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ISO SENSOR SS+Si
磯センサーSS+Si
PE 比重 1.10~1.20

0.6号

0.6号

張りがあってガイド絡みし難い、扱いやすい高比重PE磯道糸
■PE(4本)+PTFEの高比重PEライン
■高比重PEだから風や表層波立ちに強く、水切れがよい
■こだわりの比重はナイロンに限りなく近づけ、扱いやすいように設定
■号数による比重のバラツキが少なく、比重1.10~1.20の範囲にコントロール
■もう一つの強いこだわりはライン全体にハリを持たせたことにより、ガイド絡みしにくい
■細糸を使用できるので軽い仕掛けも遠投ができる
■細糸なので道糸が余計な潮に引っ張られ難く、仕掛が本命潮から外れにくい
■アタリがダイレクトにでる為、早いアワセが可能となり鈎が呑まれにくい
■視認性の良いオレンジカラー、3m毎のエンジカラーマーキング付き
ハリス/リーダーとの推奨ノット
(1)FGノット
(2)ノーネームノット
(3)ストロング結び
(4)電車結び
マーキング
『ラインカラー:オレンジ(2.5m)』+『マーキング:エンジカラー(50cm)』の繰り返し
フカセ用PEラインを考察する

PEラインの歴史


PEラインの「PE」とは、ポリエチレンのこと。ナイロンやフロロカーボンが「モノフィラメント」と呼ばれる単糸であるのに対し、PEラインは極細の原糸を数本縒り合わせて作られます。ナイロンやフロロカーボンに比べて高価ではありますが、紫外線や薬品に侵されにくく、寿命が非常に長いのが特徴です。PEラインは分子の腕が長く、その方向も揃っているため、ナイロンの約3倍という直線強力を有しています。また伸びが非常に小さく、感度がよいというメリットもあります。

PEラインが登場したのは、1990年代後半。当時からフカセ釣り用のPEラインも開発されていました。しかし「細い号数が使える」「高感度」といった長所は広く認知されてはいたものの、ことフカセ釣りにおいてPEラインは普及するに至りませんでした。

なぜか。その理由は「比重の軽さ」「柔らかい糸質」の2点にありました。

PEラインの比重は約0.97。比重1.14のナイロンは海面直下へ漂いますが、PEラインは海面に浮いてしまい、風の影響をモロに受けてしまいます。投げ釣りやルアーのような投げて引っ張る釣り、船釣りのような真下へ垂らす釣りでは問題ありませんが、フカセ釣りのように潮筋を流す釣りでは、この軽比重からくる風への弱さは致命的ともいえる弱点でした。

また、コシがなく柔らかいPEラインは穂先に絡みやすく、結びコブができてしまうと、ほぼほどけないという欠点がありました。とりわけ磯竿特有のしなやかな穂先との相性は、最悪ともいえるものでした。こんな理由から、PEラインはいつしかフカセ釣りの世界から姿を消していったのです。


磯ラインとしての実用性とは何か


ここでPEラインのメリットをもう一度整理してみましょう。


●直線強力(引っ張り強度)が高い

細い号数を使えることから軽い仕掛けでも遠投でき、ラインメンディングも楽に行える。糸巻き量が増えて本流釣りなどで有利。

●感度がよい

沈め釣りや全遊動、本流釣りなど、手感度が重視される釣りで有利。


近年は近いポイントに良型が少なく、遠投で攻めるケースが増えています。また魚がスレているエリアではタナが不明瞭で、ウキを沈めて無段階にタナを探る釣りが多用されています。前述のようなPEラインの特性が活きる場面は少なくありません。「比重」「糸質」という2つのデメリットを払拭してPEラインの実用性が上がれば、攻略エリアが広がり、釣りの解像度も飛躍的に向上するはずです。

かつての不遇の時代を経て、次世代のPEラインとしてデビューしたのが『磯センサーSS+Si』です。PTFE素材を芯線として4本のPE原糸を編み込んだハイブリッドPEは、1.10〜1.20というナイロンとほぼ同等の比重と、適度な張りを有しています。『磯センサーSS+Si』は投入直後から海面直下を漂い、風の影響を最少限に抑えます。PEの特権ともいえる水切れのよさを残しつつ、ナイロン並みの潮なじみを得ることに成功しました。

張りのある糸質によって穂先絡みが軽減されたことに加え、海面から持ち上げて風上へ置き直す際のさばきやすさも向上。ナイロンよりも細い号数を使えることから水中での抵抗を受けにくく、遠くまで仕掛けを流しても楽に操作することが可能になりました。


現代流PEライン使いこなし術


優れた直線強力を有するPEラインですが、結んで糸が潰れると途端に弱くなるという欠点があります。ショックリーダーを併用するラインシステムは以前から存在していましたが、フカセ釣りではいまひとつ馴染みが薄かったうえ、かつて主流だったオルブライトノットでは折り返したリーダーが磯竿の小さいガイドに引っ掛かってしまうため、あまり快適に使えるものではなかったように思います。

PEラインの長所を引き出し、安心して使うためには、やはりショックリーダーの使用をおすすめします。現在はFGノットなどの結び目がコンパクトに収まる結節法が考案されているので、投入時のストレスも以前ほどではありません。

フカセ釣りにおいてPEラインは新しいアイテムであり、画一されたラインシステムはまだ存在しません。フロロカーボンハリスにナイロンショックリーダーを併せる人もいれば、フロロカーボンを長く取ってハリスと兼用させる人もいます。

ハリス交換など現場での仕掛け補修を考えると、現時点では「フロロカーボンハリス+ナイロンショックリーダー」のスタイルが最も扱いやすいでしょう。リーダーの長さはその日に攻めるであろう最深のウキ下に合わせると、結節部に干渉されることなく遊動を落とすことができます。


VIDEO
磯センサーSS+Si
号数 巻糸量
(m)
ブレイド数 カラー 素材 メーカー希望
本体価格
(円)
JANコード
0.4 150 4+1 オレンジ PE 3,400 274746
0.6 150 4+1 オレンジ PE 3,400 274753
0.8 150 4+1 オレンジ PE 3,400 274760
1 150 4+1 オレンジ PE 3,400 274777