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CERTATE SW
セルテート SW
ハンドルノブS交換可(5000、6000)
ハンドルノブL交換可(8000~18000)
ソルト対応

14000-XH

18000-H

8000-P

8000-H

軽快・パワフル・高剛性でソルトウォーターシーンを掌握するCERTATE SW
タフスピニングの代名詞セルテートに、遂に大型サイズCERTATE SWがデビュー。
強靭MQ(モノコック)ボディの心臓部には、大型・肉厚化したG1ジュラルミンタフデジギアを搭載。
高耐久かつ滑らかな巻き心地を発揮する。
強度と低イナーシャ(低慣性)を高次元で両立したZAIONエアローターは、軽快かつパワフルな巻き上げでハイレスポンスなジャーキングとリトリービングをサポート。
MAGSEALEDによる高い防水性能だから永く続く初期性能は、信頼の証。
ドラグ性能は、従来比200%以上の耐久性を誇る新世代ドラグシステム。
ドラグクリック音は響き渡るビッグサウンド仕様。(5000・6000除く)
飛距離と優れたトラブルレス性能を発揮するLC-ABSで、今までのキャストフィールを大きく変える。
キャスティング主体のハイギアモデルはハイグリップエッグノブ、ジギング主体のパワーギアモデルは軽量ラウンドEVAノブを採用。
(5000・6000は全てパワーライトノブL(EVAラウンド)を採用。)
TECHNOLOGY

マグシールド
ボディとローターの隙間に磁性を持つオイルの壁を作ることで海水や埃などの侵入をシャットアウトする防水構造。ボディとローターが無接点だから軽く滑らかな回転はそのままに、初期の回転性能を長期間維持する。回転異音の原因の多くが、塩ガミ・異物の侵入。もちろんその中には過って水に落としてしまうなどで発生するケースもあるが、そのような場合を除き、マグシールド化されたリールの回転異音発生率は大幅に低下している。しかもこの比率は、マグシールド登場後、時間が経てば経つほど、大きな差としてデータに現れつつある。これは長く使用すればするほどその効果がより発揮されるということ。つまりマグシールドの防塵・防水能力が非常に高いレベルにあることを証明しているのだ。CERTATE SWにはメインシャフト部に採用。さらにラインローラー部にマグシールドボールベアリングを搭載(※)。
※8000-18000:マグシールドボールベアリングラインローラー、5000-6000:マグシールドラインローラー

フルメタル(AL製)モノコックボディ
従来スピニングリールは、ボディとボディカバーでドライブギアの両端を支持し、それを数箇所のスクリューで固定する方式が一般的だった。この構造から、更なる精度と剛性の向上を目指し、ボディカバーを廃し、ボディに直接高精度のプレートをネジ込むことで固定したのがモノコックボディ。これによりギアの支持精度が高まり、また剛性・気密性も向上。更には、従来スクリューに取られていたスペースを活用し、ドライブギアのサイズを極限まで拡大することにも成功した。モノコックボディとは、MONO(ひとつの) - COQUE(殻)という意味。一枚貝の殻がそうであるような強靭さを象徴する、まったく新しい形状は、リール構造の常識を打ち破る。CERTATE SWでは、その充分な剛性を背景に軽量性も考慮し、小型サイズ(5000-6000)、中型サイズ(8000-14000)、大型サイズ(18000)におけるターゲットを見据え最適なベストバランスを実現している。

ATD
魚の引きに合わせスムーズに作動し、滑らかに効き続ける新世代のドラグシステム。大型スピニングでは、ファイト中のドラグ力低下を抑制するセッティング。どちらもドラグ設定を気にすることなく、ファイトに集中できることを目標に開発された。CERTATE SWはドラグワッシャー(カーボン)数を小型サイズ5枚、中型サイズ7枚、大型サイズ9枚構成と大幅に増やし、ドラグMAXの向上と大型魚の疾走に耐える耐久性と放熱性を徹底追求。また大型ドラグノブを採用しており、ツマミも大きく快適な操作を実現する。
画像
■G1ジュラルミン製MC(マシンカット)タフデジギア
強度と軽量性を両立するG1ジュラルミン製MCタフデジギア。
ギアサイズは、従来機種と比較し、最大でギアの外径を約12%アップ、厚みを55%アップ。
モノコックボディだからできる大口径ギア。歯面形状も大きくピニオンとの噛み合わせが滑らかに。結果、シルキーな回転が持続し、パワフルな巻き上げを発揮する。
左:従来搭載してきたハイパーデジギアは、硬く強度に優れている反面、重い。
右:G1ジュラルミン製MCタフデジギアは、強度と軽量性を併せ持つ。
画像
■ZAIONエアローター
全サイズZAION製エアローター採用で、低慣性(イナーシャ)かつ軽量化を実現。結果、ハンドル回転における初速が軽くレスポンスの良いリトリーブが可能。
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■LC-ABS(ロングキャスト-ABS)
