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TOURNAMENT MASTERISE KISU AGS
トーナメント マスタライズキス AGS
2023.04 デビュー

33号-405LM・W

33号-405LM・W

投擲、感度 その実釣主義ここに結実
キス釣りトーナメントで勝つための実釣機能にこだわった仕様とそれを支えるテクノロジーとの融合によって開発された並継投竿のフラッグシップシリーズ。


キャスティングスタイルで選べる2つの調子
なぜ30号が2アイテム存在するのか
 良質のキャストフィールと確かな実釣性能。ダイワ投げロッドの最高峰『トーナメントマスタライズキスAGS』がフルモデルチェンジを果たしました。スペック表を見て「おや?」と思った方もいらっしゃることでしょう。
新たな『トーナメントマスタライズキスAGS』は、3アイテムと絞り込んだラインナップのなかに、30号4.05mが2つも存在するのです。なぜ同号数、同レングスのアイテムが2つもあるのでしょうか。
 品番の末尾にあるLとは「ロング」の頭文字、Mは「ミドルセクション」、Bは「バットセクション」を意味します。画像を見れば一目瞭然ですが、双方とも不等節長の3本継ぎ仕様ながら、30号-405LMは中間の2番節が長く、30号-405LBは元節が長くなっています。
 一般的な並継投げ竿は1番節から元節にかけて太くなっていき、節が硬くなっていきます。その特性を生かして、同等レベルの素材構成でも節長を大きく変えることで、調子の変化を作り出すことができます。つまり、LM(ロングミドルセクション)タイプは軟らかい2番節を長くすることで中間部のタメが効きやすい竿に、LB(ロングバットセクション)タイプは硬い元節を長くすることで元側の反発力が強い竿となります。
※写真はプロトタイプです。
結果、号数がともに30号である30号-405LMと30号-405LBでも、静止した状態でオモリをぶら下げると、その曲がり具合は若干異なるようになり、これが実釣時に感じられる「遠投性」と「コントロール性」につながります。
 ここ最近の遠投志向の高いダイワの投げ竿は、30号-405LBのように元節を長く取った不等節長設計の製品が多くラインナップされています。元節は最も太く反発力が強いセクションで、この反発力を活かすことでかなりの遠投を可能にします。ただ、元節までしっかり曲げ込むにはある程度の力を要するうえ、リリースポイントがつかみにくいという側面もあります。しかしこのスポーティーなテイストを好むキャスターも多く、キャスティング競技でも根強い人気を誇っているのがこのタイプです。
 その一方で、実釣性能に注目し、リリースポイントをつかみやすく、コントロールよく投げられる竿を望む声も少なくありません。こんな要望に応えるべく、釣りやすさ、投げやすさ、扱いやすさに重きを置いて開発したのが、30号-405LMと33号-405LMです。

新たなるブランク&素材構造
 30号、33号といえば決してライトな竿ではありません。しかしLMタイプは2番節を長く取っているため、さほど力を入れなくても楽に曲げることができ、リリースのタイミングもつかみやすいという特長があります。方向性や飛距離などのコンロール性に優れ、より実釣にフォーカスした調子になっています。
 LBタイプは前作からの流れを汲むスポーティーな調子です。径が太い元竿部分が長いためパワーキャスターでも不安なく曲げ込むことができ、この太い部分をしっかり曲げることによって強力な反発力を得られます。
 NEW『トーナメントマスタライズキスAGS』には、新たにX45フルシールドを採り入れています。X45フルシールドとは、ブランクの最外層に±45度のバイアスクロスカーボンを巻き付けるという最先端のブランクス構造のこと。バイアス効果は径に対して4乗で効いてくるので、最外層にバイアスクロスカーボンを巻いたX45フルシールドは、その効果を最大限に引き出せるブランク構造といえます。このX45フルシールドによって、『トーナメントマスタライズキスAGS』はネジレや潰れを抑えたスムーズな曲がりを実現しているのです。
 キャスティングスタイルによって、2つの調子を選べる『トーナメントマスタライズキスAGS』。新構造がもたらした安心感と、良質の曲げ心地をぜひとも味わってみてください。

