※ハイパードライブデザインを搭載したリールの累計出荷台数です。
※ハイパードライブデザインを搭載したリールの累計出荷台数です。
滑らかで軽快な回転フィーリング。
確実に魚を引き寄せてくる巻き上げ力。
リールを巻く手に伝わる、確かな信頼感。
高度な回転性能を追求した
DAIWA TECHNOLOGYのひとつがハイパードライブデザインです。
2021年、ジリオンに初採用されて搭載以降、
お客様からのベイトリールの修理依頼件数は明らかに減少し、
実際、ご好評のお言葉をたくさんいただいております。
contents 01
2021年以降、従来のベイトリールと比較し、ベイトリールの総修理件数の比率は約44%減少。
そのうち、ギアの修理件数の比率も約41%減少しています。
※オーバーホールを理由とした交換も含まれます。
※淡水/海水用ベイトリールのうち、ハイパードライブデザイン搭載・非搭載の代表機種を選定し、シリーズ発売から3年間の修理件数比率の平均値を示しています。(船・磯両軸等、餌釣りに使用される両軸リールは、耐久性以外の理由での交換も考えられるため対象から除外しています。)
contents 02
「体感できたハイパードライブデザインのメリット」として
寄せられたお客様の声をご紹介します。
ハイパードライブデザイン導入以降はそれまでの機種に比べ明らかに滑らかさが実感できると思います。
海水使用時、ハイパードライブデザイン以前はどれだけ水で洗い流してもゴリ感等の違和感が早めに出ていた気がします。しかしハイパードライブデザインになってからは1年それなりに使っても違和感を感じていないので満足しています。
ハイパードライブデザイン採用モデルは23スティーズAのみの使用ですが、今のところ文句がありません!巻き心地は変わりませんし、60のバスを釣り上げた時も全くパワー不足やたわみを感じませんでした。これからも愛用していきます。
ハイパードライブデザインの紅牙を使用していますが初めて使った時は本当に感動しました!巻きの軽さと滑らかさ凄かったです!おかげで船での釣りにもハマってしまいました。
オフショアでのベイトリールはやむを得ず他社を使用していましたが、ハイパードライブデザインが搭載されてからはダイワ一択で購入しています。今後も軽さと巻き感の良いリールを期待しています。
ハイパードライブデザイン搭載のリールを使ったら今までのリールには戻れません。
今後全てのリールにハイパードライブデザイン(特にハイパードライブデジギア)を搭載して欲しいです。
※MyDAIWA会員向けにハイパードライブデザインに関するアンケートを実施し、その回答からピックアップした内容となります。
contents 03
ハイパードライブデザイン採用リールを手に
日々、フィールドに立っているダイワテスターのコメントをご紹介します。
SALTWATER
岩城 透
TIERRA AIR IC
重い仕掛けの高速回収やダブルでスルメが乗ったときでも快適に巻ける
詳しく見る
橋詰 大輔
月下美人AIR TW PE SPECIAL
巻き感度がとても高い。ボートメバルでは大きなメリット。
詳しく見る
住澤 直樹
SALTIGA IC
巻いていてパワーを感じる、全然違いますよ。
詳しく見る
小中 孝浩
TIERRA LJ IC
巻き上げの滑らかさと感度、耐久性が絶妙なバランスのギア。激流の中でブリを掛けてもトルク負けしないロープロ系ベイト
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森 浩平
シルバーウルフSV TW PE SPECIAL
ハイパードライブデザインは現場の声を大事にしたモノ作りの結果
詳しく見る
世良 勇樹
IM ZリミットブレイカーTW HD-C・
IM Z TW 200-C
全体的なカッチリ感が向上、巻き感度、トルクが凄い
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清水 一成
SALTIGA15・SALTIGA IC
「これなら勝負できる!」手にした瞬間に確信する感動の巻き心地
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中井 一誠
紅牙・紅牙IC
巻くこと自体が快感。ずっと巻いていたいリールです
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BASS
佐々木 勝也
ZILLION TW HD
過酷なビッグベイトゲームにも音を上げない、唯一無二の強力な味方
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青木 大介
STEEZ SV TW100
ノーメンテで巻きに一切の違和感ナシ。使い続けて実感したハイパードライブの真価
詳しく見る
川村 光大郎
STEEZ SV TW100
傷だらけの愛機。それでも衰えない、軽く力強い巻き
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FUNE
高槻 慧
アドミラ A・ライトゲームIC
「耐久性」と「巻き心地」の相乗効果がもたらす信頼感
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福田 豊起
バサラIC
初期性能の持続だけじゃない!正確な情報を伝えてくる感度
