メジナ Vol.1
男女群島で大型爆釣のニュースも飛び交う超人気ターゲット!
メジナほど狡賢いというか、性格の読めないサカナも珍しい。基本的にメジナは臆病なサカナ。ところが、ある時点でスイッチがはいってしまうと大胆な行動に出て、エサを独占して喰いまくる。
関西でグレ、関東でメジナ、九州でクロ。そのほかにも地域によって呼び名が異なりますが、北部北海道を除く日本全国的に分布し、主に磯釣りのターゲットとして人気の高いサカナです。正確には、日本近海で見られるメジナは3種。メジナ、クロメジナ、オキナメジナ。その中でもメジナは、通称クチブト。クロメジナは、尾ビレ後端がやや長いことからオナガ。オキナメジナは、口元がやや不細工なことから、ブタメジナなどとも呼ばれています。いずれの種も、ウロコがしっかりとしていて、荒磯でしっかりと生きていかれるカラダつきをしています。ヒキは強く、最後の最後まで激しく抵抗することが、人気のひとつと言えると思います。
メジナが根に入るというのはどういうことなのでしょうか?


たった1本の背ビレの棘を立ててふんばる
うまく根から出すためには
サオ尻をたたくといいとか、サオをゆするといいとか、ミチイトを張ったまま待つとか、いろいろな方法が伝えられていますが、どれも有効かは不明です。根に入ったメジナを見る限り、ただひとつ言えることは、とにかくサカナをリラックスさせること。サオであおれば、その力がラインを通じて伝わることとなり、張った背ビレやエラ蓋、ウロコをたたむどころか、さらに意固地になって張ってしまいます。また、そうやって張り付くことは、メジナにとっても体力を消耗させることと、外敵に襲われやすいというリスクを伴っています。つまり、カラダが自由になれば、本来はその場所から彼らは逃げたいのです。そのような状況を作ってやるためには、やはりミチイトが張らない程度まで緩めてやり、その場から逃げ出すチャンスを与えてやることだと考えられます。ただし、逃げる方向によっては、さらに事態を悪くしてしまうこともあり、根から出せるか出せないかは、運によるでしょう。

意外に多いのが、ウキやヨリモドシが途中で引っかかっていること
※釣魚水中生態学入門より移設