H-185 カツオ釣りが面白い!
弾丸ランナーの異名を持つカツオ!その強烈な横走りのパワーの割りに口周りが柔らかく、口切れによる針外れが多発する。少しでも釣り上げる確率を上げるためには、前アタリを察知し、カツオが反転する前に上あご付近に針掛かりさせることが肝心だ。それには手持ちで竿先を下げて構えアタリを待つ。竿先に小さな違和感を感じたら即あわせ。必死に走り回るカツオをフルドラグで一気にねじ伏せる。ゴウインブルGS H-185は、GS=グラスソリッド。それを総糸巻きし、ハネを抑え、粘り強さを持たせながら、手にした途端、思わず「軽い!」と言ってしまう自重400g。 エアセンサーシートを採用し、軽さを追及したモデルでありながら、30kgを優に超えるキハダがヒットしても十分にやり取りできるパワーを併せ持つ。カツオの繊細な前アタリもしっかりと目感度で捉えることができる穂先も秀逸だ。シーボーグ500MJとの愛称も抜群。一日手持ちで釣り続けても疲れにくい軽さに加え、バットエンドが長くなっているので、コマセをしゃくるのも楽にできる。・軽さ・パワフル・操作性の良さと三拍子揃えば、お気付きの方もいるだろうが、そう、エビング釣法にも最適だ。これから相模湾でも流行になるであろう「電動エビング」にもこのタックルで十分に臨める。更に汎用性で言うならば、泳がせ釣りで狙うカンパチ、ヒラマサや150号~200号オモリを使用する鬼カサゴやアカムツ釣りにも流用できる。ハネを抑え粘り強くて軽量、バットエンドも長く操作性も良いとくればアカムツのメインロッドにもなり得るロッドと言えよう。
HH-175 HH-195 キハダを獲る!
高性能ソナーを駆使してキハダの群れを捉え、先回りしてコマセに突っ込んでこさせるのが現在の相模湾でのコマセキハダ釣法だ。キハダの群れが近づいてきた時にビシが大きく動くと船下に入ってくるのを嫌うと言われる。船長から「反応が入ってきたよ!」とのアナウンスがあると、船上の全員が固唾を飲んで竿先一点に集中する! そして遂にその瞬間が訪れる!!!一瞬、妙な動きをした竿先が直後に一気に、そうまさに一気に海面に突き刺さる。そして、有り得ないほどの勢いでラインが引きずり出されていく。時には200m以上一気に走られる。恐怖心さえ顔を覗かせるこの圧倒的な勢いがこの釣りの醍醐味だ。先述したH-185でもキハダと対峙することは可能だが、一日を通してキハダをメインに狙うなら、より剛性の高いHHタイプの竿がお勧めだ。キハダを早く疲れさせ、また疲れて頭を上に向けたキハダに再び主導権を渡さず一気に巻上げることでサメの被害からも逃れやすく、船上に引き上げる確率が上がる。手持ちでビシを安定させ、前アタリを捉えてあわせを入れたいという方には、ゴウインブルHH-175が良いだろう。一方、置き竿でアタリを待つ派の方には、ある程度のロッド長があった方が船の揺れを吸収し、ビシの位置を安定させる効果がある。ゴウインブルHH-195は、食い込みの良さと、食った後のやりとりでキハダに振り回され過ぎないベストのバランスを実現した195cm。自重585gに抑えられているので、うねりが大きい日などは手持ち派にも重宝な1本となる。ゴウインブルHH-175/195はシーボーグ800MJ/Jとの組合せがお勧めだ。HHはトカラ列島や沖縄のキハダ、カンパチ、大型ハタ系魚をターゲットにした釣りでも十分に活用できる。大物釣りのベテランにも、そして一度やってみたいという方にも気に入っていただけるモデルだ。