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STEEZ SV TW
スティーズ SV TW
1012SV-XH、1012SV-XHL=2017.02 発売予定
ソルト対応
ハンドルノブS交換可
1016SV-H 1016SV-SH 1012SV-XH
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戦うベイトリール。その宿命と、栄光の系譜
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「少年時代から憧れていたTEAM DAIWA。今その一員であることを非常に誇りに思う」
2014年、バストーナメント世界最高峰の舞台、B.A.S.S.バスマスタークラシックにおいて頂点を極めたランディ・ハウエルはこう語る。
DAIWA USプロアングラー、1973年生まれの43歳。
今季14度目のクラシック出場を決めた世界の手練が自身のキャリアに、そしてユニフォームにDAIWAの名を刻むことに充実感を覚える。それはあの栄光の時代をもう一度、自身が築き上げる。そんな気迫にも感じるコメントだった。
戦うベイトリール。その宿命と、栄光の系譜
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最先端テクノロジーと超機能
極限マシンSTEEZ、10年目の結晶へ

TEAM DAIWAとは今からおよそ30年前に発足。以降20年もの間、史上最強の呼び声高いトップコンペティター達が顔を連ねる、いわば銀河系軍団とも呼べるチームを形成していた。略称:TD。今でこそ惜しまれつつもフェードアウトした王者の称号だが、その名はTDバイブレーションを始め、現代でも一部にその名残を留めている。米国選手やルアーのみならず、国内でも最強と呼ばれしプロアングラーが全国各地のトーナメントで常勝。八面六臂の活躍を見せていたことは知る人ぞ知る史実だ。

20年ほど世界のトップブランドとして認知され、一時代を築いてきたTD。しかし、転機とは突如訪れるものだ。現在でも名機として一部のアングラーに絶大なる支持を受けているTD-Zを最後に、その名に陰りを見せ始める。国内では西日本の紀伊半島リザーバーや琵琶湖を始め、ビッグバスレイクが注目を浴び始める一方で、過密化した東日本のフィールドは沈黙を始め、徐々に西高東低の波が押し寄せる。今でこそ、最大限サイズの差こそあれ、全国的に個体の大型化が認められるが、当時は明らかなに局地的な差異が生じていたのも事実だった。 『トーナメント至上主義時代の終焉』

そんな言葉も囁やかれ、価値観の多様化が進み始めたのもその頃だ。

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STEEZ STORY

STEEZ10周年、得たのはコンフィデンス

2000年代初頭、DAIWAはもう一度バスフィッシングブランドの復権を企てた。もう一度、本気の物作りで世界にその名を羽ばたかせたい。もう一度、魂を揺さぶる道具、そして人との繋がりを強固にしたい。そんな切なる思いを胸に立ち上げたのがご存知、現在のフラッグシップであるSTEEZだった。英語と日本語、どちらも同じ意味で表現されるSTYLEのスラング。万国共通の言葉を通じて、世界のアングラーが自身のスタイルを築くべく、DAIWAが全身全霊でのサポートを誓う、一世一代の覚悟の瞬間だった。

その頃、米国トーナメント2度目のチャレンジへ太平洋を渡っていたのがMr.STEEZ、並木敏成。米国と日本、両国で活躍するワールドワイドアングラーの先駆けだ。プラクティスに本戦に、そして国内でのメディア出演にと、実に年間300日にも迫る釣行日数を繰り返していた氏が何より切に求めたのがタックルの軽量化、そして耐久性だった。むろん機能性は言うに及ばない。自身への負担を軽減すると同時に、代えの効かない道具で長期間戦えることこそが、ハイパフォーマンス持続の礎になる。そんな内なる叫びにSTEEZの、物作りのキーの源泉が存在していた。

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DAIWAエンジニア陣は2006年に新たなベイトリール、そして新ブランドのロッドを発表すべく、並木の2度目の渡米となる2003年以前から共に構想を模索し続けてきた。日米を往復してテスト、そして研鑽の繰り返しはつい近年始まったことではない。以前のTD時代から続く、DAIWA物作りのベーシックであり、それもほんの一部だ。STEEZ発表の前年、並木はFLWワチタリバー戦において自身米国初優勝と同時に年間2位を獲得した。この快挙に貢献していたのも、STEEZのプロト作であったことは今でこそ公言できる。そして2006年春、いよいよ仕上がりを見せたのが、現代にも引き続くSTEEZ初代モデル。高い剛性を維持しながらも、圧倒的な軽量感を持つエアメタル(マグネシウム)ボディと適材適所で肉抜きが施されたこのモデル。自重は実に155gという超軽量化を実現。現在でもおよそ200gがベイトリールの平均的ウェイトだが、今から10年前にこの壁を遥かに超えるモデルが登場したことはエポックメイキングだった。

