瞬鋭カワハギ EXSHUNEI KAWAHAGI EX

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  • H-175

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鮮明に捉える手感度、冴え渡る操作性 高弾性カーボンソリッド「メガトップR」搭載

穂先にダイワ独自の高弾性カーボンソリッド「メガトップR」搭載。感度の良い高弾性カーボンソリッドが、カワハギからのシグナルを的確に捉え、手感度として鮮明に伝える。また、メガトップR特有の即応するレスポンスが、瞬時の誘い、アワセを可能にし、これまでにないハイレスポンス&ハイスピードなカワハギ釣りを演出。メガトップRのために完全新設計を行い、冠絶した軽さを身に纏ったブランクは、メガトップRと相まって従来のカワハギ竿とは別次元のリニアな操作性を獲得。ダイワカワハギ竿にもう一つの「EX」爆誕。

「瞬鋭」シリーズとは

高弾性カーボンソリッド「メガトップR」を搭載し、操作性と手感度を極めた新シリーズ。高弾性カーボンソリッドによるテンポ良い誘いがカワハギを寄せ、圧倒的な手感度でカワハギを察知。ハイレスポンスな穂先が瞬時のアワセを可能する。高活性時など、食い気のある魚を効率良く釣っていきたい場面に有効。

ダイワテクノロジー

感性領域設計システム [ESS](エキスパートセンスシミュレーション)
ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生します。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要な要素と言えます。DAIWAは「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを独自に開発し「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、釣り人がもつ感性の領域をも設計に反映する事が可能となり、より釣り人が求めるロッドへと近づいていきます。
AGS
軽量・高感度を実現するAGS(エアガイドシステム)はカーボンフレームを採用しており、チタンと比較して約3倍の剛性をもつカーボンの特性から、ラインを通して伝わるわずかな信号を吸収することなくダイレクトにブランクに伝える高感度を有します。また、カーボンの軽量性によりロッド全体の軽量化にも貢献し、特に穂先部の軽量化につながることで感度の向上にも追加の効果が見込めます。
MEGA TOP R(メガトップR)
繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッド「メガトップ」に東レ(株)トレカT1100Gをダイワ独自の製造テクノロジーで組み合わせ、樹脂の領域まで開発を積み重ね、大幅な感度の向上とハイレスポンスな操作性を実現した高弾性カーボンソリッド穂先。
X45
キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどの動作の中で発生するネジレを防ぐため、長年の研究によりネジレ防止の為には従来構造(竿先に対して0°、90°)に加え「45°」のバイアスクロス(±45°に斜行したカーボン繊維等)を巻くことが最適であるとの結論に至りました。X45の搭載により、ネジレを防止し、パワー・操作性・感度の飛躍的な向上を実現しました。
ZERO_SEAT CAVITY TRIGGER
ゼロシートはストレスなく、心から釣りを楽しんでもらうことを目指したリールシートの設計思想。その設計思想にもとづいて開発された「キャビティ(中空)トリガー」は徹底した軽量化による感度を目指しました。手に触れる外表面は操作性を追求し、内側からの肉抜きで軽量化を果たすことを実現しました。

製品詳細

■圧倒的な操作性と手感度を実現する高弾性カーボンソリッド「メガトップR」搭載
振動伝達率 従来比160%!高弾性カーボンソリッド「メガトップR」搭載。メガトップに東レ(株)トレカT1100Gをダイワ独自の製造テクノロジーで組み合わせ、樹脂の領域まで開発を積み重ね、感度と操作性が大幅に向上した。素材強度の向上により、細径化を実現。手感度だけでなく、目感度向上と軽量化を実現。
■軽さは感度 軽量化とグリップ性能を両立させるキャビティトリガー
軽量化とグリップ性の向上「キャビティトリガーシート」。キャビティ構造という画期的な形状により軽量化とグリップ性を両立。また、マットブラックの塗装がさらに軽快感を演出。
■チタンと比べ、硬度が高く、高感度なカーボンフレームと軽量な薄肉リングを組み合わせた『AGS』
■存在感のある特殊塗装採用
■摘まみやすいEVAナット
■誘いやすさを研究したバットレングス
■「瞬鋭」のために専用設計されたブランク

