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KYOKUEI HIRAME
極鋭 ヒラメ
並継
6.5:3.5調子

MH-270

MH-270

感度と操作性を究める!!
活餌のわずかな挙動の変化も穂先や手元に感じることができる感度を追求。軽量化により更なる感度を実現すると同時に、高い操作性も実現。穂先部に「AGS」を搭載することによって持ち重りを感じさせない軽快な操作性を向上させ、感度をアップ。元部にも船竿専用に開発した「AGS」を採用。大型ガイドを使わずに曲がったときの素材と糸との距離を保つことができるため、軽量化と素材の曲がりを妨げずによりスムーズな曲がりを可能にする。VジョイントαとX45の採用によるスムーズな曲がりとパワーがヒラメに違和感を与えることなくコントロールすることを可能にし大物を確実に獲る確率を高める。
製品特徴
■感度と操作性を究める新軽量ショート設計SMT
■感性領域設計システムESS採用
■カーボンフレームガイド『AGS』+素材軽量化で操作性アップ
■さらに強く、軽く、美しく。V-JOINTα
■軽さと剛性の両立により感度に優れたエアセンサーシートスリムフィット
■ねじれ防止の最適構造 ブランクスをX45で強化 不意の大物にも余裕で対応
各部詳細
感度と操作性を究める新軽量ショート設計SMT
元部にも船竿専用に開発した『AGS』
大型ガイドを使わずに曲がったときの素材と糸との距離を保つことができる。
高感度軽量エアセンサーシート スリムフィット
リールシートに最適な軽さと高剛性、高強度を追求したカーボン強化樹脂採用。軽さと剛性の両立により感度に優れたエアセンサーシート
DAIWA TECHNOLOGY
■ESS[エキスパートセンスシミュレーション]
感性領域設計システム『ESS』ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。DAIWAは、この「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを開発。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域までロッドに反映する事が可能。理想を越える竿を作り出す、革新的ロッド設計システム『ESS』。
■AGS[エアガイドシステム]
カーボン素材ならではの未来的な外観もさることながら、AGSの最大の特長は従来比約40%にも達する軽量化を果たした点。感度を重視するロッドにおいては、ブランクスに装着されるガイドの僅かな重量差も大きな性能の差として現れる。ガイドが軽ければ軽いほど、ブランクスの振動伝達性や形状復元力、すなわちブランクスが本来持っている実力が損なわれることなく発揮されるのである。また、一般的な金属フレームはカーボンに比べて剛性が低いため、魚のアタリなど、ラインから伝わる振動をある程度吸収してしまう。しかしカーボンフレームは硬くて歪み難い性質を有するため、ラインの振動が手元にダイレクトに伝わる。「AGSでしか取れないアタリがある」との感想がよく聞かれるのもこの超高感度ゆえである。
■SMT[スーパーメタルトップ]
弾性チタン合金を採用し、カーボン素材では不可能な驚くべき感度を実現する「SMT(スーパーメタルトップ)」。振動を長く伝える超弾性チタン合金をそれぞれの竿種に合わせてチューブラー(中空)やソリッド(ムク)構造にし、カーボンやグラス素材をハイブリッドして理想的な調子を追求している。
■V-JOINT α[V-ジョイント アルファ]
ナノプラスを含む高強度素材とダイワ独自の超高精度ロッド設計製造テクノロジーにより、V-JOINTよりさらに強く、軽く美しく。
■X45
ネジレ防止は「45°」が最適。パワー、操作性に革命をもたらすネジレ防止の最適構造。従来構造(竿先に対して0°、90°)に、DAIWA独自のバイアスクロス(±45°に斜行したカーボン繊維等)を巻くことで、ネジレを防ぎ、パワー・操作性・感度が飛躍的に向上。※ネジレに対して最も強い「45°」X構造をネーミングに採用。「Xトルク」は世界共通の商標として「X45」に呼称変更いたしました。
■AIR_SENSOR_SEAT[エアセンサーシート]
軽量化・高強度・高感度を実現するカーボンファイバー入り「エアセンサーシート」。用途に応じて専用設計することで汎用リールシートでは体験できない操作性を実現。
テスターインプレッション - 北本茂照
X45
5年振りにフルモデルチェンジした「極鋭ヒラメ」。特筆すべきは何と言ってもその軽さだろう。
ボクが考えるヒラメ釣りに理想のロッドとは、活きエサの動きやヒラメからのシグナル海底の情報を明確に伝える感度の良さ、操作性はもちろんのこと、大型を根から浮かせるバットパワーを備えていることだ。
今回使用した「MH270·R」は125gと前作(MH270·J)よりも27gも軽量化されている。前作は当時としては最軽量級モデルだったが、今回は『SMT』を短くし、さらにグリップやリールシートなどの改良にさらなる軽量化に成功。ロッドの繋ぎに「V-ジョイントα」と「X45」を採用し、曲がりの強度や操作性も向上。
だが、それだけではない。軽量化によって、イワシが休んでるのか?天敵に目を付けられて逃げてるのか?より大きく目からも手からも伝わってくる。ロッドを通じて従来よりもさらに明確に伝わってくる。その情報を加味してロッドを操作する事で自ずとアタリは増えてくる。このロッドを使えばヒラメ釣りのステージが上がることは確かだ。
