スティーズ(ベイトキャスティングモデル)STEEZ(BAITCASTING MODEL)

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バスフィッシングに 本気で向き合う人々のために。

バスフィッシングこそがライフスタイルの中核に位置するような、本気でバスに向き合う人々と共感できるプロダクトを。DAIWAが持つバスへの本気をプロダクトとメッセージで共有できるような、心の通ったブランドを目指した開発陣の秘めた想いを具現化したもの。そのために、DAIWAが持つ技術と想いでストイックに創り込む。
ロッドだけではない、リールだけでもない、バスに立ち向かうためのすべてのものに想いをこめて。本気のバスアングラーの熱い想いと一緒に・・・それが「STEEZ」。
実釣至上主義
目の前に立ちはだかる壁は、栄光への道標。
まだ見ぬ1尾と出会うために、アングラーは地図になき道を突き進む。
ゲームはナマモノ、重圧は糧として消化。
ギラついた眼差しを抑えて挑み、拓いた先に訪れるのは忘我熱狂、新たな地平。
勝利の神は己自身に、そして細部に宿る。
2021年、層が厚みを増したSTEEZの新章が開幕。
いざ、その手で新たなページを刻め。

ダイワテクノロジー

AGS
軽量・高感度を実現するAGS(エアガイドシステム)はカーボンフレームを採用しており、チタンと比較して約3倍の剛性をもつカーボンの特性から、ラインを通して伝わるわずかな信号を吸収することなくダイレクトにブランクに伝える高感度を有します。また、カーボンの軽量性によりロッド全体の軽量化にも貢献し、特に穂先部の軽量化につながることで感度の向上にも追加の効果が見込めます。
CWS(カーボンラッピングシステム)
カーボンクロスを用いてガイドやリールシートをブランクに固定するDAIWA独自の技術。糸(スレッド)ではなく、強固に編みこんだカーボンクロスでパーツを固定することにより、パーツ取り付け部の軽量化が図れるとともに、高い保持力(ガイド取り付け部のネジレ剛性)や耐久性(耐ひび割れ強度)の向上にも寄与します。
SVF COMPILE-Xナノプラス
大幅に削減されたレジン、それに応じて多量に密入されたグラファイト繊維によって構成された超筋肉質ブランク。高い硬度と張りを持つことから情報伝達能力の高さに繋がり、水中を手に取るような感度をもたらします。また、削減されたレジン量は軽さとパワーのランクアップを意味し、同じパワーならはるかに軽いロッドを、同じパワー・軽さならはるかに細いロッドを作ることができます。バイトに対して瞬間的な反応が要求される釣りには不可欠なブランクで、鋭敏な感度と強力なバットパワーを感じることができます。細身のため、振り抜きやすく、狙ったスポットを外さない正確なキャストが可能で、その軽さは一日撃ち続けることが可能となります。この高性能ブランクがナノプラス技術によってさらに進化しているのです。
SVF COMPILE-X
ロッド性能を最も左右するカーボンシートにおいて、レジン(樹脂)量を減らしてカーボン繊維を密入することにより軽量化・パワーアップ・細身化を実現。強い反発力はシャープな振り抜き性能とルアーアクションが手に取るように分かる高感度をもたらします。
SVF NANOPLUS
軽さ・パワー・細身化を実現する超高密度カーボンSVFに東レ(株)ナノアロイテクノロジーをDAIWA独自の製法で組み合わせ、さらなる高強度化・軽量化を可能としました。
SVF GLASS
SVFカーボン同等にレジン量を減らす事で、より多くのグラス繊維を密入し、軽さ・粘り・しなやかさを実現する超高密度グラスです。
X45X
キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどの動作の中で発生するネジレを、最も発生しやすいブランクの先端から45°のカーボンバイアスクロスで最も効果の高い最外層から締め上げた構造がX45フルシールド。これにより、ネジレ剛性が飛躍的に向上しました。これにより、今まで以上のキャストアキュラシーとロッドが持つ本来の性能が引き出すことが可能となりました。
3DX
3DXは、復元力という点に集中して存在感を発揮するサポート構造。安定性と復元力に優れたハニカム構造を、ロッドの形状復元力のために外周部に採用しました。竿は曲がるたびに負荷がかかり、竿の断面はやや扁平なカタチに変形します。ここから真円に戻る力が強ければ強いほど復元力が高く、穂先のブレを収束や飛びの安定性と飛距離の向上が図れます。
MEGA TOP R(メガトップR)
繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッド「メガトップ」に東レ(株)トレカT1100Gをダイワ独自の製造テクノロジーで組み合わせ、樹脂の領域まで開発を積み重ね、大幅な感度の向上とハイレスポンスな操作性を実現した高弾性カーボンソリッド穂先。
MEGA TOP
メガトップは繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドであり、どの方向にも同様の曲がりを見せます。結果、通常のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上しました。これにより細径で柔軟、ハイテーパーな穂先を作ることが可能になり、手に響く感度はもとより穂先に表れる視覚的感度に優れるアタリのとれる穂先を実現します。
AIR SENSOR SEAT
カーボンファイバーの入ったエアセンサーシートにより、軽量化・高強度・高感度を実現します。ロッドの用途に応じて専用設計がなされており、汎用リールシートでは体験できない操作性をもたらします。

弾性率レースはもはや過去の遺物
極減樹脂量こそがブランクの“筋肉”

DAIWA ROD ENGINEER 今井亮介
「SVF COMPILE-Xは高弾性を示すテクノロジーではないことをまずは断言しておきたい」
 DAIWAバスロッド開発の司令塔、ロッドデザイナーの今井亮介はこう語り始める。カーボンシートの弾性率は『t(=トン)』が示す数字と共に高弾性化を示し、より硬くより軽くなることで感度を稼ぎ出すものと捉えられるのが一般的だった。DAIWAのテクノロジーで例えれば、HVF、SVF、SVF COMPILE-Xの順で高弾性化するものではない。
「レジンと呼ぶ樹脂量の差がカーボンシートの性質を決める。DAIWAはカーボン繊維が密になる度合いを段階的に名付けた」
 レジンを削いだカーボン繊維は、いわばアスリートの筋肉へと近付ける。優れた反発力は細身ながらも飛距離アップや優れたフッキング性能へと直結。その最高峰がSVF COMIPILE-Xなのだ。
ノーマルを100%とした場合、SVF COMPILE-Xは最大171.4%の感度を得ることができる。
攻撃力を高める新型AIR BEAM SEAT
アングラーとロッド、直接の接点となるリールシートにもメスを入れ、21STEEZは攻撃の手を緩めない。
貫通するブランクがシート内でオフセットすることで、低重心化が安定感を確保。
トリガー前後の段差を減らすと共にフードにも傾斜を付け、どんな握り方にもフィット。トリガー自体は形状を薄く短く設計して、1フィンガーでキャストの際は人差し指が支え、リトリーブへ移行する際に2or3フィンガーへのスライドは中指や薬指に強く干渉することなくスムーズな移動が可能に。
エルゴノミクスを追求し、より自然なグリッピングが勝機を掴む。

アイテム紹介

■SC C66M/ML-SV・ST【WEREWOLF】

Shore Competition SC BAIT FINESSE MULTI-TAPER
 タフ化が進む現代のフィールドで釣り勝つべく、前作の優位性を維持しつつ随所にブラッシュアップを施し完成した、ショアコンペティション(SC)のベイトフィネスロッド、それが24ウェアウルフ。
前作19ウェアウルフは08ウェアウルフから踏襲されたMパワーのティップにMLパワーのバットを持ち合せたDAIWA伝統のマルチテーパーデザインに超感覚素材であるSVFコンパイルXを纏った唯一無二のロッド。
バットまでパラボリックに曲がり、SVFコンパイルX特有の強いの反発力で軽量ルアーを鋭く弾き出す最大の特徴は堅持しながらも、「より繊細に、より強く」進化した。
嘗ては疑いなく食ってきたスモラバの吊るしやカバーネコリグも昨今は疑い食いによる吸い込みの弱いバイトが多発。それらを喰い込ませ確実にフッキングさせる為にウェアウルフの特長でもある強いティップに繊細さと追従性を加えながらも手感度は損なわない「メガトップR」をバスロッドで初めて搭載。さらにメガトップRのソリッドティップ化により、ボトムの感知能力とボトム(起伏)のモタレ感を付加することで操作性が飛躍的に向上。
加えて08ウェアウルフから19ウェアウルフでの過度な軽量化からの脱却。パラボリックにベンドするスローテーパーのバットと肉薄化により、フッキングの瞬間にグネる感触があったバットを、パワーアップでの解決ではなく、テーパーはそのままに肉厚化と3DXを纏うことで解決。さらにガイドバランスを見直すことで、ブランクのパワーを最大限引き出すことに成功しフッキングパワーとリフティングパワーが向上。
SVFコンパイルXとマルチテーパーデザインによるキャスタビリティー、高感度、高反発力を維持しつつ、操作性、食い込みの良さ、瞬時のフッキングレスポンス、リフティングパワー、それら全てが向上したことによるトータル性能は未踏の領域へ。ウェアウルフは他の追随を許さないまま、さらなる独走に入る。

■LURE APPLICATION
Snagless Neko Rig / Small Rubber Jig / No Sinker Rig / Down Shot Rig

SVF COMPILE-Xナノプラス/メガトップR/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/エアセンサーシート

