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GRANDCROSS
グランドクロス
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グランドシリーズの新たなる血統とは何か。
鮎竿の究極形とは何か。それは、1本で多くのシチュエーションをカバーできるロッド。しかも最高に近いレベルでとなれば、グランドスリムが唯一無二の存在であった。『掛けるまでは先調子、掛けてからは胴調子』という理想にもっとも近付けたのは、このロッドをおいて他にない。その“超”汎用性の追求を異なるアプローチで具現化したのが『グランドクロス』。それぞれ特性も長さも異なる穂先2種類、穂持ち2種類を組み替えることによって、1本で4つの個性的調子とパワーを生み出す事を可能にしたのだ。
新たな発想が無限の可能性を魅せる!穂先と穂持ちをクロス(交換)させ4通りの調子を生み出す“グランドクロス”
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タイプ 穂先 穂持ち 全長(m) 特徴 対象サイズ(cm)
ソフト(標準)
A.ver
SMT
(ソリッド)
[ソフト]
ソフトタイプ 9(8.99) A調子(SMT装着)のような引き易い柔軟調子、引き釣りを主体とする面の釣りが得意 10-16
フィネス
SMT TUNE.ver
SMT
(ソリッド)
[ソフト]
パワータイプ 8.85 SMT TUNE調子よりさらにハイテーパーなソリッド系先調子、泳がせ釣りを主体とする点の釣りが得意 12-18
オールラウンド
T.ver
SMT
チューブラー
[パワー]
ソフトタイプ 8.95 T調子のような万能先調子、引き・泳がせ釣りOK 15-22
パワー
MT.ver
SMT
チューブラー
[パワー]
パワータイプ 8.80 MT調子のようなパワー系胴調子、引き釣り仕様 17-24

画像 ■ソフト(標準)A.ver : それは『SMT』の優しさを備えたA
小型オトリも川底に這わせ面で探る標準でセットされているのが『SMT(ソリッド)』&ソフトタイプ#2のこの組み合わせ。初期の10~16cmをターゲットに、小型オトリでも浮かせずしっかり底に這わせられる。先が『SMT』でソフトながらもAの引き感を備え、面の釣りが得意。琵琶湖流入河川などで引き操作中心の数狙いにも向いている。
画像 ■フィネス SMT TUNE.ver : #2の張りが生み出す圧倒的フィネス感
管理泳がせと止め操作が得意標準セッティングから#2をパワータイプに替えればソリッドロッド(旧SF)のイメージ。ソフトタイプ#2より15cm短くすることで生まれた張りは、中小型主体に立て竿の管理泳がせや、止め操作を得意とする。シビアな状況だけでなく岐阜県の馬瀬川のように石が大きく階段状のポイントが続く川相にも合う。
画像 ■オールラウンド T.ver : 引いてよし、泳がせてよし
感度も操作性も優しさも備えた、万能T『SMTチューブラー』&ソフトタイプ#2の組み合わせはさしずめTを彷彿。小型から22cmまで対応し、引きも泳がせもハイレベルにこなす。SMTチューブラーはメタル部分を25cm設け、高い操作性とパワーを備えながら、特有の優しさを併せ持つ“グランドシリーズ”のみに採用されるハイブリッドタイプ。
画像 ■パワー MT.ver : 8.8mの全長から生まれるパワーは“ライトモンスター”を彷彿
『SMTチューブラー』にパワータイプ#2を組み合わせれば九頭竜川、それも坂東島のような急流ポイントの24、25cmまで射程に入る。全長が8.8mと短くなることで生まれるパワーは、手元まで曲がる支点移動により発揮され、“ライトモンスター(競技メガトルク 早瀬抜)”に匹敵する。
ただの交換に非ず。7本継と長さの変化が生む全能性。
穂先と穂持ちの組み替えにより4つの性格を持つロッドとしてグランドクロスは生まれたが、その全能性は単なる組み替えから生まれるものではない。穂先と穂持ちの長さも変えることで、バージョンに合わせて「曲がりの支点」を移動させ、よりメリハリのある理想的な調子を創造できたのだ。

また、その名から想像できるようにグランドスリムのDNAも受け継ぎ、“適度に肉厚”で粘りを増したブランクスと、7本継&チャージリングの組み合わせは、軽さ、操作性、粘り強いタメ性能を同時に獲得。中でも劇的に調子を変えられたのは、ロッド全長に占める各節の割合が大きい7本継が重要な役割を果たしている。

だが一方で、最高レベルの弾性率の素材を“長い節”として扱うのは、きわめて高いカーボン成型技術を要する。それはダイワにしか、そして“グランドシリーズ”でしか不可能な究極の構造なのだ。