ABS IIの接触抵抗を減らす思想はそのままに、接点を前にだすことでよりスムーズなライン放出を実現。リング部が前方に出た効果でリング上にラインが乗りにくくなり、従来のABS II以上に約5%の飛距離UPとトラブルレスを向上させた。まさにLC(=LONG CAST)を実現する次世代のABSスプールである。
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■ハンドルノブ
<5000-6000>
ハンドルノブはSサイズに対応。ショアジギング、ライト寄りのオフショアジギング、ライト寄りのオフショアのジギング&キャスティングが主体となる5000・6000サイズには、EVAラウンドタイプのパワーライトノブLを採用。
<8000-18000>
ハンドルノブはLサイズに対応。キャスティングゲーム主体となるハイギア(H/XH)には、ハイグリップエッグタイプを採⽤。しっかり握り込み、⼿からすっぽ抜けにくい理想の形状を追求。ジギング主体となるパワーギア(P)には、EVAラウンドタイプを採⽤。取り回しが良い形状で、操作性と握り込みの安定性を両立。
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■タフエアベール
中空構造にすることで軽さを大幅に向上させたのが「エアベール」。さらに独自のラインスライダーの形状により、ベール周りの糸絡みを大幅に減少。『タフエアベール』はステンレス素材の肉厚を厚くして強度を約4倍アップし、チタンのソリッド素材より同重量では約13倍の耐久性を持つ。またアームレバー部との段差をなくすことにより、ライントラブルを大幅に解消。(ベールリターン方式はマニュアル)
(5000・6000はエアベール)
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■ローターブレーキ
ベールオープン時にローターの回転にブレーキをかけることにより、キャスト時のショックでハンドルが動くことによる不意のベール返りを防止する機構。
新品番体系
新品番体系について
※CERTATE SWのフルモデルチェンジにより新品番体系となっております。下記は旧品番(16CATALINA)体系表との比較になります。
16CATALINA
品番/ボディサイズ
3500H 4000 4000H 4500 4500H 5000 5000H 6500H
小(4000番サイズ) 中(5000番サイズ) 大(8000番サイズ)
CERTATE SW
品番/ボディサイズ
5000-H 5000-XH 6000-P 6000-H 6000-XH -
小(4000番サイズ)
8000-P 8000-H 10000-P 10000-H 14000-XH 18000-H
中(10000番サイズ) 大(20000番サイズ)
スプール・ハンドルアーム・ドラグノブ・ハンドルノブ互換性
品番 5000-H 5000-XH 6000-P 6000-H 6000-XH
互換詳細 スプール・ハンドルアーム互換性あり
ドラグノブ・ハンドルノブ互換性あり
品番 8000-P 8000-H 10000-P 10000-H 14000-XH 18000-H
互換詳細 スプール・ハンドルアーム互換性あり -
ドラグノブ・ハンドルノブ互換性あり
Lineup
5000-H
PE2号前後を使用するショア青物キャスティングゲーム、ライトなオフショアジギングゲームにオススメ。高剛性フルメタル(AL製)モノコックボディと大口径G1ジュラルミン製MCタフデジギアの搭載により、ハイギアスピニングとは思えない高い巻上げトルクを実現。
5000-XH
ショア青物キャスティングゲームにおける「定番」5000-XH。PE2号前後を使用するショア青物キャスティングゲームに特にオススメ。CERTATE LT 5000-XHよりも1回り大きなボディとギアを採用している為、引き抵抗が大きいルアーでの釣りを楽にし、不意の大物とのファイトにおいては主導権をアングラーに引き寄せる。高剛性フルメタル(AL製)モノコックボディと大口径G1ジュラルミン製MCタフデジギアの搭載により、エクストラハイギアとは思えない高い巻上げトルクを実現。
6000-P
PE2号~PE3号を使用するオフショアジギングに特にオススメのアイテム。狭いタナを丁寧にシャクるパターンにおいて、ハンドル1回転86cmというスロースピードが威力を発揮。また、200g程度以上の重めのジグを使用する際にも、トルクフルで非常に使い易い。高剛性フルメタル(AL製)モノコックボディと大口径G1ジュラルミン製MCタフデジギアの搭載により、クラスを超えた高い巻上げトルクを実現。
6000-H
PE2号~PE3号を使用するショア青物キャスティングゲーム、オフショアジギング&キャスティングゲームに。5アイテムの中で汎用性が最も高く、ショアとオフショア兼用のアングラーにはこのアイテムが最もオススメ。高剛性フルメタル(AL製)モノコックボディと大口径G1ジュラルミン製MCタフデジギアの搭載により、ハイギアスピニングとは思えない高い巻上げトルクを実現。
6000-XH
