シーボーグ 500MJSEABORG 500MJ

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メガパワー&メガスピード「MEGA MONSTER MEGATWIN」

ワンランク上のターゲットが狙えるメガパワー&メガスピード、快適操作、高耐久を実現したモンスターマシン『SEABORG 500MJ』。
ダイワ最新テクノロジーを身に纏い、 幾多ものフィールドでテストを繰り返し、今そのベールを脱ぐ。
まさにMONSTERの名に相応しい沖釣り師の強い味方。
いざ大海原にて、その真価、体感せよ。
その機動性における心臓部には、チューニングを施しトルクと瞬発力を両立したMAGMAXモーターを搭載。モーターハウジングにアルミ部材を施し、放熱性・耐久性に優れたタフセッティング。
併せてパワーとスピードのギアを変速ショック無く快適に切り替えるMEGATWIN-PROを採用。 さらに青物の疾走をいなし、滑らかに効き続けるタフドラグATDで不意の大物にも安心対応。
操作性においては、瞬時な巻上げで主導権を譲らないワンハンド快適操作JOGパワーレバーを採用。また落下スピードを瞬時に設定できるフォールブレーキダイヤルは落とし込みのベイトの付き、スルメイカの中層反応を捉える優れもの。
耐久性においては防水・耐久テクノロジーMAGSEALEDボールベアリングで初期性能を持続。さらにカウンター部には、直射日光下での偏光グラス使用時にも鮮明に見える大型ドット液晶を採用。
ヒラマサ・ブリ・カンパチの青物からスルメイカの多点掛け、中深場のキンメ・ムツ・タラや相模湾キメジ・カツオまで幅広く対応。

※ハンドルノブL交換可

ダイワテクノロジー

MAGMAX MOTOR
MAGMAXモーターはDAIWA電動リール専用のカスタムモーター。モーターシステムの根幹を成す「特殊ネオジウム磁石」は負荷の少ない低回転時にも十分に高いトルクを生み出すことのできる理想的な磁石であり、タフさとパワーを両立します。「スロー巻き上げ」や「ゆっくり船べり停止」といった繊細な出力調整にも対応する上、レスポンスの良いブラシモーターが瞬発力にも優れています。
MEGATWIN PRO
電動リールに求められていたパワーとスピードの両立という長年の命題を実現したメガツインシステムは2つのギア比を持つDAIWA電動リール独自のモード切り替え機構。メガツインはHi/Loへ切り換えるギアシフト時に一旦停止せざるを得ないが、メガツインプロは変速ショックなくスムーズに切り換わり仕掛けにショックを与えずスムーズな切り替えが可能です。
ATD
魚の引きに合わせスムーズに作動し、滑らかに効き続けるATD。滑り出しと追従性を追求し、ドラグ設定を気にすることなく、ファイトに集中することが可能となりました。
JOGパワーレバー
パワーレバーの位置をボディの中央に移動し、形状もレバーからジョグダイヤルスタイルに変更することにより、竿を握った手の親指一本で巻き上げやクラッチのオンオフを行えることで、空き手をレバー操作から完全に解放しロッド操作に専念できます。親指一本での自由自在な操作はレバーの微妙な操作を可能にし、巻上げスピードを意のままに操ることが可能になります。
MAGSEALED BALL BEARING
DAIWAは独自の技術で、世界で初めてボールベアリングそのものをマグシールド化することに成功しました。磁性を持つ液体の壁によって、ボールベアリング内部への水・異物の侵入が抑えられ、ボールベアリング本来の回転性能を維持しながら、錆・塩ガミ・異音を大幅に解消します。

製品詳細

MEGA POWER, MEGA SPEED

ワンランク上のターゲットが狙える メガパワー&メガスピード

■MAGMAX MOTOR(マグマックスモーター)
トルクと瞬発力を両立するためにSB500MJ専用にパワーチューニングを施した特殊ネオジウム磁石「MAGMAXモーター」を搭載。モーターハウジングにアルミ部材を施し、放熱効果を高めることにより、モーター耐久性(持久力・ブレーカー作動域)に優れている。
パワーを生み出す元となる磁石には「特殊ネオジウム磁石」を採用。巻上げトルクと瞬発力は勿論、スロー巻上げもお手のもの。
■MEGATWIN-PRO(メガツインプロ)
パワーとスピードのギアを変速ショック少なく快適に切り替える「MEGATWIN-PRO」を採用。アングラー主導で切り替えるマニュアル式で思いのままの操作が可能。