■SC C68H-ST・SB【STRATOFORTRESS 68】

Shore Competition SC SWIMBAIT/BIGBAIT
 現代のタフ化が進むフィールドで釣り勝つべく、ビッグベイト・スイムベイトの実釣性能を最大限引き出し、STEEZシリーズ最強レベルのバットパワーを持つショアコンペティション(SC)のSB(スイムベイト・ビッグベイト)ロッド、
それがストラトフォートレス68。
ビッグベイト・スイムベイトの遠投性能、近距離を高精度に撃ち込むピッチング性能、バイトに持ち込むために水中のルアーを水に絡ませた艶めかしいアクションを繊細かつ正確に演出させる操作性、そして水中のルアーの状態をアングラー側に伝える感度、突発的なバイトも弾かずしっかり絡めながらも太軸フックを貫通させるバットパワー、強さの中に安心して魚とファイト出来る適度なしなやかさ。
これら相反する要素を絶妙なバランスで一本に纏め上げ完成させたのが、ストラトフォートレス68。
それらを実現したのが、ティップをスティッフにすることで近距離のピッチング性能を向上。ティップを硬くする一方でソリッドティップにすることによりビッグベイトのノリの良さを大幅に向上。
さらに高弾性ソリッドを採用することで、手感度とリニアな操作性を手に入れた。
チューブラーは中弾性カーボンを採用することで硬さの中にもしなやかさを持たせつつ、バットを3DXでアシストする事で、遠投性能を引き出した。

オカッパリのスイムベイト・ビッグベイトで釣り勝つ為に相反する必要な要素を具備し、いまを釣り勝つSBロッドに仕上がった。

■LURE APPLICATION
Swim Bait / Big Bait / Crawlerbait / Alabama Rig / Rubber Jig / Texas Rig / Leaderless Down Shot Rig / No Sinker Rig / Spinnerbait

SVFナノプラス/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/メガトップ/エアセンサーシート

■SC C69MH【KING VIPER】

Shore Competition SC HEAVY VERSATILE MULTI-TAPER
 タフ化が進む現代のフィールドで釣り勝つべく、前作の優位性を維持しつつ、各所にブラッシュアップを施し完成度を高めた、ショアコンペティション(SC)のヘビーバーサタイルモデル、それが24キングヴァイパー。
前作18キングヴァイパーが上限3.5oz.のビッグベイトまで対応したのに対し、24キングヴァイパーは現在のタフなフィールドに対応するべく、適合ルアータイプはそのままに、前作に対して適合ルアーウェイトを引き下げ、上限を3oz.にまで引き下げた。その狙いは使用頻度の高い3/8oz.までのジグ&ワームや、2oz.クラスのビッグベイトに焦点を合わせたパワーランクにすることで、大半の実釣性能を高めることにある。さらにヘビーウェイトのスピナーベイト、そしてマグナムクランクといったファストムービングルアーへの対応力が向上したことも特筆すべき点。また、「硬く、均一なテーパーで曲がるロッド」と評された18キングヴァイパーは強いティップで、バットまでパラボリックに曲がるスローテーパーであったが、24キングヴァイパーにはさらにそれらのリグを繊細に扱えるティップが求められた。
ティップは繊細な操作性と感度を生み出す、22ファイヤーウルフでも採用された先端への字のレギュラーテーパーに、バットはあらゆるウェイトのキャストでも打点がブレない18キングヴァイパーのスローテーパーを踏襲。これら相反するテーパーをマルチテーパーデザインにより1本に纏め上げた。
キャスタビリティー、フルベンドならではの粘り感を残しつつ、感度、操作性、瞬時のフッキングレスポンスを兼備することで、いまを釣り勝つヘビーバーサタイルロッドに生まれ変わった。

■LURE APPLICATION
Rubber Jig / Texas Rig / Leaderless Down Shot Rig / No Sinker Rig / Spinnerbait / Crawler bait / Swim bait / Big Bait / Magnum Crankbait / Frog

SVFナノプラス/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/エアセンサーシート

■C64L-SV・ST【HERMIT】

“攻めのソリッド”が磨く超攻撃的ベイトフィネス
 進化を諦めた時、退化は始まる。日に日にタフさを増していく現代フィールドを見つめ直した時、現状に甘んずるだけで突破口を開くことは難しい。2021年、フルモデルチェンジを遂げるSTEEZはすべてのモデルにそんな強い想いが込められている。
 フィネスの守護神、川口直人。微に入り細を穿つ戦略で、トーナメントシーンの最前線で気を吐き続ける川口が、DAIWAと想いを同じくしたことは言うまでもない。彼の右腕として知られるベイトフィネス機、12HERMITが劇的な進化を遂げたのは必然だった。
 先代HERMITはソリッドティップに細身肉厚のチューブラーブランクを組み合わせ、フルソリッドに近い操作性とバイトの獲りやすさも兼ね備えたベイトフィネスモデル。ネコリグ及びスモラバなど軽量リグを投げやすく、リズミカルなシェイクを可能にするスイミングが川口を表彰台上へ幾度も押し上げたことは事実だ。
 しかし、敢えてその完成度の高い先代モデルにメスが入った。
「ボトムのごく小さな地形の変化、それらの質までが明確にわかる」
 21HERMITが手に入れたのは、さらに極まる感度という即戦力。高感度の要は、2セクションが司ることになった。
 一方は、高弾性かつスティッフ、DAIWA独自の高強度ソリッドティップ“メガトップ”。反発力の強いチューブラーティップでは躱しがちなボトムの変化は、芯の詰まったソリッドティップがリグを弾くことなくタイトなトレースを実現。ラインを介して伝わる「絶妙なもたれ感」は張りのあるソリッドならではのアドバンテージだ。もう一方は、ベリー~バットに採用された“SVF COMPILE-X”。よりカーボン密度を増すことで贅肉を削ぎ、絞り上げた筋肉質なブランクは、メガトップが捕らえた微細な振動をチューブラー構造によるメガホン構造で増幅。各セクションの連携が類稀なる異次元の超感度を生み出すことに成功したのだ。
「今まで獲れなかった魚が獲れる。もう1尾に繋がる」
 X45フルシールドで全身を締め上げたブランクは、ブレのない高精度キャストを実現。軽負荷で張り、高負荷では曲がり込んで反発するパラドックス的な素材特性はシャープな仕上がりを見せる。
「掛けると魚が勝手に寄る。これがSVF COMPILE-Xの強み」
 筋肉量の多いマテリアルが軽さを維持しながら同等、いやそれ以上の強みを発揮することに感慨を覚えた。素材と設計の絶妙なるマッチングは次なるベイトフィネスの世界を磨き上げていく。

■LURE APPLICATION
Neko Rig / No Sinker Rig / Down Shot Rig / Small Rubber Jig

SVF COMPILE X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/メガトップ/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C66ML【MACHINEGUNCAST TYPE-LV】

MCシリーズ第4作目は、軽量級の撃ちと巻きを完遂
 並木敏成のフィッシングスタイルを象徴する“マシンガンキャスト”(=MC)の名を冠するロッドシリーズの第4作目が“TYPE-LV”。21STEEZでは並木の基軸となるTYPE-I・II・IIIを仕上げ攻守に磐石だが、次なるモデルとして並木が求めたのは、現代フィールドで欠かせない軽量級ルアーへの対応モデルだった。
「MCの中では最も柔らかい。ベイトフィネスに迫るLightクラスのルアーをVersatileに使える1本に仕上がった」
 先代STEEZで例えるならTYPE-0.5相当の後継機種か。否、異なる。現代STEEZで並木が強く訴えているのが、様々なスタイルに順応できる多様性。1タックルでより多くのLightクラスルアーに高次元で応えることこそがMCシリーズの使命と捉えた。その源泉はテーパーデザインに存在する。
「荷重を加えた時、ティップの先端からではなく、第3~第4ガイドから曲がり始める“への字テーパー”。そこに無限の可能性を感じた」
 21STEEZで登場した3機種のうち、TYPE-IIとIIIが件のへの字テーパーを採用。共にワイヤーベイトやジグ&ワームのウェイトを段階的に使い極めるモデルたち。スティッフなティップはシャープに振り抜け、小さな入力でも飛び、なおかつアキュラシー性能も引き出すことが可能だ。
「高弾性マテリアルならではの優位性。ウェイトや空気抵抗が多少異なるルアーでも同じフィーリングで飛ばせるのは特筆。またいずれの操作性も大幅に向上している」
 高弾性マテリアルをベースにさらなる軽さと感度、そして強度を手に入れたSVF NANOPLUSを採用。またティップが入力をスポイルしないため操作系ハードベイトにキレのあるアクションを与えると共にワーミングでの操作性を向上して、高感度化にも貢献している。
 クランキングに特化した中弾性ティップの21MCTYPE-1では網羅しきれなかったワイヤーベイトや操作系ハードベイト、ベイトフィネスのワーミングにも高次元に対応する“TYPE-LV”。急激に立ち上がるバット部は、シングルフックでの高い貫通力やカバーから引き剥がすバットパワーも備え出番を待つ。

■LURE APPLICATION
Neko Rig / Small Rubber Jig / No Sinker Rig / Down Shot Rig / Spinnerbait / Jerkbait / Topwater Plug / Vibration

