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STEEZ SC C69M+ -ST【FIRE WOLF】
スティーズ SC C69M+ -ST【FIRE WOLF】
2022.05 デビュー

SC C69M+ -ST【FIRE WOLF】

SC C69M+ -ST【FIRE WOLF】

バーサタイルベイトの革命機
ついにクランクベイトをも手中へ
フィールド変化が突き動かしたSCシリーズ中核の革新劇
「ロッドは感性の産物。誤解を恐れずに言うならば、これまでは僅かな進化しかなかった。しかし、このロッドですべてが変わった。いや、すべてが変わる。私が今、できる限りのことを表現した一本」
 先頃、陸の王者を決する大舞台を制した川村光大郎の「STEEZ SCプロト」がいよいよ完成。勝利の決定打となった数々の手駒は、そのほぼ全てをこの1本が網羅。そう、新たなるSCモデルはバーサタイルベイトモデル、16SC FIRE WOLFの後継機種だ。
 湧き上がるさらなる汎用性への渇望。川村光大郎が手がけるShore Competitionシリーズの中核が革命的進化を遂げる。
「わずか5年でのフルモデルチェンジは本望ではなかった。世のアングラーを裏切ることに日々葛藤したが、どうしても必要だった。背景としてが誰もが感じるフィールドの変化。一方でDAIWAとしてテクノロジーの進化も著しい。いずれもこの数年で劇的な変化。共有しない手はなかった」
 先行の21SC FIRE FLASHを開発することによって「ソリッドティップの可能性を感じた」と川村は言う。経験を潤沢に積み上げた先に見えてきたのが、次なるバーサタイルへの渇望だった。
「様々な要素を加味した上で、今の私が求めるバーサタイルベイト。私の釣りが変わっていった、求めるものがそうなっていった。可能であればすべてのルアーを網羅したい思いは強くなっていった」
 従来通りワーミングに関しては優れた感度と操作性をキープした上で、数々のバーサタイル性能を積み上げた。
「通常のバーサタイルであれば、巻きはスピナーベイトまで。ところが、新たなモデルはクランクベイトを過不足なく使いこなせる」
 シングルフックのワイヤーベイトとは似て非なる、トリプルフック搭載クランクベイトの対応力が飛躍的に向上。従来の不可能を可能にする革命的進化を遂げたバーサタイルロッドが仕上がった。

中弾性ソリッドが実現した撃ちと巻きの二刀流
 なぜ不可能は可能となったのか。川村はソリッドティップに望みを託した。
「ソリッドティップは中弾性。そして、より高弾性化したチューブラーのベリーバットセクションを曲がり代を長くしつつも、強靭なバットのレギュラーファストテーパーにまとめ上げた」
 中弾性ソリッドはティップのみ反発力を落とす一方で、その硬さは16モデルより硬く設計。根幹は高弾性SVF ナノプラスで張りを保ちつつ軽さと反発力、そして感度をプラス。
「ルアーやシンカーが触れた水中の出来事を弾いてスルーせず、捉えてなぞるソリッド。そしてチューブラーでは感じ取れない高い感度が操作の集中力を高め、釣果に繋げる」
 ティップ先端は約2mm。硬く図太いソリッドティップはチューブラーでは気付きにくかった水中の変化をつぶさに捉え、ベリー~バットへと伝達。振動を増幅することで、精度の高い情報を手元へ伝達することを可能にしたのだ。
「驚くべきことにクランクへの対応力を備えた。幾度ものキャスト&リトリーブ、そしてバイトを乗せることで、現代の自然では計り知れないテスト結果も見えた」
 最終テストは管理釣り場が舞台。ロッドの本質は場数が物を言う。グラスや低弾性カーボン特有の、クランクベイトの振動を受けて揺れるラインが導き出す感触が手に伝わる。あたかもハードベイト専用ロッドかのような引き感。ルアー自体の動きを妨げず、釣れる状態を作っていることも明らかだ。
 硬いソリッドと細身チューブラー、適度な張りを保つマテリアル同士の融合は、美しいテーパーを仕上げることにも繋げた。“への字テーパー”化することでウェイトを乗せやすく、軽量級から重量級までソフトなプレゼンテーションを実現した。
「そうなると心配なのがガード付きジグ。しかし、存分なフッキングパワーを確認できた」
 硬いベリー~バットで掛け感を出すのではない。たとえレギュラーファストテーパーだとしても、高弾性の反発力とバットパワーでハリ先にパワーを伝えることができるのだ。
 また16モデルよりティップが硬さを増し、への字テーパーとなったことでよりジグの操作性も向上。さらにはワイヤーベイトの弛ませ引きにも抜群の対応力を見せる。
「硬くないのにフッキングパワーがある、クッション性もあって投げやすく、ルアーはイキイキ泳ぐ。その一方で高感度かつ軽さも兼ね備えている」。
 長さは6ft.9in.を選択。かつてカバー撃ちを軸に答えを紡ぎ出した時代から、妥協の効かないキャスト精度が求められる現代事情を反映。とはいえ、軽快なキャストを可能にすべくリアグリップをショート化して、ブランクの有効長に大差はない。操作性を向上すべく敢えてフックキーパーを排除したコルクグリップかつストレートを装填した。
 ブランクはSTEEZのブランドカラーをイメージ。ワーミングとファストムービングの融合、最強の矛と最高硬の盾。バーサタイルの名に賭けて、ついに矛盾のないモデルが誕生した。22SC FIRE WOLF、STEEZ Shore Competitionを象徴する1本がここにある。
調子比較
画像
■調子比較:1
歴代バーサタイルモデルとの比較
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■調子比較:2
レギュラーファストのBLXと、同じM+パワーの21ブラックジャックとの比較
ベンディングカーブ