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あれから10年もの間、STEEZベイトは派生モデルを輩出しながらも、リールの要となるハウジング構造は変えることなく時を過ごした。一方のSTEEZロッドも最初期モデルとなるブリッツやハリアーなどの名竿も未だ現役で、時代と共に進化する素材を採用したモデルを続々と追加してきたのは知られるところだ。

10年という期間でDAIWAが得たもの。それは信頼=コンフィデンス。これほどの長期間、多くのアングラーの右腕として、また歴戦の相棒として君臨してきたことが何よりの証しと言えるのではないだろうか。トーナメント至上主義の終焉が囁かれるとは言え、DAIWAの真摯な物作りは世に受け入れられてきた。この声にならない約束を守り続けることが今後の至上命題だ。

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赤羽修弥、国内プロトーナメントの総決算戦・オールスタークラシックで前人未到の3連覇を果たした現役最強とも言える猛者。トリッキーな戦略を良しとせず、自身の心軸は常に質実剛健。氏が開発に携わってきたロッド、そしてルアーにけっして派手さはないが、常に定評を博すのはなぜなのか。ある時、新たなモデルを開発している際、こう言ったことが思い出される。

「道具が機能しなければ、新たな物を作る意味はない。フェイクは要らない」本物こそが世に残る。氏の言葉はDAIWAエンジニア陣の思いを再度、強く認識させたのだった。

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“TWS meets SV”その絶大なる相乗効果とは

2016年、初代から10年の時を経て、いよいよSTEEZが第2世代へと突入する。

ロッドはここまでに解説してきた通り、全7モデルが登場することになった。全機種を一気にフルモデルチェンジすることはなく、初代の風格を残しながらも最新のテクノロジーで武装。初代と並べて使っても違和感はない。時代のニーズに応え、従来機種にファインチューンを施したモデル、また新たな釣法に対応するモデルを、いわば追加したとも言える展開だ。

一方で、STEEZベイトリールは革新的な進化を遂げることになった。初代モデルの後期、世に大きな話題を呼んだ画期的スプール構造・SV機構を搭載。バックラッシュ皆無で、超軽量ベイトフィネスクラスからビッグベイトまでと実に守備範囲が広い。素材は超軽量のG1ジュラルミンを採用したΦ34mmで、さらなる高回転性能を発揮すると共に高い強度を発揮する。またタトゥーラやNEWジリオンに搭載されたターンアラウンド式のTWSを搭載。大口径のレベルワインドがラインの放出を妨げず、収束によるトラブルを防ぎながら遠投能力やフリーフォール性能を存分に発揮する。ここにDAIWAベイトリールが誇る最先端技術が融合したのだ。

TWSとSVの融合。はたしてそこには、どんなビッグバンが発生するのか。

「TWS+SVは足し算にとどまらない」DAIWAベイトリール開発エンジニアはこう語る。先にも解説したが、いずれの機構もトラブルレスがキー。SVは軽量かつ高精度スプールによって回転性能を向上すると同時に、使用するルアーに応じてブレーキ力が適宜決まる。一方のTWSはスプールから放出されたラインをT型のレベルワインドが抵抗なく先へと送り届けるものだ。バックラッシュとは、スプールに最も近い抵抗源であるレベルワインドがラインの放出を妨げる一方で、勢いを増したスプールが回転し続けることで発生するトラブル。最適なブレーキ力を持つSV、ライン放出力に優れたTWSという攻守が揃うことで、大きな相乗効果を生むことは想像に難くない。実に画期的な機構だ。