■リールシート周り
■H-175:30号オモリ負荷時曲がり
■H-175:30号オモリ負荷時曲がり穂先部
■H-175:30号オモリ負荷時曲がり穂先部(別角度)
■S-172:30号オモリ負荷時曲がり

「極鋭」シリーズと「瞬鋭」シリーズとの使い分け

【極鋭シリーズ】
『SMT』のしなやかさによる食い込み性能と優れた総合感度(目感度+手感度)を活かし、食い渋る低活性時は勿論、バーサタイル性を活かしあらゆる状況で活躍。
目感度手感度ともに秀逸であり、目と手双方で魚信を感じられるため非常に分かりやすく釣りをすることが可能。

【瞬鋭シリーズ】
高弾性カーボンソリッド『メガトップR』の手感度と操作性を活かし、高活性時を中心に威力を発揮。
手感度で瞬時に魚を察知し、カーボンソリッドのレスポンスを活かしたテンポ良い誘いと瞬間的なアワセを武器とする攻撃的シリーズ。

アイテム紹介

アイテム 説明
S-172 操作性、手感度、目感度の最適解。
瞬速フィネスバーサタイルモデル。
H-175 鋭敏手感度と即掛け先調子。
攻撃的ハイレスポンスモデル。
ダイワカワハギ竿史上最強レベルの手感度、操作性を実現。
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テスターインプレッション

宮澤幸則テスター

宮澤幸則テスター

【穂先素材の特性について考える】

カワハギロッドの感度を語る上でもっとも重要なパートはやはり穂先部だろう。
その穂先部にはスーパーメタルトップとメタルトップ(形状記憶チタン合金素材)、カーボントップ、グラストップの3種類の素材があるが、特にカワハギロッドの穂先としては「スーパーメタルトップ」と「カーボントップ」が適しているだろう。
先ず「極鋭カワハギ」シリーズに搭載されている「スーパーメタルトップ」は形状記憶チタン合金素材で、屈曲耐久に優れ、巻き込み等の折れに強く、その他の素材では巻き込み折れのリスクのため到底できないしなやかな穂先による抜群の目感度を実現している。また金属素材穂先特有のアタリ振動の増幅効果で、小さなアタリも「大きく」「長く」伝えてくれるから、手感度も大きくなり、「目感度」+「手感度」=「総合感度」に優れた穂先素材となっている。
通常、しなやかな素材は目感度に優れるが手感度が鈍い。しかし、メタルトップはしなやかながら高い手感度も兼ね備えているということだ。
故に、カワハギロッドの穂先素材としては最も優れた素材だと私は思っている。
一方の「カーボントップ」の特徴は、カーボン素材の「軽さ」からくるロッド全体の持ち重りの無さ(S-172はダイワカワハギロッド史上最軽量の標準自重49g)と、高反発性能からくるアタリ振動の伝達の「早さ」と「鋭さ」により、カワハギの微細なアタリを遅れず、鮮明に伝えてくれる「手感度特化型」の穂先素材だ。
竿の一般的な性質では、硬い穂先と柔らかい穂先だと、硬い穂先の方が手感度に優れる。
したがって、「手感度」の大きさという面では、スーパーメタルトップより「強く、鋭く、早く」伝達する特性を持つ。
【「感度」の良さは穂先素材だけでは決まらない】

