DF-3023T トーナメント バリアテック® サイバーフロートDF-3023T

磯釣りにおいて、フローティングベストは命を守る救命具であるとともに、小物類を収めるタックルボックスでもあります。近年は軽量の膨張式フローティングベストがかなり普及しましたが、こと磯釣りにおいては、浮力材を用いたトラッドなベストタイプが主流です。
ポケット類が豊富なベストタイプは必要な小物を身に付けておくことができ、足場の悪い磯場でスマートに立ち回れるというメリットがあります。しかしその一方で、浮力材に厚みがあるために、着たときの“かさばり感”はどうしても排除できません。
着用感を向上させるため、ダイワのフローティングベストには数々の工夫が凝らされています。体型に合わせて胴囲を調整できるD.D.S（ダイレクトダイヤルシステム）、レインウエアと合体することが可能なコンビアップシステムは代表的な快適機能。D.D.Sはフィット感、コンビアップシステムはウエアとの一体感と足元の視認性を高めるもので、これらによって着用時の違和感が大きく軽減されました。そして2023年、次なるテーマとしてダイワが掲げたのが“動きやすさ”です。
コマセを撒く、仕掛けを振り込む、仕掛けを操作する、合わせる、やり取り、そして取り込む。ウキフカセ釣りは実に動きが多い釣りです。特にロッドやヒシャクを操る腕は、常に動いているといっても大袈裟ではありません。『トーナメントバリアテックⓇサイバーフロート』はこの腕の動きに注目しました。

『トーナメントバリアテックⓇサイバーフロート』の背面は、腕の動きの基点となる肩胛骨（けんこうこつ）周りが大胆にカットされています。この新デザインによって肩胛骨への圧迫感がなくなり、より自由に腕を動かすことが可能になりました。着心地は実にナチュラル。救命具として十分な浮力を有しつつ、着用時のかさばり感やゴワつきが大幅に抑えられています。
仕掛けを振り込む、コマセを撒くといった大きく腕を動かす動作もストレスフリー。浮力材が腕を干渉しにくいので、おのずとコントロール性も向上します。コマセを作るために腰をかがめる、渡船から荷物を受け渡すといった何気ない動作においても、その違いを感じていただけることでしょう。
緻密な戦術を攻めに反映できるのも、ストレスのない動きがあるからこそ。従来のフィット感と一体感に、優れた“運動性能”がプラスされた『トーナメントバリアテックⓇサイバーフロート』は、釣り人のテクニックをフィジカル面からサポートしてくれる一着です。