クラッチの固着レスを目指して積み重ねてきた到達点が、ここに。
ハイパータフクラッチとは、ベイトリールにおいて、固着などのトラブルを激減させた、高耐久クラッチシステムのことです。
ベイトリールにおいて、クラッチとは、ON/OFFの際に押す部分だと思っているアングラーも多いことでしょう。実は、それはクラッチレバーという、クラッチシステムを作動させるためのひとつのパーツです。クラッチレバーを押すと、内部のいくつものパーツが連動し、そこではじめてクラッチシステムが機能するのです。
さて、キャスティングにせよ、バーチカルにせよ、ベイトリールの釣りは、クラッチのON/OFFを絶えず繰り返します。クラッチが作動しないことには、リールとしての役目をまったく果たしません。だからこそ、クラッチにもタフさが求められるのです。
とくに海水域での使用の場合、海水がリール内部に浸入し、塩によって固着するという深刻なトラブルもあります。
トラブルのないタフなクラッチを実現すべく、ダイワはクラッチの見えない部分、すなわち内部構造や素材の改良に取り組み続け、そしてハイパータフクラッチという高耐久クラッチシステムに到達しました。
ただ、これは突然、振って湧いたように実現したものではありません。実は近年のダイワのベイトリールには、ハイパータフクラッチの原型ともいえる構造が搭載され、とくに直近でのクラッチの固着による修理発生率は、驚くべきことに99%もの低減を実現しました(*)。そうして着実に実績と成果を積み上げながら、クラッチシステムの「完成」ともいえるほどの領域に足を踏み入れたのです。
*初代ソルトバリアタフクラッチ発売2年間の比較における発生率との比較
スペシャルコンテンツ