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北本 茂照
バサラ
ハンパない安心感と信頼感はハイパードライブデザインだからこそ
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SALTWATER
岩城 透Toru Iwaki
product : TIERRA AIR IC
重い仕掛けの高速回収やダブルでスルメが
乗ったときでも快適に巻ける
ハイパードライブデザインが採用されたTIERRA AIR ICは、とにかく巻き上げがスムーズで、巻き上げのノイズが本当に少ない。見た目は前作とほとんど同じなのに中身はまったく違うリールに仕上がっています。重い仕掛けを深いところから高速で回収してもノイズがほとんどない。ゴロゴロ、ゴリゴリしないのですごく快適です。近年は高水温の影響か、ケンサイキイカを狙う場合でもこれまで以上に深場を釣ることが多くなっているので、本当にありがたいですね。
イカが乗ったときも同様です。やはり深場を釣るときは回収の距離も長く、イカを乗せてからも長い距離を巻いてこなければいけない。これまで以上に巻き上げのパワーやトルクが求められる状況にあります。東北エリアでスルメイカを狙うときなどは、ダブルで乗るときも多く、やはり巻き上げのパワーやトルクが求められます。この釣りではパワーを求めてSALTIGAやSALTIGA ICを使う人もいるくらい。でもTIERRA AIR ICならスルメイカがダブルで乗ってもまったく問題ない。リール自体はとても軽いけれどパワーの不足感はないですね。
どんなイカを狙うときでもスッテが2個がついていて、追い乗りさせようと思ったら、1杯乗せたあとにゆっくり巻くのが基本になりますよね? この動作はローギアのリールを使った方がやりやすいのですがローギアは仕掛けの回収が面倒。これまでのハイギアのリールでは、どうしてもパワー不足でした。でもTIERRA AIR ICならトルクフルに巻ける。ハイパードライブデジギア採用によるギアの精度や噛み合わせの向上、ハイパーダブルサポートのおかげだと思います。ゆっくり、しかも軽くパワフルに巻けるようになった、ということは一般のユーザーさんが使ってもすぐに実感できると思います。
巻き上げの軽さ、滑らかさ、パワー感は巻きジャクリをするとよりはっきり感じます。ジギングのワンピッチジャークみたいに動かすわけですが、このときにゴリゴリ、ゴロゴロ感がない。止まっているスッテをパッと動かすときの、巻きの初速に直接的に影響していますね。初速が速ければ速いほどイカが乗ってくる、という状況はとても多く、釣果にも差が出るところだと思います。
最初の製品版のTIERRA AIR ICは1年以上使っています。メンテナンスは釣りが終わってから水洗いするだけ。かなり厳しめに評価しても、初期段階を100とすると80ぐらいの性能を保っていると思います。最低でも年間50回は間違いなくイカメタルをやりますが、以前のモデルと比べるとかなり初期性能が保たれているのは確かですね。
SALTWATER
橋詰 大輔Daisuke Hashizume
product : 月下美人AIR TW PE SPECIAL
巻き感度がとても高い。
ボートメバルでは大きなメリット。
月下美人AIR TW PE SPECIALをボートメバルでのメインリールとして使用しています。軽量プラグや少し重めのジグ単を デッドスローで巻く、というのがボートメバルでの基本的な釣り方。ハイパードライブデザインが採用された月下美人AIR TW PE SPECIALは、とにかく巻きが滑らかで軽い。デッドスローで巻いていても、ギアやベアリングのノイズが一切なくなったような感覚です。 繊細な釣りだからこそ、こうしたノイズがなくなることの恩恵は大きいですね。
ギアの精度、ボディ剛性が高いおかげで巻き感度が凄い。潮の流れの変化を掴みやすく、活性の低いメバルがルアーを追尾してきたときの水流の変化などもしっかり感じ取れます。ボートメバルでは大きなメリットです。ハンドルからダイレクトに伝わってくる感じで、これまで分かりにくかったアタリが分かるようになりました。アタリを感知しやすくなっただけでなく、バイトの仕方まで分かるようになりました。ひとつ上のステージで釣りができる、という印象です。
ボートメバルはライトゲームですが、意外とリールにパワーが求められる場面が多いのも特徴です。巻き上げパワーはボートメバルに関しては必要な要素です。メバルだけでなく、大型のシーバスやクロダイなど 、メインターゲットより大きい魚が掛かる可能性が高い、というのが一番の理由です。メバルに関してもとくに大型になればなるほど、ストラクチャー際だったり、穴の奥だったりと、難しいポジションに定位する傾向があります。掛けた後にストラクチャー際や穴の中から引き離さなければいけないので、巻き始めの力強さ、パワーが必要になります。強引に寄せなければいけないシチュエーションがどうしても出てくるのですが、月下美人AIR TW PE SPECIALならゴリゴリ巻けます。こうした状況で、以前のモデルではボディが若干たわむような感触がありました。ハイパーアームドハウジングのおかげでしょうか、月下美人AIR TW PE SPECIALではたわみが明らかに軽減されています。遊びがない感じです。テクノロジーの進化は凄いですね。