SVFナノプラス / X45フルシールド(=X45コブラシールド)/ エアセンサーシート

調子比較

ベンディングカーブ

ライトルアーをバーサタイルに

■SC C66ML-G【LIGHTNING 66】

ショアで閃光を放つファストムービング決定打
「最多でも6本で、陸の、自分のゲームを完成したい」
 ショアを舞台に、今なお王者の称号を欲しいままにする熱き魂、川村光大郎。2016年にSTEEZ SC(=Shore Competition)シリーズを立ち上げ、これまでにFIRE WOLF、KING VIPER、SC WEREWOLFと3本の名竿を仕上げてきたが、次に目線を向けたのはクランキングロッドだ。複数本を常備することが難しいショアゲームという特性上、バーサタイル性を第一義に定めたことはもはや言うまでもない。
「求めたのは、陸で出番が多いシャッドクランクからフルサイズ、そしてクローラーベイトまで幅広く使えること」
 かつて巻きに多用したグラスモデルのBL+661MLFB-Gはクランク全般に好相性を見せるが抵抗の弱いルアーでは可も不可もない。一方、06&16BLITZを始めとする低弾性カーボンLow Modulus採用モデルでは、大型ルアーまでの汎用性に期待できない。開発は難航を極め、幾度ものテストが繰り返された。
「許容範囲が広く、シャープに振り抜け、小さな振動も拾うために、2年の歳月を費やした。細かな修正を繰り返し、ようやく辿り着いたのは“SVFグラス”であり、繊細なティップという答えだった」
 カーボンより弾性率の低いグラス素材を採用した繊細なティップは、如何なるルアーの動きもスポイルせず、バイト時には優れた追従性で「反転すれば勝手に乗る」特性を発揮。グラスマテリアルの中でも樹脂量を極限まで削減したSVFグラスによるグラテック構造は、巻き感度を格段に引き上げることにも成功している。
 またしなやかなティップから急激にファストテーパーで立ち上がるベリー~バットにはLow Modulusをコンポジット。X45フルシールドが全身を締め上げ、レギュラークラスクランクでシャープなキャストが決まることは無論、20g前後のクローラーベイトも余裕で振り込め、カバー周りから素早く魚を引き剥がすことも可能に。
 ハンドル部はシングルでもダブルでも投げやすいマルチなミドルレングス。グリップ部は使い込むほどに、歴戦の思いが刻まれていくハイグレードコルク。バットエンドは干渉を防ぎ、当たり負けしないラウンド形状をセレクト。
 さらにSTEEZ史上、異例となるカラードブランク“川村ブラウン”を採用。ファストムービング機の伝統色を意識しつつ輝きを増し、次なる巻きの世界へと挑む川村の想いがそこに見える。

■LURE APPLICATION
Shad Crankbait / Small Crankbait / Mid Crankbait / Flatside Crankbait / Shad Plug / Minnow /Popper /Pencilbait / Clawler bait

SVF GLASS/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C66M【MACHINEGUNCAST TYPE-I】

現代シーンを見据え深化を遂げるTYPE-I
 ピックアップから矢継ぎ早に続くキャストモーション、鋭く放ち狙い澄ましたピンスポットを撃ち抜く実弾。誰が呼んだか、“マシンガンキャスト”(=MC)。そう、Mr.STEEZこと、並木敏成のシュートスタイルは今なお色褪せることはない。
 新たなる節目、21STEEZで並木が整えたのは、現代のバスフィッシングシーンで求められる多様性への回答。代々続くシリーズモデルは特化した釣法を極める一方、その優れたブランクが導き出す汎用性の高さで定評だが、その幅はまたさらに拡大されていく。
「現代リールの進化と共に、キャストは勿論、操作性やフッキングの全てを極めていく必要があった」
 果しなき進化を続けるMCシリーズ作は、TYPE-I・II・IIIと一挙3モデルを仕上げた。まずはTYPE-I、そこに求めた優位性とは何か。
「例えるなら、“高感度なグラスロッド”。相反する要素を満たす革新的なモデルに仕上がった」
 先代に引き続き磨き上げたのは、クランクベイトを始めとするレギュラークラスの巻き物への対応力。ソフトに仕上げられたティップはウォブルの振動へリニアに追従して、ルアー本来の動きを再現。並木はこれを“グラス”と例えた。
 かつてロッド全体を曲げ込んでルアーを弾き出したテーパーは一新。ベリーから立ち上がり、パワーを増したバットへと繋ぐレギュラーファストに仕上げ、ティップだけを回す軽い入力で放つコンパクトなスイングを可能に。次なるマシンガンスタイルを生み出す。
「そして、何より軽い。シングルハンドキャストの精度も上がる」
 “高感度”たる所以は、軽さに起因していた。通常、巻きを主軸とするモデルであれば、ブランクは細身肉厚で粘りを持たせるのがセオリーだが、21MCIは設計思想が別次元の方向性なのだ。
 SVFナノプラスで軽く細身に仕上げたブランクには、先端からバットまで最外層を締め上げるX45フルシールドを搭載。ネジレが懸念される細径ブランクとはいえ、径の4乗に比例するネジレ剛性を高剛性化させたX45フルシールドが防ぎ守りシャープな質感をもたらしている。
「テーパーの進化、軽さがもたらす感度はワーミングへの対応力も格段に向上。すべてにおいてレベルアップしたことは間違いない」
 ライトテキサスやヘビダン、高比重ノーシンカーなどに磐石。ハードベイトでは、ジャークベイトやトップウォーターといった操作系でも優れたポテンシャルを秘めている。TYPE-II及びIIIとの使い分けでさらなる勝機を引き寄せることになるだろう。

■LURE APPLICATION
Jerkbait / Topwater Plug / Shallow Crankbait / Mid Crankbait / Vibration / Spinnerbait / No Sinker Rig / Light Texas Rig / Down Shot Rig

SVFナノプラス/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C66M-SV【WEREWOLF[Power Plus]】

隙のない手数で制するフィネスワーミングの切り札
BLACKJACKとのタッグでフィネス全方向が射程内
 今季発表の22STEEZは計4モデル。最初に解説しておきたいのが、Mr.STEEZ、並木敏成の意欲作、WEREWOLF Power Plusだ。早春の奥神奈川リザーバー、春の目覚めにはまだ早い個体を相手にしたテスト釣行でのこと。並木はこう断言した。
「あらゆるルアーでフッキングパワーを試して来たが、もう何も不安はない」。
 並木が新たなWEREWOLFに求めていたのは、まさにその潜在能力だった。
 全てにおいて、妥協なく仕事を終えるプロフェッショナル。通常、開発においては誰よりも長期間、時には年単位を要することも少なくない。ところがその並木が、まだ開発から早い段階だった当日が最終テストであることを認め、深く頷いた。その完成度に迷いがない証拠だ。
 かねてより早春や晩秋の釣行において、13年もの間使い続けてきた08WEREWOLF。15BLACK JACKリリース以降は共に一軍ロッドとして幾本もボートデッキに並べてきた。昨季からは21BLACKJACKが15同モデルの代わりを果たしているが、いずれにせよ並木にとって
「フィネス寄り。それもテクニカルな」というベイトロッド抑えの切り札。ダウンショットからネコリグ、フリーリグ、ノーシンカーなどに幅広く活用するモデルたちだ。
 使い込んできたからこそ次に見えてくる野望は付き物だろう。プロフェッショナルアングラーとは常に高みを目指す生き物であることは言うまでもない。
「2本のアイテム間にパワーの差を感じていたのも事実。BLACKJACKはスティッフ、WEREWOLFはベイトフィネス寄り。その隙間を埋めたい気持ちは少なからずあった」。
 超高感度と超軽量からくる優れた操作性を存分に発揮する両モデル。いずれもDAIWAバスロッド最高峰、STEEZのみに採用が許されるカーボンテクノロジー・SVF COMPILE-Xが根幹を担い、パワーの差でフィネスリグの重量差に対応してきた。
 下の調子比較グラフを参照すると、15BLACKJACKと08WEREWOLFの差は明らか。バットが圧倒的に硬い前者に対して、後者にはやや物足りなさが残る。噛み砕いて言うならば、主力となる3.5~7gのリグにおいて、ワームのボリュームや抵抗にもよるが、前者が7g寄り、後者が3.5g寄り。いずれも中間となる5gを完全支配できる竿でなかったのは事実だ。
「繊細な操作性に異論はない。ただ08WEREWOLFにもう少しパワーがあれば、様々なリグやルアーに対応できる幅が広がる」
 並木がテーパーバランスの見直しを求めたのは必然だった。