PE2号~PE3号を使用するショア青物キャスティングゲーム、オフショアキャスティングゲームにオススメ。青物ゲームで度々、遭遇する「スピード勝負」の状況において110cmという巻取スピードが大きな威力を発揮。高剛性フルメタル(AL製)モノコックボディと大口径G1ジュラルミン製MCタフデジギアの搭載により、エクストラハイギアとは思えない高い巻上げトルクを実現。
8000-P
PE3号~4号を標準とした近海ジギング、ショアジギングに最適。ワンピッチやコンビネーションなど、あらゆるジャーキングテクニックに幅広く対応。軽量ZAIONエアローター搭載によるジギングにおける「巻き感度の高さ」と「回転の立ち上がりの良さ」のメリットを最も体感させてくれるモデル。
8000-H
高剛性モノコックボディ、大口径G1ジュラルミン製MCタフデジギア搭載により、ハイギアスピニングとは思えない高い巻上げトルクを実現。PE3号~4号を中心とした近海のキャスティングやジギングに幅広く高次元で対応。
10000-P
PE4号~5号を中心とした青物、マグロ狙いのジギングに。PE4号-400m 、PE5号-300mの余裕のラインキャパは大型のキハダが混じる三重、和歌山のビンチョウジギング、そして、30kgアベレージの相模湾キハダエビングにもベストマッチ。
10000-H
PE5号標準のキハダ、ヒラマサキャスティングゲームにベストマッチ。軽量ZAIONエアローター搭載による「ローター回転の低イナーシャー化」&「回転の立ち上がりの良さ」、そしてギア比5.8による「巻き過ぎないスピード(118cm)」は小型のダイビングペンシルの出番が多い激戦区 外房ヒラマサや、小型ベイトパターンの春の玄界灘ヒラマサキャスティングにおける繊細なルアー操作において大きなアドバンテージとなる。
14000-XH
北部九州ヒラマサキャスティング、そして、関東キハダキャスティングにおける標準スペック。PE6号標準、最大PE8号でのヒラマサ、キハダ、GTゲームで求められるキャスタビリティ、トルク、スピードを最高バランスの形に。ロックショアからのプラッギングにもオススメ。
18000-H
日本各地のビッグフィッシュフィールドの大型キハダ、大型ヒラマサ、大型GTを本気で追い続けるアングラーに贈る。太糸パワーキャスティングゲームに最適設計されたPE8号-300m LC-ABSスプール搭載。
ショアキャスティング(ジギング・プラッギング)サイズ別対象魚 目安表
(○:高橋慶朗テスター オススメモデル)
ショアキャスティング(ジギング・プラッギング)
  イナダ
ワラサ
ショゴ
ブリ ヒラマサ カンパチ サワラ マダイ ヒラスズキ
磯マル
シイラ
カツオ
マグロ
(~15kgクラス)
マグロ
(15kg クラス~)
GT
5000-H - - - - - -
5000-XH - - - - - -
6000-P - - - - - -
6000-H - - - - -
6000-XH - - - - -
8000-P - - - - - - - -
8000-H - - - - - -
10000-P - - - - - - - - -
10000-H - - - - - - - -
14000-XH - - - - - -
18000-H - - - - - - - - -
オフショアジギング サイズ別対象魚 目安表
(○:オススメモデル)
ジギング
  イナダ
ワラサ
ブリ ヒラマサ カンパチ カツオ マグロ
(~30kgクラス)
マグロ
(~50kgクラス)
5000-H - - - - -
5000-XH - - - - -
6000-P - - -
6000-H - -
6000-XH - -
8000-P - -
8000-H - -
10000-P - -
10000-H - - - - - - -
14000-XH - - - - - - -
18000-H - - - - - - -
オフショアキャスティング サイズ別対象魚 目安表
(○:オススメモデル)
ショア・オフショアキャスティング
  イナダ
ワラサ
ブリ ヒラマサ 大型ヒラマサ
(15kgクラス~)
シイラ
カツオ
マグロ
(~30kgクラス)
マグロ
(~50kgクラス)
マグロ
(~100kg クラス)
GT
5000-H - - - - - -
5000-XH - - - - - -
6000-P - - - - - - - - -
6000-H - - - - - -
6000-XH - - - - - -
8000-P - - - - - - - - -
8000-H - - - - - -
10000-P - - - - - - - - -
10000-H - - - - -
14000-XH - - - -
18000-H - - - - -

インプレッション
高橋慶朗
セルテートSWに5000番、6000番サイズが加わるとのことで、リールに過負荷を掛ける為、良型ヒラマサが対象魚となる長崎県五島列島でフィールドテストを実施した。
理由は、リールの限界点を見極めたかったから。
テストを終えて明らかになったことは、既存の同クラスのモデルと比較して明らかに重量が軽いにも関わらず、過負荷を掛けても、その負荷を感じない「パワー」と「強度」、「軽快な操作性」を持ち合わせているということであった。
そのスペックに驚愕!