■テクノロジー ・ひずみエネルギーを解析し、エキスパートの感性を数値化することで実現した『ESS設計』
・微細な地形変化、かすかなキスのアタリを伝える『SMTチューブラー』
・軽さと感度を両立したカーボンフレーム『AGS』チョークガイド(元ガイド)にはキャストフィール向上とトラブル軽減を実現した新型低足AGSを初搭載
・カーボンシートで固定することで強度・感度の向上を図るCWS
・ブランクのねじりを抑え、安定した投擲方向性を実現したX45フルシールド
・スムーズな曲がりでブランクの持つパワーを向上させるV-ジョイントα

■仕様
・キャスティングスタイルによって選択可能な変則並継構造
・前進機能付きチタンシート
・一体式センサータッチグリップ
・3分割式バランサー
・合わせマークシール
・グリップテープ
・ロッドベルト
・竿袋
新「トーナメント マスタライズキス AGS」は単独のテクノロジー性能だけではなく、その組み合わせによってより大きな実釣アップの性能を実現
・アイテムによって異なる変則並継構造。特に30号はスタイルに合わせて2タイプの節長設定
・投擲の精度を上げるX45フルシールド+V-ジョイントα+SVFナノプラスブランク
・微細な地形変化、キスのアタリを伝えるSMTチューブラー穂先+AGS+CWSの高感度セッティング
・キャスティングフィール向上とトラブルを防ぐ新型低足AGSチョークガイド
仕様詳細
ロッド:33-405LM キャスター:高橋明彦
ロッド:30-405LB(プロトタイプ) キャスター:川口友輝朗
■スタイルに合わせて選ぶ節長違いの3アイテム
アイテムによって異なる変則並継構造。
LMは#2の節長を長くすることでスムーズにロッドを曲げ込め、安定した投擲を実現するアベレージキャスター向け。
LBは#3Bを長節化することで力で曲げ込んでもブランクがリニアに反応してくれるパワーキャスター向け。メインとなる30号はキャステイングスタイルによってLM,LBタイプを選択可能なラインナップ

■実釣機能にこだわった仕様とテクノロジーを搭載
実釣での釣果アップのための単なる遠投性能だけでなく、狙った方向・距離に投擲できるコントロール性能を重視したブランクを開発。X45フルシールドは投擲時のネジリ剛性を飛躍することで方向性を安定させ、V-ジョイントαのスムーズな曲がりがブランクのパワーを生み出してくれる。また微細な地形変化、キスのアタリを伝えるSMTチューブラー穂先を装備するなど、実釣機能にこだわったテクノロジー満載。