いまのところ耐久性にもまったく不安はないですね。何台か並行して使っていますが、長く使っているものは2年間くらい、メーカーにメンテナンスに出していません。水洗いと注油はしていますが、巻きのゴリ感などはいまのところまったく感じません。初期性能が永く続くということも、やはりハイパードライブデザインの恩恵なのでしょうね。
SALTWATER
住澤 直樹Naoki Sumizawa
product : SALTIGA IC
巻いていてパワーを感じる、
全然違いますよ。
僕がSALTIGA ICを多用するのはライドジギング。ライトジギングではとにかくワンピッチジャークが重要です。最初にハイパードライブデザインの凄さを実感したのは、フリーフォールしてからの一発目の巻き上げとか、速いピッチから普通のピッチへの切り替えのとき。こうしたときの巻きの軽さやスムーズさは、革命的というくらいに衝撃を受けました。150gのジグが100g、120gに感じる、そんな感覚でした。ほぼすべての番手を使いますが、巻きが軽いという性能はすべてのアイテムで実感できます。
どの番手も3年くらいは使っていると思いますが、新品を使ったときの巻き上げの感覚が本当に長続きします。耐久性は凄く高いと思います。メンテナンスはしていますが、故障はもちろん、ちょっとしたゴリ感なども一度も経験したことがありません。
ハイパーアームドハウジングによる剛性感もハイレベルです。ライトジギングとはいえ深場を釣るときは180から210gのジグを使うことも多いのですが、そうした釣りのときでもSALTIGA ICはガッチリしている。ボディ剛性が非常に高いのでものすごい安心感。巻いていてパワーを感じる、全然違いますよ。
SALTIGA ICを使い出してからもフィールド環境は年々変わっています。いい年もあれば、悪い年もありますが、明らかに自分が魚を釣る量が変わっています。増えているんです。もう長いことやっているので、魚の数にはそれほど執着してはいませんが、SALTIGA ICのおかげで明らかに釣りが変わりました。開発担当者に「パターンが増えましたね」と言われるくらい。
自分としてもこれまで10と思っていた感覚は、いまの7くらいかも知れないと思います。それは速巻きのスピードの持続性だったり、疲労感だったり、ということです。ハイパードライブデジギア、ハイパーダブルサポートなど、さまざまなテクノロジーが進化した恩恵だと思います。こうした進化ももう自分の体に染み付いきていて、釣れたパターンの再現性が高くなっています。巻いていてしんどかったり、重さを感じるようではヒットパターンの再現は難しいですからね。
僕自身はシャクリ心地をすごく大事にしています。気持ちよく釣りたいんですね。シャクリ心地を アップしようと思うと、リールに巻き上げの軽さプラス、滑らかさがないと無理。SALTIGA ICの巻き心地は最高レベル。極端な言い方をすると、巻いていて抵抗感がないみたいなときもあります。ノイズもほぼ感じません。こういうことがやりたい、ああいうことがやりたい、ということが自然に出来てしまう。巻きがスムーズで軽い、これにプラスして滑らかさと剛性感がある。変な言葉かも知れませんが、何も感じないリール、という感じ。より自分の手の感覚に近づいた印象です。
SALTWATER
小中 孝浩Takahiro Konaka
product : TIERRA LJ IC
巻き上げの滑らかさと感度、耐久性が絶妙なバランスのギア
激流の中でブリを掛けてもトルク負けしないロープロ系ベイト
これまでのロープロファイル系のリールは樹脂製ボディが多く、ジギングで使うとなると巻き上げのパワーやドラグ力が不足するものが多かったのが事実です。樹脂製ボディは軽量さが魅力ですが、やはり金属製に比べると弱い。だから、いくらギアを強くしてもその真価が発揮できなかった。でも、TIERRA LJ ICはロープロファイル系ながらハイパードライブデザインを採用、ボディもフルアルミ製のハイパーアームドハウジングを搭載しています。見た目は樹脂製ロープロファイルモデルのようですが、剛性感はぜんぜん違います。
私は明石大橋下などの潮流の速いところでTIERRA LJ ICを使って青物ジギングをやったりします。こうした潮が速いフィールドでは300gのジグを使うことも珍しくありません。以前のロープロファイル系のリールでは、巻き上げてくるときの抵抗が大きく、巻き上げ効率が落ちるイメージでしたが、TIERRA LJ ICなら350、400gまで使えるトルクがあります。激流の中でブリを掛けても、TIERRA LJ ICではトルク負けしたことはありません。ドラグ力も最大で10kg出るので、いざというときは止めることもできます。
ハイパードライブデザインのもうひとつの凄いところは感度です。水中の情報を捉える感度が凄く高い。ハイパードライブデジギアの歯が、高感度を生み出す絶妙な大きさと角度に設計されているんです。巻き上げの滑らかさと感度、耐久性をベストバランスで満たしているギアなので、ボディ剛性との相乗効果でもたらされる巻き上げ効率もとても高いのが魅力です。ハンドルに1の入力をしたとき、魚に対して1の出力、プレッシャーを掛けられることが理想と僕は思っていますが、TIERRA LJ ICの巻き上げ効率は限りなく1に近いと感じます。