■チャージリングの比較(上:パワータイプ替穂持ち 下:ソフトタイプ穂持ちパワータイプ)
替穂持ち・ソフトタイプ穂持ちの調子の変化を分析し最大限の効果を発揮するよう、それぞれ最適な大きさのチャージリングを設定している。
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■4タイプのカーブ比較
7本継の長節設計に加え各パーツの長さにも変化を持たせる事で、単なる♯1・♯2番の組み換えとは比較にならない、大きな曲がり(調子)の変化を生み出す。結果、1本でこれだけ違う、まさに4種類の竿へと変貌するのだ。
「私がフルシーズンを1本で通せる竿。」 ― ダイワフィールドテスター 伊藤 正弘
僕はシーズン中、スペシャルSFや銀影エアメタルチューン、スペシャルA、メガトルクなどを使い分けてきましたが、「これを1本にできないか」と何気なく発した一言からグランドクロスの開発はスタートしました。全国各地でテストを重ねた結果、見事にほかの竿の出番を奪ってしまうほどの竿に仕上がりました。スペシャルSFは今年からなくなりますが、グランドクロスの組み合わせパターンの中にしっかり入っています。つまり、この竿はスペシャルSFの進化版でもあるのです。 画像
別売設定のパワータイプチューブラーを使えば、さらにもう2通りの調子とパワーに変化
タイプ 穂先 穂持ち 全長(m) 特徴 対象サイズ(cm)
ハード
T.ver
別売チューブラー ソフトタイプ 9(8.99) THのようなスピード感溢れる操作性と引き抜き性能を備えたパワー系先調子。ピンポイントの止めの釣りや、速い流れを狙う引き釣りが得意。 17-24
トルク
MT.ver
別売チューブラー パワータイプ 8.85 瀬釣りをメインに想定した、パワーと粘りをさらに引き出すシリーズ最強セッティング。 20-26