この強度を体感するため、ロッドは強めのオーバーゼア グランデ100HHを使用。本来であれば8000~10000番クラスのリールをセットすべきところを、敢えて一回り小型となるセルテートSW6000-XHをセット。ラインはPE5号、ルアーも100gクラスのジグと20cmクラスの大型プラグと、リール以外は完全なエクストリーム系ショア青物タックルで実釣を試みた。
リールに想定以上の負荷をかけることで、強度の違いを手っ取り早く評価するのがこのテストの目的だが、キャストを繰り返す毎に、このリールの凄さが次々と露わになっていく。
キャストを開始した直後こそリールの小ささが気になったものの、その感覚はすぐに消えて無くなり、むしろ軽快感に切り替わった。
理由は、リールの自重が軽いことによる操作性向上に加え、スムーズなライン放出、高負荷を掛けたキャストやジャークでも全く撓まないボディ剛性、軽快な巻き上げ力の相乗効果に他ならない。
スムーズなライン放出はロングキャスト-ABSスプールによるもので、PE5号を使用しても、10000番クラスの大型リールと遜色ない飛距離を叩きだす。
アルミモノコックボディによるボディ剛性の高さにより、100gのジグを使用したフルキャストや高速ジャーク時に於いてもボディの撓みは感じられない。
更に、大口径G1ジュラルミン製タフデジギア+65mmロングパワーハンドルによる強力な巻き取りトルク、旧ソルティガにも搭載されていたZAIONエアローター採用によるローター軽量化で巻き上げ開始時の負荷が大幅に軽減され、プラグ使用時はもとより、120gを使用したジグの高速巻き上げ時も6000番リールとは思えない軽快な巻き心地であった。
圧巻はヒットした魚を寄せるときのトルクで、テスト中、良型ヒラマサと大型シイラを掛けた際、敢えてロッドを立てた状態でリールをゴリ巻きしてみたが、撓みも出ず、巻き取りトルクも十分、握りやすいEVA製パワーライトノブLの搭載も功を奏し、まるで10000番クラスのリールを使っているような安心感のある操作性であった。
また、終日使用してみてもう一つ感じたことがある。リールの軽さにより、疲労感が大幅に低減したのだ。
このリールはアルミモノコックボディ+大口径ギア搭載で一見すると重厚にも見えるが、同クラスのリールにおいて「軽い」とされるボーダーラインである自重400gを大きく下回る375gしかないのがこの理由だろう。
自身のショア青物キャスティングゲームにおける、新たな武器が誕生した。
瀬川良太
国内外で評価を急速に伸ばしている20ソルティガを使い始めてしばらく経ち、身体が慣れた頃にセルテートSWのテストを行いました。
セルテートSWの第一印象は、とにかく軽いこと。ソルティガ 20000-Hに慣れた手にセルテートSW 18000-Hは圧倒的に軽く感じました。ショアからのキャスティングはとにかくキャスト回数が多く、時合が来るまでの間に疲れ果ててしまうことも起こり得るので、リール自体の軽さは大きなアドバンテージになります。
ドラグノブ、ベールアーム開閉、そしてハンドルの巻き心地などの第一印象も同じものでした。とにかく軽く、それでいて滑らか。竿にセットした時のバランス感もしっくりきていたので実釣での使用が楽しみでした。
実釣での第一印象もまず軽さが際立ちましたが、数時間後には総合的に見ても疲れにくいリールという印象に変わりました。リール自体が軽いからという単純な事ではなく、ベールを返し、キャストをして巻くという一連の動作に必要な全ての入力が少ない力で済む事による恩恵だと思います。テストではPEの10号を巻いて使用していましたが、キャスト時の糸抜け感も素晴らしく、飛距離が出やすいことも軽快な使用感を生み出していると思います。
魚を掛けてからの印象はガラッと変わって実に力強く、アングラーの意思を素直に魚に伝えてくれるスムーズさを持っていました。この感覚はハンドル入力に対するパワーロスの少なさが起因しているのではと感じています。アングラーが巻きたい時に確実に巻くことが出来て、魚が頑張る瞬間は一瞬のぐらつきもなくガツンと魚の突進を力強く受け止める強いリールという印象です。