TIERRA LJ IC は1年以上使っていますが、ギアのノイズはほとんど出ていません。使う頻度が多いので消耗品であるベアリングなどは交換しましたが、ドライブギア、ピニオンギアにはまったく問題がありません。ギアの変化が感じられない、ということはギア自体の材質や耐久性が大事なことはもちろんですが、やはりボディ剛性、ボディの堅牢性も大きいと思います。ボディがヨレたり、たわんだりすると、リールに力がかかったときに接触面が不均一になってギアが削れるんです。 ガッチリしたボディの中に高耐久、高精度なギアが入っているのがTIERRA LJ IC。ハイパードライブデザインが目指す、強く、軽く、滑らかに巻き上げることができる性能が永く続く、という設計思想を実現しているリールだと思います。
SALTWATER
森 浩平Kohei Mori
product : シルバーウルフSV TW PE SPECIAL
ハイパードライブデザインは現場の声を大事にしたモノ作りの結果
僕がチニングでリールに求める第一条件は巻き心地です。ハンドルを通して得られる情報によって固い質のボトムをいち早く見つけ、そこでの流れのヨレや、流れの通っているブレイクを見つけることが釣果に直結するからです。ノイズのある巻き心地のリールだと、ボトムのコツコツなのかリールから出るコツコツなのかが分かりにくくなります。スムーズな巻き心地で高感度であることはとても重要です。 巻き心地という点ではギアだけではなくボディも大切。ギアとボディの組み合わせ、集合体としての巻き心地、剛性が重要です。ハイパードライブデザインを採用しているシルバーウルフSV TW PE SPECIALは僕が求める巻き心地をとても高い次元でクリアしています。
ボディ剛性は力強い巻き上げにも直結します。シルバーウルフSV TW PE SPECIALは高負荷のファイトでもボディのたわみが感じられず、歪みなくしっかりスムーズに巻き上げることが出来ます。また、チヌはもとにいた場所やより深いところに突っ込んでいくような、ファイト時の負荷が抜けにくい引き方をする魚です。そのため、よりボディの剛性、ギアの耐久性が大事です。以前のモデルでは高負荷のファイトをしたときにたわみが感じられたりして不安に思うときもありました。ハイパードライブデザインを採用しているシルバーウルフSV TW PE SPECIALでは、まったく不安がなく快適にファイトを楽しめています。
さらに、シルバーウルフSV TW PE SPECIALで驚くのはギア比です。チニングでは遠投した先で確実なフッキングするためにもハイギアのリールが理想的です。シルバーウルフSV TW PE SPECIAL は、1:8.5のハイギアで巻き取り長さが90cm。それなのに力強く、軽く滑らかに巻ける。従来のモデルではここまでギア比が高くなると、どうしてもノイジーで巻きが重くなっていました。シルバーウルフSV TW PE SPECIALではハイパードライブデザインが採用されたことで、そうした短所がクリアされています。本当にビックリするくらいの巻きの軽さ、力強さです。
ギアの耐久性も素晴らしいと思います。ワンシーズン使っても全然大丈夫。ドライブギアだけでなく、ボディ剛性やピニオンギアの保持方法などが複合的に組み合わさることで耐久性の向上につながっていると思います。ハイパードライブデザインの真価を感じますね。
ハイパードライブデザインはユーザーの声、現場の声を大事にしたモノ作りをしてきた結果だと思います。これからもテクノロジーは進化を続けていくでしょうが、僕たちは現場でやっていることを積極的にフィードバックすることで貢献していきたい。そしてチニングをやっている方たちと進化の恩恵を共有し、楽しんでいきたいですね。
SALTWATER
世良 勇樹Yuki Sera
product : IM ZリミットブレイカーTW HD-C・IM Z TW 200-C
全体的なカッチリ感が向上、
巻き感度、トルクが凄い
私はあらゆるシーバスシーンでIM ZリミットブレイカーTW HD-C、TW 200-Cを使用しています。ハイパードライブデザインが採用されたこれらのリールを使うようになって一番強く感じたのは、全体的なカッチリ感がかなり向上していること。これが大きく感度アップにつながっています。ハンドルに伝わってくる、潮、水の抵抗の変化やルアーの挙動が凄く分かるようになりました。ここは潮流が緩んでいるとか、魚がバイトする直前にルアーの後ろについて来ている違和感などが、リールのハンドルを通して明確に分かります。
情報が増えただけでなく、回転ノイズがなくなってきたことで情報が鮮明に伝わるイメージです。ハイパードライブデザインの各テクノロジーの相乗効果だと思います。とくにハウジングがカッチリしていて、歪みにくい、たわみにくいところが効いていると思います。ボディのたわみが感じられないので巻き上げのトルク感、魚を掛けたあとの巻き感も凄くいい。リミットブレイカーはハンドル1回転100cmを巻き上げるハイギアモデルですがパワー不足はまったく感じません。
東京湾のボートシーバスではシーズンによってはブリなどの大型青物がよくヒットします。こうした魚を相手にする場合、以前は巻き上げる際にパワーロスを感じていました。ボディがたわむことによって1回1回、ハンドルにかなりの重みが伝わってきました。ハイパーアームドハウジングになってからは大きく改善、腕を大きく使うことなく手首だけでしっかりと巻けるようになりました。青物にしっかりプレッシャーを与え続け、圧倒的に早く魚を寄せることができるようになりました。ここまでブラッシュアップできたのは凄いですよね。