左:Hi(SPEED)⇒ツメでLoギアを固定
右:Lo(POWER)⇒ツメを解除
■ATD(オートマティックドラグシステム)
青物の疾走をいなし、滑らかに効き続けるタフドラグ「ATD」で不意の大物にも安心対応。

アルミスタードラグは放熱性・耐久性に優れ、常にハイパフォーマンスなドラグ性能を持続する。ドラグMAX23kg、ドラグサウンド(電子音)機能付。
ドラグ内にはカーボンドラグワッシャーを5枚搭載。

USABILITY TECNOLOGY

さらに快適操作、高耐久を実現したモンスターマシン

■JOG POWER LEVER(ジョグパワーレバー)
瞬時の操作で主導権を譲らないワンハンド快適操作「JOGパワーレバー」を採用。
左手親指ひとつでクラッチOFFからONそしてJOG巻上げへ。右親指と人差し指で摘んで巻上げるパワーレバー操作は、置き竿や寒冷地のグローブ着用時にも威力を発揮する。
竿を手持ちする際は左手親指でJOGダイヤルを操作可能。置き竿の場合は中央のレバーを右手でつまんで操作すると従来のパワーレバー感覚で楽々巻き上げ。
船釣りでの様々なシーンで一番使い勝手が良いように考え抜かれた構造となっている。
■MAGSEALED(マグシールドボールベアリング)
獲るための耐久性への拘り「MAGSEALEDボールベアリング」を搭載。
最も潮ガミしやすくメンテナンスが困難なスプール軸に装備することで防水性・耐久性を飛躍的に高め、巻上げ効率・スプールフリーの初期性能を持続させる。
■FALL BRAKE DIAL(フォールブレーキダイヤル)
仕掛けの落下スピードを瞬時に設定できる「フォールブレーキダイヤル」。大きなアルミ製ダイヤルで濡れた指先でも繊細な操作が可能。
落とし込み釣りでは安定した落下コントロールでフォール中におけるベイトの付きを良くし、スルメイカ釣りでは中層反応のイカの触りをキャッチする。
約半回転でMIN(フリー)~MAXまで調整が可能。
(ダイヤル目安シールは予備含め2組付属)
■DOT MONITOR(ドット液晶)
フィールドにおける視認性に優れたデカ文字画面かつ、直射日光下での偏光グラス使用時にも鮮明に見えるドット液晶を採用。ライン入力手順や日本語/英語の切り替え等、便利機能を搭載。メニュー画面のアナウンスが明確で各種設定マニュアルがなくとも取り扱いが可能。
押しやすい大型ボタンが快適な操作感をさらにサポート。
※巻き込み防止のため、水深カウンター0.0よりは電動巻上げできないようになっております。