カワハギロッドの感度に穂先素材は重要ではあるが、それがすべてでは無い。
AGS(エアガイドシステム)は、カーボンフレームのガイドでカーボントップ同様の「軽さ」と「アタリ伝達性能」の良さで、金属ガイドより感度面では優位だ。リールシートはキャビティー構造の「ゼロシート」、設計面では「ESS(エキスパートセンスシミュレーション)」など、ダイワテクノロジーの一つ一つが積み重なり、素晴らしい「総合感度」を実現していることを忘れないでいただきたい。
そして今回の「瞬鋭カワハギEX」は、新たに新素材カーボンソリッド「メガトップR」を搭載することで、未知領域の手感度を手に入れた。
カーボントップのロッド自体は、「アナリスターカワハギ」ですでに発売しているし、他魚種のロッドでも数多く搭載されており、ダイワも過去よりずっと研究・開発をし続けている。
今回、ダイワオンリーワンテクノロジーの「メガトップR」が新開発された。「メガトップR」は、カーボン繊維とレジンが均一に分散している「超分散」構造のメガトップに、東レ(株)トレカT1100Gをダイワ独自の製造テクノロジーで組み合わせ、強度アップによるスリム化と軽量化、振動伝達率が大幅に向上している。
この「メガトップR」こそが、「瞬鋭カワハギEX」が圧倒的な「手感度」と「操作性」を実現し、「瞬鋭カワハギEX」シリーズというダイワの新たなフラッグシップモデルとして堂々と発売できた最大の立役者である。
【「瞬鋭カワハギEX H-175」:ダイワ最強の手感度特化ロッドを使いこなせ!】

「瞬鋭カワハギEX H-175」は一言でいうと「手感度特化ロッド」だ。
ロッド全体のパワーランク的には、極鋭カワハギでいうとF1クラスで、ダイワカワハギロッドの中では最も硬調子に分類される。
H-175のパワーと、反発力の高いメガトップR穂先のレスポンスと手感度の良さをいかした「エサをしっかり動かす」マニュアルシフトの釣りを得意としている。
器用に上下に動き回り、巧みにエサをかすめ取っていく秋のワッペンゲームを早い誘いで攻略する時や、ヘビーウエイトの中オモリや集寄をしっかり弾いて誘いたい早潮時、深場の釣り等の「エサをしっかり動かす」シチュエーションにも有効だ。
驚くべきは、カワハギが仕掛けにまとわりつく時のカサカサ音や針を噛むチリチリ音のアタリもこれまで以上に明瞭に表現することだ。
これによって、キャスト&カーブフォール時の当たりや、食い渋りでテンションを抜いたシチュエーションでも、魚の気配を察知できる。
スーパーメタルトップでは少しテンションを掛け目感度で取っていたアタリを、鋭い手感度で補って、ヒットに持ち込むこともできる。
すなわち、穂先まで硬調子の遊びの無いマニュアルシフト(自分主導)なロッドを使って、自分の誘いでしっかりアタリを出して⇒レスポンス良く掛ける!
メガトップR・カーボンソリッドトップの「瞬鋭カワハギH-175」は、「カワハギ釣り本来の楽しさを存分に味わえるロッド」に仕上がっている。
この鮮明に捉える手感度と、冴えわたる操作性により実現する楽しさを是非ご体感いただきたい。

【「カーボントップ」の使用上の注意】
通常カーボンソリッドと比較して、強度面で大幅良化している「メガトップR」とはいえ、スーパーメタルトップ程の屈曲耐久性能は持っていない。
キャストや叩き時のガイド絡み、カワハギ抜き上げ時のロッドの角度、エサ付けで仕掛けを引っ張ることによる穂先の鋭角な曲がりには、破損につながるので十分注意したい。
荒井良乃介テスター

荒井良乃介テスター

【なぜ瞬鋭が欲しいと感じたのか】

ダイワが誇るSMT(スーパーメタルトップ)素材を用いた『極鋭』シリーズを常用してカワハギ釣りを極めてきた私は、誰よりもメタルトップの恩恵を理解し、使いこなしてきた1人であると自負している。
メタルトップは活性を高い方を10、低い方を1とした10段階の状況に分けた時、広い守備範囲で活躍し、どんな状況下でもハイパフォーマンスに釣りを展開することができる。
特に、1〜7の低めから中程度の活性において大変強力な実力を発揮すると感じている。時には柔軟な反発の少ない穂先が釣り人のミスをカバーし、技術ではなく竿が連れてきてくれる場面もある。