耐久性も向上しています。プロガイドという仕事上、毎日のようにリールには水飛沫が被ります。必ず内部に海水が入り込んでしまいます。週に6回、7回、仕事に出るような状況で、昨日は調子が良かったけど、今日はゴリゴリしているでは仕事になりません。こうした状況で一番長いものは2年くらい使っています。1カ月で週末アングラーの約1年分を使いますが、いままでの3倍から4倍ぐらい初期性能が長持ちしています。IM Zはプロガイド、プロアングラーという両方の視点から見ても、真剣に魚と向き合える、集中力を保つことができるフラックシップモデルだと思いますね。
SALTWATER
清水 一成Kazunari Shimizu
product : SALTIGA15・SALTIGA IC
「これなら勝負できる!」
手にした瞬間に確信する感動の巻き心地
ハイパードライブデザインを採用したリールで私が主に使っているのはSALTIGA15とSALTIGA IC。どちらも開発段階から関わらせていただき、細部にわたって現場の声を設計チームと共有してきました。
ハイパードライブデザインの4つのテクノロジーのなかで、コンセプトの根幹を成すのはハイパードライブデジギアの搭載。これは本当に多くのメリットをもたらしていると感じます。とにかく巻きが滑らかで軽いんです。細かいテクノロジーの話などしなくても、手にした瞬間に誰もが実感できる、そんな滑らかさです。そして、その核心がギアなんです。
巻きが滑らかになるとどうなるか。単に心地よいとか疲れにくいということもありますが、実はそれによって集中力が増したり、ロッドワークのつなぎがきれいになったり、感度が向上したりということが大きいんです。このおかげで釣りの精度が劇的に変わり、必然的に釣果も上がりました。
また、巻き上げが軽くなることで、これまでとは比較にならないくらい楽に魚とやり取りできるようになりました。そこにはボディ本体の剛性なども関係しているのですが、それも含めてトータルでの巻き上げ性能を高めているのがハイパードライブデザインコンセプト。使ってもらえば「ギアでこんなに変わるんだ」「これなら勝負できる」ということを確信していただけるはずです。
私の得意な中深海やスロー系の釣りでいうと、たとえば水深300mを超えるアカムツ釣りをはじめ、大きな負荷が掛かる釣りで使い勝手の良さが如実に表われます。水圧やジグの重さに力負けする感覚がないため、いままでは使えなかった世界観のジグもしっかり動かすことができますし、リフト力も全然違う。10kgオーバーのカンパチがヒットしても安心してやり取りできます。
しかもそんな負荷の掛かる条件で、私が4年間酷使して修理はゼロ。普通は使っているうちに多少なりともガタがくるものですが、どこも壊れていません。この耐久性も驚異的です。いろいろな壁を乗り越えて作り込んできた自信のリールですから、皆さんにもぜひ、その巻き心地や感動といったものを実感してもらえたらと思います。
SALTWATER
中井 一誠Issei Nakai
product : 紅牙・紅牙IC
巻くこと自体が快感。
ずっと巻いていたいリールです
タイラバはずっと巻き続ける釣り。だから私自身、日ごろからリールの巻き感はとても大切にしています。たとえば巻いているときにザラつきがあったり、引っ掛かりがあったりするとすごく気になるんですが、ハイパードライブデザインを採用したリール、紅牙や紅牙ICシリーズにはそうしたノイズや違和感がまったくありません。何とも言えない軽さと滑らかさで、巻くこと自体が快感と言っても良いくらいです。
この違いが直接的に釣果を左右するわけではないかもしれませんが、巻きはじめから巻き終わりまで、とにかく巻きが滑らかで心地よいため自然に釣りに集中できる。そういうことが結果として釣果につながっているというのは間違いなくありますね。そもそもギアの噛み合わせが精密でリール自体の感度も良いのですが、そこにアングラーの集中力が加わり、目に見えない部分でも釣果をサポートしてくれる。そんなイメージです。
直接的な部分で言えばギアの歯面が大きく、嚙み合わせも良くなって力強さが増しているため、潮の抵抗やタイラバの重さといった負荷に対して余力があります。また大ダイや青物など不意の大物とのファイトでも力負けせず、主導権は常にこっちにあります。このサイズのリールで大型魚も普通に獲れてしまうのは、けっこうすごいことだと思いますよ。ラインやロッドとのバランスも相まって、ひと昔前の小型両軸リールのイメージを完全に覆していますね。
私の使い方は自分でもけっこう過酷だと思います(笑)。たとえばディープを何日も連続で攻めたりしますが、巻きの滑らかさが変わらない。それをもう長いこと続けていて、ひとつのトラブルもないというのは驚きですね。もちろん使い終わったらしっかり洗って水分を抜いて・・・というメンテナンスは欠かしませんが、それ以上に特別なことはせずとも初期の状態をずっと維持しています。
それにしても、もうこれ以上はないやろ! と思っても毎回新たなテクノロジーが出てきて驚かされますね。このリールが出たときも、最初に手に取った瞬間に「おお!」となり、次にハンドルを回して「何なのこれ?」と。さらに現場に持って行って実際に使ったら「もう全然違うやん!」と。いまでも使うたびに驚かされる巻き心地で、ずっと巻いていたいと思ってしまうほど気に入っています。
BASS
佐々木 勝也Katsuya Sasaki
product : ZILLION TW HD
過酷なビッグベイトゲームにも音を上げない、
唯一無二の強力な味方
僕のベイトリールのメイン機は、ジリオンのヘビーデューティー仕様、22ジリオンTW HDです。
