたいのが、このH-230SMTである。私が最初におすすめしたい一本であることは間違いない。

■H-214

H-214は、MXシリーズのH-215にて多くの賞賛をいただいた水深2m〜20m特化型ショートモデルを、最新テクノロジーを惜しみなく投入してブラッシュアップしたモデルである。
シャローエリアでは、キャストで広範囲を探り、縦の動きではなく横、より正確には斜め方向の動きでボトム付近を機敏にトレースしていく釣りとなる。ラインに対してどの角度で構えるか、どの程度ロッドへパワーを入力し、どのように復元力を出力させるかといった、真鯛にスイッチを入れるテンヤの動きをどのように作り出すかが極めて重要になる。水深、潮流、ライン角度、さらにはその日の真鯛のコンディションまで加味しながらマッチングさせる繊細なロッドワークによって、アタリの数、そしてフッキングに持ち込みやすい深いバイトの数は劇的に変わり、釣果は飛躍的に伸びていく。

その点、H-214はショートレングスならではの取り回しの快適さと圧倒的な軽さによって、より繊細なロッドワークを可能にしている。さらに穂持ち付近は、MX H-215よりもわずかにマイルドな調子へとセッティングしており、入力した力をより自然にテンヤの動きへと変換できるよう仕上げている。加えて、SVFコンパイルXナノプラスと変則2ピース構造(H-214はバットジョイント)の相乗効果により、穂持ちをマイルドにしても操作感を一切損なうことなく、復元力を活かしたさらに軽い操作性と、玄人好みのマニュアル的な操作の幅を大きく広げるモデルとなった。単に扱いやすいだけではなく、アングラーの入力に対して繊細に応えてくれることで、より高い次元でひとつテンヤのゲーム性を堪能できるロッドに仕上がっている。

H-214はシリーズ唯一のバットジョイント設計を採用したことで、超細身ブランクを実現している。レスポンスの速いパワー伝達力によって、真鯛の鋭い引きにもスムーズに追従し、SVFコンパイルXナノプラスならではの高いパワーを持ちながら、しっかりと曲がり込む粘りを両立している。ショートロッドにありがちなクッション性の不足というデメリットを見事に払拭している。さらに継ぎ部によるロスが少ないことで、感度伝達性能も非常に高く、手感度の向上にも大きく寄与している。

穂先には、ダイワ独自の高弾性カーボンソリッド「メガトップR」を搭載。リアクション釣法に求められるシャープな操作感が一段と高まり、入力に対するレスポンスは非常に鋭い。浅場ならではの、エサを積極的に捕食しに来た高活性な真鯛のアタリが、ダイレクトに大きく手元へ響いてくる手感度の高さも、このロッドの大きな魅力である。

ショートレングスであるH-214は、細身肉厚構造の恩恵をとりわけ大きく受けているモデルでもある。空気抵抗が少ないことで誘いのキレ感は一段と向上し、瞬発的なフッキングスピードによって“瞬掛け”を実現できる点でも、浅場攻略にまさにうってつけの一本と言える。また、シャロー攻略に欠かせないキャスタビリティの高さも、ショートレングスロッドならではの大きな魅力である。船べりが低い船であっても、同船者や水面との距離を気にすることなく、軽快なキャストが可能だ。

さらに軽量なAGSガイドの採用により、ロッドの振れの収束も非常に速い。細身ブランクスによる優れた振り抜け性能と、ロッド全体のレスポンスの良い反発力が相まって、軽い力でもしっかり飛距離の出る、気持ちの良いアンダーキャストを行うことができる。
基本的にはシャローエリアの多い瀬戸内向けのモデルではあるが、他エリアでも近年は浅場を攻める船宿が増えてきており、加えて水深40m程度まではしっかり対応できる懐の深さも備えている。よりルアーゲーム的な楽しみ方をしたい方、あるいは爽快なフッキングフィールを存分に満喫したい方にも、非常におすすめできる一本である。

■至極のひとつテンヤマダイロッドが見せる、新たな景色

紅牙テンヤゲームEXは、単に最新テクノロジーを詰め込んだロッドではない。実釣の中で求められる「掛けるための操作性」「口を使わせる誘い」「掛けてから獲るための粘りとパワー」、そのすべてを高次元で融合させた、ひとつテンヤマダイという釣りの可能性をさらに押し広げる存在である。より多くのアタリを引き出したい方、より深いバイトに持ち込みたい方、そして記憶に残る一枚の大鯛を獲りたい方に、ぜひ体感していただきたい。
この一本が、ひとつテンヤの景色を変えてくれるはずである。

VIDEO

発売月

2026.03

製品スペック

アイテム 全長(m) 継数 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) テンヤ負荷(号) 適合ライン PE(号) カーボン含有率(%) メーカー希望本体価格(円) JAN *
紅牙テンヤゲームEX S/MH-236SMT・J 2.36 2 168 97 0.6/10.0 1~15 0.4~1.2 99 88,500 4550133545917 *
紅牙テンヤゲームEX MH-232・J 2.32 2 164 92 0.7/10.0 2~15 0.4~1.2 99 87,500 4550133545986 *
紅牙テンヤゲームEX H-214・J 2.14 2 172 87 0.8/10.0 3~20 0.4~1.2 99 87,500 4550133546112 *
紅牙テンヤゲームEX H-230SMT・J 2.30 2 163 98 0.8/10.0 3~20 0.4~1.2 99 88,500 4550133618642 *
  • メーカー希望本体価格は税抜表記です。
左にスクロール
右にスクロール
※メタルトップご使用上の注意
■メタルトップの温度変化について
超弾性チタン合金は素材の特性上、5℃以下の低温環境では弾性が低下し、穂先の戻りが遅くなってくるという事象が起こります。早朝・夜間の極端な冷え込みや風の影響で、気が付く程度の曲がりが生じることがあります。更に0℃以下の環境で弾性低下は、より進行し穂先が曲がったまま戻らない現象が起こります。いずれの場合も気温が上昇すれば本来の超弾性に戻り通常のご使用が可能になります。
■過度な屈曲を生じるようなご使用はお避けください
メタルトップは、通常操作においては快適にご使用いただけますが、巻き込み・穂先の糸がらみ等外的要因による過度な屈曲には、クセ(塑性変形)が残ったり、また金属疲労により破損する可能性があります。
■万一のクセは、手で修正できます
万一クセが残った場合は、曲っている側と逆の方向にゆっくり曲げることで、修正ができます。ただし、クセの修正を繰り返しますと金属疲労の原因となりますので、巻き込み等クセが残るような操作はお避けください。

快適にご使用いただくため、取扱説明書は必ずお読み下さい。