ダイレクト感はそのままに、過不足ない攻守巧打を実現
 昨季並木が手がけたSTEEZ第2世代は5モデル。そのいずれにも共通するのが「バーサタイル性」という命題であった。元々WEREWOLFはフィネスでの汎用性が高いロッドとはいえ、その範囲をさらに拡大することで、現場の即戦力として活躍できることを並木は理解していた。
「張りの強さでスタックしにくいし、仮にスタックしたとしても外しやすい。ティップ部分に関して異論はない」。
 低負荷ではティップアクション、キャストやフッキング、ファイトなどの高負荷ではパラボリックにベントするマルチテーパーは健在。従来同様にリグのダイレクトな操作感を踏襲した繊細さはそのままに、ベリー~バットのテーパーバランスの見直しを決めた。そう、抵抗の強いワームの5gリグをはじめ、オーバーパワーに感じていた7gリグへの対応力を向上するためだ。
「バーサタイル性能の拡大には、バットパワーの強化が急務だった」。
 ダウンショットを始め、スナッグレスネコやスモラバといったベイトフィネス系リグの操作性はそのままに、バットのパワーを補うことでBLACKJACKとの中間を埋める超高感度フィネスワーミングを実現。攻めあぐねていた状況を打開することに成功したのだ。
 軽量ルアーのキャスタビリティは無問題。66レングスは全身をX45フルシールドで締め上げ、コンパクトなスイングによるハイスピードキャストを可能にしてピンスポットをより正確に射抜く。マルチテーパーの踏襲は、ラインブレイクのリスクを回避する一方で、パワーを増したバットの恩恵でフッキングレスポンスを飛躍的に向上した。
「21BLACK JACKをより繊細にしたイメージに仕上がった。前作に比べ、守備範囲が明らかに広くなったことに気付ける」。
 仕上がりはワーミングのみならず、トリッキなー操作性と瞬時の食い込みが求められるメタルバイブやジギングスプーン、さらにはジャークベイト、スピナーベイトまで存分にこなせるスペックに。例えるなら、超高感度なSVF COMPILE-X版“TYPE-1.5”だろうか。EVAラウンドに仕上げられたバットエンドは、瞬時のフッキングでも腹当たりの干渉を和らげる仕様となり攻撃力を後押しする。
 繊細な操作から大胆な攻めまでを可能にする22WEREWOLF Power Plus。過不足ない攻守巧打が今まで獲れなかった1本を手中にできるだろう。

■LURE APPLICATION
Heavy Down Shot Rig / Snagless Neko Rig / Small Rubber Jig / Free Rig / Light Texas Rig / Leaderless Down Shot Rig / No Sinker Rig / Metal Vibration

SVF COMPILE-X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/エアセンサーシート

調子比較

■調子比較:1
歴代ウェアウルフと15ブラックジャックとの比較
■調子比較:2
歴代ブラックジャックとRD681M/MLFBとの比較

ベンディングカーブ

■C66MH【MACHINEGUNCAST TYPE-II】

ワイヤー&ワームで極まる感度・TYPE-II
 レギュラークラスのファストムービングと自在なバーサタイル性を発揮するMACHINEGUN CAST(=MC)TYPE-Iに続き、TYPE-IIもまた劇的な進化を遂げたことは言うまでもない。
 先代07MC TYPE-IIと言えば、並木敏成の3/8oz.クラスを軸としたワイヤーベイト専用機としての印象が強い名機。キャストモーションでロッド全体をパラボリックに曲げ弾丸を撃ち放つかのようにピンスポットを射抜き、軽快なスピナーベイティングを繰り広げる姿を、誰もが脳裏にも浮かぶはずだ。
 だが、しかし。並木の思惑が多様性にあることはTYPE-Iの完成によって明らか。極端に言うならば、MCシリーズ3モデルでゲームを完遂することまでを視野に入れていた。だとするならば、専用機としてのパフォーマンスだけでは些か事足りないのも事実だった。
「全体的に硬くなった印象を持つかもしれないが、キャスタビリティは遥かに向上。特にロールキャストで体感できる」
 21MC TYPE-IIの根本的な改革は、レギュラーファストに仕上げたテーパーデザイン。キャスト時に曲げ込む位置を第4ガイド周辺の1点に集中。ワイヤーベイトに負けない強いティップを持ちながら、強靭なバットパワーへと繋いだ。ブランク先端からバットまで最外層を締め上げるX45フルシールドはネジレを防ぎ、身体とロッドの芯軸を安定させたままあらゆる角度からのキャストを実現。ピックアップの勢いそのままにコンパクトに円を描き正確に放つ、一連の流れるようなMCモーションを体現可能だ。
「リトリーブにおいても、より“釣れる竿”に仕上がり、ワーミングへの対応力を高めることにも成功した」
 テーパーの深化とブランク全体のパワーアップは、先代モデルの軸となる3/8oz.より重めのスピナーベイト、5/8oz.にも負けないボーダーを獲得。スローロールでは、いわば“への字テーパー”を見せ、ティップの張りを保ったまま水中からの振動をスポイルしないスラック巻きを可能に。同時に、その“への字テーパー”はテキサスやフリーリグ、高比重ノーシンカーによるボトムサーチでも優れた感度を伴いナチュラルな喰わせの間を演出できる。ショートバイトを瞬時に掛けるフッキング性能も無論、磐石だ。
 ヘビーワイヤーベイトへの対応力を高め、ワーミングへの対応力が劇的に向上して、感度も格段に高めた21MC TYPE-II。MCスタイルに求められる要素を実戦配備したバータイルロッドがここに。

■LURE APPLICATION
Spinnerbait / Buzzbait / Vibration / Texas Rig / Rubber Jig / Football Jig / Swim Jig / No Sinker Rig / Swimbait / Jerkbait / Topwater Plug / Crankbait

SVFナノプラス/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C67MH-SV・ST【HURRICANE】

旋風を巻き起こす“沈み物スペシャリティ”
「フィールドコンディションが厳しくなりつつある現代をどうリカバリーしていくのか。そこが竿の役割」
 関東のマッディウォーターを主戦場としながら、リザーバーや西のビッグレイクにも造詣が深い草深幸範。いわばユーティリティプレイヤーと言うべき手練が、さらなる武器の増強へと挑んだ。
「メガトップとSVF COMPILE-Xのマッチアップ。DAIWA最高峰のSTEEZで、最強の組み合わせの実力を確認したかった」
 ソリッドティップの優位性に早くから着目して、エアエッジ、BLXを始めとする各種モデルの開発に携わってきた彼が、フラッグシップのみに採用を許される素材と製法に大いなる期待を寄せた。「最強」とも呼ぶ2つのテクノロジーが交差した時に起こるビッグバンとは何か。積年の想いを具現化したのが、21STEEZで新たにラインナップされるHURRICANEだ。
 求めた釣法はテキサスリグ、及び現代ではそれに代わる存在として注目を浴びるフリーリグが主軸。共にフォール時及びニュートラル時はラインを介してワームはシンカーと別体となる一方、ボトムではシンカーが変化を感じ取り、バスの付き場を特定。いずれもアングラーの手元へと正確に異変を伝えることがロッドの役割だ。
「付き場に入ればラインが走る。そんな時代も今は昔」
 キャストアキュラシーを高める軽さとテーパーは絶対条件。その上で、草深が見つめているのは、次なる方向性だった。
「チューブラーでは一瞬で躱して感じ取ることができないボトムの小さな変化で、まずは『クッ』と入るのがソリッドティップ。軽く揺すりハングオフでバイト。もしくは次の『クッ』に即繋がる」
 柔軟過ぎず、張りを保たせたソリッドティップに設計。シンカーがハングした状態を保ち、誘い続ける際のラインスラックを作りやすく常に釣れる状態をキープ。張りの強い高弾性ソリッドは敢えて避けて選択した中弾性ソリッドがライン負荷の緩急を感じ取る。
「風が吹いてこそ釣れる状況になるのも事実。如何なる条件下でも、竿は常に情報を伝えてくれる」
 ラインスラックが出た状態でもラインの重みの差を逐一感じ取るのが、中弾性メガトップに接続されたSVF COMPILE-Xの超感度。水中の細かな振動を吸収することなく明確に手元へと伝達。トータルで作り込んだテーパーが120%のポテンシャルを発揮する。
「軽い3.5gから重くて10g。5~7gがメイン。今までと同じ場所からもう1尾を絞り出せる」
 沈み物は、もはやHURRICANEの独壇場と化すことになる。

■LURE APPLICATION
Texas Rig / Free Rig / Leaderless Down Shot Rig / Heavy Down Shot Rig / No Sinker Rig / Finesse Jig / Football Jig

SVF COMPILE X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/メガトップ/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C67MH-FR【FROGGER】

最高峰にして王道のフロッグロッドが降臨
 F“L”OGGERからF“R”OGGERへ。“フロッガー”の呼称はそのままに、超攻撃的を意味する前者から、後者のフロッグゲームを楽しむアングラーへ。STEEZの前身とも言えるバトラーから受け継ぐDAIWA最高峰バスロッド伝統のサブネームもまた、移りゆく現代バスフィッシングの軸を捉え深化していく。
 STEEZとしては初となるフロッグロッドの開発に当たり、目指したのは『真の王道』という揺るぎなきコンセプト。濃密なる経験値、最高峰かつ最新鋭のテクノロジーを惜しみなく注ぎ込むことで、如何なるマスターピースを仕上げることができるか。無限にも続くトライ&トライに挑むことになった。
 DAIWAフロッグロッドと言えば、BLACK LABELトゥイッチンフロッグシリーズに始まり、今期1アイテムを追加し、全5アイテムとなるBLX-FRモデル。取り回しの良さで圧巻のLG5111MHXB-FR及び631MHFB-FRに始まり、存分なパワーとロングストロークで定評のSG7011及び7012MHXB-FRまでが揃う。
 ショートかロングか。それら異彩を放つモデルに挟まれる形で存在するのがSG671 MHFB-FR。短過ぎればシチュエーションを選ぶ一方、かつてベーシックだった7ft.UPは国内では過剰な感も否めない。陸でも艇でも真のオールマイティを目指すべく、レングスは6ft.7in.に設定した。
 テーパーは、08HUSTLERをベースとするソフトティップのEXファスト。長過ぎず短過ぎないレングスに、優れたキャスタビリティと操作性というファンクションを凝縮。ティップには傾斜フレームで荷重を稼げるLDB、MNSTトップを積み、1/4oz.クラスの軽量フロッグはもちろん、レギュラーサイズまでのウェイトを乗せたアキュラシーキャストが可能。元ガイドはLRVを搭載、先端と共にSTEEZ初のPEライン完全対応ロッドへ昇華したトピックにも注目したい。またフロッグの水に絡めたクイックなアクションは自在。一定距離で他より多くのドッグウォークを見せ、狙ったゾーンの中でバイトの確率を高める。バイト時にはソフトティップが、ターゲットの口元にPE直結が与える抵抗感をショックアブソーバー原理で和らげ食い込みを促進。強靭なベリー~バットが太軸フックを上顎に貫通して、カバーから一気に引き剥がして抜き上げ可能。強烈なフッキングでもラウンドエンドが肘や肋当たりの痛みを軽減する。
 操作系ルアーのみならず、テキサスやリーダーレスダウンショット、そしてワイヤーベイトへの相性の良さ。ワーミング寄りのテーパーデザインが優れたバーサタイル性能へと繋げることに成功した。
 メインマテリアルは感度を重視したSVFナノプラス。フロッグロッドの常識を覆す軽量感を持ち合わせた“最高峰の王道フロッグロッド”がここに完成。DAIWAが長年積み上げてきたマテリアルサイエンスとテーパーデザインの妙がそこに息づいている。

