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BATTLE GAME LBQD
バトルゲーム LBQD
ハンドルノブS交換可
ソルト対応

LBQD

アオリイカとの攻防をレバーのオンオフで絶妙な間合いを楽しむ。
攻めの手持ちヤエン釣法を更に快適に!なぜWハンドル?なぜギア比は5.3?なぜLC-ABSスプールが必要?そもそもなぜLBリールを使うのか?全ては繊細なやりとりが求められるヤエン釣法でアオリイカを獲るため。こだわりを凝縮した岡啓太郎テスター渾身の一作。
DAIWA TECHNOLOGY
■マグシールド
ボディとローターの隙間に磁性を持つオイルの壁を作ることで海水や埃などの侵入をシャットアウトするダイワ独自の防水構造。ボディとローターが無接点だから軽く滑らかな回転はそのままに、初期の回転性能を長期間維持する。回転異音の原因の多くが、塩ガミ・異物の侵入。過って水に落としてしまうケース等を除き、マグシールド化されたリールの回転異音発生率は大幅に低下している。しかもこの比率は時間が経てば経つほどより大きな差としてデータに現れつつある。これは長く使用すればするほどその効果がより発揮されるということ。つまりマグシールドの防塵・防水能力が非常に高いレベルにあることの証である。
■エアローター
ローター革命とも言うべき構造を持つエアローター。特異な形状の最適リム構造により負荷を分散させることで、従来と同等の強度で大幅な軽量化を実現。ローターバランスも向上し、レスポンスの良い回転をもたらす。
■クイックドラグ(※QDモデルのみ)
ドラグノブを約1回転するだけで緩める・締めるが可能なドラグ機能。例えば遠投置き竿釣法を行う際、ドラグを締めていると竿やリールが水中に引き込まれてしまうこともある。逆にドラグを緩めておくと掛かった際にやり取り(ドラグを締める)までに時間がかかり、バラしてしまうことも。クイックドラグなら掛かるまではドラグを緩め、掛かった後は迅速にドラグを締めることができるのでやり取りまでにもたつかない。
■ZAION(ザイオン)ボディ・ローター(※3500・4000サイズを除く)
高密度にカーボン繊維が織り込まれたカーボン樹脂で、重量比強度でマグネシウムを上回るという、不可能を可能にした素材。高剛性かつ軽量、さらに金属と異なり腐食に強いという理想的な特性を活かしてリールの主要部品に採用されている。
LBだからこそ成せる技がある
画像【攻めのヤエン釣法とは?】

生きたアジを泳がせてアオリイカを抱かせるヤエン釣法。和歌山が発祥とされるこの釣りも、いまや全国に伝播したといってもよいでしょう。

ヤエン釣法といえば、全国的に見て置き竿で狙うスタイルが一般的ですが、手持ち竿による“攻めのヤエン釣り”を提唱し、実践する人たちがいます。ダイワフィールドテスターの岡啓太郎さんもそのひとり。岡さんが考える手持ち竿のメリットを要約すると、次のようになります。

ひとつめのメリットは、手持ち竿ではアジの泳ぐ方向、深さ、距離をきちんと把握できて、アジの泳ぎを釣り人が管理できるという点です。置き竿の釣りは、ある意味アジ任せの釣りです。アジは泳ぎたい方向へ泳ぎ、気づかないうちに足下へ戻っていることもあります。アジが泳いでいる深さもわかりにくいうえ、竿を置いてベールを閉じてしまうと限られたエリア内しか探れません。

手持ち竿であれば、アジの泳ぎに応じてラインを送り出すことができ、ラインの角度でアジの泳層を把握することができます。また、ラインテンションの掛け方によって、アジが泳ぐ方向、距離、深さをコントロールすることができます。

アジのコントロール法は鮎のオトリ操作と同じ。魚は引っ張られた方向と逆に泳ぐ習性があります。投入したアジの頭を沖へ向け、後方からジワジワとテンションを掛けると、どんどん沖へ出ていきます。ラインを左方向へ張ればアジは右へ、右方向へ張れば左へ泳ぎます。

アジを深いタナへ入れたいときは竿を立て、上方へラインを張ってアジの頭を下へ向けると自然に深く入ります。浅いタナでアジを泳がせたいときは、水面に対して浅い角度でラインテンションを掛けます。

