魚が釣れているときも、釣れていないときも、釣りを楽しくしてくれる。
SMT(スーパー・メタル・トップ)は、金属素材の超弾性チタン合金を釣り竿の穂先に採用した、ダイワ独自のテクノロジーです。
わずかなアタリを手で感じることは当然に、視覚的に目で感じることができる性能を有し、手感度と目感度、双方が求められるカワハギをはじめとする船釣り、イカメタルやタイラバといったソルトゲームなど、様々な竿の穂先素材として採用されています。
魚がエサに食い付けば、竿の穂先が揺れ動くので、それを見て「よし、アタリが来たぞ」と判ります。ですが、アタリが小さければ揺れ幅は小さくなり、察知しづらくなります。だからといって、それを見逃せば、せっかくのチャンスがフイになりかねません。
では、そんな小さなアタリでも、はっきりと目で確認できるようにするには、どうすればいいのか? 単純に、小さなアタリでも大きく曲がる穂先にすれば、判りやすいのではないでしょうか。そのために、穂先をより細くして、かつ曲がりやすい素材を使えばいいのです。加えて、よく曲がる穂先は、魚がエサもしくはルアーに食い付いたときに、スッと追従していくので魚に違和感を与えづらくなります。すると、エサを長い時間、口の中に保持してくれるので、より釣りやすくもなるのです。
とはいえ、穂先を細くするといっても限界はあります。それは単純に折れやすくなるからです。では、破断しないまま、できる限り柔軟で、かつ穂先に必要な他の機能もしっかりと満たせるような素材はないか。そこで、ダイワが注目したのは、超弾性チタン合金。つまり、しなやかで弾性のある金属でした。
金属といえば、硬い、重いというイメージを持つことでしょう。ですが、超弾性チタン合金は、軽量でしなやかによく曲がり、復元力に富み、穂先に必要な条件は満たしつつ、しかも極細にしても、破断強度が高いのです。
加えて、金属ですから、振動の増幅力に優れ、アタリを手に、よりビビッドに伝えてくれます。
つまり、目と手の両面で、アタリがよく判るということなのです。
SMTは、「アタリの表現力が豊かな穂先」だと評されることがあります。ひとつひとつのアタリごとに、微妙に曲がり方が異なり、手にくる振動のニュアンスも違うからです。信じられないかもしれませんが、それによって魚の種類や魚の状態まで判別可能だと語るアングラーも少なくありません。
それだけでなく、SMTがもたらす感度は、アタリはもちろんのこと、水中の水流、底質、ルアーアクションの変化など、さまざまな水中情報を、こと細かに得ることに貢献します。
感度について、こう考えてはどうでしょう? まず、リアルな釣りのシーンをご想像ください。多くの時間は、魚が釣れず、ただ待っている時間を過ごしているはずです。その何もない時間を、何も感じ取れないまま、そのまま過ごし続けるのか。それとも、同じ釣れないにしても、釣るためのいくつものヒントを得ながら、濃密で充実した時間を過ごすのか。
SMTは、魚が釣れているときも、例え、釣れていないときですらも、きっとあなたの釣りを楽しくしてくれることでしょう。
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