テスターインプレッション - 福田豊起
X45
新しい『極鋭ヒラメ』を手にした時、まず誰もが驚くのはその軽さであろう。私が注目する手持ち仕様たるショートモデルはM-240、ⅯH-240ともに120gを余裕で切る軽さだ。これはレングスが多少異なるので一概には言えないが既存のスペシャルモデルである極鋭ヒラメEX AGS ⅯH245を凌ぐ数値。あの軽さと感度で強烈なインパクトを私に与えたEXの記憶がまだ冷めるほど時は経っていないはずなのに...
この軽量化の秘密は一つではない。感性領域設計システム「ESS」、エアガイドシステム「AGS」、スリムフィット仕様のエアセンサーシート、強さと調子を損なうことなく軽量化に貢献するV-JOINTα、さらに極鋭たる証である「SⅯT」にも最適化が図られ無駄がそぎ落とされている。これらが複合的に積み重ねられて到達できた軽さと言えるだろう。
ここまでDAIWAが軽さを追求するのは、ひとえに感度を求めてに他ならない。ヒラメ釣りにおいてタックルの感度は釣りを展開するためには最も重要な要素の一つ。この『極鋭ヒラメ』でればオモリが底を打つ感触から砂地から根に海底が変化したことを把握することはたやすい。これらの海底の変化やエサのイワシの様子を把握してヒラメのアタリを導き出す。このロッドから伝わる情報は実に多彩かつ正確だ。その情報を基にヒラメ釣りの戦術と戦略を組み立てていく。ヒラメのアタリを導き出すまでのプロセスがより釣り人主導となり、狙い通りの展開となればヒラメ釣りの楽しみ方のステージが一段高いものとなる。よりヒラメ釣りが楽しくなると言うことだ。
そして、ひとたびアタリがあればヒラメ釣りにおけるクライマックスを迎える。極鋭ヒラメのスーパーメタルトップ「SⅯT」がヒラメ釣りに最適なのは言うまでもないだろう。そのしなやかさから表現される目感度はガッガッの振動のアタリだけでなく、モタレのアタリも大きく表現してくれる。もちろんその間の手感度はSMTならではの明確さ。この目感度と手感度の両方を高次元で兼ね備えるSⅯTの穂先は一度体験すると病みつきになること必至だ。
ヒラメのアタリと言えば、ここ数年、最新タックルで私がヒラメ釣りをしていて気になっていることがある。近年のヒラメ釣りにおいて「モタレ」の重要度がますます高まっている気がしてならない。従来から言われている、いわゆる教科書通りならばヒラメのアタリはまずはコツコツと小さく表れて食い込むにつれてガッガッとアタリが大きくなりアワセのタイミングをむかえると言うもの。だが近年、私のヒラメ釣りのアタリにおいて、振動のアタリに加えて「モタレ」のアタリの重要度が明らかに高まっている。
ヒラメのアタリは千差万別なので一概には言えないが、実釣において典型的なヒラメのアタリの例を挙げてみよう。まずはごく小さいコッと言った振動のアタリから始まる。そして、次に穂先に「モタレ」が表れヒラメのアタリと確信。
そしてこの「モタレ」が次第に大きくなりそのままアワセへの展開につながっていく。もちろんその過程でガッガッの振動のアタリが出る場合が多いもの確かであるが、ヒラメの食い込みを判断するのはあくまでも穂先の「モタレ」具合という場面が実に増えているのだ。中には振動のアタリを全く出さずに穂先を抑え込んでしまう場合もある。そんな「モタレ」だけを続けるヒラメは型が良よい場合が多い。また、イワシの群れに着いて浮いているヒラメも典型的な「モタレ」のアタリを出す傾向がある。時には長時間小さなモタレのアタリだけを出してヤキモキさせられることも。そう、良型やイワシ着きなどのビックチャンスにおいて「モタレ」のアタリの重要度が高いと強く感じるのだ。さらにラインが払い出す流しではオモリを引きずる場面もある横流し(ドテラ流し)では、「モタレ」のアタリの重要性はさらに増してくる。
この「モタレ」のアタリは目感度において従来の『極鋭ヒラメ』のSMTでも十分表現してくれていた。そこからさらに一歩進んで、今回の『極鋭ヒラメ』ではSⅯTの穂先をややスローテーパーにチューン。穂先全体でこの「モタレ」のアタリをより一層大きく表現してくれることが嬉しい。
その一方で近年の最新タックルを使っていると、穂先だけでなく手にも「モタレ」具合が感じられる気がしていた。繊細なイカ釣りにおける「乗り感」と似たものであろう。そう、従来は目感度が専門の領域であった「モタレ」のアタリを手感度でも感じることができるようになったのだ。この「モタレ」を手に感じる感覚は、視覚的な情報からそう感じるのかもしれないと思う部分もあったが、今回の『極鋭ヒラメ』で確信に変わった。これはロッドを始めとしたタックルの軽量化の賜物。そう、DAIWAのこだわるタックルの軽量化が感度をあらたな領域へと進化させた好例であろう。
さらにこの軽量化が何のネガ要素もなく実現されていることに驚かされる。調子はあくまでも正道王道の『極鋭ヒラメ』調子。大ヒラメを底からはがして暴れさせずにコントロールするバワー。今回の『極鋭ヒラメ』を手にすれば、ヒラメ専用竿においてDAIWAが積み上げてきた知見の高さを感じずにはいられないはずだ。
VIDEO
極鋭ヒラメ
アイテム名 標準自重
(g)
全長
(m)
継数 仕舞寸法
(cm)
先径/元径
(mm)
錘負荷
(号)
適合
クランプ
サイズ
カーボン
含有率
(%)
メーカー
希望本体
価格(円)
JAN
コード
 
