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GINEI KYOGI SPECIAL A
銀影競技 スペシャル A
H90
H85
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3つの個性的「A」が新境地を拓く
ダイワ史上最高と称される「引きやすさ」を備えた、初代「スペシャルA」の正統後継機種「90」。Vコブシ設計を搭載し、軽さはそのままに竿全体のパワーと瀬釣り対応力を強化した「H90」。今や主流となりつつある、未踏の軽快感と取り回しの良さを追求したミディアムショートモデル「H85」。コンセプトが異なる3つの個性的「A」が、日々変化する引き釣り釣技に革命を起こす。
■90:進化の証明。
初代「スペシャルA」の良質な遺伝子を『ESS』で抽出、最新のテクノロジーと融合し、ダイワ史上最高と称される“引き易さ”を備えた正統進化「A」。

時代が求めている新たなA90とは何か?

オトリを自分の下流側に入れ、竿を寝かせて引けば、その泳ぎは斜め上流対岸に向けて川を横切るような軌道を描く。ワイドな横への動きを伴うこの操作をする上で、Aほどマッチする調子はまず見つからない。しかし今は、単調な横操作だけでは勝てない時代である。その中でフィールドテスター・有岡只祐が表彰台に居残り続けることができるのは、操作の精度とバリエーションを探究し続けてきた、引き釣りの「巧者」に他ならないからだ。

TYPE Sを駆使して、石裏の緩流帯と流れの筋との境界を攻める「S釣法」を彼のもっともスローな操作とするなら、新しい「A90」に求められる操作の軸は円滑でテンポのよい引き。ただし今回は管理能力に優れたHがあるだけに、オトリが付いて来るだけでは力不足だ。「小型の鮎も想定すると、しなやかであるほどいい。でも、しなやか過ぎるとコントロールできない。だからパワーはそのままにVコブシを外し、『ESS』で解析してもらって先端部の張りを抑えた。ただ、TYPESよりも管理能力は上げたかったので節長はそれよりも短くしている。初代Aに戻った? そうじゃない。当時は先径が太く節も長く、頭(竿先)を残して胴が大きく曲がる。すごくいい竿だけど、今はもっと引きに繊細さがほしい」コントロール性能とパワー、そして繊細さの同居。言葉にすれば簡単だが、実現には相当の困難が待っていた。

『ESS』で価値を見出したVコブシ非搭載の選択

競技 Aでは「Vコブシの範囲内」でHとの完璧な棲み分けを可能にした。しかしスペシャルに求められる性能と個性、それも研ぎ澄まされた刃物のような極限の領域まで踏み込むなら、Vコブシを外し、引きの滑らかさと繊細さを高めるべきだとの結論に達した。Vコブシ非搭載によるマイナス面の危惧は確かにあった。だが『ESS』など技術の進歩と、もはや“狂気”さえ感じさせる有岡のスペシャルAへのこだわりが一蹴した。「感度を上げればタメ性能が落ち、タメ性能を上げると感度が鈍る。どっちを取るか? もちろんスペシャルなら両立したい。そこで『#4の元側20~40cmを少しだけ硬く』とか、『ESS』で解析して先端部の節長をさらに細かく刻んで設計し、数えきれない回数のテストを重ねた。こだわりまくって時間をかけたからこそ本当に納得するものができた」

Hがあるだけに小型専用機種なのか? 否。8月の仁淀川では23~24cmを手玉に取った。抜かざるを得ないときの強さは確実に備えている。それに軽さとオトリのなじみは間違いなくHに勝る。でなければ、ノーマルAに存在価値はない。「今までは竿を寝かせてオトリを横へ出すと次第にスピードが速まる傾向があったけど、この竿は『行きそうで行かない、けど行く!』みたいなイメージで刻んで動かせる。ここまで細かく探れるAにはもちろん出合ったことがなかったし、引きのスムーズさも歴代Aファンの期待を裏切らない。いや、その期待以上だと思う。わずかな変化かもしれない。けど、この差はとても大きいよ」