■LURE APPLICATION
Frog / Texas Rig / Leaderless Down Shot Rig / Free Rig / Finesse Jig / Swim Jig / No Sinker / Swimbait / Spinnerbait

SVFナノプラス/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C68ML-SV【SKYRAY 68】

DAIWAベイトフィネスの祖が満を持してフルモデルチェンジ
小さな変化を感じ獲るHERMIT、ボトムの抜け感に優れるSKYRAY
 STEEZシーズン2開幕と同時に発売された21HERMITに続き、もうひとつのベイトフィネスモデルの雄が満を持して登場する。その名も『SKYRAY 68』。国内ベイトフィネス草創期の2011年、赤羽修弥が前人未到のバサーオールスター三連覇と共に完成させた11SKYRAYが、このたび2021年12月に行われたバサーオールスター・キングオブキングスの圧倒的勝利と共にフルモデルチェンジを果たすことになった。
「HERMITは硬いソリッドティップ。よりフィネスかつ繊細な操作でバイトを誘うモデル。対して、SKYRAYはフルチューブラー構造。世に存在するベイトフィネスロッドとしてはやや強めの設計で、ボトムにある障害物に対して“抜け感”を重視したモデルとして使ってきた」。
 これが主戦場を関東のマッディウォーター・霞ヶ浦水系とする赤羽のベイトフィネスロッドに対する回答。その行間からは、より細かな使い分けの流儀が読み取れる。いずれも軽量リグが主軸。タフな現代に欠かせない即戦力たちだ。
「ラインは張らない。スラックを出した操作が基本。フォール時も自然な状態を演出できる」。
 先端に張りを持ち、荷重が掛かり始めれば第3ガイド周辺からからベンドを始めるテーパーデザイン。俗に言う“への字テーパー”は、ボトムに点在する障害物周り、凹凸が激しい場所を細かく舐め上げるようにリグのトレースを可能にする。仮に、スタックした状態でもその場で誘える上に、ボトムから大きく離れずハングオフもできる。
「操作性の高さは初代SKYRAY譲り。カバーやストラクチャーのスタックを躱しつつ、水中でのコンタクトや、フォール中のバイトも明確。バスのバイトで絶妙に入って手元に伝えるティップセクションは、ボトムの小さな凹凸を感じ取るソリッドとはまた別のアドバンテージがある」。
 ベイトフィネスロッドを使い分ける理由はリグの重さや引き抵抗の他にボトムでのスタック感にも起因する。そして、フッキング性能はどうか。
「曲がり込みながらの反発力。ファストテーパーデザインとバットパワーで掛けと寄せを連続してオートマティックにこなせるパワーを兼ね備えている。それこそがSVF COMPILE-Xの優位性」
 超感度のみではなく、細身軽量ながら圧倒的な筋肉量による反発力がスムーズなファイトからのランディングを容易にする。それがDAIWA最高峰のカーボンテクノロジーがもたらす力量だ。
「X45フルシールドが全身を締め上げる。だから、軸がブレない。竿が細いほど捻れやすいものだが、それが抑えられてしっかりアワセが効く。しっかり力が伝わってくれる」
 赤羽は逃げないパワーコンストラクションを活用して、次なるオーダーを求めた。

BACK TO BASIC。岸釣りが教えてくれた長尺の優位性
 22SKYRAY 68はその名の如く、全長を6ft.8in.に設定。かつての11SKYRAYのパワーモデルとして知られる16SKYRAY Power Plusと同全長を赤羽は選択した。
「改めてこれまでをトータルで考えると、キャストしてからトレースして釣ることが主体。だとすれば、より飛距離を稼げた方がアドバンテージはさらに大きくなる」。
 ピンスポットだけをかすめ取るボトムトレースは、今は昔。ロングレングス化によって遠投性能を高め、少しでも可能性を感じるゾーンがあるならば、応戦を辞さないのが令和のバスフィッシングだ。またキャスト後のラインメンディングにおいてはもちろん、フッキング時においても存分なストロークを稼ぎやすいことはプラス材料となる。
「混み入ったオダ、流れ着いた枝の隙間を引いてくる時、長めだと抜きやすい。高低差がある障害物でもう腕を伸ばす必要もない」
 取り回しの良さを重視した初代11SKYRAYに対して、長さによるアドバンテージを求めたのが22SKYRAY 68だ。
 厳しさが増す一方で、「意外にファーストフォールで食うことも少なくない」のが現代の傾向。個体数が少ない中でもフレッシュな魚が一級場所に入り込めば、即時のバイトもあるのだという。
「ハイギアを使っていたとしても、瞬間的な対応だけに意外とスラックを取り切れていないこともある。また自分のイメージ以上に魚が手前に走って、アワセが足りないことも」
 ほんのわずかなストロークの差を痛感することが多くなったというここ数年。「改めて16SKYRAY Power Plusの68って意外と大事だなと」。赤羽の想いは固まりつつあった。
 何より赤羽の後押しとなったのが岸釣りだという。艇の猛者が初心に還り、地に足を付けてバスロッドと対峙した時に再認識することがあった。
「足場はボートより低く、立ち位置も限られる。障害物から抜く動作において、長さは明らかにメリットになる。アワセのストローク、掛けるパワー、全てを煮詰めていくと、この長さに行き着いた」
 BACK TO BASIC。厳しくなっている今の時代だからこそ、ベイトフィネスは欠かせない。それは艇でも陸でも不変だ。

■LURE APPLICATION
Neko Rig / Down Shot Rig / No sinker Rig / Jighead RIG / Wacky Rig / Light Carolina Rig / Small Rubber Jig

SVF COMPILE-X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/エアセンサーシート

調子比較

■調子比較:1
歴代スカイレイとの比較
■調子比較:2
21STEEZ・STEEZ RACING DESIGNのベイトフィネスアイテムとの比較

ベンディングカーブ

■C68M+ -SV・AGS【BLACK JACK】

ゼロムーブフィネスは超感度が仕上げる
 抑えの切り札として早くから「止めのライトリグ」を提唱してきたのが霞ヶ浦水系をホームとする手練、橋本卓哉。攻めの十八番、ワイヤーベイトマジックとは戦略を異にして、昨今のハイプレッシャーを見通したかのようなフィネステクニックは、15BLACK JACK(=STZ 681MMHFB-SV)と共に磨き上げられてきた。
 が、しかし。年々厳しさを増すフィールド状況と共に、現代に即した進化を密かに求め始めていったのも事実だった。
「元々使う用途ははっきりしている。その部分をとことん突き詰めて行きたかった」
 橋本がメインに使うリグがダウンショット。狭小なエリアからさらにスポットを絞り込むために求められるのは、ラインを介してシンカーが捕らえた振動を手元へと伝える優れたボトム感知能力。先代モデルに採用された超高感度カーボンテクノロジー、SVF COMPILE-Xは確かな結果を導いてきたのも事実だった。
「軽いリグをより投げやすく、ライトラインをより扱いやすくするためにはテーパーデザインを見直す必要があった」
 21BLACK JACKが手に入れたのは、キャストやファイトの高負荷時のみにパラボリックなベンドを見せるマルチテーパー。曲がりを1点に集中させることで僅かに張りを感じたファストテーパーから、素直に美しく曲がる可変テーパーへと変更。
「操作性を高めた一方で、感度がまたさらに研ぎ澄まされた」
 超高感度ブランクをさらなる領域へと昇華したのはAGSとCWS。DAIWA独自のカーボンガイドとカーボンクロスでガイドを固定するセットアップは、ティップが捕らえた微な振動を吸収することなく手元へと明確に伝達。口を固く閉ざすバスにバイトさせるべく、よりフィネスな操作も手に入れた。
 またX45フルシールドはカーボンバイアスで先端から元まで最外層を締め上げ、ネジレを抑制。キャストアキュラシーを向上すると共に、パワーロスのないシャープなフッキングを可能にした。
「副産物として生み出されたのは、バーサタイル性能。比較的軽めのルアーで扱いやすさの幅が広がった」
 主軸となるダウンショットでは7g以上を主軸に、3.5gライトテキサスやマルチジグ6g、そして高比重バックスライドなどに対応力を発揮。ボトムサーチのみならず、ライトカバーの魚も手中にする21BLACK JACKの進化を今こそ体感したい。