■安定の投擲と感度を実現するAGSをCWSで装着
新マスタライズキスは軽さと感度のAGSと、オリジナルチタンシートを従来の糸巻きでなくカーボンシートで固定するCWS仕様とすることで、固定力向上は勿論、ワンランク上の感度を実現。また、チョークガイド(元ガイド)にはキャスティングフィール向上とトラブルを軽減した新型低足タイプのガイドを初搭載。
アイテム別特徴
こだわりの3アイテム構成
アイテム名 特徴
30-405LB 元竿が長いタイプの変則3本継。太い元部を長くすることで曲げた時の大きな反発力を得られるバランス。飛距離重視のパワーキャスターに最適
30-405LM #2を長く設定することで、より胴部を曲げやすくし遠投性は勿論、安定した飛距離や方向性を得られるバランス。実釣性能を最重視するテクニカルなキャスターに最適。
33-405LM 本来投擲時にパワーを必要とする33号の#2を長く設定することで、アベレージキャスターでも曲げやすく、大きな投擲を可能にするバランス。同時に従来の33号を使用しているキャスターにとっては30号並の操作性を活かすことが可能となった。
シミュレーションカーブ比較
■30-405LBと30-405LM比較
穂先の位置がほぼ同じなのでロッド自体の硬さは同等だが、#2の長さによって曲がりのバランスが異なる。LMモデルはブランク全体で荷重を分散することでパワーを大きく落とすことなく、しなやかさを実現
■新マスキス30号と旧マスキス30号比較
旧マスタライズキスと比較して、節長バランスが同じLBにおいても#1先端部のパワーを上げながら、#1-#2の曲がりをスムーズにすることによって安定した投擲を実現。        
※このカーブは同一条件下での曲がりデータをイメージ化したものです。
実際のカーブとは異なる場合がございます。
DAIWA TECHNOLOGY
ESS[エキスパートセンスシミュレーション]
■ESS[エキスパートセンスシミュレーション]
感性領域設計システム『ESS』ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。DAIWAは、この「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを開発。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域までロッドに反映する事が可能。理想を越える竿を作り出す、革新的ロッド設計システム『ESS』。
AGS
■AGS[エアガイドシステム]
軽量・高感度のエアガイドシステム『AGS』。カーボンフレームの軽量性は飛距離とコントロール性能を向上。チタンと比較し約3倍の剛性をもつカーボンはラインを通して伝わるわずかな信号を吸収することなくダイレクトにブランクに伝える高感度を有する。シングルフット、ダブルフットともに更にサイズ・形状のバリエーションが充実。さらに新開発の軽量リング「Cリング(コバルト合金)」、「Nリング(シリコナイト)」を搭載した次世代『AGS』が登場。『AGS』の進化からますます目が離せない。
SMT
■SMT[スーパーメタルトップ]
超弾性チタン合金を採用し、カーボン素材では不可能な驚くべき感度を実現する「SMT(スーパーメタルトップ)」。振動を長く伝える超弾性チタン合金をそれぞれの竿種に合わせてチューブラー(中空)やソリッド(ムク)構造にし、カーボンやグラス素材をハイブリッドして理想的な調子を追求している。
V-JOINT α
■V-JOINT α[V-ジョイント アルファ]
ナノプラスを含む高強度素材とDAIWA独自の超高精度ロッド設計・製造テクノロジーにより、V-JOINTがさらに強く、軽く、美しく。
CWS
■CWS[カーボンラッピングシステム]
ガイドやリールシートをブランクに固定するダイワ独自の技術。糸ではなく、強固に編みこんだカーボンクロスでパーツを固定することにより、パーツ取り付け部の軽量化を実現。また、このCWSは保持力(ガイド取り付け部のネジレ剛性)や耐久性(対ひび割れ強度)もさらに向上している。シンプルかつ、独自の外観によって、存在感を主張する。
■SVF NANOPLUS[エスブイエフ ナノプラス]
レジン量を減らす事で、より多くのカーボン繊維を密入し、軽さ、パワー、細身化を実現するカーボンシート「SVF」に東レ(株)ナノアロイ(R)テクノロジーをダイワ独自の製法で組み合わせ、さらなる高強度化・軽量化を可能とした。
X45フルシールド
■X45フルシールド(=X45コブラシールド)
ロッドのネジレが最も発生しやすいブランクの先端からカーボン繊維を±45°に斜行させたX45で最も効果の高い最外層から締め上げることでネジリ剛性の向上を実現。キャスティング、アクション、フッキングなどの釣りの基本動作の中で発生するロッドのネジレを徹底的に排除し、今まで以上のキャストアキュラシーの実現。パワーロスを抑えることでロッドが持つ本来の性能を引き出す。
テスターインプレッション
※写真はプロトタイプです。
■ダイワフィールドテスター:石亀 明夫
3代目となるトーナメントマスタライズキス3アイテムを実釣で比較して私なりに感じた所をお話しさせていただきます。 まず、見た目の第一印象は初代マスタライズキスを彷彿とさせるカラーリングが印象的です。

今回発売されるアイテムは30-405LM・30-405LB・33-405LMの3アイテム。
LMとは、2番節が長いミドルロング、LBとは元竿が長いバットロングの事。

もうすぐ70歳になる私には年齢的な筋質の劣化で33号はキツいと考え、先ずは2番節が長い30LMから振ってみました。持った印象はとにかく軽い。8分の力で投げてみると綺麗に竿全体が曲がる感触で物凄く投げやすい。

曲げやすい竿といっても胴だけ曲がって、後から反発が追いかけてくるというタイプではなく、全体がバネのように反発してくるのでレスポンス良く心地よい。投げ続けてみると、本気投げしても軽く投げても扱い安さが際立ち、疲れない竿だと認識できました。

エサ付けしての実釣テストではキスのアタリや海底の様子をしっかりと想像できるSMTの感度の良さは相変わらず。この時点で30号といえども軟らかくもなく、硬くもなく、これぞキス専用の定番投竿だと感じたので私の気持ちの中で次期使用モデルはこれに決定しました。

