銀影競技 スペシャル ショートリミテッド TGINEI KYOGI SPECIAL SHORTLIMITED T

ダイワ鮎竿の基本となるT調子(先調子)ロッドの最高峰モデルがショートリミテッドに登場。
狙った流れの筋を的確にトレースすることに優れ、意のままにオトリを操作しながら、掛けたら強靭なバットパワーで速攻抜きを決める攻撃的な友釣りを演出する。
比較的、石の大きな河川を得意としながら、45度前後の縦竿での繊細なテンションコントロールで引き、泳がせを微調整できる操作性も兼ね備える。
また、7本継長節設計とVコブシ設計の同時採用で、スムーズな曲がりを演出し、操作時の突っ張り感やノサれやすさを排除、タメ性能が飛躍的に向上した。
ショートロッドにありがちな硬く曲がらないイメージを払拭。更に2本の標準替穂先と1本の標準替元上を使い分けると、より繊細な状況、85・80・75の3種類の全長設定など、あらゆるフィールドへの対応に最適なカスタムが可能となった。

この竿をテストした時、衝撃が走りました。軽さ、感度、操作性どれを取っても未体験のレベルです。調子も随所にこだわり、しっかりタメが効き25cmオーバーも難なく引き抜けます。
8.5ｍ、8.0ｍ、7.5ｍに変化するので、1本持っておけば、本流、支流どの河川でも対応できます。メガトップR替穂先の組み合わせが4パターンもあり、私のようなソリッド使いにはたまらない仕様になっており、トーナメントには必要不可欠の仕上がりです。もちろん釣果は上がりますし、他の竿の出番が無くならないか心配です（笑）。

T好きにはたまらなく楽しい、激しい釣りも優しい釣りも得意な一竿に仕上げました。狙ったところでスッと浮かせて引き抜き、タモに吸い込まれるような感覚は使っていて楽しみが増していきます。
85としてのTの完成度は凄まじく、テクニカルの使用感でスペシャルTに近いパワーを実現できるようにこだわりました。下竿で掛けた時のノサれやすさも軽減しているので、普段Tを使わない方でも使いやすいと思います。

50cm短いゆえの軽さと操作性が好みで85を使用することが多いのですが、9mと釣果は変わらないです。むしろ僕は85のほうが釣れている気がします。
調子的に85は短い分張りが出がちですが、その点も考慮してしなやかにチューニングしました。このしなやかさとメガトップR替穂先の相性はかなり良くて、「SF」調子に似た操作感になります。ソリッドなのに軽くて感度も良いし、繊細な操作が簡単にできます。この竿を使うと9mにはもう戻れない気がするくらい使いやすい一竿に仕上げられました。