このような操作を複合的に繰り返すことにより、狙ったポイントへアジを泳がせることができます。置き竿の攻略エリアは穂先を中心とした扇形になりますが、手持ち竿だとさらに広いエリアへアジを送り込むことが可能です。

広範囲を攻めるということは、アオリイカとの遭遇率が高くなるということ。これが手持ち竿による攻めのヤエン釣法です。近年では、アジの泳ぎで振れる穂先の動きを止めるだけのアタリも少なくありません。このような小さな変化にリアルタイムで対応できるのも、手持ち竿だからこそ可能になるのです。

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【なぜローギアなのか、なぜダブルハンドルなのか】

そんな攻めのヤエン釣りにおいて、リールはレバーブレーキ付きリール(以下LB)が適していると岡さんは言います。

「レバー操作でラインを送り出す仕組みのLBはすべての操作を片手で行うことができ、人差し指をレバーに添えておけば、巻く動作、出す動作へ即座に移れるのが手持ちの釣りにマッチしているんです」

ヤエン用のリアドラグリールは、ドラグをフリーにしてアタリを待つ置き竿の釣りで優れたパフォーマンスを発揮してくれます。しかしドラグをフリーにするとラインを抵抗なく出すことはできても、ラインを巻くためにはクラッチをオンにするというワンアクションが必要になり、手持ち竿でこの動作を行うためには両手を使わなければなりません。

また、ローターの逆転でラインを出すLBの構造は、スプールの逆転でラインを送り出すドラグより糸ヨレしにくいというメリットもあります。

このようなLBの特性を踏まえ、ヤエン専用に開発したのが「バトルゲームLBQD」です。仕様のすべてがヤエン釣りを意識したものですが、なかでも5.3のローギアとダブルハンドルの2点は、テスターである岡さんがこだわった部分です。

なぜローギアか。魚の引きにはリズムがあり、やり取り中に負荷が弱まる一瞬がありますが、ヤエンでのアオリイカ釣りは、基本的に高負荷が掛かりっぱなしのやり取りになります。2kg以上の大物になると、重さだけでなく抵抗もかなりのもので、これを浮かせて引き寄せるとなると、近年LBの主流となりつつあるハイギアでは巻きが非常に重くなってしまいます。

5.3というギア比は高負荷が掛かっていてもパワフルに巻き上げることができます。やり取り中はもちろんのこと、アジも楽に回収することが可能です。

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ダブルハンドルのメリットとして、ノブをつかみやすくロッド操作に集中できる点はよく知られるところです。しかし岡さんが最大の魅力としているのは、ハンドルが勝手に回らず、どの位置でも止まるという点です。

左右対称のダブルハンドルは、シングルハンドルのような重心の偏りはありません。ローターフリーの状態でハンドルが回ってしまうと、テンションが緩んでスプールからラインが落ちることがありますが、ダブルハンドルならそんな心配は無用。LC-ABSスプールとの相乗効果で、ライントラブルが大幅に抑えられます。

また、ダブルハンドルは逆転時のブレが小さいという点も、ヤエン釣りでは大きなアドバンテージとなります。アオリイカはちょっとした違和感でもアジを放すことがありますが、ダブルハンドルは違和感を生み出す最も大きな要因を排除できるのです。

待つのではなく、釣り人側から積極的に仕掛けていく攻めの釣り。LBを駆使することで、手持ち竿の釣りにさらなる磨きが掛かることでしょう。

バトルゲーム LBQD
品名 巻取り長さ
(cm/ハンドル
1回転)
ギア比 自重
(g)
最大
ドラグ力
(kg)
標準巻糸量 ベアリング
ボール
メーカー
希望本体
価格(円)
JAN
コード
 
ナイロン
(号-m)
PE
(号-m)
LBQD 79 5.3 280 8 2-150、3-100 1-200、1.5-150 7 40,000 115438 *
■ハンドルノブ:ハイグリップI型ライト
※ベールリターン方式:オート
※巻き取り長さはハンドル1回転あたりの長さです。
※巻糸量は目安であり、メーカー・アイテム・テンションにより異なります。