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2023.11

山好き女子の釣りチャレンジ旅

vol.4 釣り旅を楽しむために、知っておきたい基本のマナーや服装のQ&A

安全と快適を確保した先に、初めて“楽しさ”があるのがアウトドア。ここでは実際に体験してみて釣り初心者が事前に知り、準備しておきたいことを紹介します。

Q1、釣りができる場所は決まっている?

内水面(川や湖)の釣りでは、各漁協やエリアによって、釣りができる場所や禁漁期間、キャッチアンドリリースルールなどが定められているため、必ず事前に訪れる先の漁業組合などに問い合わせを。群馬県上野村の場合は、漁業協同組合のHP またはSNS で情報をチェックしよう。

遊漁券を忘れずゲット!

釣りを楽しむ前に遊漁券の購入が必須。群馬県上野村の場合、1日券(2,500 円)、シーズン券(1万4,000円)。道の駅と川の駅には、自動券売機「つりけんくん」があり便利。予約制、別料金の釣り場もあり。遊漁券は帽子やベストなど、見えるところに付けよう。

Q2、守るべき基本のマナーが知りたい。

キャッチアンドリリース区間はエサ釣り禁止。また、先に釣っている人がいる場合は、その人よりも上流に入ることはマナー違反。やむを得ず近くで釣る場合は、糸が絡まらないよう釣竿の2倍の距離をとり、「入っていいですか?」とひと言かけよう。ちょっとした一言でお互いに気持ちよく釣りをすることができる。

Q3、安全面で気を付けるべきことは?

天候によっては、川の水量が増え危険なことも。天気予報を確認するほか、釣りが可能か判断が難しい場合は、漁業組合に相談を。また、川の近くにテントを張ることは危険なため、幕営可能な場所でも安全を確認してから行なうように。

Q4、釣り旅に適している季節はある?

遊漁期間は各エリアで決まっているため確認を。魚の種類によっても解禁時期が異なる。群馬県上野村漁協の2023年の遊漁期間は渓流釣りは3月1日から9月20日まで。そのほかにアユ釣りは6月10日から9月30日までなど、いくつかに分かれているので不明な点があれば漁協のホームページなどで調べてみよう。期間中に釣れる魚は、ヤマメやイワナ、サクラマスなど。冬季もオープンする川の駅特設釣り場では、ハコスチが放流され全国から釣り人が訪れる。

Q5、釣りを快適に楽しむための基本の服装は?

釣りする場所まで荷物を持って歩いたり、長い時間日差しの下で楽しんだりするため、山歩きと同様、日焼けやケガのリスクを考え、長袖ロングパンツ、またはスパッツ&ショートパンツが基本のスタイルに。レインウエアのほか、季節によってはダウンなどの防寒着も必携を。

山のなかでテンカラを楽しんだふたりは、いつもの山ウエアに渓流用シューズをプラスしたスタイル。水には入らない(立ちこまない)前提でコーディネートしたが、撥水機能のあるウエアを選ぶと安心。

左)ロゴTシャツ・ハット・シューズ(DAIWA製品)、その他本人私物
右)キャップ・パーカー・シューズ(DAIWA製品)、その他本人私物

渓流でルアー釣りを楽しんだふたりは、川に入り対岸まで渡ったりするためのアクティブなスタイル。防水ショートパンツや、ポケットの多いベストが重宝。

左)ロゴTシャツ・ショーパンツ・キャップ・レッグゲーター・ソックス・レッグカバー・ウェーディングシューズ(DAIWA製品)、シャツ:本人私物
右)Tシャツ・ベスト・ショーパンツ・レッグゲーター・ソックス・レッグカバー・キャップ・ウェーディングシューズ(DAIWA製品)

ヒザ下部分を岩などによる擦れから守り、保温をしてくれるゲーターは、渓流釣りに欠かせない。面ファスナー採用なので着脱は簡単。

防水性を備え、滑りやすい水辺でもグリップ力を発揮するソールを搭載するシューズも必需品!

取材・編集協力/ランドネ編集部