メカニカルブレーキはもはや最低限の操作で十分。一度スプールにガタが出ない程度に設定すれば再び触る必要はないゼロアジャスターを搭載。超軽量マグネシウム素材を採用したエアメタルボディで、高い支持剛性を発揮。手のひらに収まるコンパクトボディながら、従来よりさらに1サイズ大型のドライブギヤを搭載して巻き心地と耐久性をも向上。マット(艶消し)ながら光輝性を持つ新色を採用した2代目は外観のみならず、機能も存分に訴求したモデルに仕上がった。

気になる自重は、初代とほぼ同じ160g。TWSや大口径ギヤなど重量増は免れないパーツが増えたにも関わらず、同程度をキープしたのは各部素材の見直しの成果。一時は130g台へのチャレンジも検討したというが、「最高の使いやすさ」を求め不用意な軽量化には挑まず、存分な剛性感と高い耐久性、確かな質感を追求したのだ。

STEEZ TECHNOLOGY
■TWS
TWS第3世代として、中・小口径スプールに合ったコンパクトタイプのターンアラウンド式を新しく開発。リール本体の軽量・コンパクト化に大きく貢献。
■SVコンセプト
高回転時に飛び出すインダクトローターに独自の素材を配置。本体マグネット部の磁界へ入った際、ルアーに応じて適材適所のブレーキ力を発揮する機構。
■G1ジュラルミン スプール
超々ジュラルミンの1.3倍、マグネシウムの2倍の強度を誇り、同強度を維持するなら圧倒的な軽量感を実現。ブランキングなしの肉薄化で強度維持。
■G1ジュラルミン ドライブギヤ
DAIWAベイトリールのスプールテクノロジーを支えてきたG1ジュラルミンをギヤに初採用。さらにSTEEZよりワンランク大口径化したことで耐久性が大幅アップ。滑らかな巻き心地が長持ちする。
■高精度マシンカット エアメタルハウジング
エアメタル(マグネシウム合金)をメインハウジングに採用し、セットプレートをアルミ製にすることで軽量かつ高い剛性を発揮してブレや歪みを抑制。回転性能や巻上性能の向上にも直結。
■ゼロアジャスター
もはやメカニカルブレーキはスプールのガタを押さえるのみで、再度調整する必要はない。使用ルアーごとの最適なブレーキ力はマグダイヤルの調整のみで可能となった。
■ハイグリップIシェイプ ライトノブ
新形状のハイグリップIシェイプ ライトノブ。薄さを極め、指に吸いつくようなグリップ感を求めて開発された。
■グリッピング
リアを絞り込んだフォルムは手の小さなアングラーでもしっかりとした握り込みを可能に。初代以上にロープロファイル化したボディはどんなアングラーにもフィット。
STEEZ the 2ND GENERATION
偉大なる初代の壁を超えるために
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並木 「逆風下でも鋭く遠投。もうトラブルは皆無に」

「これまでのSTEEZをあまりにも愛してきただけに、雑な進化は許さない」

Mr.STEEZ、並木敏成は語気を強めた。プロト時代を含め10年超の日々を共に戦ってきた右腕、いやレフティーの氏にとっては左腕となる愛機STEEZ。2014年には究極の進化系にしてシグネチャーモデルのSTEEZ LTD. SV 103H-TN(及び103HL-TN)を開発。アンダー150gの壁を破る148gを実現して、機能とデザイン共に、自身が納得いくまで追い込んだベストパフォーマンスモデル。もはやこのモデルを超えることは不可能か。世の声のみならず、氏自身もそう考えていたのだという。だからこそ、次世代モデル開発の提案に対して冒頭の言葉が出たのだ。

本質を達成するまでけっして妥協を許さない姿勢で知られる氏のこと、DAIWAエンジニア陣は厳しい言葉を覚悟でテストに挑む。しかし、初期プロトの段階から、明らかな性能のアップに顔を綻ばせたのだという。TWSとSVの融合で、圧倒的な遠投性能を発揮しながらのトラブルレスに勝機はあった。

「元々、TWS、SVコンセプトのそれぞれのメリットは存分に理解していた。しかし、かなりの逆風下でもスムーズにルアーを遠投できることには驚きを隠せなかった」

バックラッシュが発生する原因は、キャスト後のルアー飛行時に「スプールからのラインと、レベルワインドの位置が対極にあって、放出されるラインに強い抵抗がかかる時」と言及した上での発言。TWSは開口部が広く、通常のレベルワインドに比べてラインの抵抗が少ないフリクションフリー。スプール回転の初速で放った鋭い弾道はアゲインストの風を切り裂き、ルアーを飛ばす一方で、SVスプールはライン放出に合わせて適確なブレーキ力が働き続ける。それがたとえ逆風下でも、使い手が介入する余地もなく効力が持続するというのだ。 「力まずに軽くキャストしても鋭く飛ぶ。ギヤも大型化して、巻きに関してもさらにパワーアップしている」