■LURE APPLICATION
Free Rig / Light Texas Rig / Leaderless Down Shot Rig / Heavy Down Shot Rig / Light Rubber Jig / No sinker Rig

AGS(エアガイドシステム)/SVF COMPILE-X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/CWS(カーボンラッピングシステム)/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C68MH-SV【BADGER 68】

超感度の遺伝子を継ぐジグ&ワームの未来基準
 早過ぎた天才01BA-LTD。未だ語り継がれる名竿の系譜は、当時、駆け出しのトーナメンターだった橋本卓哉が世に数多あるバスロッドの中から選りすぐり、辿り着いたひとつの通過点だった。
「超感度と圧倒的な軽さに衝撃を受けたことを今でもこの手が覚えている」
 シリーズの中でもジグ&テキサススティックとして溺愛していたのが02BADGER 701HFB。霞ヶ浦を拠点とするWBSでAOY、そしてオールスタークラシック初制覇へと至った原動力でもあったことは今でこそ語れる事実だ。
「繊細さも存分だったが、今となっては剛性感が物足りない。年々タフ化が進む現代が求める1本にどうしても仕上げたかった」
 当時、超感覚カーボンと評された反発力と感度に圧倒されていたが、他のロッドを知るほど、キャスト時にパラボリックに曲がるバットが気になっていたのも事実だ。
「オーバーハング下に入れ込むサイドハンドの低弾道キャストやピッチングでもうひと伸び欲しい」
 テーパーはDAIWAオリジナルのマルチテーパーデザインを採用。操作時はティップがごく小さな凹凸をも感じ取り、リグをもたれさせたままの自在な操作を可能にしてくれる。
 懸念のバットセクションは3DXで補強。しなってから返りの速いテクノロジーで武装したことでキャスト&ファイト時をアシスト。またX45フルシールドにより、ネジレによるパワーロスを抑制し、キャストアキュラシーが向上。
「投げる、操作する、フッキングする、魚をリフトするなど、それぞれのテクノロジーがそれぞれ仕事をしてくれる」
 メインマテリアルは、あの超感覚を再びもたらす現代のSVF COMPILE-X。フォールから着底、ボトムの様子まで目に見えない水中の様子を手に取るように伝えてくれる。
「全てに無駄がなく、次の動作へ瞬時に移れる。これからのジグロッドのスタンダードになる」
 レングスは先代より4in.短くした6ft.8in.。ダウンショットの愛竿・ブラックジャックと同レングスで、パワーは半ランク上という棲み分け。長過ぎないレングスにはレンタル艇や岸釣りでも扱いやすいというメリットもある。

■LURE APPLICATION
Rubber Jig / Football Jig / Texas Rig / Free Rig / Leaderless Down Shot Rig / Heavy Carolina Rig / No Sinker Rig / Swim Jig / Spinnerbait

SVF COMPILE-X / X45フルシールド(=X45コブラシールド) / 3DX / エアセンサーシート

調子比較

ベンディングカーブ

意志通りに操作できる心地よさ

■SC C69M+ -ST【FIRE WOLF】

バーサタイルベイトの革命機
ついにクランクベイトをも手中へ
フィールド変化が突き動かしたSCシリーズ中核の革新劇
「ロッドは感性の産物。誤解を恐れずに言うならば、これまでは僅かな進化しかなかった。しかし、このロッドですべてが変わった。いや、すべてが変わる。私が今、できる限りのことを表現した一本」
 先頃、陸の王者を決する大舞台を制した川村光大郎の「STEEZ SCプロト」がいよいよ完成。勝利の決定打となった数々の手駒は、そのほぼ全てをこの1本が網羅。そう、新たなるSCモデルはバーサタイルベイトモデル、16SC FIRE WOLFの後継機種だ。
 湧き上がるさらなる汎用性への渇望。川村光大郎が手がけるShore Competitionシリーズの中核が革命的進化を遂げる。
「わずか5年でのフルモデルチェンジは本望ではなかった。世のアングラーを裏切ることに日々葛藤したが、どうしても必要だった。背景としてが誰もが感じるフィールドの変化。一方でDAIWAとしてテクノロジーの進化も著しい。いずれもこの数年で劇的な変化。共有しない手はなかった」
 先行の21SC FIRE FLASHを開発することによって「ソリッドティップの可能性を感じた」と川村は言う。経験を潤沢に積み上げた先に見えてきたのが、次なるバーサタイルへの渇望だった。
「様々な要素を加味した上で、今の私が求めるバーサタイルベイト。私の釣りが変わっていった、求めるものがそうなっていった。可能であればすべてのルアーを網羅したい思いは強くなっていった」
 従来通りワーミングに関しては優れた感度と操作性をキープした上で、数々のバーサタイル性能を積み上げた。
「通常のバーサタイルであれば、巻きはスピナーベイトまで。ところが、新たなモデルはクランクベイトを過不足なく使いこなせる」
 シングルフックのワイヤーベイトとは似て非なる、トリプルフック搭載クランクベイトの対応力が飛躍的に向上。従来の不可能を可能にする革命的進化を遂げたバーサタイルロッドが仕上がった。

中弾性ソリッドが実現した撃ちと巻きの二刀流
 なぜ不可能は可能となったのか。川村はソリッドティップに望みを託した。
「ソリッドティップは中弾性。そして、より高弾性化したチューブラーのベリーバットセクションを曲がり代を長くしつつも、強靭なバットのレギュラーファストテーパーにまとめ上げた」
 中弾性ソリッドはティップのみ反発力を落とす一方で、その硬さは16モデルより硬く設計。根幹は高弾性SVF ナノプラスで張りを保ちつつ軽さと反発力、そして感度をプラス。
「ルアーやシンカーが触れた水中の出来事を弾いてスルーせず、捉えてなぞるソリッド。そしてチューブラーでは感じ取れない高い感度が操作の集中力を高め、釣果に繋げる」
 ティップ先端は約2mm。硬く図太いソリッドティップはチューブラーでは気付きにくかった水中の変化をつぶさに捉え、ベリー~バットへと伝達。振動を増幅することで、精度の高い情報を手元へ伝達することを可能にしたのだ。
「驚くべきことにクランクへの対応力を備えた。幾度ものキャスト&リトリーブ、そしてバイトを乗せることで、現代の自然では計り知れないテスト結果も見えた」
 最終テストは管理釣り場が舞台。ロッドの本質は場数が物を言う。グラスや低弾性カーボン特有の、クランクベイトの振動を受けて揺れるラインが導き出す感触が手に伝わる。あたかもハードベイト専用ロッドかのような引き感。ルアー自体の動きを妨げず、釣れる状態を作っていることも明らかだ。
 硬いソリッドと細身チューブラー、適度な張りを保つマテリアル同士の融合は、美しいテーパーを仕上げることにも繋げた。“への字テーパー”化することでウェイトを乗せやすく、軽量級から重量級までソフトなプレゼンテーションを実現した。
「そうなると心配なのがガード付きジグ。しかし、存分なフッキングパワーを確認できた」
 硬いベリー~バットで掛け感を出すのではない。たとえレギュラーファストテーパーだとしても、高弾性の反発力とバットパワーでハリ先にパワーを伝えることができるのだ。
 また16モデルよりティップが硬さを増し、への字テーパーとなったことでよりジグの操作性も向上。さらにはワイヤーベイトの弛ませ引きにも抜群の対応力を見せる。
「硬くないのにフッキングパワーがある、クッション性もあって投げやすく、ルアーはイキイキ泳ぐ。その一方で高感度かつ軽さも兼ね備えている」。
 長さは6ft.9in.を選択。かつてカバー撃ちを軸に答えを紡ぎ出した時代から、妥協の効かないキャスト精度が求められる現代事情を反映。とはいえ、軽快なキャストを可能にすべくリアグリップをショート化して、ブランクの有効長に大差はない。操作性を向上すべく敢えてフックキーパーを排除したコルクグリップかつストレートを装填した。
 ブランクはSTEEZのブランドカラーをイメージ。ワーミングとファストムービングの融合、最強の矛と最高硬の盾。バーサタイルの名に賭けて、ついに矛盾のないモデルが誕生した。22SC FIRE WOLF、STEEZ Shore Competitionを象徴する1本がここにある。

■LURE APPLICATION
Snagless Neko Rig / No Sinker Rig / Down Shot Rig / Texas Rig / Leaderless Down Shot Rig / Free Rig /Rubber Jig / Spinnerbait / Vibration / Crankbait / Crawlerbait