テストは続きます。

次は同じ30号でも30-405LB、パットの長いモデルです。重心が手前にきているので、持ち重り感なく、とても軽いです。1投目、同じくカーボンラッピングしているのにLMと違って、一本ビシッと筋が通っている印象です。投擲感触は現トーナメントプロキャスターに近い印象。同じ30号でもネジレ感が少ないので投げる時にリールを持っている手首を内転(内側に曲げる)させると飛距離が伸びないと思われます。初速重視の一気振りで距離を稼ぐキャスターにはLBがお勧めです。

まずは節長違いの2アイテムを振ってみて、1日振っても疲れないのがLM。飛距離に拘り、キスのアタリをクリアに感じたい人には、LBが向いていると思います。
専門的に言うと・・・
白筋(瞬発力)が多い人はLB、一気振りタイプ(短距離走得意タイプ)
赤筋(持久力)が多い人はLM、ゆっくり竿を曲げて押し込むタイプ(マラソン得意タイプ)
というところでしょうか。

さて、節長違いを振って感触を掴めたので、内心33号は硬いだろうし、以前サンダウナーコンペティション33号を使用して肩を壊した経験から、私のような高齢者には正直荷が重いのではと思ったのですが、試しに振ってみると良い感じに曲げられたのには驚きでした。

30LMよりは、33号は自重があるので多少スイングスピードは落ちるはずなのに飛距離が出てる!
何回か投げて身体が慣れてくると、ちゃんと曲げられるようになってきました。

私のように現状トーナメントプロキャスター30-385や2代目マスタライズキス27号を使っている人にも十分振れる竿が今回の33号LMです。

最近躊躇する33号も今回のマスタライズキスならば使えるので、より飛距離アップもはかれそうです。

勿論、体力自慢の35号ユーザーにも十分満足できるポテンシャルを持っている許容範囲が広い竿です。体力のある人もない人もそれなりに曲げられる仕上がりです。

投竿は自分の体力にあったロッドを探すのが究極の楽しみ。
今回のマスタライズキスはロッド選びの楽しさを再認識させてくれるシリーズと言って良いでしょう。是非自分にあった1本を見つけてキス釣りを楽しんでください。
※写真はプロトタイプです。
■安定感のある投擲、サビきでまさにトーナメント向きの実釣フラッグシップ
ダイワフィールドテスター:川口 友輝朗
SMTや不等長設定、エアガイドシステムといった、常に先進的また先鋭的なモデルとして異彩を放ってきたトーナメントマスタライズキス。
美しいパールピンクの女王シロギスを彷彿とさせる、キッシングピンクの外装は太陽光の反射でより際立って輝きを放ち、頂点にして至高の煌びやかなサーフロッドは初代モデルから私の憧れでした。

今回は30号と33号の番手がリリースとなります。その中でも30号の番手では、節長違いのLBとLMの2種類をラインナップしているのが特徴です。

それぞれ個性があり性格の違うロッドですが、LB仕様は30号の番手でありながらも元竿が長いことで張りがあり、33号の番手と比べても、引けを取らないロッドで、テストしたモデルの中で個人的に最も気に入っているアイテムです。

今回は自分が好きな番手である30号LB仕様について、マスタライズの特徴をご紹介します。

と、その前に少しだけ自分のロッドの好みを簡単に。
普段使用しているロッドはスカイキャスターAGS35-405・V。
35号の硬い穂先は海底の起伏に影響されずに(穂先が入り込まない為)ロッドをサビくことができ、張りのある元竿で力強く操作出来る操作性が自分にはマッチしています。
感度の面でも、砂紋やカケアガリといった地形変化の情報がしっかりと手元に伝わる所が青竿の良い所だと感じています。また不等長のLB構造ということもあり、ここ一番の遠投時にもたのもしい相棒です。

さて、青竿崇拝者な自分ですが、マスタライズのテストを行うまでSMTのロッドは普段ほとんど使ったことが無かったのが実状でした。
正直、最初は戸惑うかな?と心配していましたが、いざ使ってみると、そんな心配は直ぐに消えました。
SMTはカケアガリやヨブ等、海底の変化を穂先が適度にいなしながらストレスなくスムーズにサビくことが可能でした。
リールでのサビき、竿サビきといったサビき方でも穂先のハネを上手く抑制してくれ、操作性の面でもSMTの魅力を発見できました。