テスターインプレッション

秀でたパワーとスピードを実現した新型「SEABORG 500MJ」。
ダイワの電動リールの中でも最も汎用性が高い500番サイズの新型とあって、先ず様々な釣り、そして多くの魚種を試釣するために北海道から九州、そして沖縄まで遠征を試みようと、3名のアングラーにファーストインプレッションを託すこととした。
あり余る力と想像以上のスピードを、パワフルな魚種を相手に臨場感あるレポートとしてみた。(Report : Shigemitsu Kitamoto)
これまでも人が羨むような釣果を重ねてきた島に、今回また新たな新鋭機SEABORG 500MJを持ち込んで狙うは、パワーのあるビッグフィッシュ、それはカンパチ。
カンナギも頭の片隅にイメージしての釣行だった。タックルを準備する中、「かなり強くパワフル。力の限りデカいの狙ってみましょうか!」と気合を入れる児島。
「ほら、下からカンパチに追われている動き、ムロアジが上へ上へと逃げているよ。よしっ、食ったー。先ずは慎重にパワーモードで・・・。ガンガン巻けるよ、500サイズと思えないね、このパワー」と夢中に声にしてしまった私。パワーモードで全開、あり余る力に500サイズとは思えないと実感、そして液晶に表示される文字も大きく、強い陽射しの下でも視認性の良いことが特筆するべきポイントだろう。
「うわー、デカい。これが獲れちゃうんだ500サイズで。ドラグも非常に良いね、ATDだから。魚に合わせるように、実に使いやすいね。」と、児島に同調を求めると、児島も・・・「きたっ、きた~。わぁー引くなぁ、魚が。早っ、早い。スピードモード、早いですね。」と、パワーとスピードに感心する児島には青チビキが掛かっていた。自身のレコードサイズの青チビキ。「えっ、500サイズ? 私の片手で持てるようなサイズのSEABORGで大型魚が上がってくることには、正直驚きましたね。」と、満足よりリールの進化に驚く表情に頷く私だった。「さあー、合わせるよ。ハンパないねー、このパワー。パワーモードだと根を疾走する魚を一瞬で浮かせた感じ。根も切れたし、スピードモードに切り替え巻上げてもパワーがあってガンガン上がる。この500サイズで上がるとは、10キロクラスも楽勝。しかもスピードモード、早かった。」と、パワーモードの力以上にスピードモードの領域の広さに感激してしまった自分がいた。
2日間の釣行となった沖縄・宮古島のカンパチ。決して大きなサイズには恵まれなかったものの、余裕あるスペックと実感した2人は、関東周辺ならば例えば銭洲あたりだと「泳がせ釣り」にも十分使えるはずと言葉を交わすほどであった。
SEABORG 500MJに死角はないと確信した。「こんな小さなサイズの電動リールで、全く無理をしている訳でもなく、まだ余裕があるような気すら感じましたね。このシーボーグ500MJのポテンシャルって、ちょっと計り知れないね。」と、今後の挑戦的なテスト釣行を約束して宮古島を離れた。どういう釣りを展開するものか、船最前線での報告を楽しみにしてください。
「落とし込み」でヒラマサとなれば…。そこで、郷原未来に「SEABORG 500MJ」のインプレッションを託すことにした。「手返しよく、そしてパワフルなシーボーグ500MJは、落とし込みには最適な電動ですよね。さあ、メガパワーでバリバリ、ヒラマサ釣っていきましょうよ」
この日のベイトフィッシュはイワシ。イワシの群れは移動が早く、船長の合図と同時に仕掛け投入して、手返しよくベイトのタナでイワシを掛けると…、いよいよ本命ヒラマサのタナへとベイトを下ろすと、イワシが逃げようと暴れ回りヒラマサに狙われている様子が穂先から見て取れる。「当たってるー。うぉー、当たっ・・・、ヒット!」郷原に、この日一本目のヒラマサがヒットした。「わぁー、ガンガン巻ける。」ジョグパワーレバーを手馴れたように操り、しっかり竿を立て、ファイトする郷原。「暴れとう、暴れとう」小気味よく仕留める郷原のタックル捌きに感心していると、「めっちゃっ、良いサイズ。えっ、こんなに大きかったー。」首を振るヒラマサの抵抗をも全く無視するようにパワーでねじ伏せたファイトに驚く郷原の表情に、「SEABORG 500MJ」のポテンシャルを印象付ける一瞬だった。
「ビックリしたっ。メーターオーバーだって難なく狙えちゃう想像以上の力。カッコいいですねー、玄界の落とし込みにはピッタリですよ」もうマイタックルを巧みに扱うような郷原の二本目。「スピードモード」でグイグイと上げてくると、「ヒラマサが観念しちゃいますね、リールが強いし。抜群に手際よく獲れちゃいますよヒラマサが…」
仕掛けを投入して、そのフォールスピードを「フォールブレーキダイヤル」で調節し効率よくベイトを掛けると、そのイワシがヒラマサの泳層を怖がり逃げ惑う様子が見えるように分かる。「ヒラマサが狙っているベイトを。さあ、来た~~。デカい。」軽々と上がってくるヒラマサ。スピードモードで想いの外カンタンに上がってくる。これまでよりも少しサイズが大きいヒラマサと思えば、パワーモードに切り替えれば良いのだが、SEABORG 500MJを酷使する郷原。
