心から釣りを
愉しんでもらうために。
できるだけリールやロッドの操作性が上がるようにしたい。
できるだけキャスト精度が高まるようにしたい。
できるだけ水中の情報を手元に伝えられるようにしたい。
できるだけ軽量リグを遠くまで飛ばせるようにしたい。
できるだけ釣りと向き合っているときの集中力を高められるようにしたい。
そのひとつの答えが、
軽さでした。
釣り人の「もっと愉しい」を想像したときに、
出てきたひとつの答えが、軽さでした。
そのために、ダイワは20年以上も前から、リールの軽量化に取り組んできました。
真の軽さを
2001
TOURNAMENT AIRITY
業界初のソルト対応マグネシウムボディ搭載の超軽量スピニングリールとして、2001年にデビュー。20年前当時、高剛性メタルボディにして1500番で200gを切る自重は、大きな話題を呼んだ。「パワーコンセプト」のトーナメント・フォースと対になる「ハンドリングコンセプト」は、その軽さゆえのシャープな操作性によって、港湾部のエギングやシーバス、バスのライトリグやエリアトラウトなど、軽量タックルをテクニカルに操る釣りで、広く深く愛好された。AIRITYシリーズの原点となる一台。
ダイワがスピニングリールに軽さを求めたのは’70年代。
マグネシウム合金とカーボングラファイトをいち早くリールに導入し、
軽量化こそが釣りの質を上げるという揺るぎない思想を掲げ、
自重をできるだけ軽くするという飽くなき挑戦を続けてきました。
そして今から約20年前、時代が大きく動きます。
バスフィッシングのプロトーナメントでは「いかに食わせるか」が勝敗を分け、
ハイプレッシャー化の進むフィールドではライトリグ傾向が強まりました。
ソルトでは港湾部のシーバスやエギングなど、操作性を重視する釣りが人気を博し、
さらにトラウトの世界では、1g前後のスプーンの使用を中心とした、
繊細を極めるエリアトーナメントが、各地で花開いた時代でもありました。
まさに時代が求めたのは、ダイワが信念をもって綿々と積み重ねてきた、
釣りの質を上げるための軽量化だったのです。
2001年、そんな時代に呼応するように、ひとつの集大成が、発売となりました。
それまで誰も手にしたことのない、ソルト対応マグネシウムボディを搭載した
超軽量スピニングリール、TOURNAMENT AIRITYです。
「AIR=軽さ」と「REALITY=真実・実用性」を兼ね備えた一台は、
ユーザーに釣りを愉しんでほしいと心から願う、ダイワの志が詰まった、
真に軽く、本質的な、時代が求めたスピニングリールの完成形でした。
釣り人の心を揺さぶり、釣る歓びを深化させる、AIRITYシリーズの誕生です。
強さとの両立を
2021
LUVIAS AIRITY
2021年発売。高剛性フルメタル(Mg製)モノコックボディを搭載し、大口径の超々ジュラルミン製MCタフデジギアを格納。剛性と滑らかな回転性能、回転耐久性を両立しながら、LT2500で170gという、当時のダイワ史上最軽量を達成。軽さへのこだわりを追求しながら、強さも手に入れ、20年ぶりにAIRITYの名を冠した記念碑的な一台。
2016年、セルテートHD3500番で初めて世に投じられたモノコックボディは、
当初、大型リールの剛性アップとドライブギアの大型化というコンセプトを強調し、
ダイワのスピニングリールに、強さの革命をもたらしました。
高剛性の一体成型ボディが、たわみを低減し、
それまで宿命だった、巻き上げ時のパワーロスを極限まで解消。
また、ボディとボディカバーを留めるビスを排除したことで、
大口径ドライブギアの搭載が可能となったのです。
この技術はまた、ギアサイズに対して可能な限りのコンパクト化・軽量化を図れるという、
新たなる効能を生み出しました。
バスフィッシングのパワーフィネスや、ソルトやトラウトシーンにおける
ライトスタイルで大物をねらう釣りがムーブメントとなった当時、
突き詰められた軽さの中にも強さを欲する声が、リールの進化を促しました。
求められたのは、軽さと強さのハイレベルな両立。
これを実現したのが、2021年に発売となったLUVIAS AIRITY。
DAIWA史上最軽量(当時)という、軽量スピニングリールのフロントランナーは、
マグネシウム製モノコックボディに、アルミ製エンジンプレートという、
フルメタルの強さをも兼ね備え、新たなる領域へとたどり着いたのです。
釣る歓びのために、
さらなる改革を
自重の軽さと強さの両立に到達したその先で、立ち戻ったのは、
一貫して変わることのない、「もっと釣りを愉しんでほしい」というダイワの想い。
釣りにおいて必要なリールの軽さは、自重の軽さだけではありません。
操作感の軽さもまた、釣る歓びにつながる、欠かすことのできない軽さです。
ダイワは数十年前から、ジャイロスピンやエアローターなどで、
この、必要不可欠なもうひとつの軽さを、リールに注ぎ込んできました。
その結実とも言える最先端テクノロジーこそが、エアドライブデザイン。
フロントユニットの軽量化による巻き出しの軽さと、重量バランスの改善により、
ハイレスポンスで高感度なリーリング性能を実現するとともに、
自在なロッドアクションや高精度なキャスタビリティなどロッドの操作性も向上させました。
DAIWA史上最軽量。フルメタル(Mg製)モノコックボディ。
軽さと強さを兼ね備え、なおいっそうの、釣る歓びのために。
自重としての軽さと、それを支える強さに加え、
AIRITYのアイデンティティーを受け継ぎ、
操作感の軽さまでも突き詰めた一台が20年以上の時を経て、今、産声を上げました。
2023年、新生AIRITY、誕生。
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