川幅の広い渓流で楽しむルアー釣り
水の流れをうまく使いながらルアーを投げて、リールを巻く!
魚は上流側を頭にして、流れてくるエサを待っている。ならば、ルアーを投げる場所は、魚のいそうな岩陰などに水が流れ込む少し上流が◎。無理して遠くに投げようとするより、正確に投げれる距離を少しずつ伸ばしていくほうが上達は早い。焦らなくてOK。
リール・ロッド・ラインがセットになった商品もあって便利。
どこに釣りに行くのかが決まったら、釣具店に行ってみよう。
ラインの先にセットする仕掛け(ハリやルアーなど)はどんなものが必要かなど丁寧に教えてもらえる。
セットには、専用のタックルバッグ付きのものもあって、そんなセットなら必要なものがすべて入れられるので持ち運びは楽ちん。ルアーボックスが一つあるとルアーなどハリのついているものも安全に持ち運べる。
山のなかの沢で楽しむテンカラ
テンカラの釣りポイントまでは、バックパックを背負い、のんびりと山歩きを楽しむ。歩くほどに緑が深くなり、苔むす森のなかを進んでいく。テンカラは前と後ろにラインを振るので、入渓しやすい場所を探すとともに頭上が開けている場所を探すとやりやすい。山歩きと釣りを両方楽しめるメリットだ。沢に下りることばかり考えていると、思った以上に登りにくい場所を選択してしまうこともあるので注意。
川岸が広い場所を見つけて、いざ!
渓流にいる魚はなかなか姿を見つけることができない。なぜなら、川の表層が波立っていたり、石の陰にいたりと簡単に見えない。ではいないのかというと、しっかりといる。彼らは頭上の敵である鳥や川の中の敵であるほかの魚から身を守りながら、流れてくるエサを狙っている。川を読むためには石を読む。石で流れが複雑に変化するのを読んで魚の要る場所(ポイント)に狙いをつける。こうなったら気分はハンター。
上流に向かってゆっくりと静かに歩きながら、魚のいるポイントへ竿をふり、毛バリを投げるのがテンカラの楽しみ方。おなじ場所にいるのは5分ほど。本物のエサを使っていないだけに、魚がそれに気づいたと感じたら、次々と場所を変えていく。
テンカラは竿と糸、そして毛ばりという最小限のタックルで成立する。
毛ばりの種類も最小限で、日本の研ぎ澄まされた美の精神とでもいうべきか。
テンカラのセットならは、バックパックのサイドポケットに収まるサイズ感で軽量コンパクト!
取材・編集協力/ランドネ編集部