| GINRO |
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| 銀狼 |
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| 銀狼シリーズのDNAを受け継いだ質実剛健の基本性能を体感！ |
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| 入門者でも本格的なチヌ竿調子を体感できるハイコストパフォーマンスロッド。柔軟なブランクスは細ハリスをしっかりいたわり、ハリス切れを防ぎながらチヌを暴れさせずに獲る。 |
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| 磯コラム（column） |
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| “ちょっと硬め”のよいところ |
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【シリーズごとに異なる調子】
“価格相応”という言葉があります。これは価格と性能の釣り合いが取れていること、価格にふさわしい性能を有していることを言います。 パソコンなどはこの好例でしょう。情報処理スピードの速さ、データ容量、グラフィックスの鮮明さなどのスペックは、高額の製品ほど高いのが普通。投資すれば、それに見合った性能を手にすることができます。しかし、これが趣味の物、遊びの道具となると、かなり事情が変わってきます。 たとえばクルマ。快適な乗り心地やパワー、静粛性などは、ある意味価格に比例しているかと思います。しかし、これらが万人に好まれるかといえば、必ずしもそうとはいえません。なぜなら、クルマは実用性以外にも、その車種が持つ“乗り味”や“楽しさ”といった趣味的なものも、大きな選択要素となるからです。 釣り具で言えば、竿はクルマと同じ“味”で選ぶもののひとつかもしれません。それを釣りに置き換えるならば、魚の走りを強引に止められる硬調の竿が好きな人もいるでしょう。パワーは犠牲にしても、魚の引きを存分に味わえる軟調胴調子の竿を好む人もいるでしょう。高価な製品ほど高弾性のカーボンを用い、薄いカーボンシートを何層も重ねて細かい調子作りが可能です。しかし、緻密な設計のもとでコストを掛け、軽くシャープで、群を抜くパワーと粘りがある竿を作ったとしても、すべての釣り人の楽しみを満たすものにはなり得ないのです。 2019年、本気の黒鯛（チヌ）ブランド・銀狼シリーズに「NEW銀狼」が加わりました。銀狼シリーズには、これまで「銀狼王牙AGS」「銀狼唯牙AGS」「銀狼冴」の3シリーズが存在し、NEW銀狼の追加で計4シリーズの布陣を敷くことになります。 黒鯛（チヌ）竿だけで４つのシリーズを揃えたのはなぜでしょうか。もちろん、多くの人に銀狼のよさを味わっていただくために価格帯を振り分けたことも理由のひとつです。ダイワの磯ロッドは価格帯に関係なく、それぞれのモデルで独自の調子と味を追求しています。この「NEW銀狼」においても、他のモデルにはない調子作りがなされているのです。 
【絶妙な張りがもたらすメリット】 「NEW銀狼」のコンセプトは“扱いやすさにこだわった調子”です。市場で高評価を得ている「銀狼唯牙」の設計手法を採り入れつつ2〜3番節に張りを残し、4番節を柔軟に仕上げました。負荷が掛かると胴まで曲がり込んで粘りを発揮する本格的なチヌ竿調子ですが、操作時の調子は穂持ちを中心にやや張りを持たせたテイストになっています。 体感的な調子は“ちょっと硬め”。銀狼シリーズの4モデルでは、軟らかいほうから「銀狼王牙AGS」「銀狼唯牙AGS」「NEW銀狼」「銀狼冴」という位置づけになります。しかし、魚を掛けてグッと曲げ込めば、しっかりと胴まで曲がりが入るあたりは紛れもなく黒鯛（チヌ）竿です。前身ともいえる「15飛竜」とベンドカーブを比較しても、明らかに「NEW銀狼」のほうが手元から大きく曲がります。 そんな“ちょっと硬め”の新調子は、どのような場面でメリットとして体幹できるのでしょうか。2〜3番節の微妙な張りが最も活きてくるのは、ラインメンディングをはじめとする操作時でしょう。 仕掛けを流しているときの道糸は、海面直下に漂っています。海水が絡んだ重い道糸を持ち上げるとき、ベロンベロンの胴調子では竿先がもたついてしまい、うまく道糸を風上へ打ち返すことができません。こんなとき、適度に張りのある穂持ちのほうが、スムーズに道糸を持ち上げることができます。 投入時も、「NEW銀狼」の張り感を残した調子は、振り下ろした際に竿の軌道が乱れません。黒鯛（チヌ）釣りで多用される重量級のウキも、楽に遠投することが可能です。 黒鯛（チヌ）釣りでは、中通しウキと並んで棒ウキ、カン付きウキも根強い人気があります。カン付きウキは道糸を張ると寝てしまうので、適度に糸フケを出しながら流すのが基本とされています。糸フケが出た状態でアタリが出たとき、軟調子の竿では合わせが甘くなりがちですが、「NEW銀狼」の張りのある調子は、多少糸フケが出た状態からの合わせでも、しっかりとフッキングしてくれます。 仕掛けを管理しやすく、合わせ損ねも少ない「NEW銀狼」。これから本格的に黒鯛（チヌ）釣りを始める方はもちろん、既存の竿の不足を埋める1本としても活躍してくれるはずです。 |
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