COLUMN
コラム
TECHNOLOGY STORY
#01
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コラム
TECHNOLOGY STORY
#01
◆飛距離
軽量化によって、ロッドを振り抜くスピードが上がり、また、投げ終わったときのティップのブレも素早く収束する。それによって飛距離がアップする
◆高感度
ガイドが軽くなることで、ブランク本来の感度伝達力がフルに引き出され、感度がアップ。加えてフレームの高剛性が、細かな振動をダイレクトに手元に伝える
◆糸絡み自動解除
ラインがフレームに絡んでも解けやすい、ダイワ独自の形状を実現。Rフレームは、よりスマートに、トラブルレスになった
ナノプラス
Rフレームは、HVFナノプラスと東レT1100Gをコンポジットした、スマートかつ強靭なガイドフレーム。ちなみにナノプラスとは、カーボンを接着するための樹脂(レジン)を高性能化したナノアロイを、そのまま使用するのではなく、より高強度にするべく、ダイワ独自の技術を加えたもの。カーボンの性能を最大限に引き出せる
CリングとNリングの特性
Rフレームに搭載されるガイドリングは、コバルト合金を用いた白銀カラーのCリングと、セラミックを用いたガンメタカラーのNリング(シリコナイト)の、2種類のダイワオリジナルリングを採用。おのおのの特性に合わせ、適材適所で配置している
ダイワ独自の理論で適材適所にセッティング
ガイドのサイズや形状、リングのタイプ、個数に至るまで、気持ちのいい使用感が得られるよう、釣種や釣り方に合わせ、最適なものをチョイスし、ロッドにセッティングしている
AGSとは、ダイワオリジナルの超軽量カーボンフレームを採用したロッドガイドシステムのことである。
2010年にデビューしたAGS Sフレームは、標準的な金属ガイドと重量比較すると、約42%という驚異的な軽量化を達成した。
AGSガイドは、ロッドにとって3つの大きな利点を生み出してくれる。
そして2016年には新型のAGS、Rフレームを追加投入した。
Rフレームは、より強く、よりスマートにブラッシュアップされたガイドフレームと、オリジナルのガイドリングによって、さらに性能が研ぎ澄まされた最先端のAGSだ。
このRフレームを、Sフレームと比較すると、約20%、軽量化されている。とはいえ、この20%を重量に換算すると、実は、釣種によってはガイド全体で、1gにも満たない数字でしかない。
ほんのわずかな差だ。
だけどこれは、実感できる、感動できる「わずか」なのである。
例えば、柔らかく、しなやかに曲がるロッドは、通常だと、その分、感度が鈍く、扱い心地もモッタリとしがちになる。だが、AGSに換装すれば、しなやかさと鋭さの、両方を備えた、ワンランク上のロッドへと生まれ変わるのだ。
ガイドひとつで激変する世界がそこには確かに存在する。これだから釣り道具は面白い。