SVFナノプラス/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/メガトップ/エアセンサーシート

調子比較

■調子比較:1
歴代バーサタイルモデルとの比較
■調子比較:2
レギュラーファストのBLXと、同じM+パワーの21ブラックジャックとの比較

ベンディングカーブ

■C610MH+【MACHINEGUNCAST TYPE-III】

MC3部作を完結するヘビーバーサタイル・TYPE-III
 ファストムービングの決定版、21MACHINEGUNCAST(=MC)3部作がこれにて完結。巻きのみならずワーミングにも対応するTYPE-I、そしてTYPE-IIと段階的に裾野を広げた21MC。シリーズ最強となるTYPE-IIIもまたバータイル性において優位性を発揮する一方で、優れたテーパーデザインが次なるバスフィッシングのステージへと誘う。
「すべてにおいてアップグレード。ちょっとしたテーパーの差でキャスタビリティに大きな差を生むことを改めて実感できる」
 並木敏成とDAIWA最先端ロッドテクノロジーがタッグを組み、次なるレベルを目指した21MC TYPE-III。いわば、14モデルの正統後継機は如何なる進化、いや深化を遂げたのか紐解いていこう。
「小さな入力によるロールキャストで飛ぶ。なおかつキャストアキュラシーも引き出せる」
 かつては瞬発的な速いスイングスピードでブランク全体をしならせ、実弾を弾き出す傾向にあったMC TYPE-III。ルアーの荷重を乗せやすく突き抜けたキャストフィールは定評を得ていたが、並木とDAIWAはテストを重ねた末、敢えてテーパーデザインにメスを入れることを決断した。
 テーパーはファストからレギュラーファストへ。第3ガイド周辺の1点に曲がりどころを集中させたスティッフなチューブラーティップを、強靭なベリー~バットセクションへと接続。これが小さな入力でもキャスタビリティを向上する仕組みの一端。また各部の構造は、様々なアドバンテージという副産物を生み出した。
 ティップとベリーの明確化はボトムの変化を繊細に捕らえると共に、ワイヤーベイトのスラックラインリトリーブで高い巻き感度へと直結。スローロール特有のショートバイトも瞬時に手元へ伝え、ベリー~バットの強靭化は遠く深いゾーンでもフッキングパワーを伝達。優れた高感度とシャープに決まるフッキング性能は、5/8~1oz.クラスのワイヤーベイトのみならず、ラバージグを始めテキサスやフリーリグなどのワーミング、撃ちの釣りにも対応するバーサタイル性へと繋げることにも成功したのだ。
 重量級ルアーを狙い澄ましたスポットに撃ち抜くキャスタビリティ、ルアーが水中に入った瞬間から伝わる感度を高次元に両立したヘビーバーサタイル。MC3部作の使い分けが現代フィールドを攻略する大きな手がかりとなるはずだ。

■LURE APPLICATION
Spinnerbait / Rubber Jig / Football Jig / Finesse Jig / Texas Rig / Free Rig / Leaderless Down Shot Rig / No Sinker Rig / Swimbait /Frog

SVFナノプラス/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C610H-SV【HARRIER 610】

カバー撃ちレジェンド、類稀なる機能拡張へ
 STEEZ先代のTDバトラー時代から引き継ぐレジェンダリーサブネーム“HARRIER”。およそ20年の間、並木敏成の手から離れることがない聖なる剣にして、いわばシグネチャーモデル。レフティの並木にとって左腕の延長とも言えるアイコニックな存在がまたさらに研ぎ澄まされていく。
 コンセプトに一切のブレはなく、テクニカルカバーゲームの徹底追求。シャープな振り抜きとパワーを両立する伝統のコンセプトはそのままに、より高精度なアプローチ、優れた操作性、溢れるパワー、そして超感度と類稀なるフッキングレスポンス。すべてにおいて次なる次元へと突き抜けたのが、21HARRIER610だ。
 かつては7ft.以上のロングレングスで数々の派生モデルを生み出してきた名竿の系譜だが、21モデルはその名が示す通り、アンダー7ft.の6ft.10in.。ストロークによる優位性を存分に残す範疇で、取り回しの良さと手返しの速さにも繋げるレングスを手に入れた。
「先代に比べ手に持っただけでは張りを感じる。ところが振り抜いた瞬間、驚くべきキャスタビリティに気付ける」
 同パワーのままレングスダウンとなれば自ずと硬く、キャストフィールに違和感を覚えるのが常。ところが、DAIWAロッドテクノロジーとテーパーデザインが劇的な化学変化を起こした。
 先代の先端から曲がるテーパーから強いティップのファストテーパーへと進化。ティップとベリーのボーダーで曲がり始めることで各セクションの役割を明確化。全身をX45フルシールドで締め上げ、バット部は3DXが屋台骨を元から支える。メインマテリアルのSVF COMPILE-Xがもたらす軽さと感度は、もはや言うまでもないだろう。
「先まで芯の通ったブランクは弾道がブレず、今までより軽い入力でも高精度なキャストが決まる」
 即ちミステイクが減り、微調整も利くことでアキュラシーはさらに高まっていく。カバーでのスタックを躱す操作性に優れたテーパーは、パワーロスを補いフッキング性能の向上にも繋ぐ。総じて魚のキャッチ率向上にも貢献しているのだ。
 今まで足場の悪い場所やレンタルボートで撃ちあぐねたオーバーハング最奥部へ低弾道かつ正確な撃ちを可能に。またマットカバー下にアプローチするヘビーシンカーや重めのジグ、またバルキーベイトを背負わせてもパワー負けすることはない。
「決定的なパワーの差が、ビッグベイトの扱いやすさも手に入れた」
 誰もが体感できるレベルの進化がそこに息づいている。

■LURE APPLICATION
Rubber Jig / Football Jig / Texas Rig / Leaderless Down Shot Rig / Free Rig / No Sinker Rig / Swimbait / Big Bait / Spinnerbait

SVF COMPILE-X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C70H-SV・ST【FURY】

重量級で秀でるもうひとつの“沈み物SP”
 草深幸範が築き上げたもうひとつの“沈み物スペシャリティ”がFURY。2021年、STEEZ新章の開幕に当たり、DAIWA最高峰バスロッドの伝統を引き継ぐことなく新たに名付けられたサブネームは、現代フィールドコンディションを打開すべく生まれたバスロッドであることを強く象徴。日に日にタフさを増すボトムの釣りで、熱を帯びるアングラーをフルサポートするモデルを仕上げた。
 FURY(C70H-SV・ST)の基幹コンストラクションは、ソリッドティップ+強靭ベリー~バット。HURRICANE(C67MH-SV・ST)と構造は同じくするが、レングス及びパワーレンジが異なる。
「中弾性ソリッドを採用したHURRICANEは、5~7gを主軸としたテキサス&フリーリグで磐石。FURYはそれ以上の9~14gを扱う際に、度重なるテストが弾き出した答えが採用されている」
 関東を代表するマッディーウォーター・霞ヶ浦水系、西東京と称されるクリアウォーターリザーバー。性質を異にするフィールドを舞台に、テストは敢行。同じコース取りを無数に繰り返すことで、従来は感じ取ることができなかったボトムの些細な変化を感知。ソリッドティップの「持たれ感」がシンカーをハングして誘い続け、移動距離を抑えてのハングオフができるアドバンテージを獲得。
 しかし、シンカーの重量が増す毎に異なるセッティングが求められていったのも事実だった。
「机上の理論では判断できないジャッジ。9gを超えるシンカーでは、明らかに高弾性ソリッドに歩がある」
 バスフィッシングは感性のスポーツという一面も兼ね備える。データや計算式だけでは生み出すことができない、姿が見えないポテンシャルは現場でひたすらに磨き込む必要があった。
「HURRICANEかFURYかの使い分けは現場が答えを導き出す」
 往々にしてより重いシンカーを要するシーンは濃いめのカバーを伴うのが常。FURYの7ft.レングスはストロークを稼ぎ、キャストからフッキング、そしてファイトの一連のアクションで優位性を発揮することになるだろう。
 元来テキサスやフリーリグのボトムズル引きを始めとするスローなアクションを主軸に開発は進行したが、フットボールジグのリフト&フォールなどリアクションを誘発する釣りでもメリハリが出せるテーパーを実現。スラックが出た状態でも、ラインの重みの差を感じ取れる高弾性SVF COMPILE-Xは、ニュートラルなフォール時でバイトを稼ぎ出すことも可能にしている。

■LURE APPLICATION
Texas Rig / Free Rig / Leaderless Down Shot Rig / Heavy Carolina Rig / Football Jig / Rubber Jig / Heavy Down Shot Rig / No Sinker Rig

SVF COMPILE-X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/メガトップ/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C72H-SV・AGS【STRIKE FORCE】

“魚探不要論”鋭敏なるボトムサーチ機が深化
「あれから6年、ボートデッキから消えることがない超一軍選手」
 草深幸範が得意技のひとつに数えるヘビーキャロライナリグを完遂すべく磨き上げた意欲作が15STRIKE FORCE。そのコンフィデンス度合いは冒頭の言葉が物語る。
 よりノーシンカー状態をキープできる竿1本分のリーダーを捌き切れる存分なレングス、ボトムの些細な変化も感じ取るSVF COMPILE-Xの超高感度、遠くのバイトを確実に仕留める3DXのバットパワー。探査系のヘビキャロに求められるロッドの条件を満たした上で、テキサスリグや高比重ノーシンカーによるカバー撃ちまで対応するSTEEZ名竿のひとつがそれだ。
「時代が進むと共に、ルアーも釣り方も進化していく中で、アングラーの欲求も高まり続けて行く」
 例えばフリーリグ。近年テキサスに代わる存在として注目を浴び、使用人口も急激に伸びているのは事実。だとすれば、従来「カバー撃ちも“できる”」範疇だった15STRIKE FORCEは「“優れる”」存在へ昇華すべきと考えるのは必然の帰結だろう。
 また感度に関しても、さらにネクストレベルを求めるのがアングラーというものだ。関東ヘビキャロは3~3.5in.のフィネスワームを具に、テクニカルな操作性が要求される。ボトムでの繊細なタッチ感はSVF COMPILE-Xが実現してきたが、その先にある超次元の感度へと挑むことになった。
「バット方向のパワーが格段にアップすると同時に、AGSとCWSが感度を増幅」
 張りがさらに増したバットはカバー撃ちへの汎用性を大きくもたらし、ラバージグではシャローからディープまでの対応力を向上。またカーボン製のガイドと固定システムは撓むことなく、スラックが出た状態でも乾いた感度を手元へと伝えることを可能にした。
「ロッドを下向きに構え、上方向に振り切るピッチング、常に上方向に捌くヘビキャロ。どちらのスタイルでもロングレングスを感じさせないトータルバランスが秀逸」
 適材適所のコンストラクションと設計技術がカバーバーサタイルという新たなカテゴリーを生み出した。
「力むことなくスムーズに飛ばせる。そして竿が魚探の代わりになる。集中力は高まるからこそ、その場を釣り切れる」
 DAIWA最先端ロッドテクノロジーがまた一歩、夢の実現へと近付けた。

