DAIWA
DAIWA TECHNOLOGY

バイターボBITURBOBRAKE SYSTEM

異次元のパワーとレスポンス。
すべてが従来を凌駕する
新世代ブレーキ

BITURBO BRAKESYSTEM
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What’s BITURBOバイターボとは

ブレーキ効率、2倍

摩擦係数の高いチタン素材をブレーキディスクに採用することで、従来比2倍のブレーキ効率を実現した『BITURBO(バイターボ)ブレーキ』。レバーを握りしめた瞬間、“ジャッ!”という軽やかな摩擦音とともに逆転を止め、力強い引きにも微動だにせず止めきることが可能です。軽い力でガッチリ効く、その異次元のフィーリングを体感してください。

ブレーキ効率、2倍
力強さを増した新形状ブレーキレバー 力強さを増した新形状ブレーキレバー

ブレーキ性能の進化に合わせて、ブレーキレバーもデザインを一新。『BITURBO』のロゴが配されたレバー付け根部は、リールフットを両サイドから覆うワイド形状とし、力強さを表現。デザイン上のアクセントとしてだけでなく、レバー自体の剛性アップにも貢献し、ハイパワーなブレーキを自在にコントロールできるダイレクトな操作感を実現している。先端部から付け根にかけてのカーブは、握りやすく、ON/OFF操作のしやすい従来デザインを踏襲し、快適な操作性を約束します。

ブレーキ効率、2倍

Q & A

なぜ、ブレーキ力を強くしたのか?

レバーを握る力を軽くできるから。

時間のやり取りでも疲労が少ない。繊細なロッドワークが可能。不利な体勢でも楽にやり取りできる。腕にかかる負担が少なく大物にも強気で攻められる。LBリールにおけるレバーブレーキの制動性能は、これまであまり語られてこなかった要素である。回転のスムーズさやドラグ性能は多くの釣り人が気にかけるが、ブレーキ力の高さを気にするという話はあまり聞かない。それは、「レバーを握るにはある程度の力が必要」という共通認識があったからでないだろうか。DAIWAは、各部の性能をブラッシュアップしていくうえで、ブレーキ力アップの大きなメリットに着目。ブレーキ力が上がると、そのぶんレバーを握る力を軽くすることができるからだ。新開発『BITURBOブレーキ』は、従来型の2倍の効率を発揮する。つまり、必要なブレーキ力に対して、『BITURBOブレーキ』はレバーを握る力が従来型の半分ですむということ。腕にかかる負担が少ないためやり取りが楽になり、より繊細なロッドワークができるようになる。

レスポンス向上のメリットは?

必要以上のラインを出さずにすむ。

根ズレを回避しやすい。取り込みが早い。ワンウェイオシレーションとの相乗効果でやり取りがさらにスムーズに。『BITUBOブレーキ』はブレーキ力がアップしただけでなく、レスポンスが大幅に向上しているのも特長。必要ブレーキ力に到達するまでの時間を従来比1/4にまで短縮している。合わせとともにレバーを握った瞬間、強大な制動力が鋭く立ち上がり、魚の突進にストップをかけ根ズレを回避。レバーを駆使したやり取りも、一瞬でON/OFFを切り替えられるため、余分なラインを出されることなく、スピーディな取り込みが可能になる。「出すときは出す、止めるときは止める」という、メリハリの利いた操作性と、逆転時にスプールが上下動しない『ワンウェイオシレーション』の相乗効果で、スムーズかつスピーディなやり取りを実現する。

根ズレ回避性能の高い『BITURBOブレーキ』

  • スレた大型メジナは棲家(根)からは離れない
  • そのためどうしても根の近くで食わせることに…
  • 食わせたメジナを穫るには根の手前でヤリトリしなくてはならない
  • ブレーキレスポンスの良し悪しが手前で止める最後の鍵になる!!

