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HEARTLAND 751HRB-SV AGS19
ハートランド 751HRB-SV AGS19
2019.01 ハートランド倶楽部会員先行販売予定

平成最後の「疾風」は歴代疾風の集大成

2019年、平成最後の記念すべき年に村上晴彦が世に問うハートランドは、歴代の作品の中でも名作の一つに数えられる「疾風」そして「疾風七弐 Type –E /Type-W」の流れを汲むロングバージョン。「疾風」の遺伝子を受け継いだ集大成ともいうべき作品だ。

思い起こせば「疾風七弐」がこの世に登場したのが2009年。期せずしてそれから10年ちょうどの歳月を経て、「疾風」の名を踏襲するに相応しい作品が生まれたのだ。まさに「純潔の疾風」。血は水よりも濃し、である。

村上も「簡単にいえばおととしの「疾風 七四 MH AGS」(741MHRB-SV AGS17)の進化版やね」と、このサオを一言で表現してくれた。

「もしかすると最後の長尺ロッドになるかも」と村上も感慨深げな7フィート5インチは、村上がそれまでの経験と知識を惜しげもなく投入した意欲作。

「琵琶湖やその他の野池で、一本であらゆるヘビーなリグを使えるサオを模索してきた結果、ど真ん中のサオができたデ。ラインを基準に考えると14lbから20lbやね。ほいで一番気持ちよく使えるルアーは、リールの性能にもよるけど、10gから28gまでやね。ヘビーアクションやけど、穂先が繊細に仕事をしてくれるから10gも使える、いうわけや」

繊細な穂先はハートランド誕生以来、村上が強くこだわって来た要素で、村上調子の根幹をなすものだ。ルアーの操作性にもダイレクトに影響する。

「サオ自体はやや硬めで「疾風七弐 Type –E /Type-W」のウェストにやや近い。そやけどしっかり反応してくれる細いティップは、ためた力を全部持って行ける気持ちいいキャストフィールを与えてくれるデ。要するに曲がったスピードと同じスピードで返るんや。テイクバックでサオを曲げてやれば、力を入れずにフォローでどこまでも飛んでいく、いう感じやね」

気持ちいいキャストフィールもハートランドの伝統ともいえる。

「軽さにも貢献しているX45や3DXも戻りの弾性に寄与しているデ。そしてさらなる軽量化を果たした次世代『AGS』も気持ちいい飛びに関連している。キャスト時にサオのしなりが戻る時、自重分戻さなあかんから軽い方がいいわな」

こうしたキャスタビリティーに関しては「疾風 七弐」より3インチ伸ばしたレングス、そしてレジン量を極限まで削減し、繊維量を密入させた高弾性SVFコンパイルXを細身肉厚に巻いた最先端ブランクスが裏付けとなっていることはいうまでもない。

「せやな。SVFコンパイルX、チューブラーパワースリム、そして次世代『AGS』という最先端素材、最先端技術がX45や3DXなどでアシストされて、安心感抜群の高性能ロッドができた、いうことやね。曲りも素晴らしいし、こんなに気持ちいいサオはないで。一生手放したくなくなるはずや」

ここまで村上がベタ褒めするサオも珍しい。「疾風 七伍」はこれまで釣り人が味わうことがなかった、さらに奥深い釣りの世界へ誘ってくれることだろう。


テクノロジー詳細
■感性領域設計システム「ESS=Expert Sense Simulation」
ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。「ESS」はこの目に見えない「ひずみエネルギー」を解析・設計するダイワ独自のシステム。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域まで解析・数値化し、ロッドに反映する事を可能にした。
画像 ■X45
カーボン繊維の配向角度と弾性率の関係は極めて特殊であり、1°でもカーボン繊維の角度がずれると弾性率は大きく低下する。竿の性能を考慮した場合0°・45°・90°が理想的な構造であり、他のX構造のように中間の角度(例えば60°~75°前後を変動)にした場合、「X45」に比べて「ネジレ」、そして「ツブレ」の弾性が低下する。また中間の角度で「X45」と同等のパワーを発揮させるためにはかなりの重量アップが必要となる。最も弾性率の高い3つの角度を採用している「X45」は科学的に裏付けされたネジレ防止の最適構造であり、高い操作性とパワーの向上をもたらす。
画像 ■3DX
カーボン素材の形状安定性と復元力を発揮する3軸織物「3DX」。正六角形が並ぶハニカム構造のカーボンシートで、あらゆる方向からの力に対して同じ強さを持つため優れた形状復元力(=竿がしなった時に元に戻ろうとする力)を有しており、ロッドのバットパワーを上げる上での理想的なサポート素材である。
画像 ■AGS
AGSとは、読んで字のごとく「空気のように軽い」カーボンガイドのこと。至難の業とされてきたカーボン素材によるガイドの成型をDAIWAの技術力が可能にしたのだ。従来のガイドより約40%の軽量化を実現したAGSは、当然のように竿自体の軽量化をもたらし、飛距離とアキュラシーの向上につながった。それだけではない。チタンと比較して約3倍の高剛性を有するAGSは、ガイドを通して伝わる信号をダイレクトにブランクに伝えるので、抜群に感度が良くなる。
画像 ■V-ジョイント
節の合わせ部分にダイワ独自のバイアス構造を採用。合わせ部のスムーズな曲がりを実現し、パワー・レスポンス・感度が向上。1ピースロッドのような滑らかな繋がりでロッド本来のパワーをロスなく発揮させることができる。
ガイドセッティング


各部詳細
【ネーム部】
20thモデルとも別誂冴掛とも異なる疾風の名に恥じない仕上がり
【AGS】
軽さと感度に革命をもたらしたエアガイドシステム『AGS』は卓越した飛距離と正確性を誇る
【バットエンド】
メタリックレッドに伝統のハートランドロゴが入ったデザイン
ハートランド 751HRB-SV AGS19
アイテム 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径/元径
(mm)
ルアー重量 ライン
(lb)
カーボン
含有率
(%)
メーカー希望
本体価格
(円)
JAN
コード
(g) (oz)
HL 751HRB-SV AGS19 2.26 2 195 160 1.9/12.9 11-28 3/8-1 10-20 100 89,500 218054*