前モデルに比べやや先調子に仕上げており、引きやすさと操作性を重視。また、同自重ながら竿全体のパワーも向上している。
■H90:新たなる核心。
Aならではの軽さはそのままに、Vコブシを採用しA史上最高のパワーとシャープさを追求。瀬の流心から22~3cmクラスをブチ抜くポテンシャルを備える。

ノーマルAと双璧をなし、もはやスペシャルの主軸へ

フィールドテスター・瀬田匡志ほどあらゆる調子のロッドを自在に扱える鮎師はいない。そして彼以上にロッドを酷使する鮎師は、さらにいない。TもAもMTも使い分けるが、いずれのロッドも「瀬田らしさ」に呼応するパワーを備えている。それは彼が欲する新たなスペシャルAもしかり。やはりノーマルAの範疇には収まりきらなかった。「僕は瀬が好きなので、初期でもオモリを使うことが少なくありません。曲がりが“入り過ぎる”とオモリがコントロールしにくいので竿には張りがほしい。キュッと絞られている部分にオトリを通過させようと思えば、竿の管理能力が高くないと難しくなりますしね。大きめのオモリを使うならなおさらです。」だから瀬田はノーマルAではなくHを選んだ。そしてVコブシが不可欠だった。すでに競技Aで不動の地位を得たA Hだが、今回のスペシャルA HはA史上最強であり、ノーマルAをも脅かす軽さと曲がりを備えた存在となる。

存在を感じさせない軽さ、恐ろしいまでの高感度

ノーマルAとHの違いはパワーもさることながら、やはりVコブシの有無。「ワイドに狙おうと思えば、僕の釣りならシモ竿で引いてスライドさせますからね。横の動きはこれで出すにしても、竿先をまっすぐ対岸へ向けた状態から、カミ竿では狙った筋を20cm幅くらいで探りたい。正確に誘導しようと思えばVコブシはやはり不可欠ですね。」

オトリに自由を残すノーマルAに対し、管理するH。だが決してノーマルAが放任主義ではなく、同様にHが過剰に拘束するわけでもない。僅差かもしれないがトーナメンターには決定的。ここを突き詰めたからこそ、スペシャルAは分化の道を歩んだ。「引き感、オトリの“付き”は競技A Hよりシャープでリニア。曲がるけれどもシャンとしてパワーも凄い。これはZ-SVFだからでしょうね。重さを感じないほど軽いし、感度も恐ろしいほど高く、名張川のDVD撮影では前アタリで思わず合わせてしまうこともありました(苦笑)。小型が多かったのですが、操作も問題ありませんしね。大きくても20cmくらいなので竿の曲がりは物足りなかったかな(笑)。やはり『A』であり『H』ですから、曲がってこそ本当のパワーが発揮されるんですよ。」 

205gの軽量自重ながら、TYPE Sとほぼ同等のパワーを備える。ノーマルAよりもさらに先調子に仕上げており、引きやすさとスピードを重視。
■H85:軽快な破壊力。
スペシャルシリーズ初となる“8.5m”のミディアムショートモデル。圧倒的とも言える軽快性に「90」に近い実釣性能は、一度使うと病みつきになる魔性の一竿。

今の鮎はナワバリが狭い。緻密な攻略が釣果を分ける。

近年、短竿の有効性が広く認知されてきてはいるが、どこか消極的な気分がつきまとう。軽いから、ラクだから、小河川しか行かないから…。しかしフィールドテスター・吉田健二にとっては「攻めの釣り」を展開する最大の要素がアンダー9mのロッドである。「釣り荒れ気味の川ではピンポイントの攻めが釣果を分ける。短かければ軽く、操作性に直結するし、両手より片手の方が狙ったところに打ち込める。空中輸送をしないにしてもね。最低でも30cm四方をきっちり狙えること、50cmじゃ大きい。今の鮎はナワバリが広くないので、50cmや1mでは追いそうだけど途中でUターンしてしまう」さらに吉田は続ける。「短いと『ひと流し』の中で引き釣りも泳がせもできるし、誘いもしやすい。いろんなポイントをコンビネーションで攻められる。竿が長くなるほどこの小回りが利かなくなってくるからね」