FIELD TESTER IMPRESSIONフィールドテスターの声

TAKASHI YAMAMOTO

滑らず止まる。

山元 隆史TAKASHI YAMAMOTO

今までのブレーキは、強く握ったつもりでも、じつは止まりきっていなかったんですね。『BITURBOブレーキ』は“ズルズルッ”という滑りがなく、素早いレスポンスでガッチリとホールドしてくれます。根に突っ込めない魚が反転する動きすら感じられる……それくらい、インパクトのある次世代ブレーキの誕生です。

TAKASHI YAMAMOTO
TAKASHI YAMAMOTO

軽い力でガッチリ利く。

田中 貴TAKASHI TANAKA

正直、これまで以上のブレーキ力が必要なのかと疑問に思っていましたが、使ってみてすぐにその有効性を実感。軽い力でガッチリ止められるので、魚の動きがよくわかり、やり取りの主導権を握れるのは心強いですね。不利な体勢でもロッド操作が非常に楽になりました。

TAKASHI YAMAMOTO
TAKASHI YAMAMOTO

安心感が違う。

藤園 賢一郎KENICHIROU FUJIZONO

強力なブレーキ性能は、大物やハイスピードで泳ぐ魚を相手にしたときに、絶対的な安心感があります。軽い力で確実に止められるため、際どいタイミングでも有利にやり取りができるのは大きなメリット。レスポンスが非常に鋭く、レバーを握った瞬間にブレーキが利くので、穫れる確率が従来より格段にアップしています。

TAKASHI YAMAMOTO

PRODUCTバイターボ搭載製品

COLUMN磯コラム

“指で止める”
という意味

指で止めるという意味
“自分の意志でラインを出す”ということ

指一本でローターの逆転を制御して任意にラインを送り出せる機構は、世界を見渡してもほとんど例を見ません。近年ではソルトルアーでもシェアを広げつつあるレバーブレーキ式スピニングリール(以下LB)ですが、ドラグに頼らず指の力加減でやり取りをするというテクニックは、日本のウキフカセ釣りで編み出され、発展してきたものといえます。
なぜウキフカセ釣りでLBが好まれるようになったのでしょうか。「タックルバランス」という言葉があるように、フカセタックルは、やり取り時のショックアブソーバーとして全体が機能することを考えて設計されています。磯竿はしっかりと曲げていれば豊かなクッション効果を発揮し、根にでも当たらない限りハリスは簡単に切ません。ラインを出すのは、魚に強く引かれて竿の角度をキープできなくなったときのみ。出すべき場面では出し、止めるときは止める。こんなやり取りを実践するには、釣り人の意志でラインを送り出せるLBが最適であったわけです。

磯リールの歩み

フカセ釣りのタックルにリールというアイテムが登場した時期は定かではありませんが、フカセ釣りの先進地・阿波徳島では、明治の終わりから大正年間の初めにフカセ釣りが盛んになり、昭和に入る頃には現代釣法の基礎となるタックルが存在していました。戦後、阿波の釣りは急速に発展しました。当時の竿は、節が長く弾力性に富んだ五三竹製。リールは「木ゴマ」と呼ばれる木製の片軸リールが用いられていました。
やり取りは木ゴマのスプールエッジに親指を当てて行います。竿を起こして弾力を活かし、魚に引かれて竿が前傾したらスプールに当てている親指の力を緩め、道糸を出して竿の角度を立て直します。指一本でラインを送り出すLBの発想は、この木ゴマが原点といえます。やがて、海外からスピニングリールが入ってきました。当時はちょうど四国西南部をはじめとして大型尾長が脚光を浴びた頃。60cm、70cmといったモンスターに華奢な木ゴマでは太刀打ちできず、スピニングリールが一気に普及していきます。このとき、ウキフカセの世界に「ドラグ」という優れた機構が初めて持ち込まれたのですが、一部にはインスプールタイプのスピニングリールのフットを短く詰め、人差し指をローターに当ててやり取りする釣り人もいました。やり取りはあくまで竿で行い、リールはその補助にすぎません。磯という障害物だらけのフィールド、ドラグに頼ってズルズルラインを出すと、魚を怒らせてかえって獲りにくくなってしまうことを、当時の釣り人はすでに知っていたのです。
もっと楽に逆転をコントロールできないものか。こんな思いがLBの開発につながります。ダイワが世界初となるLBリール「スポーツライン500LB」を世に送り出したのは、昭和40年代も後半に差し掛かった頃でした。

