創立40年を迎え、ダイワヤングフィッシングクラブとして「未来をささえる子どもたちに」に様々な試みをもって、「地球を感じ、いのちと出会い、のびのび育つ。」をより多くの方々に体験頂くためのイベントを開催しております。
去る10月22日(土)、神奈川県大磯海岸でD.Y.F.C親子地引網体験&ビーチクリーンも従来と異なる新たな試みとして、多くの方々の応募もあったことから単なる釣り体験に留まらず、多様の自然体験に対する要望の高さを感じるものとなりました。 さて、このイベントこれまでのフィッシングスクールと一線を画した主旨の下、私たちの生活と自然が密接な関係にあることを体感することを目的に、地引網で魚を獲り、それら魚たちが棲む海の環境保全を親子で考えて頂けるようビーチクリーンも計画をしました。 もちろん、地引網では“生きている魚”を目の当たりに、手で触って体感することを目的としていますが、人間の日常的なゴミが川や海を伝わって海辺の動植物に与える影響を報道でも耳にしたことがある方も多いことでしょう。そのためにもビーチクリーンで自ら海辺のゴミ拾いを通して、そんな微細なゴミがたくさんあることが実感できます。この微細なゴミの中には、自然界に大きなダメージがあるされる大きさ5㎜以下のプラスチック=マイクロプラスチックも浜辺でも見ることができます。 これらマイクロプラスチックは、自然界では分解されないため海で生活する動物たちが誤食してしまい、甚大な生命の危険すら報告されているのです。このような地球規模の問題も、微力なビーチクリーンによってゴミの根絶ができないものの、少しでも減らす努力がご理解いただけるものと考えています。 我々が何の気遣いもなく、ポイッと捨てるゴミが自然界の営みの中で微細まで砕かれると、生物にとっては生命に関わる大きな事態になっていることも気づくことが多いのではないでしょうか。日常では見えない自然界の問題も、D.Y.F.Cでは子供たちに伝えたいことからも今回のイベントを実施しました。
学ぶ
コラム
地引網体験レポート~生きた魚に触れ、
魚の棲む海辺の環境保全を学ぶ一日~
魚の棲む海辺の環境保全を学ぶ一日~

地引網だけではなく浜辺のクリーンアップも

当日は広い浜辺のため、安全確保でオレンジキャップ

地引網の後は、ビーチクリーンです

子どもたちも懸命にゴミ拾い
皆さん地引(曳)網はご存知でしょうか?

地引網で獲れた魚は・・・
地引網で獲れた魚は、ウルメイワシ、メッキ(ギンガメアジの幼魚)、イトヒキアジ、セイゴ(スズキの子供)ヘダイにゴンズイ、そしてカタクチイワシの幼魚である大量(?)のシラスがバケツいっぱい獲れました。おそらく数千匹、このシラスは他の魚たちの餌になる魚。このシラス(イワシ)が獲れるのは海が豊かな証拠です。そしてこれが自然相手の醍醐味と言えることでしょう。
また、最後には参加者全員で、海辺の砂に隠れたゴミを拾うビーチクリーンにも取り組み、「キレイに見えても、小さなゴミってたくさんあるね」「小さなゴミ、魚が食べたら大変、かわいそう」など親子で語り合いながら、熱心にゴミ拾いをする子どもたちの姿が印象的でした。日常ではあまり触れることがない自然に生きる魚を目の当たりに、その魚たちの棲む海を守ることの大切さ、生きものを思いやる気持ちを知ってもらいたいと実施した今回のイベント。豊かな自然と、そこに生きる様々な生命を五感で体験することから、人が作るゲームでは決して味わうことができない驚きや喜び、発見や感動を子どもたちは経験したようです。
また、最後には参加者全員で、海辺の砂に隠れたゴミを拾うビーチクリーンにも取り組み、「キレイに見えても、小さなゴミってたくさんあるね」「小さなゴミ、魚が食べたら大変、かわいそう」など親子で語り合いながら、熱心にゴミ拾いをする子どもたちの姿が印象的でした。日常ではあまり触れることがない自然に生きる魚を目の当たりに、その魚たちの棲む海を守ることの大切さ、生きものを思いやる気持ちを知ってもらいたいと実施した今回のイベント。豊かな自然と、そこに生きる様々な生命を五感で体験することから、人が作るゲームでは決して味わうことができない驚きや喜び、発見や感動を子どもたちは経験したようです。

様々な魚が網に入りました

子どもたちは魚の説明に真剣な眼差し

ウルメイワシに大満足