■LURE APPLICATION
Heavy Carolina Rig / Rubber Jig / Leaderless Down Shot Rig / Free Rig / Texas Rig / No Sinker Rig / Swim Jig / Spinnerbait / Swimbait / Frog

AGS(エアガイドシステム)/SVF COMPILE-X/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/CWS(カーボンラッピングシステム)/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

■C74MH+【TOPGUN】

モンスターを捕捉するビッグレイクの基軸
 年々タフ化していくビッグレイク。メインベイトはブルーギルからワカサギへと移行していくと共に、世のタックルはフィネス化の方向性を示しつつあることは明らかだろう。
 しかし、それだけがビッグレイクの正解ではない。60cmを超えるモンスターを想定したパワータックルの帯同は今なお欠かせない。彼の地を制するヘビーバーサタイルとして完成した16TOPGUNが2021年、装い新たに輝きを増し覚醒の時を迎える。
「さらなる飛距離を身に付けることは、より広範囲を探れると同時に、ナーバスな魚に対して違和感を与えずバイトを誘える」
 硬軟問わず、多彩な戦略でマザーレイクを掌握するプロガイド、三宅貴浩はテストを重ねる毎に、21TOPGUNのアドバンテージをひとつひとつ積み上げていった。
 そのレングスは、先代16モデルから2in.アップの7ft.4in.。圧倒的な飛距離を稼ぐ一方では、先代譲りの強靭なバットパワーを配備。遠投した先のバイトを確実にフッキングすることは言うまでもない。
 注力したのは「ティップのテーパーと曲がる支点、そしてバランス」。張りのある強めのティップは、ビッグレイクのメインであるウィードやグラスの水生植物を容易に躱し、ストレスのない釣りを実現している。
 ミディアム~ヘビー級のスイムジグやスピナーベイト、さらにはビッグベイト&スイムベイトにアンブレラリグなど、一見大味にも思える横の釣りにおいて、実に繊細な操作を可能にするのが強み。スラックラインを活用してルアー本来のアクションを追求するリトリーブを可能にして、釣れる竿としてのポテンシャルを底上げする。
「スタックを躱すテーパーを身に付けた21TOPGUNは、横方向だけでなく、むしろボトムの釣りにおいて真価を発揮し、優れたバーサタイル性も魅せる」
 5gを軸としたフリーリグやテキサスリグ、リーダーレスダウンショットを始めとする軽めのリグから、1/2oz.以上のヘビーキャロライナリグも守備範囲。
「ティップが負けることなく躱すことで、スタック時に必要以上に揺すってターゲットを散らすこともない」
横の動、ボトムの静、両極の釣りを完遂するバーサタイルモデルに仕上がった。
「それでいてロングレングスを感じさせないトータルバランス」
 一日中キャスト&リトリーブを繰り返しても、また竿先を上げる操作を続けても、軽快なフィーリングが集中力を持続。不意のモンスターの猛攻にも余裕の対応が可能となるはずだ。

■LURE APPLICATION
Leaderless Down Shot Rig / Free Rig / Texas Rig / Rubber Jig / Heavy Carolina Rig / No Sinker Rig / Swim Jig / Spinnerbait / Swimbait / Vibration / Frog

SVFナノプラス/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/3DX/エアセンサーシート

ベンディングカーブ

ロッド適合表

ルアー適合表

MOVIE

発売月

2024.01=SC C69MH、SC C68H-ST・SB
2024.03=SC C66M/ML-SV・ST

製品スペック

アイテム コードネーム 全長(m) 継数 ジョイント仕様 仕舞寸法(cm) 標準自重(g) 先径/元径(mm) ルアー重量(g) ルアー重量(oz) 適合ライン ナイロン (lb.) 適合ライン PE(号) カーボン含有率(%) テーパー メーカー希望本体価格(円) JAN *
スティーズ C64L-SV・ST HERMIT 1.93 2 グリップジョイント 165 90 1.2/10.9 1.8~11 1/16~3/8 5~12 - 99 XF 69,800 4550133066580 *
スティーズ C66ML MACHINEGUNCAST TYPE-LV 1.98 2 グリップジョイント 170 92 2.0/11.9 3.5~14 1/8~1/2 6~14 - 100 RF 59,800 4550133066702 *
スティーズ SC C66ML-G LIGHTNING 66 1.98 2 グリップジョイント 170 111 1.9/14.9 3.5~21 1/8~3/4 6~14 - 64 F 59,500 4550133066597 *
スティーズ SC C66M/ML-SV・ST WEREWOLF 1.98 2 グリップジョイント 170 109 1.6/10.9 3.5~18 1/8~5/8 6~14 - 100 XF→S 77,500 4550133340345 *
スティーズ C66M MACHINE GUNCAST TYPE-I 1.98 2 グリップジョイント 170 99 1.8/11.9 5~21 3/16~3/4 8~16 - 100 RF 59,500 4550133066603 *
スティーズ C66M-SV WEREWOLF【Power Plus】 1.93 2 グリップジョイント 170 99 2.0/10.9 5~21 3/16~3/4 8~16 - 100 F→S 71,000 4550133066726 *
スティーズ C66MH MACHINE GUNCAST TYPE-II 1.98 2 グリップジョイント 170 110 2.3/11.9 7~28 1/4~1 10~20 - 100 RF 61,000 4550133066627 *
スティーズ C67MH-SV・ST HURRICANE 2.01 2 グリップジョイント 171 96 1.3/12.9 7~28 1/4~1 10~20 - 99 XF 73,500 4550133066610 *
スティーズ C67MH-FR FROGGER 2.01 2 グリップジョイント 171 109 1.9/14.9 7~28 1/4~1 10~20 MAX5 100 XF 61,500 4550133066634 *
スティーズ C68ML-SV SKYRAY 68 2.03 2 グリップジョイント 175 92 1.7/11.9 3.5~14 1/8~1/2 6~14 - 100 F 70,000 4550133166075 *
スティーズ C68M+ -SV・AGS BLACK JACK 2.03 2 グリップジョイント 173 98 1.9/12.4 6~25 7/32~7/8 8~16 - 100 F→S 79,500 4550133066641 *
スティーズ C68MH-SV BADGER 68 2.03 2 グリップジョイント 173 105 2.1/11.9 7~28 1/4~1 10~20 - 100 F→S 72,300 4550133166082 *
スティーズ SC C68H-ST・SB STRATOFORTRESS 68 2.03 2 グリップジョイント 171 114 2.2/14.9 11~113 3/8~4 14~30 MAX5 99 F 66,000 4550133340338 *
スティーズ SC C69M+ -ST FIRE WOLF 2.06 2 グリップジョイント 176 112 2.0/12.9 5~28 3/16~1 8~20 - 99 RF 67,500 4550133066733 *
スティーズ SC C69MH KING VIPER 2.06 2 グリップジョイント 174 110 2.4/12.9 7~84 1/4~3 12~25 MAX4 100 R→S 67,500 4550133254406 *
スティーズ C610MH+ MACHINE GUNCAST TYPE-III 2.08 2 グリップジョイント 178 108 2.2/12.9 9~35 5/16~1・1/4 10~20 MAX4 100 RF 65,000 4550133066658 *
スティーズ C610H-SV HARRIER 610 2.08 2 グリップジョイント 177 113 2.3/12.9 11~56 3/8~2 12~25 - 100 F→S 73,500 4550133066672 *
スティーズ C70H-SV・ST FURY 2.13 2 グリップジョイント 182 107 1.3/14.9 11~42 3/8~1・1/2 12~25 - 99 XF 76,000 4550133066665 *
スティーズ C72H-SV・AGS STRIKE FORCE 2.18 2 グリップジョイント 187 110 1.8/14.9 11~42 3/8~1・1/2 12~25 - 100 XF 83,000 4550133066696 *
スティーズ C74MH+ TOPGUN 2.24 2 グリップジョイント 190 123 2.4/14.9 9~35 5/16~1・1/4 10~20 MAX4 100 RF 67,500 4550133066689 *
  • メーカー希望本体価格は税抜表記です。
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※グリップジョイント仕様です。

ロッド品番の読み解き方
新シリーズ(2021年~)

① ロッドの種類:C=ベイトキャスティング S=スピニング
② 全長:63=6ft.3in. 610=6ft.10in.
③ パワー:“ / ”のあるモデルは、“ / ”の前がティップ、後がバットのパワーを表示“ + ”のあるモデルは、表示より半ランクパワーアップモデル
④ 継数:1ピースの場合は表示なし
⑤ 特化モデル表示 : AGS=エアガイドシステム、SMT=スーパーメタルトップ、ST=ソリッドティップ、SV=SVF コンパイルX、G=グラス、FR=フロッグ、SB=スイムベイト&ビッグベイト…など