10年以上前のオフショアジギングって「体を鍛えた屈強な男たちの釣り」ってイメージでしたよね。ロッドは硬いしリールは重いし。それが、今では体力を問わずチャレンジできる釣りになりましたし、オフショアジギングで釣りそのものを始める人もいる時代になりました。道具の進化によるものですが、それが今回のCERTATE SWでは、さらに加速した印象を持ちました。もちろん、自分はモノコックボディが搭載された前モデルの21CERTATE SWにも十分感動しました。その上でわかりやすく違いを説明すると、15kgや20kgの魚とファイトする場合、21CERTATE SWではオプションのパワーハンドルをセットしないと体力的に少ししんどく感じることがありました。それがパワードライブデザインを採用した新しいCERTATE SWでは、ノーマルハンドルで十分相手にできるパワーを感じています。もはや満足を通り越して、贅沢な気持ちにすらなっています(笑)。これにパワーハンドルをつけたら、どれほどのパワーを得られるのかと……。自分がメインターゲットとするヒラマサは、瀬や魚礁などラインブレイクのリスクの多いエリアでヒットすることが多い魚です。だからこそ、かけた後にここぞというところで少しでも多く巻けるパワーは、かなり重要です。当たり前の話ですが、ラインがストラクチャーから10㎝でも離れていれば根ズレは起こりません。でも、その10㎝走られるだけで、ストラクチャーにラインがコンタクトして切れてしまうわけです。昔の道具だと、その10㎝分の力をアングラーが持っていなければ魚は獲れませんでした。CERTATE SWは、このパワーを補ってくれます。アングラーの可能性がさらに大きく広がったのではないでしょうか。また、ZAION製パワードライブローターの軽さによる巻き感度の良さと軽快な操作性も、CERTATE SWの大きな利点です。自分がよく行く九州エリアのジギングは、ワンピッチワンジャークが誘いの基本ですが、ロッドを大きくあおってジグを左右に跳ね上げてスライドさせるジャークもあれば、あまりスライドさせずリーリングの巻きと止めのインパクトだけでスピーディーに誘うジャークもあります。どちらがいいかはその時の状況次第です。魚からの反応だけでなく、水深や潮の流れを読んで、自分がイメージしたアクションを出せるジグをチョイスして、ロッドアクションやリーリングの強弱を調整しながら誘いをかけていきますが、確信を持って釣りをするためには、リールからの感度がとても重要です。巻き感度の優れるCERTATE SWの利点は大きいです。また、ローター慣性が働きづらいことで、止めたい時にすぐ止められて、巻きたい時にすぐ巻き出せる。これによってリーリングでジグのアクションにインパクトを与えられますし、より緻密な操作も可能となります。ジギングって体力の釣りと思われがちですが、この釣りの奥深さは、緻密なアクションで誘って食わせるところ。自分にとってCERTATE SWは、ジギングをさらに深めていけるリールです。