STEEZストラトフォートレス68(SC C68H-ST・SB)に組み合わせて、ビッグベイトやスイムベイトを軸にそして、アンブレラリグやジグストなどにも使っています。このセッティングが一年を通して最も出番の多いヘビータックルですね。
ビッグベイト全般は、魚を掛けたらドラグを使わないパワーファイト。首振り系のリップレスビッグベイトはクイックなハンドル回転で右へ左へと操作する必要があるし、リップ付きビッグベイトは巻きの抵抗が強い。つまりルアー操作からフッキング、ファイトに至るまでの全過程でリールに高負荷が掛かるんです。
こんな釣りに使い続けていたら、通常ならギアが悲鳴をあげてゴリ感などが出てくると思うんですよ。ところが、そんな心配をする必要がないのがジリオンTW HDであり、ハイパードライブデジギアの本領なんです。ターゲットに対して手加減しなくていい強さがそこにあるので、安心して釣りに挑めます。
100mmロングハンドルとEVAノブもお気に入りのポイントです。ノブは通常軽くつまむ感じだと思いますが、しっかりと掴むことができるので、力強く巻くことができます。そのパワフルなハンドルとノブからの入力を受け止めるボディの高い剛性も魅力です。ハイパーアームドハウジングだからこそ、内部のギアに掛かる負担が少ない。そういうことなんだと思います。
これらは巻きの精度の高さにも貢献しています。ギアが滑らかな上に剛性の高いボディで、巻きのスピードがブレず一定速で巻きやすい。これって非常に大切で、ちょっとした違和感が魚に伝わるだけで食ってくれないこともあるんですよ。ただ軽いだけの巻きじゃない。絶妙にしっとりした巻き感は僕の集中力を向上させてくれます。
ハイパードライブデザイン以降、DAIWAベイトリールの進化の度合いは本当に凄い。2年以上もの間、酷使し続けても初期性能に何ら変化が感じられないんですから。ただ僕の場合は釣行回数が多いので、念のためオフシーズンに1回だけオーバーホールしたことはあります。週末だけならの釣りなら、よほどのことがない限り不具合は出ないと思いますよ。
思い出に残るバスとのファイトを振り返ると、このリールだから獲れた、信頼しているリールを使っているからこそ大胆なプレーができてモンスターを手中に収めることができたというシーンが本当に多い。正直な話、ビッグベイトの釣りで他のリールは使いたくない。唯一無二です。僕の中でジリオンTW HDは、ビッグベイト用として100点満点のリールです。
BASS
青木 大介Daisuke Aoki
product : STEEZ SV TW100
ノーメンテで巻きに一切の違和感ナシ。
使い続けて実感したハイパードライブの真価
「自分のメインリールはコレで決まりだな」
これが、私が初めてSTEEZ SV TW100を手にした時の正直な感想です。
このリールを使う以前は、「DAIWAのベイトリールってスプール径がちょっと大きい」と感じていました。先代STEEZはΦ34mmがベースで、ベイトフィネス用(=STEEZ AIR TW)はΦ28mm、CTは30mm。
そこに新たにΦ32mmのSTEEZ SV TW100が加わると聞いて期待していたんですが、その形を見て、持った瞬間「あ、コレだ」と。まずはコンパクトさ、持ち感がいい。そしてキャストしてみれば、スイングした際のスプールの回転感というか、スピード感が自分のフィーリングにマッチしたんです。元々Φ32mmのスプール径を使っていて身体に馴染んでいたというのもあったかもしれませんが、とにかく瞬時に気に入った。その気持ちは今も変わりません。
僕の場合、DAIWAリールを使い始めて、2024年で2年目。手元にあるベイトリールたちはすべて「初期性能を長く持続するための設計思想」であるハイパードライブデザインが採用されています。巻き心地は基本的に、全てが初期性能のまま。ハイパードライブデジギアへの信頼は、STEEZ SV TW100を使う以前から感じていました。
「初期性能がいい」というのはDAIWA製品に限らず、新品のリールなら当たり前のことだと思うんです。使い続けていく中で、その初期性能が持続されていくのか否か。そこが最も大切なことだと思うんですよ。
バスボートはもちろん岸釣りもレンタルボートもひと通りやっている私のリールの使用頻度は尋常ではないと思います。STEEZ SV TW100を使い始めてそろそろ1年が経ちますが、今のところ、メンテナンスもオーバーホールもしていません。ほんの些細な違和感さえ覚えないので、オフシーズンになっても「メンテに出さなきゃ」という気にもなりませんね。
特にギアに関しては、想像以上の仕上がりで、巻き心地に劣化を感じない。普通だったら使っているうちに何らかの異音を発したり、巻きに違和感を覚えたりするものです。が、これだけ使ってゴリゴリどころかシャラシャラさえもない。全くない。これって驚くべきこと。2年前から使っているジリオンSV TWとSTEEZ LTD SV TWも然りです。
DAIWAリールの使用歴がさほど長くない自分ではありますが、ちょうどハイパードライブ化の過渡期にDAIWAベイトリールを使い始めたのは良いタイミングでした。「いまのDAIWAリールってすげェな!」「めっちゃ進化した!」っていう感覚を、多くのユーザーさんと共有できてますからね。
BASS
川村 光大郎Kotaro Kawamura
product : STEEZ SV TW100
傷だらけの愛機。