出すときは一気に出す

LBの歴史を振り返ると、ドラグとは根本的に使い方が違うということに気づきます。ラインブレイクを防ぐのは竿の役割であり、リールは竿の弾力が活きる角度を保つためのもの。竿が伸されそうになったらレバーを緩めて一気に道糸を出し、クイックに竿を立て直すことがLBの使命であり、これこそが本来のLBの使い方であるといえます。
出すときは一気に出し、止めるときはしっかり止められるのがLBの強みです。逆転時の抵抗は小さいほうが魚の走りが早く止まります。レスポンスよくローターが逆転してくれると竿を立て直す時間が短縮でき、矯めの体勢を素早く作ることができます。
ラインを出すか止めるかのやり取りにおいては、ブレーキ力は強いほど有利です。軽くレバーを握るだけでしっかり逆転を止められれば、ロッドワークにも余裕が生まれます。
クイックに逆転するレスポンス、そして強力なブレーキ力を、ダイワが持ちうる限りの技術で高めたのが「NEWトーナメントISOLBD」に搭載した「BITURBOブレーキ」です。チタンディスクの採用により、軽い力でも強力な制動力を発揮します。軽量エアローターはワンウェイオシレーションとの相乗効果でブレを抑制。クイックに糸を出して止められることで、竿を立て直す時間が短縮され、攻めのやり取りを展開できます。「BITURBOブレーキ」は、釣り人が古くからこだわってきた“指の感覚”を、曇らせることなく釣技に反映する最先端のブレーキシステムです。

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「初めての1台」
だからこそ
強力なブレーキが武器になる

「初めての1台」だからこそ強力なブレーキが武器になる
ダイワ史上最強のブレーキシステム

2019年秋、新たなるエントリークラスLBリール「シグナスLBD」がデビューします。シグナスLBDはトライソの後継機種。ダイワLBシリーズでは最も求めやすい価格帯にあり、ビギナーが最初の1台として手にすることも多いであろうアイテムです。
シグナスLBDはLC-ABSスプールを採用するなど各部が徹底的にブラッシュアップされていますが、なかでも「トーナメントISO LBD」に初めて搭載されたBITURBOブレーキを搭載している点が、大きく進化した部分といえます。従来比約2倍というブレーキ効率を獲得したことにより、軽い力で確実にローターの逆転を制御することが可能になりました。ビギナーにとって最初の障壁となるのが、ブレーキを緩めてラインを送る、ブレーキを握ってローターを止めるといったレバー操作です。しかしここでひとつ、間違えてはいけないことがあります。魚の走りを止めたり、浮かせるといったやり取りは竿で行うもので、リールはあくまでその補助にすぎないということです。竿は曲げることによって豊かな弾力を生み出し、ハリスの強度を引き出します。魚に引かれて竿を伸されそうになったとき、必要最低限のラインを送り出して竿が曲がった状態を作り出す。これがリールの役目です。逆に言えば、竿がしっかり曲がっているのであれば、ラインを出す必要はほぼありません。ラインを出す必要のない場面では、釣り人の意志でローターを確実に止められる。これがLBリール最大のメリットといえるでしょう。

優れた制動力がもたらす余裕

とはいえ、レバーの操作に慣れていないと、いざ魚が掛かったときに混乱する人も少なくないでしょう。相手が大物となればなおさらです。竿を曲げるどころか、竿にしがみつくのが精一杯。でも、恥ずかしがる必要はありません。どんな名手でも、最初は何度も失敗を繰り返しています。魚を掛け、バラしながら竿の扱いやレバー操作を覚えていったのです。
店頭でシグナスLBDを手にして、ローターにブレーキがかかる感覚をぜひ試してみてください。まずハンドルを手で逆転させて、人差し指でレバーを軽く引いてみます。「ジャッ」という音とともに、ローターの逆転がクイックに止まるはずです。これがBITURBOブレーキの強力な制動力です。
レバー操作で「出す感覚」と「止める感覚」を体感していただき、力まずとも止まることを身体が覚えれば大丈夫。竿を伸されそうになったらラインを送り出し、竿を常に曲がった状態をキープできれば、根ズレでもしないかぎりハリスは切れません。
軽い力でレバー操作できれば、ロッドワークに余裕が生まれます。これこそがBITURBOブレーキの強み。止めるときは止め、ラインを出すときは一気に出して竿を立てる、というのがLBの正しい使い方です。不慣れなうちは魚に強く引かれると力一杯レバーを握ってしまったり、つい弱気になってズルズルとラインを出してしまいがちですが、BITURBOブレーキを駆使して、思いっきり竿を曲げてください。魚の走りに合わせて的確に竿を操作できれば、おのずとキャッチ率もアップするはずです。

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