初代の壁を超えた瞬間だった。

USツアープロも絶賛するコンパクトベイトの極み
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「EXCELLENT!!」
米国テストの際に、DAIWA USプロアングラーの誰もが放ったのがこの賞賛の言葉。我々日本人とは体格が異なり、使用するラインも日本規格に換算すれば20lb.以上となる彼らにとっては、ごくコンパクトなリールに過ぎないが、その圧倒的な性能に舌を巻くことになった。

特にこのSTEEZに関心を抱いたのはブレント・エーラーら西海岸出身のプロアングラー。米国バスフィッシングの本場はマッディかつシャローの多い南東部だが、我が国とフィールド事情が似通ったエリアで育った彼らはコンパクトかつ高性能なベイトリールの必要性を説く。

「小型のシャロークランクやスイムベイトの巻きはもちろん、軽めのワーミングでスキッピンしやすい。しかもアキュラシーキャストが決まる」

ブレントがSTEEZと共に大舞台で結果を見せる日もそう遠くない未来だろう。

ここまで登場してきたUSプロアングラー達はいずれも米国最高峰・B.A.S.S.エリートシリーズに参戦するツアープロだが、彼らの他にもアンディ・モンゴメリー、イッシュ・モンロー、ブレット・ハイト、セス・フェイダー、そして日本人選手では大森貴洋、清水盛三、宮崎友輔が参戦している。

T.Namiki IMPRESSION
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トータルのキャスティング性能において優れているDaiwaのリールだが、当然、リールに求められるのはバーサタイル性に富んだキャスタビリティだけでなく、パーミング性や操作性、感度、ならびにパワー、そして回転のスムースさなど求められるパートはたくさんある。 たとえば徹底的にこだわったパーミング性能。

パーミングにおいて1フィンガーから3フィンガーにするときや、引き抵抗の大きいルアーを使用する際にはトリガーの前に親指以外の4本の指を持ってきてリールを包みこむように持つなど、さまざまなパーミングに最適な形状を模索した。

リールの前方で抱え込むようにすることが重要なのだがDaiwaのリールはしっかりと握ることができ、かつホールドしやすく滑りにくい形状と表面処理が施されている。またレベルワインドが手に当たって巻けないなんて、もってのほか。その点、Daiwaのリールはこういった部分にも秀でていて、なおかつ親指もリールの中心部に近いところにしっかり乗せることができるよう、パーミングプレート的パーツも設けられている。このように持ち方ひとつで感度が得られたり、操作が楽になったり、フッキングが決まるなどその効果は絶大で、大切な項目である。

▼記事全文(並木敏成オフィシャルサイト)へのリンクはこちらをクリック
スティーズ SV TW
アイテム 巻取り長さ
(cm/ハンドル
1回転)
ギヤ比 標準
自重
(g)
最大
ドラグ力
(kg)
標準巻糸量
ナイロン
(lb-m)
スプール径
(mm)
ハンドル長さ
(mm)
ベアリング
(ボール/
ローラー)
メーカー
希望本体
価格(円)
JAN
コード
1012SV-XH 86 8.1 160 5 14-35~70
12-40~80
34 90 12/1 58,800 057455**
1012SV-XHL 86 8.1 160 5 14-35~70
12-40~80
34 90 12/1 58,800 057462**
1016SV-H 67 6.3 160 5 14-45~90
16-40~80
34 80 12/1 58,800 057417**
1016SV-HL 67 6.3 160 5 14-45~90
16-40~80
34 80 12/1 58,800 057424**
1016SV-SH 75 7.1 160 5 14-45~90
16-40~80
34 80 12/1 58,800 057431**
1016SV-SHL 75 7.1 160 5 14-45~90
16-40~80
34 80 12/1 58,800 057448**
※巻糸量のlb-m表示はTDライン(ナイロン)を使用。
付属品
  • クロロプレン製リールケース
  • シリアルナンバー