それでも衰えない、軽く力強い巻き
STEEZ SV TW100を使い始めてまだ1年足らずではありますが、滑らかで力強い巻き心地は、初期から変わりがないですね。何よりハイパードライブデザインが採用されてからのDAIWAベイトリールは、全てが良くなっているのを明らかに実感しています。
最初はジリオンSV TW、そしてSTEEZ LTD SV TW。いずれも使い始めて優に2年を越えましたが、巻き取りの滑らかさ、ガタ感のない力強さにもはや何の不満もありません。STEEZ SV TW100を使い始めたのは去年の11月からですが、全てのポテンシャルが衰える気配がない。これからですね、耐久性の真価に関しては。
以前のリールは、ベイト、スピニング共に初期性能はいつしか衰えていくのが宿命でした。特に僕の場合、陸っぱりでの釣りがメインとなるため、ボートの釣りに比べてタックルを酷使する傾向にあるため(陸っぱりのほうがボートよりも持ち運べるタックルが少ないため、一台のリールを長時間酷使する傾向にあるため)、時間が経てば多少のゴリ感やガタは当たり前のものとして付き合ってきました。
ところがDAIWAリールは、まずスピニングがモノコック構造によって耐久性・初期性能の持続性が飛躍的に向上した。そしてベイトリールも、ハイパードライブデザインによって明らかに進化しました。ちなみに18イグジストはもう5年以上使っているのですが、22イグジストのサブ機として未だにノーメンテで使っているほどです。
このイグジストの例に比べればSTEEZ SV TW100の耐久性を語るにはまだ早いのかもしれません。ですが、ハイパードライブデザインの効果は、ジリオンやLTDですでに実証済み。STEEZ SV TW100も約1年間、初期の滑らかさと力強い巻き上げキープしているのは事実で、先代16 STEEZ SV TWから明らかに進化しているのを実感しています。
バスボートの場合はやわらかいカーペットの上にタックルを置きますが、僕の場合は陸っぱり釣行がメイン。そのためリールはキズ跡が多く、外観はガサガサです。けれど、その見た目とは裏腹にどれも巻き心地はなめらかで、使用感は新品と変わりがない。それが今の、現代のDAIWAベイトリールなんですよ。
それと付け加えておきたいのが、「巻きの軽さ」です。トリガーに1フィンガーを掛けてキャストした後、本来なら2〜3フィンガーに持ち直して巻いたりロッドを操作したりするものですが、僕の場合は、ルアーが着水してすぐに誘い始めるべき釣りでは1フィンガーのまま巻き始めます。スピナーベイトやバズベイト、スイムジグやシャッドテールなどがそれですね。通常、1フィンガーの巻きって力が入りにくいと思うんですよ。ところがSTEEZ SV TW100は巻き上げが軽く、なおかつ力強く巻ける。これがハイパードライブデジギアの底力。僕の強い武器になってくれています。
FUNE
高槻 慧Satoshi Takatsuki
product : アドミラ A・ライトゲームIC
「耐久性」と「巻き心地」の
相乗効果がもたらす信頼感
全国的には電動リールの方が圧倒的に使用率が高いテンヤタチウオですが、東京湾のテンヤタチウオシーンにおいては両軸リールの割合が半数以上。
これは指示ダナが50〜60m前後で手巻きの範囲内ということと、軽さや疲れにくさにメリットを感じるプレイヤーが多くなってきたことに起因しています。
そして、叩いて止める釣り(バイブレーションやトゥイッチ)や叩き続ける釣り(ノンストップ・バイブレーション)といった常にリールに負荷をかけ続けながら巻いていくハードな釣法が東京湾の基本釣法となっているため、テンヤタチウオにおける両軸リールに求められる要素として「耐久性」や「巻き心地」の注目が特に高まっていると感じます。
私が「アドミラ A」や「ライトゲームIC」を愛用し続けている理由もまさにこの2つ。
ハイパードライブデザインが採用され始めてからのリールは、東京湾流のハードな釣り方かつ連日の釣行というタフな状況で長期間使い続けても性能が安定していてとても心強いと感じます。
私はオーバーホールを自分でやるのが趣味の一つだったのですが、正直最近は釣行後の水洗いと軽微なグリスアップだけで済んでしまうので…メンテナンス道具たちの出番が少なくなっていますね笑
また、「耐久性」と併せて特に向上していると感じるのは「巻き心地」。
ヌルヌルとした滑らかさと安定したパワー伝達はギア周りのハイパードライブデジギアの恩恵を感じます。
タチウオのバイトチャンスが増える潮と潮の境目や、その中での居食いといった微細な変化を常に叩きながら巻きながらの状態で感じる必要があるため、竿の手感度と合わせてリールの巻き感度(巻きの中で荷重変化を察知する感度)がとても重要です。
巻き心地が滑らかであればあるほど巻き感度も上がりますし、逆に巻き心地が悪く巻き感度が鈍ると竿の手感度にも大きく影響してしまいます。
これはタチウオに限らずカワハギやマルイカなどテクニカルな釣り物でも同様で、マニアやフリークの方ならかなり気を使うところですよね。
状況の変化を捉えて釣果へ繋げる「巻き心地」、それを長く支え続ける「耐久性」
どちらが欠けてもダメで、両方とも高い水準にあるからこそ相乗効果を生んでいると感じます。
「このリールならずっと使い続けたい」と思えるほどの信頼感、皆様にも感じてもらいたいと思います。
FUNE
福田 豊起Toyoki Fukuda
product : バサラIC
初期性能の持続だけじゃない!