8mと9mのいいとこ取り。25cm級も速攻抜き。

では今回、何ゆえ8.5mなのか? スペシャルAなのか? そしてHなのか?「8mだとあと半歩、一歩動かないと届かないことがあった。8.5mなら9mとほぼ変わらないし、空中輸送を含めて片手でもオトリの操作が可能だから、実質9mと変わらない範囲を攻められる。風が吹いても操作が的確でデメリットはない。50cmの差で8mと9mのいいとこ取りができるんですよ。鮎と釣り人の間隔が短くなれば掛かった瞬間がダイレクトに伝わるし、そこはやはりスペシャル。追われたときの感覚が目印より早く手に伝わる。目印に出てから手に伝わるのが普通だけどね」

短竿の弱点のひとつにタメ性能が落ちることがあげられる。競技SLでは素材の粘りと『ESS』でカバーしたが、今回はどうだったのか? 「揖保川では0.1号のメタコンポを使って24~25cmを一歩も下がらずに抜いた。Aだから短くてもタメが効くので止められるし、Hだから取り込めるけど、ノーマルAでは少し時間がかかってしまう。これではスピード釣法でなくなってしまうからね。そもそもポイントをくまなく探るのではなく決め撃ちする竿。Aだけど、Tのような釣りもできる」さらに吉田は自信満々でこう続けた。「超渇水だと思ったら水が出たりと、条件がころころ変わるときにも対応しやすいし、ハマったらもう病み付き。今までにない感覚も味わえるから、今後の主流は85になるでしょう!」事実、昨シーズン後半は長尺派の村田満でさえこのロッドの虜になり手放さなかったのだ。それは、史上最高のミディアムショートロッドが生まれたという証明でもある。絶妙の長さのスペシャルAであること、Hならではのパワー、さらにT調子好きの“トリックスター”が磨き上げたこと。これらが重なって起きた奇跡は、A H85に見ることができるはずだ。

短くなる分、タメ性能と粘りを持たせるために、同A Hシリーズの中では一番胴調子に仕上げている。
実釣動画インプレッション
画像画像
DAIWA TECHNOLOGY
画像 ■ESS(感性領域設計システム)
ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。ダイワは、この「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを開発。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域まで解析・数値化し、ロッドに反映する事を可能にした。また『X45』や『SMT』、『Vコブシ』などダイワテクノロジーのポテンシャルを最大限引き出し、有効且つ機能的に活用することもできる。理想を越える竿を作り出す、革新的ロッド設計システム。
■Z-SVFカーボン
ダイワはロッド性能にもっとも影響を与えるカーボンシートにおいて、繊維そのものの高弾性化は勿論、カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な役割を担う樹脂(レジン)量に対する機能向上に着目。贅肉ともいえるレジンの量を減らし、筋肉となるカーボン繊維の密度を高めることで、より強く、より軽く、より細いロッドの開発を進めている。「Z-SVF」は、素材の製法を一から見直し研究を重ね、理想的なカーボン繊維配列を実現したダイワ史上究極の高密度カーボン。
画像 ■X45
カーボン繊維の巻き角度は竿先に対して0°・45°・90°がそれぞれ曲げ・ツブレ・ネジレに対して最大の弾性を有する。他のX構造のように中間の角度にした場合、それぞれの弾性が低いためパワーロスの原因となる。また中間の角度で「X45」と同等のパワーを発揮させるためにはかなりの重量アップが必要となる。最も弾性率の高い3つの角度を採用している「X45」はロッドの変形を防いでパワー・操作性・感度を向上させる最適構造なのである(世界共通の商標として「Xトルク」から「X45」に呼称変更)。
画像 ■スペシャルV-ジョイント(#1~3はV-ジョイント)
パワーロスが生じがちな節の合わせ部にダイワ独自のバイアス構造を採用することで、ワンピースのような美しい曲がりを可能にし、負荷が掛かった時の節の歪みを抑えてパワーロスを減少させることに成功。さらに従来必要とされていた合わせ部の重ね代を極限まで減らしたのがスペシャルV-ジョイント。これによって重量を軽減しながらいっそう歪みの少ないロッドを作り上げることができる。
画像 ■Vコブシ設計(A90は除く)
先端部#1~#3を短くセッティングすることで竿先の安定性を高め、感度の向上を図る設計思想。同時に中節~元竿は節長が長くなる胴長設計と組み合わせることにより、パワーと操作性・感度を兼ね備えたロッドを実現。
画像 ■スーパーリング構造
カーボンシートの巻き始めと巻き終わりの重なる部分の重なりシロを限りなくゼロに近づけてロッドを形成する技術。軽量化は勿論、繊細なロッド操作や引き抜き時の弾道が安定。
画像 ■エアグロスフィニッシュ(#4~元竿)
カーボン素材の表面を滑らかに研磨することによって余分な部位を一切排除し、カーボン素材の機能を最大限に活かす外観処理。カーボンブラックに怪しく光る光沢感も魅力。
画像 ■ゼロコーティング(#1~#3)
カーボンの素材感を残しながらも、鮮やかな色彩を放つダイワ独自の外観処理。無塗装に極めて近いため、カーボン素材の性能を十二分に発揮させることができる。※節または部位で、使用するカーボン素材の影響等により濃淡が生じる場合があります。
画像 ■セーフティフックタイプメタカラマン
穂先に仕掛けを直接つなげることで感度が大幅にアップ。仕掛けを取り付ける部分が回転するので糸ヨレや糸絡みも防ぐ。
画像 ■節落ち・食いつき防止合わせ
下節の上部内面に僅かな出っ張り(異形部)を作り、強い密着部分をつくることで実釣時に起こる節落ちを防止する。さらに、その異形合わせによる空気層が固着トラブルも防ぐ。
画像 ■固着防止リング
固着を防ぐため接合部分に空気層を作る溝(リング)切り加工を、節の太さによって幅と本数を変えながら施す構造。
その他の機能・仕様
  • 特殊撥水処理
  • 新触感グリップ
  • 銘板付き下栓
  • 元竿口金処理
銀影競技 スペシャル A
品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径
[替穂]
/元径
(mm)
錘負荷/替穂
(号)
適合水中糸 カーボン
含有率
(%)
メーカー
希望本体
価格(円)
JAN
コード
メタルライン ナイロン
90・W 9.00 8 138

