内部構造がもつ本来のパフォーマンスを最大限に発揮させるために。
ハイパーアームドハウジングとは、ベイトリールの内部構造を、外側から高剛性、高精度でしっかりと支える堅牢なハウジングのことです。
ベイトリールのハウジングは、フレーム、ギア側サイドプレート、セットプレートという、おもに3つのパーツから構成されます。ハイパーアームドハウジングは、このうち、フレームに金属素材を用いることが必要条件です。
それぞれのリールの用途に合わせ、その金属素材を、アルミニウム、マグネシウムなど、高剛性の素材のなかから選択し、高精度に仕上げることで、揺るぎない堅牢性を秘めたハイパーアームドハウジングは実現されています。
なぜ、金属にこだわるのか。ベイトリールの内部構造は、ドライブギアやピニオンをはじめとするパーツが、精密に組み合い、格納されています。もし、パーツひとつひとつが、どんなに精密で丈夫にできているとしても、それを支えるハウジングが、力が掛かったときに、変形したり、たわんだりしてしまうと、組み上がったリールは本来の力を十分に発揮することはできないのです。
例えば、ギア同士がしっかり噛み合わず、隙間が生まれて、回転が悪くなったり、パワーロスが起こったり、摩耗が早くなったりします。また、スプールにしても、ハウジングや他のパーツに接触してしまい、最悪の場合、巻くことができなくなったります。
つまり、リールのハウジングは、内部構造が本来持っている性能をフルに発揮し、滑らかに動作するために、ブレず、ガタつかず、そしてたわまない必要があるのです。
ハイパーアームドハウジングを搭載したリールを手にしたとき、アングラーはコンパクトさや軽量感とともに、きっとその精緻な巻き心地やパワフルさにも気づいていただけることでしょう。
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