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4コマ水産学
「ヤリイカ」編
ヤリイカはオス同士で
メスに求愛する為に競い合います。
特にこの競争行動は、
体サイズが近い同士ほど競争強度も強く、頻繁に起こり
体サイズが1.2倍以上離れると、
短時間で優劣が明確になるので少なくなります。
ヤリイカ
またこの競争行動は、段階的にエスカレートしていきます。

▶︎STEP1
「視覚的ディスプレイ」
外套膜側面を体色変化させ、
赤茶色のラインを示します。

▶︎STEP2
「接触ディスプレイ」
外套膜の先端を合わせて平行に泳ぎ、
ヒレを打ち合います。

▶︎STEP3
「攻撃ディスプレイ」
いよいよ最終手段。
相手に向かって突進し、つかみかかる攻撃をします。

※ディスプレイ:動物が求愛や威嚇などのために、自分の体や動作を誇示する行動
高本采実先生
近畿大学農学部水産学科を卒業し、在学時はサメやマグロをはじめとした魚の研究に没頭。
現在はSNSや各メディアにて釣りと共に魚の生態をはじめとした豆知識をイラストと共に発信するなど、魚の魅力と釣りの魅力を伝えるために活躍中。