正確な情報を伝えてくる感度
初めてハイパードライブデザイン搭載のバサラを使ったときは、巻きの滑らかさに衝撃を受けました。最初はほかに類を見ない滑らかさとパワーの強さに感心しきりでしたが、使い込んでいくうちにあることが分かりました。
それは手に伝わる情報量の多さです。
ハイパードライブデザインは初期性能が長期間続くという設計思想ですが、実は感度の部分も凄いことが分かったんです。特にやり取り時の情報量が多く、このリールに助けられたシーンが何度もありました。
その情報量とは、水中の魚の向きのイメージ、竿とリールから伝わってくる魚の動きのイメージ、そして巻き上げ中の魚の挙動です。この情報が分かれば、ここは強引にいくところだ、ここは慎重に、といった調整が効くんです。
とくに手に伝わるということが重要なんです。パリパラリンピックの柔道を見ていてビックリしたことがあります。目の不自由な柔道選手がとても見事な柔道をしていて驚きと感動の連続でした。目では見えなくても組み手の手から伝わってくる情報と感覚であのような素晴らしい柔道ができるのだと思いました。
この手に伝わるという感覚は釣りも同じだと思っています。目で感じたことは一度、脳に伝達してから脳から指示が出て手が動きますが、手に伝わったものは直感的にそのままスピーディーで正確な操作が可能なんです。
慣れない人がデカい魚を掛けるとテンパってしまうこともあると思いますが、ハイパードライブデザインの恩恵である手から伝わる情報をもとに、今まで獲れなかったサイズの魚が獲れるようになり、上達の手がかりとなるはずです。
房総のシマアジ狙いではバサラICを特に愛用しています。バラシの多さは沖釣り界トップレベルの難易度のターゲットながら、このリールを使うようになってから劇的にバラシを減らせているのは、ハイパードライブデザインのおかげとも言えます。
ギアの強度、ボディ剛性の高さでもう一踏ん張りしてくれる、そんなパワーも強い味方になってくれます。
ダイワが提唱する「軽さは感度!」につながるハイパードライブデザイン。性能だけでなく、釣りの楽しさまでを向上させてくれていると思います。
バサラICは発売以来使いに使っていますが、初期性能は全くと言っていいほど衰えていません。今後の新たな展開にも期待したいですね。
FUNE
北本 茂照Shigemitu Kitamoto
product : バサラ
ハンパない安心感と信頼感は
ハイパードライブデザインだからこそ
ハイパードライブデザインは簡単に言うと、「強い、滑らか、軽い」という初期性能が長期間にわたって続くというものです。長期間って一体どれくらいの期間なのか? 使用頻度や使用するターゲットによっても変わってくると思います。
バサラ200を使い始めてすでに約3年。大ビラメやマダコなどリールに負荷の掛かる釣りメインに使い倒してきました。まさにガンガン使って使い倒してきましたが、初めて使ったときに感じた「巻きが気持ちいいー!」という感覚は今でも全く変わりません。初期から今まで巻きの滑らかさ、強さ、ドラグ性能に至るまで全く劣化している感じはありませんね。この性能が今では当たり前になっていますが、自分でできる簡単なメンテナンスをしてきただけで3年間も初期性能が続くというのは実は凄いことなんですよね。
とくに我々がする沖釣りでは海水に含まれる塩分は大敵。これによって劣化を早めますが、海水が侵入にしにくい構造でトラブルがないのも気に入っています。
2年前にはこのリールで10.6キロの大ビラメを釣り上げました。このサイズのヒラメのパワーは想像を遥かに超えていて、一瞬で生まれる爆発的なパワーでハリス切れやハリ外れを頻発させます。このときは、優秀なロッドとこのリールのおかけでいち早く大ビラメと察知。かなりの重量と抵抗感にも関わらずブレずに巻き上げられるパワー、そして何よりもヒラメの挙動が分かってすぐに対処できる安心感がありました。海中のイメージ、情報量の多さが、「この魚を獲るために何をすべきか」ということを教えてくれます。結果、暴れさせることなくタモ入れに成功しました。
これはハイパードライブデザインを搭載したバサラだったからこそ獲れたのだと実感しました。かなり使い込んでいますが本当にいい相棒です。滑らかさ、強さ、感度のよさと全てが好バランスなんです。
最近ではアドミラやアドミラAにも搭載されて気に入って使っていますが、これらのリールも3年経ったらまた評価してみたいですね。
これから、どんなリールに採用されていくかと思うと楽しみで仕方ないですよ。