存在を忘れてしまうようなリールシートで
ロッドとの一体感を。
ストレスなく、心から釣りを楽しんでもらうことを目指したリールシートの新しい設計思想。それがZERO_SEAT(ゼロシート)です。
リールシートは、ロッドにリールを固定するためだけのパーツと思われがちですが、けっしてそうではありません。
アングラーが実釣中、常に握りつづけているパーツですから、キャストするとき、巻き取るとき、ロッドを操作するとき、アタリを待つとき、アワせるときといった、あらゆるシーンにかかわってきます。
しかも、それぞれのシーンで求められる機能が異なってくるという、ある意味、やっかいなパーツなのです。
とりわけ、手のひらでリールを包み込むように握る(パーミングする)ベイトタックルでは、なおさらです。
たとえば、巻き取るときは安定したホールドが求められる一方、ロッドワークのときは、よりコンパクト、かつダイレクトなタッチが優先されます。
リールシートの握り方も1通りではありません。潮の流れやラインの入射角など、それぞれのシーンに応じて無意識のうちに握り方を変えているはずで、そうしたグリップチェンジにも柔軟に対応する必要があります。
このゼロシートの設計思想に基づいたリールシートを開発するため、私たちは、何度もフィールドに足を運びました。
開発にあたっては、研究室のコンピュータで弾き出した数値も重要ですが、本当に大切な課題はフィールドで見つかると考えているからです。
形状、重量、長さ……それらの最適なバランスを求めて、企画チーム、設計チーム、そしてフィールドの最前線に立つプロスタッフとともに、考え得るあらゆる実釣シーンで徹底的に検証を重ねた結果、それぞれの釣りの特性にマッチした理想的なリールシートのタイプが見えてきました。
そして、それは「キャビティトリガー」というリールシートテクノロジーとなって具現化したのです。
存在を忘れてしまうようなリールシートで、ロッドとの一体感を体感してください。