LURE APPLICATION
Snagless Neko Rig / No Sinker Rig / Down Shot Rig / Texas Rig /Leaderless Down Shot Rig / Free Rig / Rubber Jig /Spinnerbait / Vibration / Crankbait / Crawlerbait
DAIWA TECHNOLOGY
SVFナノプラス
■SVFナノプラス
ロッド性能を最も左右するカーボンシートにおいて、レジン(樹脂)量を減らしてカーボン繊維を密入することにより軽量化・パワーアップ・細身化を実現した超高密度SVFカーボンがナノプラスでさらに高性能化。※ナノプラス・・・カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な役割を担う複数種類の樹脂(レジン)を、ナノメートルオーダーで混合する特殊な技術により、樹脂の高性能化を実現した東レ(株)ナノアロイ®テクノロジー適応材料を、ダイワ独自の設計・製造手法で機種ごとに最適化を行い、ブランクのさらなる高強度化・軽量化を可能にしたテクノロジー。
■X45フルシールド(=X45コブラシールド)
キャスティング、アクション、フッキング、ファイトなどのダイナミックな動作の中で発生するネジレを徹底排除するのがX45フルシールド。ネジレが最も発生しやすいブランクの先端から45°のカーボンバイアスクロスで最も効果の高い最外層から締め上げることで、ネジリ剛性が飛躍的に向上。今まで以上のキャストアキュラシーとロッドが持つ本来の性能を引き出す。
メガトップ
■MEGATOP[メガトップ]
メガトップは、繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドであり、どの方向にも同様の曲がりを見せる。更に通常のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上。これにより細径で柔軟、ハイテーパーな穂先を作ることが可能。カーボン素材特有の手に響く感度はもとより、穂先に表れる視覚的感度も大幅に向上。
AIR_SENSOR_SEAT[エアセンサーシート]
■AIR_SENSOR_SEAT[エアセンサーシート]
軽量化・高強度・高感度を実現するカーボンファイバー入り「エアセンサーシート」。用途に応じて専用設計することで汎用リールシートでは体験できない操作性を実現。
VIDEO
スティーズ SC C69M+ -ST【FIRE WOLF】
アイテム 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/
元径
(mm)
ルアー重量 ライン テーパー カーボン
含有率
(%)
メーカー
希望本体
価格(円)
JAN
コード
 
(g) (oz.) (lb.) PE(#)
SC C69M+ -ST 2.06 2※ 176 112 2.0/12.9 5~28 3/16~1 8~20 RF 99 67,500 4550133066733 *
※グリップジョイント仕様です。