タフなコンディション下においてもトラブルなく釣りをできるのがインターラインの大きなメリットである。
■雨天時
雨が降るとロッドに水滴が付き、ラインが竿に張り付くトラブルが多発する。繊細な仕掛け操作し、潮に乗せて流していくフカセ釣りにおいてはこのベタツキによってラインの放出性が悪くなることは致命的である。その点、竿の内部を糸が走るインターラインロッドにおいてはベタツキを気にする必要がなく雨天時においても快適に釣りをすることができる。 ■強風時
フカセ釣りのシーズンといえば強烈な北西風の下、釣りをすることも珍しくない。ラインが風で煽られ、ガイドへの糸絡みも多発する。気付かずに釣りをしていると、最悪の場合、穂先折れといったトラブルに繋がる場合もある。また強風によりガイド間のラインが煽られて膨らむような場合、一つ一つのガイド間をラインが通り抜けるときの抵抗は相当なものになり、糸の放出性は著しく下がる。風の影響を受けることがないインターラインロッドにおいては風を気にする必要性がない。 ■夜釣り
夜釣りの場合、ガイドの糸絡みに気付かずにそのまま釣りをしてしまうことで竿が折れるトラブルが多発する。また、糸絡みを気にして思ったような釣りを展開できない場合も考えられる。インターラインにおいては、ガイドへの糸絡みを気にする必要がないので、トラブルもなく思い切った攻めの釣りをすることができる。 |