今回のテストではほぼドラグを作動させることはありませんでしたが、数ミリ、数センチでも必要な時にはきちんとドラグが作動していたのも好印象でした。ドラグ調節のピッチも細かいので、大物をかけた時でも繊細なコントロールが可能なはずです。ドラグノブはソルティガ譲りで非常に掴みやすく、そのうえ操作感はソルティガ以上に軽いので、ファイト中のドラグ操作においてはセルテートSWに軍配が上がるかもしれません。
海の大物を相手にするのに必要な力強さを持った上で、剛力感のソルティガ、軽快感のセルテートとして使い分けが可能な素晴らしいリールだと思います。
末永知也
まず、セルテートとの出会いは2004年。いわゆる初代セルテート。その剛性と巻きの滑らかさ、軽さに感動したのを覚えています。淡水から海水の釣りで酷使してきましたが、いまだに現役で使っています。
そして今回、満を持して、セルテートSWの名で、オフショアビッグゲームに対応したモデルがリリースされます。
まず使ってみた最初の印象は、やはり「感動」の一言。
それはまずトラブルが無いこと。
良い状況ばかりを選べないのがオフショアゲームで、時には1日に一瞬しかチャンスが巡ってこない時も多々あります。そんな数少ないチャンスの中で、まず基本となるトラブル回避の性能。特にキャスト時のライントラブルは、丸一日投げ倒した強風下のヒラマサキャスティングテスト時も皆無。これには驚きました。
そして、飛距離。安定して飛距離が出る。
遠くのナブラを撃つ、船から離れた位置でバイトが集中する。こういった状況では、飛距離が必要となり、安定して遠くに飛ばせるということは、それだけで大きな武器となります。
次に、魚をかけてからのパワー。これに関しては、「驚き」でした。
強靭なモノコックボディによる剛性。そして、大口径G1ジェラルミンタフデジギア搭載による、負荷が掛かった状態での巻きのトルク&滑らかな巻取り。
一瞬の油断や判断の遅れがラインブレイクに直結するヒラマサキャスティングゲームにおいて、高負荷に耐えられ、且つ、巻きたい時に巻けるという事は、アングラーに大きなアドバンテージを与えてくれます。
実際にテストで12キロoverの大政を釣り上げた際、水深10m未満のポイントで、高い負荷をかけてのやりとりでしたが、巻きのトルクと滑らかさ、スムーズさからランディングするまでは6キロくらいかな?と感じていたくらいです。
まだまだ余裕がかなりあったので、さらに大きなヒラマサとも安心してファイト出来ると確信しました。
そして、この巻きのトルク、滑らかさ、スムーズさはジギングゲームにおいても大きな武器となります。
1日を通して魚にコンタクトする回数を増やすには、少しでも多い回数ジグを投入し、長い時間しゃくりつづける事。
ZAIONエアローターによる巻きの軽さは、アングラーへの負担も減らしてくれるので、1日を通してしゃくり続けられる。それだけでも魚にコンタクトできる確率は上がります。
そして、潮の変化などの細かな情報も察知しやすく、ジグのアクションに変化をつけたりする動作も行いやすい。
乗り合いが多いオフショアジギングゲームで、いかに周りより魚のコンタクト回数を増やすか。その武器となる要素を持ったリールがセルテートSWです。
オフショアゲームでは、いつ大型の魚がヒットするかわかりません。それが時に記録的なサイズの場合もあります。その時に安心して自信をもって闘えるリール、そしてそのチャンスを呼び込むには、アングラー側も高いモチベーションを保ち、集中し続けることが大事となり、使っていて心地が良く、釣りが楽しくなるリールは、そのチャンスを大いに広げてくれると思います。
セルテートSW。最上級モデルと比べても遜色ない最高のリールだと思います。
これからの皆様のオフショアゲームには欠かせないリールになってくれると思います。
吉清良輔
今回は、外房 川津沖でのヒラマサ、ワラサ狙いのジギングでセルテートSW 8000-Pを使用した際のインプレッション。
<当日のシチュエーション>
水深60m、風8m、潮流1ノット強、ジグ180g、ドテラ流し。
この条件での釣りは今まで、かなりの数をこなしてきている、いわゆる外房のよくあるシチュエーション。
