【HYPERDRIVE DESIGN搭載のTATULA史上最小・軽量機】
バスフィッシングの母国にしてパワーフィッシングの本場アメリカでも好評を博しているTATULAに、シリーズ最小・軽量のTATULA TW 80が加わった。HYPERDRIVE DESIGNを実装したコンパクトボディは、そのサイズ感とは裏腹の力強さを秘め、充分なラインキャパと相まってパワーフィッシングも難なくこなす。
スプールは回転レスポンスに優れるφ32mmのナロータイプを、このリールの用途に合わせて深溝化。MAGFORCE-Zで制御することで、バスルアーの中心的ウエイトである3/8oz前後を、距離を問わず自在にキャストすることを可能とした。
嬉しい誤算だったのは、軽量級ルアーへの適性が開発陣の想定を上回ったこと。一也・尚輝の山下兄弟や中川雅偉が、フィネスワームのダウンショットやネコリグを軽快にキャストして見せたのだ。3名の意見は合致している。
「軽量ルアーへの適性でAIR機やCT SV機と比べるのはさすがに酷だけれど、キャストもピッチングも充分できる。用途の幅やコンパクトかつ豊富なラインキャパを考えれば、積極的にこのリールを選ぶ場面が必ずある。わかりやすいのは陸っぱり。絶対に便利」。山下兄弟は「JBトーナメントに投入する機会もきっとある」と言う。
TATULA TW 80との初対面で面白い反応を見せたのが小池貴幸だった。
「プロトタイプを渡されてドキッとした。そして、使ってみて確信した。これは欲しかったリールそのもの。実はアメリカでCT SV機を使っていて生まれた要望を、DAIWAに伝えようと思っていた。けれど、伝える前にもうモノが出来ていた(笑)。めっちゃ気に入りました」
小池の用途は中・重量級ルアーの近・中距離戦。「手がでかいアメリカ人選手の間でも、DAIWAのコンパクトリールは絶賛されている。小さく握れることは釣りを楽にしてくれるし、しっかりパーミングできればチカラを込めたフッキングも決めやすい」。
TATULA TW 80のこうした性能を踏まえ、日米の多くのプロスタッフが異口同音に次のように言った。
「HYPERDRIVE DESIGNを積んで、このキャスタビリティで、この価格は、やりすぎ。DAIWAは、DAIWAリールの最強のライバルを自分で作ってしまった」