この落とし込み釣り、ヒラマサが食い気が立って次々と針に掛かってくる時がある。そんな絶好な場合に備えて郷原は「ジョグパワーレバーの操作は2通り。左親指ではJOG。右側のレバーは摘むように、ですね。めっちゃっ楽しい、今日の落とし込み。このリール、最高ですよ」と、釣況も手伝って興奮を隠せない。その郷原のロッドがまたまた弧を描いている。「浅いんで、めっちゃ引きますね。いいサイズですよ、この手応え。でも、すこし緊張でしたよ。途中の突っ込み、内心は不安だったんでパワーモードに変えようかとなぁって思いながら、そのままスピードモードで取り込めるなんて…」この郷原の言葉にSEABORG 500MJが象徴されている。常に力強く巻き上げ、ヒラマサに突っ込まれた時にはジョグパワーレバーで微調整しながら、しっかりロッドを活かした基本的なファイトに集中できる余裕さえ与えてくれる。この日、全くパワーモードを使うことなくスピードモードだけでガンガン巻き上がってしまった郷原であった。
「落とし込み釣りは、生き生きしたベイトを食わせる釣りなので、真鯛もサイズが良くて…」と言いながら、青物ではないアタリに慢心の力で根を切る郷原。この日最後の一尾は、真鯛だ。「根、切れたかな…。良かった~。これでもスピードモードで上がってくるんだから、リールに余裕がありますね」落ち着いたタックル捌きで魚の抵抗をねじ伏せると魚影が船の直下に。「落ち着いて、落ち着いて。あと7メーター」とは船長。「わぁー、デカい! やった! いやぁ~、重くて持ち上げきらん。一瞬、持って行かれそうだったんですけど、止める力がリールにあって、ドラグも驚くほどスムーズで。根を切ってからドラグ緩めて、スピードモードで」この釣果、パワフルなリールの証しだろう。「パワーに不安ナシ。ジョグパワーレバーで微調整もできるため、不意に突っ込まれても大丈夫」と力強く振り返る郷原の満足気な顔には、新たな釣りのスタイルを見たように思えた。
「落とし込み」では、ベイトの付きも気になるところ。このリールには、そんな備えまでジョグパワーレバー操作一つ、大きく左右することが記憶された1日だった。
「また、宜しくお願いします」の僕の言葉に、返ってきた郷原の「最高でした。たまらんかったですね~」満面の笑み。玄界灘の魅力は増すばかり。改めてSEABORG 500MJを手に再訪することを決めた取材となった。
マダラ、大物と言うと10キロオーバー。欲を言えば15キロ超オーバーだろう。ガンガン釣り上げてオヒョウまで密かに狙い、ビックファイトをSEABORG 500MJのパワー溢れる模様を伝える、と意気込んで北の海まで同行してみた。SEABORG 500MJを酷使したいと、タラの電動ジギングとは、実に児島らしいオーダーとなったワケだ。
「さあー、北海道、第一投目いきます」と言いながらソルティガSLジグのオレンジゼブラ330グラムをチョイスし、早々にジグを投入した。ここで児島が妙な操作を始めた。このSEABORG 500MJに搭載された「フォールブレーキダイヤル」を調整しジグのフォールを確かめている様子だ。
様々な釣りを思うように楽しんで来た児島にとっては、北海道のタラジグも決して珍しいワケではなく、効率良くこの日の電動ジギングを楽しむためにも新型リールの諸機能を確認することが優先すべきものだった。「さすが、業界一の本格女性アングラー」、テストを兼ねたロケ取材の真の目的を態として見せつけたことにスタッフ一同が脱帽した瞬間だった。スタッフが児島の動きに感心していると、ジグも着底。視認性高い液晶パネルには「97メートル」が偏光グラス越しにもハッキリと読み取れる。
「スロジグですけど、誘い上げてヒラヒラっと落とすタイミングで喰ってくるはず、なんですよ。ガンガン、上に誘ってくる釣りではなくて、ボトムだけなんで・・・」、釣り人の腕前でタラを喰わせて、と言わんばかり。分かりやすい攻略本が音声解説しているようなのだ。「でも、ジグの回収って結構疲れるじゃないですか。ジグを投入したばかりで船長から『はい、上げてっ』言葉には涙目になりそうな経験してきただけに…。電動は楽チン、オマケに早いですよね」と児島、全員が頷いてしまった。
「きた、きた~よしよし。タラじゃない?かな、この感じ。ちょっと引きが軽い気が…、1尾目なんで中速で上げてます。何だろうな??? 突っ込みは結構強い、パワフル」と、児島の軽々しいファイトにカメラの準備も疎かになってしまう船上のスタッフ。「北海道って、魚が独特ですよね~。本州と全然、魚が変わるんで毎回。1尾目の魚が何なのか、楽しみで。何でしょう???」船ベリを覗くと魚が見えてきた。「あれ…、タラだった(笑)」「って言えば良いんだろう、やっぱリールのパワーが強すぎるって。結構、小さい魚と思っちゃったくらいでっ。根魚かなー、と思ちゃうくらい簡単に上がってきちゃいましたね」と、自身の経験値を見誤るパワーに児島も照れ笑い。「突っ込みは結構強い、パワフル」と、児島の軽々しいファイトにカメラの準備も疎かになってしまう船上のスタッフ。