M-240・R 115 2.4 2 124 0.8/9.9 20-100 SSS 99 63,500 4550133069659 *
MH-240・R 117 2.4 2 124 0.8/10.3 30-120 SSS 98 64,000 4550133069666 *
MH-270・R 125 2.7 2 139 0.8/10.3 30-120 SSS 98 64,500 4550133069673 *
H-300・R 140 3 2 154 0.8/10.7 50-150 SSS 98 69,000 4550133069680 *
付属品
■クロロプレン製ロッドベルト
■竿袋
メタルトップご使用上の注意
メタルトップご使用上の注意

■メタルトップの温度変化について。
超弾性チタン合金は素材の特性上、5℃以下の低温環境では弾性が低下し、穂先の戻りが遅くなってくるという事象が起こります。早朝・夜間の極端な冷え込みや風の影響で、気が付く程度の曲がりが生じることがあります。更に0℃以下の環境で弾性低下は、より進行し穂先が曲がったまま戻らない現象が起こります。いずれの場合も気温が上昇すれば本来の超弾性に戻り通常のご使用が可能になります。

■過度な屈曲を生じるようなご使用はお避けください。
メタルトップは、通常操作においては快適にご使用いただけますが、巻き込み・穂先の糸がらみ等外的要因による過度な屈曲には、クセ(塑性変形)が残ったり、また金属疲労により破損する可能性があります。

■万一のクセは、手で修正できます。
2のように万一クセが残った場合は、曲っている側と逆の方向にゆっくり曲げることで、修正ができます。ただし、クセの修正を繰り返しますと金属疲労の原因となりますので、巻き込み等クセが残るような操作はお避けください。

快適にご使用いただくため、取扱説明書は必ずお読み下さい。