画像 ■ハード T.ver : その溢れるスピード感とパワーは高活性時に炸裂するハンドリングマスター
オールラウンドに使え、かつリニアなオトリ操作を可能にする「ハンドリングマスター」を意識した組み合わせ。引き、泳がせともに高いレベルで適応し、穂先の硬さを活かした管理泳がせもこなす。20cm以上の野鮎を相手に、ポイントの変化に富む河川や、高活性時に大きな威力を発揮する。
画像 ■トルク MT.ver : 大型オモリと良型オトリを軽々と操り瀬を制するための粘りとパワー
完全に瀬釣りを想定した、もっともパワフルなセッティング。穂先の硬さとパワーにより、2号以上のオモリや22cmを超える良型オトリでも普段の釣りの延長線上の感覚で扱える。また、穂先が硬くなる事で胴までもう一段階入り込み、さらなる粘りとタメ性能を引き出す。
各部詳細
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【SMT(ソリッド)穂先】
【チャージリング】
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【SMTチューブラー標準替穂先】
【#2 パワータイプ替穂持ち】
DAIWA TECHNOLOGY
画像 ■ESS(感性領域設計システム)
ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。ダイワは、この「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを開発。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域まで解析・数値化し、ロッドに反映する事を可能にした。また『X45』や『SMT』、『Vコブシ』などダイワテクノロジーのポテンシャルを最大限引き出し、有効且つ機能的に活用することもできる。理想を越える竿を作り出す、革新的ロッド設計システム。
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画像 ■ナノプラス
カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な役割を担う複数種類の樹脂(レジン)を、ナノメートルオーダーで混合する特殊な技術により、樹脂の高性能化・高機能化を実現した東レ(株)ナノアロイ®テクノロジー適応材料を、ダイワ独自の設計手法および製造手法により、機種毎に最適化を行い、ロッドブランクの更なる高強度化・軽量化を可能にした。
画像 【PBT/PCナノアロイⓇの構造比較】
ナノアロイ®とは、カーボン繊維同士を繋ぐ接着剤である樹脂(ミクロンサイズ)を、通常よりもはるかに細かいナノサイズ(ミクロンの1/1000)として混合する技術。これにより、樹脂の高弾性化、高靭性化が図られ、コンポジットとしての曲げ強度が向上。結果、強度と軽量を両立したロッド作りが可能になる。
画像 ■Z-SVFナノプラスカーボン
ダイワはロッド性能にもっとも影響を与えるカーボンシートにおいて、繊維そのものの高弾性化は勿論、カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な役割を担う樹脂(レジン)量に対する機能向上に着目。贅肉ともいえるレジンの量を減らし、筋肉となるカーボン繊維の密度を高めることで、より強く、より軽く、より細いロッドの開発を進めている。「Z-SVF」は、素材の製法を一から見直し研究を重ね、理想的なカーボン繊維配列を実現したダイワ史上究極の高密度カーボン。
画像 ■SMT(スーパーメタルトップ)
超弾性チタン合金を採用し、カーボン素材では不可能な驚くべき感度を実現する『SMT(スーパーメタルトップ)』。それぞれの調子合わせてチューブラー(中空)やソリッド(ムク)構造を採用。新たな鮎釣りを創造する。
・SMTチューブラー・・・超弾性チタン合金をチューブラー(中空)構造にし、秀でた操作性と感度を実現した革新的穂先。また、高負荷の釣りにも対応するパワーを備える。
・SMT(ソリッド)・・・超弾性チタン合金をソリッド(ムク)構造にし、高い感度と柔軟性を実現した次世代穂先。カーボンソリッドでは不可能な、手に響く感度をそなえながらも高いクッション性を実現。
画像 ■X45
カーボン繊維の巻き角度は竿先に対して0°・45°・90°がそれぞれ曲げ・ツブレ・ネジレに対して最大の弾性を有する。他のX構造のように中間の角度にした場合、それぞれの弾性が低いためパワーロスの原因となる。また中間の角度で「X45」と同等のパワーを発揮させるためにはかなりの重量アップが必要となる。最も弾性率の高い3つの角度を採用している「X45」はロッドの変形を防いでパワー・操作性・感度を向上させる最適構造なのである(世界共通の商標として「Xトルク」から「X45」に呼称変更)。
画像 ■スペシャルV-ジョイント(#1~2はV-ジョイント)
パワーロスが生じがちな節の合わせ部にダイワ独自のバイアス構造を採用することで、ワンピースのような美しい曲がりを可能にし、負荷が掛かった時の節の歪みを抑えてパワーロスを減少させることに成功。さらに従来必要とされていた合わせ部の重ね代を極限まで減らしたのがスペシャルV-ジョイント。これによって重量を軽減しながらいっそう歪みの少ないロッドを作り上げることができる。
画像 ■チャージリング構造
『チャージリング』とは、特殊なカーボンシートをブランクに巻き付けて“仮の節”を設ける構造。ノーマル節に採用すれば、自重を大きく変えずに「曲がりのアクセント」を生み出し、Vコブシに近い効果をもたらす。
画像 ■スーパーリング構造
カーボンシートの巻き始めと巻き終わりの重なる部分の重なりシロを限りなくゼロに近づけてロッドを形成する技術。軽量化は勿論、繊細なロッド操作や引き抜き時の弾道が安定。
画像 ■エアグロスフィニッシュ(#4~元竿)
カーボンロッドの性能を最大限引き出すダイワ独自の特殊外観処理。カーボン素材の表面を極限の滑らかさになるまで研磨することで、塗装にも負けない光輝性外観と、素材の性能を余すことなく発揮させる。
画像 ■ゼロコーティング(#2~#3)
カーボンの素材感を残しながらも、鮮やかな色彩を放つダイワ独自の外観処理。無塗装に極めて近いため、カーボン素材の性能を最大限に発揮させることができる。
画像 ■セーフティフックタイプメタカラマン
穂先に仕掛けを直接つなげることで感度が大幅にアップ。仕掛けを取り付ける部分が回転するので糸ヨレや糸絡みも防ぐ。
画像 ■新触感グリップ&特殊撥水処理
水に濡れても滑りにくく、ホールド性の高い特殊塗装を採用したグリップ。
画像 ■節落ち・食いつき防止合わせ
下節の上部内面に僅かな出っ張り(異形部)を作り、強い密着部分をつくることで実釣時に起こる節落ちを防止する。さらに、その異形合わせによる空気層が固着トラブルも防ぐ。
画像 ■固着防止リング
固着を防ぐため接合部分に空気層を作る溝(リング)切り加工を、節の太さによって幅と本数を変えながら施す構造。
グランドクロス
全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径[替穂]
/元径
(mm)
錘負荷
/替穂
(号)
適合水中糸 カーボン
含有率
(%)
価格
(円)
JAN
コード
メタル ナイロン
8.99 7 153 220 0.8(0.75)
[1.1(1.05)]
/25.5
0-3/0-5 0.02-0.25 0.1-0.6 99 395,000 028004*
※先径は竿先から最も近く、部品・糸巻きのついていない外径、( )内は素材先端部の外径です。
※価格はメーカー希望本体価格(税抜)です。
専用設計の別売替穂先を設定
  • パワータイプカーボンチューブラー穂先 先径1.9(1.8)mm
    メーカー希望本体価格 28,000円
その他の仕様・付属品
  • 銘板付下栓
  • 元竿口金処理
  • ニット竿袋
  • SMTチューブラー替穂先
  • パワータイプ替穂持ち
    ※SMT(ソリッド)に、#2(ソフト)を基本設定

メタルトップご使用上の注意

■メタルトップの温度変化について。
超弾性チタン合金は素材の特性上、5℃以下の低温環境では弾性が低下し、穂先の戻りが遅くなってくるという事象が起こります。早朝・夜間の極端な冷え込みや風の影響で、気が付く程度の曲がりが生じることがあります。更に0℃以下の環境で弾性低下は、より進行し穂先が曲がったまま戻らない現象が起こります。いずれの場合も気温が上昇すれば本来の超弾性に戻り通常のご使用が可能になります。

■過度な屈曲を生じるようなご使用はお避けください。
メタルトップは、通常操作においては快適にご使用いただけますが、巻き込み・穂先の糸がらみ等外的要因による過度な屈曲には、クセ(塑性変形)が残ったり、また金属疲労により破損する可能性があります。

■万一のクセは、手で修正できます。
2のように万一クセが残った場合は、曲っている側と逆の方向にゆっくり曲げることで、修正ができます。ただし、クセの修正を繰り返しますと金属疲労の原因となりますので、巻き込み等クセが残るような操作はお避けください。

快適にご使用いただくため、取扱説明書は必ずお読み下さい。