そしてSMTの最大の武器、感度の良さを再認識。 遠投時、普段なら分かりにくい地形変化も把握しやすく、低活性時の見落としがちな、小さな前アタリも明瞭に捕らえられる。この雑音の少ない突き抜けるクリアな感度はAGSとCWSとの相乗効果もあると感じました。
またハリ掛かりに関しても、キスの最盛期、近距離を探っている時に不意に来る、良型の鋭いアタリも、適度に穂先で吸収しつつフッキングへと持ち込みやすい。 逆にシビアな状況下での微細なシグナルであっても、キスに違和感を与えにくくハリ掛りまでアジャストしてくれる。この感度と対応力は他の竿では体感したことのない経験でした。

最後に投げ釣りで最も重要なキャスト面について説明させて頂きますと、従来のLB仕様は飛距離で有利に働く反面、パワーを要します。
これまで採用されていた3DXは竿の反発力に大きく貢献した反面、竿に張りが与えられ投擲時に硬く感じるのが特徴でした。
それはそれで魅力的なのですが、今回のマスタライズのブランクにはネジレに非常に強いX45フルシールドが新たに採用され、投擲時のパワーロスを低減してくれるので釣りに集中できる気がします。
また効率的なキャスティングと言えば、今回初搭載となる短足型の30mm口径の新AGSバットガイドとの相性も大きく貢献していると感じました。

トーナメントではスタミナ配分も重要なファクターであり、投擲以外にもポイント移動や釣りそのものでも体力を消耗します。
ましてや、トーナメントシーズンは夏の炎天下であるケースは少なくありません。
釣れるポイントが遠い場合、当然遠投勝負になってきますが、如何に長く安定的に遠投出来るかは勝敗を左右してくるでしょう。
マスタライズは、この竿ならではの投げやすさがあり、長時間のキャストでも不安要素はあまり感じられません。
投擲時、身体に受けるLB特有のガツンとした反発はあるものの、普段であれば投擲を重ねる度に飛距離が降下していくのが、マスタライズでは他のロッドと比較すると降下カーブは緩やかだと感じます。

また釣れる幅がピンポイントなケースでは、コントロールキャストも要求されます。
釣れているポイントから少しでもズレると全く釣れないなんてことは誰しもが経験のある事だと思います。
新たに搭載されたX45フルシールドは、ネジレによるパワーロス低減だけでなく、投擲時のブレを抑制。
遠·中·近、どの距離においても精度の高いキャストが可能ですが、中~遠投においてこのLB仕様のロッドはポテンシャルを最大限に活かせることでしょう。

是非とも新しいトーナメントマスタライズキスAGSを実際に投げて、サビいて、キスのアタリを感じてみてください。
きっと新たなキス釣りの面白さを発見できると思います。
VIDEO
トーナメント マスタライズキス AGS
品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
錘負荷
(号)
リールシート
位置
(cm)
カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格(円)
JANコード  
30-405LB・W 4.05 3 155 395 3.0/22.0 25-35 84 99 188,000 4550133162961 *
30-405LM・W 4.05 3 164 395 3.0/22.0 25-35 84 99 188,000 4550133162978 *
33-405LM・W 4.05 3 164 415 3.0/22.0 27-35 86 99 198,000 4550133162985 *
付属品
・3分割式バランサー
・グリップテープ
・ロッドベルト
・合わせマークシール
メタルトップご使用上の注意

■メタルトップの温度変化について。
超弾性チタン合金は素材の特性上、5℃以下の低温環境では弾性が低下し、穂先の戻りが遅くなってくるという事象が起こります。早朝・夜間の極端な冷え込みや風の影響で、気が付く程度の曲がりが生じることがあります。更に0℃以下の環境で弾性低下は、より進行し穂先が曲がったまま戻らない現象が起こります。いずれの場合も気温が上昇すれば本来の超弾性に戻り通常のご使用が可能になります。

■過度な屈曲を生じるようなご使用はお避けください。
メタルトップは、通常操作においては快適にご使用いただけますが、巻き込み・穂先の糸がらみ等外的要因による過度な屈曲には、クセ(塑性変形)が残ったり、また金属疲労により破損する可能性があります。

■万一のクセは、手で修正できます。
2のように万一クセが残った場合は、曲っている側と逆の方向にゆっくり曲げることで、修正ができます。ただし、クセの修正を繰り返しますと金属疲労の原因となりますので、巻き込み等クセが残るような操作はお避けください。

快適にご使用いただくため、取扱説明書は必ずお読み下さい。