セルテート SWを初めて使用し、先ず、驚いたのはジグ操作時のリーリングの巻きの軽さと、何よりも”巻き感度の高さ”。これは間違いなく軽量ZAIONエアローター採用による恩恵だと思います。この点は安定した釣果を出し続ける為には”繊細さ”がアングラーサイドに要求される外房ヒラマサジギングにおいて、非常に重要なポイントです。
そして、魚を掛けた後のファイトにおいては、あえてハイドラグで糸を全く出さないファイトをしてみました。高負荷での巻取りも普段愛用しているフラッグシップ機種のソルティガと遜色のない、高い巻上げトルクを感じさせてくれ、ソルティガ譲りのモノコックボディによる高いボディ剛性、そして、大口径G1ジュラルミンデジギアによるアドバンテージを大きく感じさせてくれました。
今後、外房のヒラマサジギングシーンでセルテート SWが多くのアングラーの強力な武器になるに違いないと確信しています。アングラーをステップアップさせてくれるアイテムになると思います。
村越正海
大型スピニングサイズだけど、自重も巻きも格段に軽い。
ワンサイズ小さいリールを使っている感覚。
それでいて、ソルティガ譲りの安心感が有る。
ZAION製エアローターを主とした軽量化が上手く行っている。
高負荷時の巻き上げ性能は「ソルティガと遜色ない」と思わせるレベル。
特にリーリングを止めた後のピタっと止まるローターの軽さが特筆すべき点。
フィールドテストにおいては、雨天での釣りも行ったが、新開発のハイグリップエッグシェイプノブはグローブをしていても、そして素手のままでも滑りにくく、非常に気に入っているところの一つ。
“強さ”のソルティガ、そして、今回の“軽さ”のセルテートSW。このリールは鉄壁だよ!!
VIDEO
セルテート SW
品名 巻取り長さ
(cm/
ハンドル1回転)
ギア
自重
(g)
最大
ドラグ力
(kg)
標準巻糸量
PE
(号-m)
ベアリング
(ボール/
ローラー)
ハンドル
長さ
(mm)
ハンドル
ノブ
メーカー
希望本体
価格(円)
JANコード  
5000-H 96 5.7 385 15 2.5-300
3-210
10/1 65 パワー
ライト
ノブL
65,900 4550133106897 *
5000-XH 104 6.2 385 15 2.5-300
3-210
10/1 65 パワー
ライト
ノブL
65,900 4550133106903 *
6000-P 86 4.9 375 15 3-300
4-220
10/1 65 パワー
ライト
ノブL
65,900 4550133223723 *
6000-H 101 5.7 375 15 3-300
4-220
10/1 65 パワー
ライト
ノブL
65,900 4550133073281 *
6000-XH 110 6.2 375 15 3-300
4-220
10/1 65 パワー
ライト
ノブL
65,900 4550133073298 *
8000-P 92 4.8 615 25 3-400
4-300
8/1 75 EVA
ラウンド
78,400 4550133073304 *
8000-H 111 5.8 625 25 3-400
4-300
8/1 80 ハイ
グリップ
エッグ
78,400 4550133073311 *
10000-P 98 4.8 620 25 4-400
5-300
8/1 75 EVA
ラウンド
78,400 4550133073328 *
10000-H 118 5.8 630 25 4-400
5-300
8/1 80 ハイ
グリップ
エッグ
78,400 4550133073335 *
14000-XH 134 6.2 635 25 5-400
6-300
8/1 80 ハイ
グリップ
エッグ
78,400 4550133073359 *
18000-H 131 5.8 850 30 6-400
8-300
8/1 85 ハイ
グリップ
エッグ
90,900 4550133073373 *
■巻取り長さはハンドル一回転あたりの長さです。
■巻糸量は目安であり、メーカー・アイテム・テンションにより異なります。