200

1. 8(1.7)
[0.9(0.85)]
/24.5
0-4/0-3 0.02-0.2 0.1-0.6 99 375,000 914970*
H90・W 9.00 8 143 205 1. 9(1.8)
[0.9(0.85)]
/24.5
0-5/0-3 0.03-0.2 0.125-0.6 99 380,000 914987*
H85・W 8.50 8 143 190 1. 9(1.8)
[1. 0(0.90)]
/24.5
0-5/0-3 0.03-0.2 0.125-0.6 99 340,000 949415*
※先径は、竿先から最も近く、部品・糸巻きのついていない外径、( )内は素材先端部の外径です。
付属品
  • ニット竿袋
  • SMT(ソリッド:ハイテーパー型)標準替穂先
メタルトップご使用上の注意

■メタルトップの温度変化について。
超弾性チタン合金は素材の特性上、5℃以下の低温環境では弾性が低下し、穂先の戻りが遅くなってくるという事象が起こります。早朝・夜間の極端な冷え込みや風の影響で、気が付く程度の曲がりが生じることがあります。更に0℃以下の環境で弾性低下は、より進行し穂先が曲がったまま戻らない現象が起こります。いずれの場合も気温が上昇すれば本来の超弾性に戻り通常のご使用が可能になります。

■過度な屈曲を生じるようなご使用はお避けください。
メタルトップは、通常操作においては快適にご使用いただけますが、巻き込み・穂先の糸がらみ等外的要因による過度な屈曲には、クセ(塑性変形)が残ったり、また金属疲労により破損する可能性があります。

■万一のクセは、手で修正できます。
2のように万一クセが残った場合は、曲っている側と逆の方向にゆっくり曲げることで、修正ができます。ただし、クセの修正を繰り返しますと金属疲労の原因となりますので、巻き込み等クセが残るような操作はお避けください。

快適にご使用いただくため、取扱説明書は必ずお読み下さい。