極鋭 湾フグKYOKUEI WANFUGU
極鋭 湾フグ 178
微細なアタリを大きく表現するため超柔軟、スローテーパーSMTを採用。柔軟ながらもSMT+AGSならではの手感度も実現。誘い下げ時、カットウが最初に着底する挙動が分かる繊細さを持たせ、張りのある穂持ちによってシャープなフッキング性能を追求。大型のフグのコントロールを容易にするバットパワーを備える。
ダイワテクノロジー
感性領域設計システム [ESS](エキスパートセンスシミュレーション)
ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生します。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要な要素と言えます。DAIWAは「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを独自に開発し「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、釣り人がもつ感性の領域をも設計に反映する事が可能となり、より釣り人が求めるロッドへと近づいていきます。
AGS
軽量・高感度を実現するAGS(エアガイドシステム)はカーボンフレームを採用しており、チタンと比較して約3倍の剛性をもつカーボンの特性から、ラインを通して伝わるわずかな信号を吸収することなくダイレクトにブランクに伝える高感度を有します。また、カーボンの軽量性によりロッド全体の軽量化にも貢献し、特に穂先部の軽量化につながることで感度の向上にも追加の効果が見込めます。
SMT(SuperMetalTop)
SMT(スーパーメタルトップ)とは、超弾性チタン合金素材をロッドの穂先に使用したDAIWA独自のテクノロジー。金属ならではの振動の増幅力から、カーボン素材では不可能な領域の感度を釣り人に提供します。弾性の高い金属素材の特徴である強度と外傷への強さに加え、わずかな動きにもしなやかに曲がる繊細な穂先を実現できることから、アタリを手元までしっかりと届ける金属ならではの手感度と目に見えるアタリの目感度に優れています。
X45
キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどの動作の中で発生するネジレを防ぐため、長年の研究によりネジレ防止の為には従来構造(竿先に対して0°、90°)に加え「45°」のバイアスクロス(±45°に斜行したカーボン繊維等)を巻くことが最適であるとの結論に至りました。X45の搭載により、ネジレを防止し、パワー・操作性・感度の飛躍的な向上を実現しました。
ZERO_SEAT
ゼロシートはストレスなく、心から釣りを楽しんでもらうことを目指したリールシートの新たな設計思想。
製品詳細
理想のシートはその存在を感じさせないZERO_SEAT
リールシートの存在自体を忘れることができるようなレベルまで、STRESS”0”を目指したフィット感、軽さ、操作性。 そして、様々なファクターの最適なバランスを実釣での徹底的な検証で追求。 リールと合わせたパーミング性能を追求したキャビティトリガー採用(カーボン繊維入りエアセンサー樹脂製)
■評価の高い『SMT』を搭載
感度と強度に優れ、繊細なアタリも表現してくれる。
■エキスパートのこだわりに応える専用調子
誘い下げ時、カットウが最初に着底する挙動が分かる繊細さを持たせ、張りのある穂持ちによってシャープなフッキング性能を追求。
付属品
・穂先保護カバー
・ベクトルダイワジッパー付竿袋
・クロロプレン製ロッドベルト
・ベクトルダイワジッパー付竿袋
・クロロプレン製ロッドベルト
林 良一 テスターインプレッション
極鋭湾フグを手にした最初の印象は “スレンダー”。その細身のブランクスに極鋭ブルーが実に鮮やかだった。カーボン繊維をガイドフレームとしたAGS(エアーガイドシステム)搭載でその振り抜きは軽快そのもの、重量もメタリア 湾フグ-Sよりも8gも軽い68gとなり、ダイワが提唱している “軽さは感度” を踏襲していた。
実釣では、かなりのスローテーパーに削り込まれたSMT(スーパーメタルトップ)は、「微細」とか「繊細」などと表現される湾フグのアタリを目感度で、それも予想よりも大きく表現し、チラシバリを噛んだアタリはロッドを握った掌に手感度として響かせた。またそのSMTは、海底でのカットウから着底する挙動が目感度に表れ、その軽さは仕掛けを跳ね上げた時、チラシバリ仕掛けのエサが幾つ取れているかも容易に判った。
湾フグ釣りは、アタリの直後にカットウを掛ける為に即アワセに行くのだが、SMTに繋がる穂持ちには張りを持たせてあり、曲がりによるタイムラグをより少なくカットウをフグに突き立てることができた。