しかし、エサ追いの活性が比較的高めな7〜10の活性段階において、爆発的に実力を発揮する竿はカーボントップにあると私は感じている。
私感ではあるが、この『瞬鋭』シリーズはダイワのカワハギ竿の技術とノウハウを結集し、メタルトップとは相反する大きな強みを持った『メガトップR』素材を用い、極鋭とは異なるゾーニングのカワハギに対して強いアプローチをかけることができる竿に仕上がっていると思う。
これからのカワハギ釣りは『カーボン』・『メタル』両素材を使いこなす時代だ。
【瞬鋭カワハギEX S-172の魅力とこだわり】

このタイムラグの少ないカーボン素材を用いた柔軟調子であるS-172には個人的にとても拘りを持って開発に携わらせていただいたモデルだ。
テスト当初、メガトップR素材を初めて搭載したカワハギ竿を見て驚いた。径は細いが強度は保たれており、メタルトップに近い穂先の曲がりを見せ、高い目感度の表現力をも有していた。
ただ、私はもっと高いポテンシャルを引き出せるのではないかと感じた。
更なる手感度とゼロテンポジションが定まる一本の最高のバランスを目指し、穂先の長さや曲がりを担当者と現場で相談しながら調整を重ねた。
結果として、手感度が驚くほど残りつつ、カーボントップの竿の中でも高いレベルの目感表現力を誇る一本へと仕上がった。
また、チューブラー部はメガトップRのために完全新設計を行い、標準自重49gという、驚くべき軽さを実現した。
【柔軟調子のカーボンロッドの使い所と強み】

私がこのS-172を強く活かせる、と感じる場面を具体的な状況を例に挙げる。

まず、オモリを浮かせた縦の釣りにおいてこの竿だからこそアプローチできる魚が存在すると感じる。
高活性時、カワハギが群れて競い、捕食する状況においてこの竿の強みが発揮される。
高活性とされる状況の中でもカワハギの捕食スピードは刻一刻と変化するが、そのような状況変化は、手感度のファーストコンタクトから、穂先に魚の重さが乗る(本アタリになる)までの間隔で察知できることが多い。
S-172は、圧倒的な手感度で魚の寄りを正確に感じ、高弾性ながらも高い柔軟性・表現力を持ち併せるため、このような活性変化の察知能力に長けている。そのため、ロスなく臨機応変な釣りを展開できる強みがある。
高活性から一段階落ち着き、釣り人が操作する餌に対して、警戒心の高い状態であり吸い込むまでに時間がかかる状況となっても、この竿なら対応可能である。
そういった状況では、仕掛けのテンションを抜き、魚に対して主導権を与えるような間の取り方や釣法が主となるが、S-172であればカワハギからのファーストコンタクトを手感度で確実に捉えた後、仕掛けのテンション操作を行い、目感度での釣りにスムーズに移行することもできる。
つまり、この竿は高活性(活性段階8〜10)の海に対して非常に強く、中程度(活性段階5〜7)の活性の場面では竿が勝手にカワハギを連れてきてくれる。

魚が伝えてくれる僅かなシグナルを感じ取り、意のままに魚をコントロールして掛ける魅力はこの竿でしか味わえない。
瞬鋭カワハギEX S-172でしか拾えないカワハギがいる。
皆様にもぜひこの感覚を味わっていただきたい。

MOVIE

発売月

2024.09

製品スペック

アイテム 全長(m) 継数 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) 錘負荷(号) カーボン含有率(%) メーカー希望本体価格(円) JAN *
瞬鋭カワハギ EX S-172 1.72 1 172 49 0.9/9.8 10~35 99 80,000 4550133449239 *
瞬鋭カワハギ EX H-175 1.75 1 175 55 0.9/9.8 20~40 99 81,000 4550133449246 *
  • メーカー希望本体価格は税抜表記です。
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※穂先ソリッド部の交換修理可能。