すべてのパーツは
フレームに固定される。
指の配置まで考え抜かれたフル切削丸型ボディシェイプ
高剛性・高精度が求められるリールに採用される、アルミ合金によるフル切削丸型リール。狙いは、コンパクトで堅牢無比。ただ単に強いだけではない。フル切削ならではの高精度な仕上げにより、ガタつきは一切なく、握り込んだ際の指当たりまでも滑らかに仕上げている
キャストアキュラシーが変わる。手に収まる圧倒的コンパクト。
コンパクトかつ高強度を兼ね備えたロープロファイル型のベイトリール。金属素材をフレームやギア側サイドプレートへ採用することで、よりコンパクトで強いハウジングを作り上げることができる。それにより、パーミング性能が上がり、操作性やキャスト精度の向上にも大きく貢献する
ベイト(両軸)リールの構造で、駆動部を司るギアを心臓とするなら、フレーム(筐体)は、まさに骨格。滑らかな回転を持続するギアやスムーズに回転し続ける高精度スプール、トラブルなく稼動し続ける高耐久性クラッチシステムなど、いずれも骨格となる強固なフレームがあってこそ。「ほぼすべてのパーツはフレームに固定される」という点から、フレームが担う重責は明らかだろう。
そこにダイワのテクノロジーを注ぎ込んだのが、ハイパーアームドハウジングだ。内部構造を高剛性、高精度でしっかりと支え、精緻な巻き心地とハイパワーを生む筐体システムで、その要件はメインフレームが金属素材であること。サイドプレートやセットプレートとの組み合わせにより、基本性能をさらに長く発揮し続けることすらも可能だ。その金属素材には、アルミ合金とマグネシウム合金の2つが用いられる。それらの合金を各リールのコンセプトや特性、用途によって使い分け、最適なボディを作り上げている。
たとえば、操作性と軽量性が要となるキャスティングモデルでは、ロープロファイル型が選択されるが、その際、メインフレームを金属素材にすることで、強度を維持したまま、よりコンパクトなボディが可能となる。一方、よりパワフルな巻き上げが求められるジギングモデルで重視されるのは高精度なハウジング。フル切削ならではの高精度ハウジングを目指し、アルミ合金の丸型が採用される。両サイドプレートも金属素材で構成することで万全を期している。