大型のフグほど餌を居食いし、ゆえアタリがかなり小さな目感度となることが多いのだが、アワセを入れた直後の静から動への大きな反動は心地よく、浅場ゆえの横っ走りにもX45を搭載したバット部が大型フグをコントロール、危なげなく頭をこちらに向けさせ、ロッドの曲がりも楽しみながらリーリングできた。また、海底の仕掛けを跳ね上げては誘い下げを繰り返す湾フグ釣りだが、常に利き手でリールごとロッドをパーミングしているので、その握り心地は大切な要素となってくる。ZERO_SEATは文字通りストレスフリーであり、あたかもロッドが利き腕の延長になってしまうほどその存在を感じさせず、ゼロテンションの精度が上がり、そして快適に1日釣り続けることができた。
実釣では、かなりのスローテーパーに削り込まれたSMT(スーパーメタルトップ)は、「微細」とか「繊細」などと表現される湾フグのアタリを目感度で、それも予想よりも大きく表現し、チラシバリを噛んだアタリはロッドを握った掌に手感度として響かせた。またそのSMTは、海底でのカットウから着底する挙動が目感度に表れ、その軽さは仕掛けを跳ね上げた時、チラシバリ仕掛けのエサが幾つ取れているかも容易に判った。
湾フグ釣りは、アタリの直後にカットウを掛ける為に即アワセに行くのだが、SMTに繋がる穂持ちには張りを持たせてあり、曲がりによるタイムラグをより少なくカットウをフグに突き立てることができた。
大型のフグほど餌を居食いし、ゆえアタリがかなり小さな目感度となることが多いのだが、アワセを入れた直後の静から動への大きな反動は心地よく、浅場ゆえの横っ走りにもX45を搭載したバット部が大型フグをコントロール、危なげなく頭をこちらに向けさせ、ロッドの曲がりも楽しみながらリーリングできた。また、海底の仕掛けを跳ね上げては誘い下げを繰り返す湾フグ釣りだが、常に利き手でリールごとロッドをパーミングしているので、その握り心地は大切な要素となってくる。ZERO_SEATは文字通りストレスフリーであり、あたかもロッドが利き腕の延長になってしまうほどその存在を感じさせず、ゼロテンションの精度が上がり、そして快適に1日釣り続けることができた。
ここでリールについて触れておこう。微細なアタリを創り出して掛ける湾フグ釣りには、ロッドも含め軽量でギア比の高い船両軸リールが必要不可欠である。それは、タックルが軽量なほどアタリがハッキリと出るからである。また、アワセによって下アゴにカットウが掛けられたフグは上を向かされ驚きと共に水面方向に泳ぎ出す。ここでギア比の低いリールではラインの巻き取りが遅いのでラインに弛みが生じ、カエシの無いカットウが外れてしまうことがある。ADMIRA100XH(エクストラハイギア)であれば軽量コンパクトに加え、ギア比が8:1と高く、ハンドル1回転で76cmラインを巻き込むことができ、TWS搭載で、軽いオモリを使うことが多い湾フグ釣りでもキャスト性能に優れている。その軽さのアドバンテージは釣りを次のステージへと誘ってくれ、もちろん私も愛用している。
いよいよ湾フグロッドも極鋭の時代が到来した。極鋭湾フグ178は柔軟なSMTを張りのある穂持ちに繋げている。これは、アタリを感じていち早くアワセのパワーをカットウに伝えることを考えた設計であるのだが、反面ゼロテンションの精度も要求されるロッドである。まさに今までのロッドでは飽き足らない上級者向けのロッドとなっており、従来では獲れなかったフグを掛けに行けるロッドに仕上がっている。
いよいよ湾フグロッドも極鋭の時代が到来した。極鋭湾フグ178は柔軟なSMTを張りのある穂持ちに繋げている。これは、アタリを感じていち早くアワセのパワーをカットウに伝えることを考えた設計であるのだが、反面ゼロテンションの精度も要求されるロッドである。まさに今までのロッドでは飽き足らない上級者向けのロッドとなっており、従来では獲れなかったフグを掛けに行けるロッドに仕上がっている。
VIDEO
製品スペック
アイテム | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 標準自重(g) | 先径/元径(mm) | 錘負荷(号) | メーカー希望本体価格(円) | JAN | * |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
極鋭 湾フグ 178 | 1.78 | 2 | 143 | 68 | 0.6/9.8 | 5~15 | 55,500 | 4550133154232 | * |
- メーカー希望本体価格は税抜表記です。
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