「大物を釣るリールですよ、SEABORG 500MJは。片手で持てるようになっちゃたんですよね、大物とファイトできる電動リールが」と、児島から嬉しい酷評が放たれた。
「喰った! いいサイズのアオゾイ」アオゾイとは、季節によって脂が乗ってて美味しい魚、高級魚を2尾目に揃え快調に釣る。「いいサイズですね、面白いように暴れてましたし…、羨ましい1匹ですね」と言葉を掛けた途端、児島には次の魚信。「よしよし、来たよ~。来ましたね。少しずつスピードを上げて。パワーあるな、パワー負けしない」と楽しそうに数を揃えていく児島。「タラだ、タラだ」サイズアップしたはずが、変わらぬ余裕のファイトには、船上の誰もがタラのサイズ感を失ってしまった。「まだまだ余裕。釣り上げて、手で持った方がタラの重さを感じるくらい。そのくらい、パワーに余裕がありますね」と早々とロケを締める児島。
この日、次のロケ地へ急ぐ児島の多忙さもあって早々に沖あがり。残念ながら今回、10キロオーバーのタラを釣り上げられないままの納竿となった。「SEABORG 500MJ、北海道のあらゆる釣りに対応できるんじゃないかな、と思います。秋アジはもちろん、ブリやタラ。多点掛けするスルメとかも楽々では…」と児島はまとめた。パワフルでコンパクトな新型に新たな可能性を感じ、急ぎ足で帰路へと向かった。
手軽なタックルで高級魚を狙う事が可能な中深海スロージギング。中でもキンメダイは誰もが憧れるターゲットです。
水深350m〜550m位までを400g〜800g(時には1000g以上)のメタルジグで攻め、少しハードルが高いと思われがちですがSEABORG 500MJを使用しますと、とても快適に大型のキンメダイが狙えます。
まずは巻糸量がポイントになってきます。水深500mのエリアですとルアーが真っ直ぐに落ちないので少なくとも530m〜580mはラインが出てしまいます。PE2号が1000m巻けるので、もし根擦れなどで100m切れてしまってもその日の釣りは続行可能です。
そして巻き上げ時のスピードとパワーは圧巻。とにかく回収が早い!普段、手巻きで中深海スロージギングを楽しんでいる私にとって、その速さに驚かされました。中深海スロージギングにおいて一番辛いのはジグの回収となります。当たり前ですが電動リールが500mの海底からルアーを回収してくれます。これを手巻きでやりますと、力が弱い人や女性では1回やっただけでイヤになります。
多い日で一日に20回(約10,000m)上げ下げをする中深海スロージギングにおいて正にマストなアイテムです。
更に驚いた点はリールのパーミング性です。大型の電動リールとなるとそれなりのサイズになりますが、SEABORG 500MJはその中でも手に納まるサイズで操作性とバランスが良く、ルアーにアクションを加える際に軽快なロッドワークが行えます。あまりリールが大きいとジャーキング時に腕への負担が多く掛かり、キンメダイなどの小さなアタリを拾う事が困難になります。テスト時は水深550m、メタルジグ800g、潮流1.7ntで行ないましたが、キンメダイの繊細なアタリを拾う事が可能でした。
より多くの人に中深海スロージギングを楽しんでいただきたい想いがある私にとって、SEABORG 500MJはスピードとパワー、快適な操作性を兼ね備え、メタルジグ回収時に体への負担が少なく快適に中深海スロ-ジギングが攻略できるオススメのアイテムです。

製品スペック

アイテム 標準自重(g) 巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転) ギア比 標準巻糸量ナイロン(号ーm) 標準巻糸量PE(号ーm) ベアリング(ボール/ローラー) 最大ドラグ力(kg) 最大巻上力(kg) 常用巻上速度1kg負荷時(m/分) JAFS基準巻上力(kg) JAFS基準巻上速度(m/分) ハンドルノブ交換サイズ メーカー希望本体価格(円) JAN *
シーボーグ 500MJ 980 56 3.6 6-350_7-300 5-400_6-300 21/1 23 96(107) Hi 175(192)Lo 120(132) 22 Hi210_Lo140 L 133,000 4960652210003 *
  • メーカー希望本体価格は税抜表記です。
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※巻糸量は目安であり、メーカー・アイテム・テンションにより異なります。
※巻き取り長さはハンドル1回転あたりの長さです。

取扱説明書